三菱マテリアル株式会社 5711
データ取得日: 2026-05-26 | 過去14年分の財務データを掲載
AI 業績サマリー
2. 財務面:直近売上高は1兆9,620億円と前年比27.4%増と大幅に増加したが、営業利益率は1.9%と低く、ROEも5.1%と東証プライム基準に届いていない。自己資本比率は28.5%とやや低く、財務健全性に懸念が残る。PERは9.4倍と割安圏にあるものの、フリーキャッシュフローがマイナスである点は、大型投資によるものか、キャッシュ不足の兆候か注視が必要である。
3. 事業面:金属事業、高機能製品、加工事業、再生可能エネルギー事業などを展開しており、資源循環の推進を経営の重点課題としている。リスクマネジメント体制は整備されているものの、資源枯渇や地球環境問題への対応が事業継続の重要な要素となる。中期経営戦略では、金属資源の循環強化とバリューチェーン全体の成長を目指している。
4. 注目点:売上高成長の一方で、収益性と財務健全性の改善が急務である。中期経営戦略の練り直しに着手しており、外部環境の悪化に対応できる収益構造への転換が今後の焦点となる。資源循環戦略の実行と、それによる経済的価値と社会的価値の両立が、企業価値向上に不可欠である。
English version
※ EDINET DB API が生成・提供する AI要約です。投資判断は必ず一次情報(有価証券報告書・決算短信)をご確認ください。
業績推移
業績予想
| 項目 | 予想値 | 直近通期実績(2025年度) | 増減 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 19,900億円 | 19,621億円 | +1.4% |
| 営業利益 | 360億円 | 371億円 | -3.0% |
| 純利益 | 490億円 | 341億円 | +43.8% |
| EPS | 374.99円 | 260.82円 | +43.8% |
| 1株配当 (DPS) | 116.00円 | 100.00円 | +16.0% |
| 予想PER* | 6.5倍 | 9.4倍 (実績) | — |
| 予想配当利回り* | 4.76% | 4.08% (実績) | — |
※ 業績予想は企業発表値です。期末決算と同時に発表された次期予想です。 * 印は当サイトが PBR×BPS から推定した株価をもとに独自計算した参考指標です。
財務指標(2025年度)
主要指標
収益性
成長性
| 前年比 | 3Y CAGR | 5Y CAGR | |
|---|---|---|---|
| 売上高 | +27.4% | +2.7% | +5.3% |
| 営業利益 | +59.5% | — | — |
| 純利益 | +14.4% | -8.9% | — |
| EPS | +14.4% | -8.9% | — |
安全性
派生指標 参考
* 印は当サイトが EDINET から取得した財務データをもとに独自に計算した参考指標です。 EDINETから直接取得した数値ではないため、実際の市場値や各種データソースの公表値と乖離する場合があります。 投資判断は必ず一次情報をご確認ください。
業種比較 業種: 非鉄金属 日経225内同業 7社
| 指標 | 自社 | 日経225 同業平均 (7社) |
EDINET 全体平均 (34社) |
同業平均との偏差 |
|---|---|---|---|---|
| ROE | 4.9% | 10.4% | 8.8% | -5.47pt |
| PER | 9.4倍 | 16.3倍 | — | -6.91 |
| PBR | 0.47倍 | 1.13倍 | — | -0.66 |
| 配当利回り | 4.08% | 3.27% | — | +0.81pt |
| 配当性向 | 38.3% | 50.7% | — | -12.40pt |
| ROA | 1.4% | 4.9% | — | -3.50pt |
| 売上総利益率 | 8.5% | 15.5% | — | -6.97pt |
| 営業利益率 | 1.9% | 7.0% | 4.2% | -5.07pt |
| 純利益率 | 1.7% | 4.6% | — | -2.84pt |
※「日経225 同業平均」は当サイトで日経225採用銘柄から自前集計した値。 「EDINET 全体平均」は EDINET DB API が返す上場企業全体(中小・赤字含む)の平均で、ROE と営業利益率のみ提供されます。 偏差はパーセンテージポイント(pt)または倍率差。
キャッシュフロー(2025年度)
| 年度 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | フリーCF | 設備投資 | 現金等残高 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2025 | 589億円 | ▲794億円 | ▲132億円 | ▲205億円 | 589億円 | 886億円 |
| 2024 | 514億円 | ▲1,030億円 | 329億円 | ▲516億円 | 879億円 | 1,311億円 |
| 2023 | 452億円 | ▲440億円 | 35億円 | 12億円 | 811億円 | 1,411億円 |
| 2022 | 69億円 | ▲32億円 | ▲51億円 | 37億円 | 815億円 | 1,536億円 |
| 2021 | 784億円 | ▲1,018億円 | 415億円 | ▲233億円 | 815億円 | 1,475億円 |
| 2020 | 675億円 | ▲669億円 | 289億円 | 6億円 | 880億円 | 1,273億円 |
| 2019 | 1,402億円 | ▲862億円 | ▲476億円 | 539億円 | 1,034億円 | 997億円 |
| 2018 | 507億円 | ▲840億円 | ▲110億円 | ▲332億円 | — | 874億円 |
| 2017 | 1,156億円 | ▲266億円 | ▲157億円 | 890億円 | — | 1,326億円 |
| 2016 | 1,187億円 | ▲300億円 | ▲1,205億円 | 887億円 | — | 585億円 |
| 2015 | 1,081億円 | ▲424億円 | ▲423億円 | 657億円 | — | 921億円 |
| 2014 | 1,029億円 | ▲449億円 | ▲693億円 | 581億円 | — | 621億円 |
| 2013 | 1,016億円 | ▲885億円 | ▲363億円 | 131億円 | — | 633億円 |
| 2012 | 915億円 | ▲483億円 | ▲842億円 | 432億円 | — | 695億円 |
※ フリーCF = 営業CF + 投資CF(投資CFは通常マイナス)。設備投資額は絶対値で表示。
損益計算書(2025年度)
| 項目 | 金額 | 売上比 |
|---|---|---|
| 売上高 | 19,621億円 | 100.0% |
| 売上原価 | 17,954億円 | 91.5% |
| 売上総利益 | 1,666億円 | 8.5% |
| 販管費 | 1,295億円 | 6.6% |
| 営業利益 | 371億円 | 1.9% |
| 経常利益 | 602億円 | 3.1% |
| 純利益 | 341億円 | 1.7% |
※ 会計基準: 日本基準 (JP GAAP) / 有報提出日: 2025-06-24 10:08。 売上原価・売上総利益・販管費が「—」の項目は EDINET に該当データが無いことを示します(金融・通信・IFRS企業など)。
貸借対照表(2025年度)
| 項目 | 金額 | 総資産比 |
|---|---|---|
| 資産 | ||
| 総資産 | 23,753億円 | 100.0% |
| 現金等 | 886億円 | 3.7% |
| その他資産 | 22,867億円 | 96.3% |
| 負債・純資産 | ||
| 総負債 | 16,821億円 | 70.8% |
| 有利子負債 | 5,931億円 | 25.0% |
| その他負債 | 10,890億円 | 45.8% |
| 純資産 | 6,933億円 | 29.2% |
| 自己資本 | 5,777億円 | 24.3% |
| うち利益剰余金 | 3,793億円 | 16.0% |
| 非支配株主持分等 | 1,156億円 | 4.9% |
※「その他資産」「その他負債」は EDINET 取得値から計算で算出(その他資産 = 総資産 − 現金等、その他負債 = 総負債 − 有利子負債)。 利益剰余金は自己資本に含まれる内訳項目です。 総資産 = 総負債 + 純資産 が成立しない場合はデータの整合性をご確認ください。
事業規模・コスト構造(2025年度)
※「1人当たり売上」「売上比%」はサイト内で計算した派生指標です。 研究開発費は製造業以外では非開示の場合があります(サービス業・金融業など)。
信用評価履歴 EDINET DB スコア(過去14年分)
※ EDINET DB API が独自の指標と業種ベンチマークから算出するスコア・ランク・コメントです。 S = 90点以上 / A = 75-89点 / B = 60-74点 / C/D = それ未満。
直近の決算短信
| 開示日時 | タイトル | 区分 | 売上高 | 前年比 | 営業利益 | 前年比 | 純利益 | 前年比 | EPS | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-05-13 15:30 | 2026年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結) | Q4 | 18,441億円 | -6.0% | 605億円 | +63.0% | 406億円 | +19.1% | 310.6 | |
| 2026-02-12 15:30 | 2026年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結) | Q3 | 12,845億円 | -13.4% | 274億円 | -15.2% | 364億円 | -26.0% | 278.5 |
業績概況・今後の見通し(2026-05-13 発表分) 約18,956字
qualitative
○添付資料の目次
1.経営成績等の概況 ………………………………………………………………………………………………
2
(1)当期の経営成績の概況 ……………………………………………………………………………………
2
(2)当期の財政状態の概況 ……………………………………………………………………………………
4
(3)利益配分に関する基本方針及び当期・次期の配当 ……………………………………………………
5
2.会計基準の選択に関する基本的な考え方 ……………………………………………………………………
5
3.連結財務諸表及び主な注記 ……………………………………………………………………………………
6
(1)連結貸借対照表 ……………………………………………………………………………………………
6
(2)連結損益計算書及び連結包括利益計算書 ………………………………………………………………
8
連結損益計算書 ……………………………………………………………………………………………
8
連結包括利益計算書 ………………………………………………………………………………………
9
(3)連結株主資本等変動計算書 ………………………………………………………………………………
10
(4)連結キャッシュ・フロー計算書 …………………………………………………………………………
12
(5)連結財務諸表に関する注記事項 …………………………………………………………………………
14
(継続企業の前提に関する注記) …………………………………………………………………………
14
(企業結合等関係) …………………………………………………………………………………………
14
(連結損益計算書関係) ……………………………………………………………………………………
14
(セグメント情報等の注記) ………………………………………………………………………………
15
(1株当たり情報の注記) …………………………………………………………………………………
18
(重要な後発事象の注記) …………………………………………………………………………………
19
1.経営成績等の概況
(1)当期の経営成績の概況
① 当期業績の概況
当連結会計年度における世界経済は、関税政策をはじめとする米国の政策動向や中東情勢の影響等により不透明感が高まるなかで、一部の地域においては景気回復に足踏みがみられるものの、緩やかな持ち直しが続きました。
日本経済は、物価上昇が継続するなかで個人消費マインドの弱含み等もみられましたが、緩やかな回復基調が継続しました。
当社グループを取り巻く事業環境につきましては、自動車関連の需要は緩やかな回復が見られたものの、半導体関連の需要はAI関連を除き低調に推移しました。また、前年度と比べて、銅や金等の価格が上昇した一方で、買鉱条件(TC/RC)の悪化による影響がありました。為替は、米国ドルが上半期は円高基調で、下半期は円安基調で推移しました。このような状況のもと、当社グループは、量から質へ経営の転換を図り、収益性を向上させるべく抜本的構造改革を前倒しで進めてまいりました。
この結果、当連結会計年度は、連結売上高は1兆8,440億53百万円(前年度比6.0%減)、連結営業利益は605億2百万円(同63.0%増)となりました。連結経常利益は、為替差益を計上したことに加えて、持分法による投資利益及び鉱山からの受取配当金が増加したことなどから、975億56百万円(同62.0%増)となりました。また、前年度に計上した持分変動利益の剥落及び抜本的構造改革に伴う減損損失の計上等により、親会社株主に帰属する当期純利益は405億81百万円(同19.1%増)となりました。
② 事業の種類別セグメントの概況
(金属事業)
(単位:億円)
前期
当期
増減(増減率)
売上高
14,336
12,356
△1,979
(△13.8%)
営業利益
231
242
10
(4.8%)
経常利益
411
570
158
(38.6%)
金属事業は、金の生産量の減少等の影響により、前年度と比べて、売上高は減少しました。これに加えて、買鉱条件(TC/RC)の悪化があったものの、銅や金等の価格が上昇したことなどから、営業利益は増加しました。また、鉱山からの受取配当金の増加及び持分法による投資損益の改善等により、経常利益は増加しました。
(高機能製品)
(単位:億円)
前期
当期
増減(増減率)
売上高
5,103
5,858
754
(14.8%)
営業利益
56
210
153
(272.6%)
経常利益
31
200
169
(536.6%)
高機能製品は、銅加工事業において、販売数量が増加したことに加えて、銅価格上昇の影響がありました。また、電子材料事業において、半導体関連製品の一部の需要は緩やかな回復基調が継続しているものの、化成品及びシール製品の販売が減少しました。
以上により、前年度と比べて、売上高、営業利益及び経常利益は増加しました。
(加工事業)
(単位:億円)
前期
当期
増減(増減率)
売上高
1,488
2,347
859
(57.8%)
営業利益
88
164
75
(84.9%)
経常利益
85
149
64
(75.5%)
加工事業は、2024年12月にエイチ・シー・スタルク・ホールディング社を連結子会社化したことにより、前年度と比べて、売上高は増加しました。また、値上げ効果や超硬製品及びタングステン製品の販売増加等により、営業利益及び経常利益は増加しました。
(再生可能エネルギー事業)
(単位:億円)
前期
当期
増減(増減率)
売上高
83
62
△21
(△25.5%)
営業利益
23
10
△13
(△55.9%)
経常利益
26
8
△18
(△69.3%)
再生可能エネルギー事業は、2025年4月に発生した落雷により、安比地熱発電所が操業を停止していたことから、前年度と比べて、売上高及び営業利益は減少しました。これに加えて、持分法による投資利益が減少したことから、経常利益は減少しました。
(その他の事業)
(単位:億円)
前期
当期
増減(増減率)
売上高
1,576
1,400
△176
(△11.2%)
営業利益
54
42
△11
(△21.9%)
経常利益
185
148
△36
(△19.9%)
その他の事業は、合算で、前年度と比べて、売上高及び営業利益は減少しました。これに加えて、持分法による投資利益が減少したことから、経常利益は減少しました。
③ 次期(2027年3月期)の見通し
2027年3月期の連結業績予想につきましては、本日公表の「2026年3月期決算補足説明資料」をご参照ください。
(2)当期の財政状態の概況
当連結会計年度末の総資産は2兆9,997億円となり、前連結会計年度末比6,203億円増加しました。これは、貸付け金地金及び棚卸資産が増加したことなどによるものであります。
負債の部は2兆2,467億円となり、前連結会計年度末比5,606億円増加しました。これは、預り金地金が増加したことなどによるものであります。
当社グループは、キャッシュマネジメントシステムの導入等によるグループ各社における余剰資金の一元管理を図り、資金効率の向上に努めております。この一環として、一部の海外子会社を対象としたグローバルキャッシュマネジメントシステム(ノーショナルプーリング)を導入しており、グローバルベースでの更なる資金効率向上にも取り組んでおります。なお、当連結会計年度末のノーショナルプーリングにおける預入額534億円を現金及び現金同等物、借入額519億円を短期借入金に含めて表示しております。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度の営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前当期純利益及び非資金損益項目である減価償却費の計上、減損損失の調整、棚卸資産の増加等により、396億円の収入(前期比192億円の収入減少)となりました。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度の投資活動によるキャッシュ・フローは、設備投資による支出等により、350億円の支出(前期比443億円の支出減少)となりました。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度の財務活動によるキャッシュ・フローは、社債、コマーシャルペーパーによる調達等により232億円の収入(前期は132億円の支出)となりました。
以上により、換算差額等による増減を加えた結果、当連結会計年度末の現金及び現金同等物の残高は、1,217億円(前期末比331億円の増加)となりました。
なお、当社グループのキャッシュ・フロー関連指標の推移は次のとおりであります。
2022年
3月期
2023年
3月期
2024年
3月期
2025年
3月期
2026年
3月期
自己資本比率(%)
27.5
31.4
30.2
28.5
24.5
時価ベースの
自己資本比率(%)
13.2
14.9
17.6
13.4
21.0
キャッシュ・フロー対
有利子負債比率
93.0
12.5
12.5
10.4
16.9
インタレスト・カバレッジ・レシオ
1.2
7.7
6.6
6.7
4.2
自己資本比率:自己資本/総資産
時価ベースの自己資本比率:株式時価総額/総資産
キャッシュ・フロー対有利子負債比率:有利子負債/キャッシュ・フロー
インタレスト・カバレッジ・レシオ:キャッシュ・フロー/利払い
(注1)各指標は、いずれも連結ベースの財務数値により計算しております。
(注2)株式時価総額は、期末株価終値×期末発行済株式数(自己株式控除後)により算出しております。
(注3)キャッシュ・フローは連結キャッシュ・フロー計算書の営業活動によるキャッシュ・フローを使用しております。
(注4)有利子負債は、連結貸借対照表に計上されている負債のうち利息を支払っている全ての負債を対象としております。また、利払いについては、連結キャッシュ・フロー計算書の利息の支払額を使用しております。
(3)利益配分に関する基本方針及び当期・次期の配当
当社は、定款に基づき取締役会決議により剰余金の配当等を行うこととしております。また、当社は、株主に対する利益還元が経営の最重要目的の一つであるという認識のもと、利益配分については、期間収益、内部留保、財務体質等の経営全般にわたる諸要素を総合的に判断の上、決定する方針としております。
2023年度から2025年度までの利益配分につきましては、配当性向30%を目途に利益還元を行うこととし、自己株式取得については、キャッシュ・フローの状況、株価、及びネットD/Eレシオ等の財務規律を踏まえ、機動的に行うことを検討することとしております。
この方針に基づき、当事業年度の配当金につきましては、当事業年度の期間収益及び営業キャッシュ・フローの実績等を踏まえ、2026年5月13日開催の取締役会の決議により期末配当を1株当たり50円とし、中間配当の50円と合わせ、1株当たり100円(前年度は100円)となりました。
2026年度から2028年度までを対象とする中期経営戦略期間中の利益配分については、安定的な配当の継続を重視して、DOE2.5%を目途に配当を行います。自己株式取得については、キャッシュ・フローの状況、株価、および財務規律を踏まえ、機動的に行うことを検討してまいります。
この方針に基づき、次事業年度の配当金につきましては、1株当たり116円(中間配当58円、期末配当58円)を予定しております。
2.会計基準の選択に関する基本的な考え方
当社グループは、連結財務諸表の期間比較可能性及び企業間の比較可能性を考慮し、当面は、日本基準で連結財務諸表を作成する方針であります。
なお、IFRS(国際財務報告基準)の適用につきましては、諸情勢を考慮しながら、適切に対応していく方針であります。
3.連結財務諸表及び主な注記
(1)連結貸借対照表
(単位:百万円)
前連結会計年度
(2025年3月31日)
当連結会計年度
(2026年3月31日)
資産の部
流動資産
現金及び預金
91,605
123,019
受取手形
23,309
25,508
売掛金
171,045
198,349
商品及び製品
151,718
203,710
仕掛品
141,312
184,670
原材料及び貯蔵品
190,399
221,644
貸付け金地金
463,727
813,829
保管金地金
129,505
138,579
その他
102,212
156,364
貸倒引当金
△530
△682
流動資産合計
1,464,306
2,064,993
固定資産
有形固定資産
建物及び構築物(純額)
154,987
159,206
機械装置及び運搬具(純額)
157,529
143,976
土地(純額)
88,908
88,727
建設仮勘定
22,609
23,703
その他(純額)
19,801
18,919
有形固定資産合計
443,836
434,533
無形固定資産
のれん
23,577
19,599
その他
28,210
27,341
無形固定資産合計
51,788
46,940
投資その他の資産
投資有価証券
310,772
330,663
長期貸付金
33,886
35,124
退職給付に係る資産
25,282
32,980
繰延税金資産
24,919
22,317
その他
24,494
32,301
貸倒引当金
△766
△770
投資その他の資産合計
418,590
452,616
固定資産合計
914,215
934,090
繰延資産
開業費
887
661
繰延資産合計
887
661
資産合計
2,379,409
2,999,744
(単位:百万円)
前連結会計年度
(2025年3月31日)
当連結会計年度
(2026年3月31日)
負債の部
流動負債
支払手形及び買掛金
99,426
123,608
短期借入金
308,345
281,845
コマーシャル・ペーパー
-
70,000
1年内償還予定の社債
-
30,000
未払法人税等
4,396
8,710
賞与引当金
11,920
14,930
棚卸資産処分損失引当金
772
862
預り金地金
773,036
1,239,178
その他
99,435
102,853
流動負債合計
1,297,333
1,871,989
固定負債
社債
100,000
110,000
長期借入金
184,753
160,225
繰延税金負債
14,985
18,972
再評価に係る繰延税金負債
7,667
7,664
関係会社事業損失引当金
73
69
環境対策引当金
14,120
13,078
役員退職慰労引当金
422
429
株式給付引当金
456
476
退職給付に係る負債
41,208
38,791
その他
25,112
25,069
固定負債合計
388,798
374,776
負債合計
1,686,132
2,246,766
純資産の部
株主資本
資本金
119,457
119,457
資本剰余金
81,745
81,745
利益剰余金
379,339
406,922
自己株式
△2,828
△2,788
株主資本合計
577,714
605,338
その他の包括利益累計額
その他有価証券評価差額金
7,894
12,127
繰延ヘッジ損益
972
3,315
土地再評価差額金
15,670
15,623
為替換算調整勘定
57,698
74,045
退職給付に係る調整累計額
17,300
25,661
その他の包括利益累計額合計
99,535
130,773
非支配株主持分
16,026
16,866
純資産合計
693,276
752,978
負債純資産合計
2,379,409
2,999,744
(2)連結損益計算書及び連結包括利益計算書
(連結損益計算書)
(単位:百万円)
前連結会計年度
(自 2024年4月1日
至 2025年3月31日)
当連結会計年度
(自 2025年4月1日
至 2026年3月31日)
売上高
1,962,076
1,844,053
売上原価
1,795,431
1,645,083
売上総利益
166,645
198,969
販売費及び一般管理費
129,526
138,466
営業利益
37,118
60,502
営業外収益
受取利息
4,415
3,694
受取配当金
20,197
23,491
持分法による投資利益
17,539
21,201
為替差益
-
5,735
固定資産賃貸料
3,824
4,200
その他
2,640
2,714
営業外収益合計
48,618
61,038
営業外費用
支払利息
8,771
9,490
鉱山残務整理費用
4,170
4,136
固定資産賃貸費用
2,741
2,728
固定資産除却損
2,090
1,913
為替差損
2,572
-
その他
5,154
5,715
営業外費用合計
25,501
23,983
経常利益
60,235
97,556
特別利益
事業譲渡益
-
2,400
投資有価証券売却益
3,927
2,253
持分変動利益
7,649
-
その他
1,084
1,078
特別利益合計
12,661
5,731
特別損失
減損損失
13,494
30,335
特別退職金
444
2,612
その他事業構造改革費用
-
3,989
環境対策引当金繰入額
4,510
-
その他
4,483
4,548
特別損失合計
22,933
41,487
税金等調整前当期純利益
49,963
61,801
法人税、住民税及び事業税
9,392
14,038
法人税等調整額
214
748
法人税等合計
9,606
14,787
当期純利益
40,357
47,013
非支配株主に帰属する当期純利益
6,280
6,432
親会社株主に帰属する当期純利益
34,076
40,581
(連結包括利益計算書)
(単位:百万円)
前連結会計年度
(自 2024年4月1日
至 2025年3月31日)
当連結会計年度
(自 2025年4月1日
至 2026年3月31日)
当期純利益
40,357
47,013
その他の包括利益
その他有価証券評価差額金
△2,251
2,106
繰延ヘッジ損益
△1,808
2,555
土地再評価差額金
△218
-
為替換算調整勘定
241
12,437
退職給付に係る調整額
6,998
7,695
持分法適用会社に対する持分相当額
1,739
6,759
その他の包括利益合計
4,699
31,554
包括利益
45,056
78,568
(内訳)
親会社株主に係る包括利益
36,835
71,865
非支配株主に係る包括利益
8,221
6,702
(3)連結株主資本等変動計算書
前連結会計年度(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)
(単位:百万円)
株主資本
資本金
資本剰余金
利益剰余金
自己株式
株主資本合計
当期首残高
119,457
81,745
358,569
△
2,898
556,875
当期変動額
剰余金の配当
△
12,692
△
12,692
親会社株主に帰属する
当期純利益
34,076
34,076
土地再評価差額金の取崩
△
10
△
10
連結範囲の変動
△
604
△
604
自己株式の取得
△
20
△
20
自己株式の処分
△
0
90
90
株主資本以外の項目の
当期変動額(純額)
当期変動額合計
-
△
0
20,769
69
20,838
当期末残高
119,457
81,745
379,339
△
2,828
577,714
その他の包括利益累計額
非支配株主
持分
純資産合計
その他
有価証券
評価差額金
繰延ヘッジ
損益
土地再評価
差額金
為替換算
調整勘定
退職給付
に係る
調整累計額
その他の
包括利益
累計額合計
当期首残高
9,751
3,262
16,063
57,567
10,123
96,766
31,981
685,623
当期変動額
剰余金の配当
△
12,692
親会社株主に帰属する
当期純利益
34,076
土地再評価差額金の取崩
△
10
連結範囲の変動
△
604
自己株式の取得
△
20
自己株式の処分
90
株主資本以外の項目の
当期変動額(純額)
△
1,857
△
2,289
△
392
131
7,177
2,768
△
15,954
△
13,185
当期変動額合計
△
1,857
△
2,289
△
392
131
7,177
2,768
△
15,954
7,653
当期末残高
7,894
972
15,670
57,698
17,300
99,535
16,026
693,276
当連結会計年度(自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)
(単位:百万円)
株主資本
資本金
資本剰余金
利益剰余金
自己株式
株主資本合計
当期首残高
119,457
81,745
379,339
△
2,828
577,714
当期変動額
剰余金の配当
△
13,084
△
13,084
親会社株主に帰属する
当期純利益
40,581
40,581
土地再評価差額金の取崩
46
46
連結範囲の変動
40
40
自己株式の取得
△
22
△
22
自己株式の処分
△
0
62
62
株主資本以外の項目の
当期変動額(純額)
当期変動額合計
-
△
0
27,583
40
27,623
当期末残高
119,457
81,745
406,922
△
2,788
605,338
その他の包括利益累計額
非支配株主
持分
純資産合計
その他
有価証券
評価差額金
繰延ヘッジ
損益
土地再評価
差額金
為替換算
調整勘定
退職給付
に係る
調整累計額
その他の
包括利益
累計額合計
当期首残高
7,894
972
15,670
57,698
17,300
99,535
16,026
693,276
当期変動額
剰余金の配当
△
13,084
親会社株主に帰属する
当期純利益
40,581
土地再評価差額金の取崩
46
連結範囲の変動
40
自己株式の取得
△
22
自己株式の処分
62
株主資本以外の項目の
当期変動額(純額)
4,233
2,343
△
46
16,346
8,361
31,238
839
32,077
当期変動額合計
4,233
2,343
△
46
16,346
8,361
31,238
839
59,701
当期末残高
12,127
3,315
15,623
74,045
25,661
130,773
16,866
752,978
(4)連結キャッシュ・フロー計算書
(単位:百万円)
前連結会計年度
(自 2024年4月1日
至 2025年3月31日)
当連結会計年度
(自 2025年4月1日
至 2026年3月31日)
営業活動によるキャッシュ・フロー
税金等調整前当期純利益
49,963
61,801
減価償却費
45,503
47,494
のれん償却額
1,781
2,392
貸倒引当金の増減額(△は減少)
△103
136
環境対策引当金の増減額(△は減少)
1,997
△1,042
退職給付及び役員退職慰労引当金の増減額(△は減少)
△3,075
△3,718
受取利息及び受取配当金
△24,613
△27,185
支払利息
8,771
9,490
為替差損益(△は益)
901
319
持分法による投資損益(△は益)
△17,539
△21,201
持分変動利益
△7,649
-
固定資産売却損益(△は益)
△119
133
固定資産除却損
2,090
1,913
減損損失
13,494
30,335
投資有価証券売却損益(△は益)
△3,917
△718
投資有価証券評価損益(△は益)
1,146
50
売上債権の増減額(△は増加)
14,029
△23,265
棚卸資産の増減額(△は増加)
△47,155
△117,669
金地金売却による収入
149,985
209,927
金地金購入による支出
△129,699
△150,161
その他の流動資産の増減額(△は増加)
4,531
△2,200
仕入債務の増減額(△は減少)
3,709
18,802
未払費用の増減額(△は減少)
△2,078
△4,527
その他の流動負債の増減額(△は減少)
△9,057
4,306
その他の固定負債の増減額(△は減少)
1,641
△879
その他
△4,957
△5,547
小計
49,583
28,985
利息及び配当金の受取額
26,268
29,517
利息の支払額
△8,773
△9,490
法人税等の支払額又は還付額(△は支払)
△8,189
△9,337
営業活動によるキャッシュ・フロー
58,889
39,674
(単位:百万円)
前連結会計年度
(自 2024年4月1日
至 2025年3月31日)
当連結会計年度
(自 2025年4月1日
至 2026年3月31日)
投資活動によるキャッシュ・フロー
有形固定資産の取得による支出
△56,077
△48,897
有形固定資産の売却による収入
431
1,055
無形固定資産の取得による支出
△4,212
△2,748
有価証券及び投資有価証券の取得による支出
△367
△8,576
有価証券及び投資有価証券の売却による収入
13,997
3,447
投資有価証券の払戻による収入
12,292
15,151
子会社株式の取得による支出
△4,733
-
連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出
△33,646
△1,245
連結の範囲の変更を伴う子会社株式の売却による収入
1,903
-
事業譲渡による収入
-
2,400
貸付けによる支出
△3,407
△330
貸付金の回収による収入
877
1,214
その他
△6,439
3,499
投資活動によるキャッシュ・フロー
△79,383
△35,030
財務活動によるキャッシュ・フロー
短期借入金の純増減額(△は減少)
41,528
48,823
長期借入れによる収入
16,049
10,301
長期借入金の返済による支出
△43,390
△124,594
社債の発行による収入
20,000
40,000
社債の償還による支出
△10,000
-
コマーシャル・ペーパーの増減額(△は減少)
△15,000
70,000
自己株式の取得による支出
△20
△22
配当金の支払額
△12,692
△13,084
非支配株主への配当金の支払額
△7,493
△6,531
その他
△2,189
△1,647
財務活動によるキャッシュ・フロー
△13,208
23,244
現金及び現金同等物に係る換算差額
2,280
5,365
現金及び現金同等物の増減額(△は減少)
△31,421
33,255
現金及び現金同等物の期首残高
131,143
88,642
連結の範囲の変更に伴う現金及び現金同等物の増減額(△は減少)
△11,079
△148
現金及び現金同等物の期末残高
88,642
121,749
(5)連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(企業結合等関係)
(企業結合に係る暫定的な会計処理の確定)
2024年12月17日に行われたエイチ・シー・スタルク・ホールディング社との企業結合について、前連結会計年度に暫定的な会計処理を行っておりましたが、当連結会計年度に確定しております。
この暫定的な会計処理の確定に伴い、当連結会計年度の連結財務諸表に含まれる比較情報において取得原価の当初配分額に重要な見直しが反映されております。
この結果、暫定的に算定されたのれんの金額27,319百万円は、会計処理の確定により9,245百万円減少し、18,073百万円となっております。のれんの減少は、有形固定資産が5,392百万円、無形固定資産のその他が7,916百万円、固定負債が4,063百万円増加したことによるものであります。また、前連結会計年度末の有形固定資産は5,392百万円、無形固定資産のその他は7,916百万円、固定負債は4,063百万円それぞれ増加し、のれんは9,245百万円減少しております。
なお、のれんの償却期間は20年、のれん以外の無形固定資産のその他に計上された顧客関連資産の償却期間は20年、技術関連資産の償却期間は10年です。
(連結損益計算書関係)
1.減損損失
(資産のグルーピングの方法)
当社グループは、報告セグメントを基礎に、主として製品群別または拠点別を単位として資産をグルーピングしております。
また、遊休資産等については、個々の資産単位で区分しております。
なお、セグメントに与える影響は当該箇所に記載しております。
(減損損失を認識した資産グループの概要)
用途
場所
種類
減損損失
(百万円)
金属事業用資産
福島県いわき市
建物、機械装置等
20,361
高機能製品用資産
フィンランド ポリ ほか
機械装置、のれん等
7,303
加工事業用資産
インドネシア 西ジャワ州 ほか
建物、機械装置等
1,699
再生可能エネルギー
事業用資産
秋田県鹿角市
建設仮勘定
629
その他の事業用資産
静岡県駿東郡
建物等
2
賃貸資産
青森県三戸郡
建物、土地等
103
遊休資産
福島県いわき市 ほか
機械装置、工具、器具及び備品等
236
合計
30,335
(減損損失の認識に至った経緯)
事業用資産のうち、製品の市場価格の下落、市況の低迷等により収益性が著しく下落している資産グループ、事業の終了を決定した資産グループについて、帳簿価額を回収可能価額まで減額しております。また、遊休資産等のうち、市場価格の下落等により回収可能価額が帳簿価額を下回るものについて、帳簿価額を回収可能価額まで減額しております。当該事業用資産及び遊休資産等の帳簿価額の減少額を減損損失(30,335百万円)として特別損失に計上しております。
・勘定科目毎の減損損失の内訳
建物 4,020百万円、構築物 875百万円、機械装置 17,104百万円、建設仮勘定 2,636百万円、土地 280百万円、のれん4,587百万円、ソフトウェア仮勘定 597百万円、その他 234百万円
(回収可能価額の算定方法)
回収可能価額は、正味売却価額または使用価値により測定をしております。正味売却価額については、その時価の重要性が高いものについては不動産鑑定評価額、それ以外のものについては固定資産税評価額等から算定しております。使用価値については、将来キャッシュ・フローを主として10.0%で割り引いて算定しております。
(小名浜製錬株式会社で計上されている固定資産の評価)
小名浜製錬株式会社については、1965年に日本初の共同銅製錬所である小名浜製錬所の操業を開始して以来、設備の拡張・更新・改良を行いながら、60年以上にわたって一次原料である銅精鉱を主原料として電気銅を生産してまいりました。しかし、銅製錬事業を取り巻く外部環境は、海外製錬会社との競争が激化する中、鉱山会社から銅精鉱を購入する際の条件(TC/RC)が大幅に悪化しており、今後の見通しも不透明な状況にあります。こうした中、同社は、一部の工程を停止して固定費を削減するなどのコスト削減対策を実施し、収益性の確保に努めてまいりましたが、このたび当社は、抜本的構造改革の一環として、2027年3月末を目途に同社小名浜製錬所における銅精鉱の処理及びこれに関連する製錬設備の稼働を停止することを決定しました。
これに伴い、当該資産グループから得られる割引前将来キャッシュ・フローの総額と帳簿価額とを比較した結果、割引前将来キャッシュ・フローが帳簿価額を下回ったことから、減損損失の測定において、帳簿価額を回収可能価額まで減額し20,236百万円の減損損失を計上しております。
(ルバタ社で計上されているのれんの評価)
ルバタ社は国際財務報告基準を適用しており、のれんを含む資金生成単位グループについては、減損の兆候の有無にかかわらず、毎期減損テストを実施し、回収可能価額が帳簿価額を下回る場合には、帳簿価額を回収可能価額まで減額し、当該減少額を減損損失として認識しております。回収可能価額は、使用価値と処分コスト控除後の公正価値のいずれか高い方の金額としております。
当連結会計年度における減損テストを実施した結果、回収可能価額が帳簿価額を下回ったことから、減損損失を4,587百万円計上しました。これは、主に銅価格上昇に伴う運転資本の増加によって、帳簿価額が増加した結果、減損損失を認識したことによるものです。
2.その他事業構造改革費用
2027年3月末を目途とする小名浜製錬株式会社の銅精鉱の処理および関連する製錬設備の稼働停止の決定に伴い、同社が保有する貯蔵品のうち今後使用見込みのないものについて評価損を計上したものであります。
(セグメント情報等の注記)
【セグメント情報】
1.報告セグメントの概要
(1) 報告セグメントの決定方法
当社の報告セグメントは、当社の構成単位のうち分離された財務諸表が入手可能であり、取締役会が経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものであります。
当社は、社内カンパニー制度を導入しており、各カンパニー及び事業室は、取り扱う製品・サービスについて国内及び海外の包括的な戦略を立案し、事業活動を展開しております。
したがって、当社は、社内カンパニーを基礎とした製品・サービス別のセグメントから構成されており、「金属事業」、「高機能製品」、「加工事業」、「再生可能エネルギー事業」の4つを報告セグメントとしております。
(2) 各報告セグメントに属する製品及びサービスの種類
各事業の主要製品は次のとおりであります。
① 金属事業 非鉄金属製錬(銅、金、銀、鉛、錫、パラジウム、硫酸等)、家電リサイクル
② 高機能製品 銅加工品、電子材料
③ 加工事業 超硬製品
④ 再生可能エネルギー事業 再生可能エネルギー
2.報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、その他の項目の金額の算定方法
報告されている事業セグメントの会計処理の方法は、連結財務諸表作成のために採用している会計処理の方法と同一であります。
報告セグメントの利益は、経常利益ベースの数値であります。
セグメント間の内部収益及び振替高は市場実勢価格に基づいております。
3.報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、その他の項目の金額に関する情報
前連結会計年度(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)
(単位:百万円)
報告セグメント
その他
の事業
計
調整額
連結
財務諸表
計上額
金属
事 業
高機能
製 品
加工
事 業
再生可能
エネルギー
事 業
売上高
(1)外部顧客への売上高
1,202,272
491,914
144,221
8,336
115,331
1,962,076
-
1,962,076
(2)セグメント間の内部売上高又は振替高
231,360
18,443
4,583
0
42,339
296,726
△
296,726
-
計
1,433,633
510,358
148,804
8,337
157,670
2,258,803
△
296,726
1,962,076
セグメント利益
41,167
3,156
8,537
2,609
18,551
74,021
△
13,786
60,235
セグメント資産
1,288,709
395,900
308,059
55,829
291,676
2,340,175
39,233
2,379,409
その他の項目
減価償却費
14,061
13,024
10,841
2,192
986
41,105
4,398
45,503
のれんの償却
-
548
1,228
-
4
1,781
-
1,781
受取利息
3,838
300
601
3
83
4,826
△
411
4,415
支払利息
2,698
3,757
954
408
736
8,555
216
8,771
持分法による投資利益
1,490
1,157
-
812
14,079
17,539
-
17,539
持分法適用会社への投資額
88,197
5,040
264
5,205
186,524
285,232
△
1,188
284,043
有形固定資産及び無形固定資産の増加額
19,015
18,055
12,740
1,921
3,958
55,690
3,187
58,878
(注)1.その他の事業には、セメント関連、エンジニアリング関連等を含んでおります。
2.セグメント利益の調整額△13,786百万円にはセグメント間取引消去△2,453百万円、各報告セグメントに配分していない全社費用△11,332百万円が含まれております。全社費用は主に報告セグメントに帰属しない一般管理費、基礎的試験研究費及び金融収支であります。
3.セグメント資産の調整額39,233百万円には、セグメント間取引消去△88,444百万円、各報告セグメントに配分していない全社資産127,677百万円が含まれております。全社資産は、主に報告セグメントに帰属しない管理部門に係る資産及び基礎的試験研究に係る資産であります。
4.前連結会計年度のセグメント情報は、「注記事項(企業結合等関係)」に記載の暫定的な会計処理の確定による取得原価の当初配分額の重要な見直しが反映された後の金額により開示しております。
5.有形固定資産及び無形固定資産の増加額には、企業結合による資産の増加は含めておりません。
6.有形固定資産及び無形固定資産の増加額の調整額3,187百万円は、主にDX推進部、イノベーションセンターの設備投資額であります。
7.セグメント利益は、連結損益計算書の経常利益と調整を行っております。
当連結会計年度(自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)
(単位:百万円)
報告セグメント
その他
の事業
計
調整額
連結
財務諸表
計上額
金属
事 業
高機能
製 品
加工
事 業
再生可能
エネルギー
事 業
売上高
(1)外部顧客への売上高
940,464
567,972
230,591
6,202
98,822
1,844,053
-
1,844,053
(2)セグメント間の内部売上高又は振替高
295,179
17,845
4,150
7
41,210
358,393
△
358,393
-
計
1,235,643
585,817
234,741
6,210
140,033
2,202,446
△
358,393
1,844,053
セグメント利益
57,066
20,093
14,980
802
14,856
107,798
△
10,241
97,556
セグメント資産
1,786,173
452,986
342,884
55,846
277,275
2,915,165
84,578
2,999,744
その他の項目
減価償却費
11,929
12,524
15,229
2,085
1,132
42,900
4,594
47,494
のれんの償却
-
488
1,902
-
2
2,392
-
2,392
受取利息
2,983
295
680
12
58
4,029
△
335
3,694
支払利息
2,380
4,175
2,836
484
262
10,139
△
649
9,490
持分法による投資利益
7,429
2,145
556
603
10,467
21,201
-
21,201
持分法適用会社への投資額
99,785
6,520
1,304
5,179
189,780
302,571
△
1,263
301,307
有形固定資産及び無形固定資産の増加額
19,718
14,802
12,065
3,229
2,074
51,891
3,091
54,982
(注)1.その他の事業には、セメント関連、エンジニアリング関連等を含んでおります。
2.セグメント利益の調整額△10,241百万円にはセグメント間取引消去△385百万円、各報告セグメントに配分していない全社費用△9,856百万円が含まれております。全社費用は主に報告セグメントに帰属しない一般管理費、基礎的試験研究費及び金融収支であります。
3.セグメント資産の調整額84,578百万円には、セグメント間取引消去△100,132百万円、各報告セグメントに配分していない全社資産184,711百万円が含まれております。全社資産は、主に報告セグメントに帰属しない管理部門に係る資産及び基礎的試験研究に係る資産であります。
4.有形固定資産及び無形固定資産の増加額の調整額3,091百万円は、主にDX推進部、イノベーションセンターの設備投資額であります。
5.セグメント利益は、連結損益計算書の経常利益と調整を行っております。
【報告セグメントごとの固定資産の減損損失に関する情報】
前連結会計年度(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)
(単位:百万円)
報告セグメント
その他
の事業
計
全社・
消去
合計
金属
事 業
高機能
製 品
加工
事 業
再生可能
エネルギー
事 業
減損損失
114
12,906
384
-
53
13,459
34
13,494
(注)減損損失の調整額34百万円は、主に共用資産の減損であります。
当連結会計年度(自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)
(単位:百万円)
報告セグメント
その他
の事業
計
全社・
消去
合計
金属
事 業
高機能
製 品
加工
事 業
再生可能
エネルギー
事 業
減損損失
20,361
7,451
1,699
635
2
30,150
185
30,335
(注)減損損失の調整額185百万円は、主に遊休資産の減損であります。
(1株当たり情報の注記)
前連結会計年度
(自 2024年4月1日
至 2025年3月31日)
当連結会計年度
(自 2025年4月1日
至 2026年3月31日)
1株当たり純資産額
5,183.34円
5,633.05円
1株当たり当期純利益
260.82円
310.56円
(注)1.役員報酬BIP信託が保有する当社株式を、1株当たり純資産額の算定上、期末発行済株式総数から控除する自己株式に含めております。自己株式の期末株式数は前連結会計年度830千株、当連結会計年度812千株であり、このうち役員報酬BIP信託が保有する当社株式の期末株式数は前連結会計年度184千株、当連結会計年度159千株であります。
2.潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、潜在株式が存在しないため記載しておりません。
3.1株当たり当期純利益の算定上の基礎は、以下のとおりであります。
前連結会計年度
(自 2024年4月1日
至 2025年3月31日)
当連結会計年度
(自 2025年4月1日
至 2026年3月31日)
1株当たり当期純利益
親会社株主に帰属する当期純利益(百万円)
34,076
40,581
普通株主に帰属しない金額(百万円)
-
-
普通株式に係る親会社株主に帰属する当期
純利益(百万円)
34,076
40,581
期中平均株式数(千株)
130,653
130,671
(注)役員報酬BIP信託が保有する当社株式を、1株当たり当期純利益の算定上、期中平均株式数の計算において控除する自己株式に含めております。自己株式の期中平均株式数は前連結会計年度836千株、当連結会計年度818千株であり、このうち役員報酬BIP信託が保有する当社株式の期中平均株式数は前連結会計年度193千株、当連結会計年度168千株であります。
(重要な後発事象の注記)
(退職給付制度の移行)
当社は、2026年4月に退職一時金制度の一部について確定拠出年金制度へ移行し、「退職給付制度間の移行等に関する会計処理」(企業会計基準適用指針第1号)を適用しております。
本移行に伴い、翌連結会計年度において特別利益11,033百万円を計上する見込みであります。
(セグメント区分の変更)
当社は、2025年11月26日開催の取締役会において、2026年度以降を対象とする中期経営戦略(2026~2028年度)を決議いたしました。
当該中期経営戦略においては、2026年4月1日付で、組織再編を行い、リサイクル原料の集荷・処理から、伸銅品やタングステン素材の製造までを「マテリアル領域」とし、さらに川下に加工を進めた超硬製品や高機能製品の製造を「プロダクト領域」と位置付け、それぞれのグローバル展開を加速します。
マテリアル領域では、関連事業を集約することで、二次原料製錬や資源循環ループ、タングステンリサイクルの拡大を推進します。プロダクト領域では、高付加価値な製品やソリューションの提供を通じて収益性の向上を図ります。資源事業では、鉱山投資を通じてマテリアル領域で使用する銅精鉱の安定調達や、安定した収益基盤の構築に貢献いたします。再生可能エネルギー事業では、地熱・水力・太陽光を中心とした多様な電源を組み合わせ、安定供給と脱炭素の両立を図るエネルギー基盤として展開いたします。
これに伴い、報告セグメントの区分を従来の「金属事業」、「高機能製品」、「加工事業」及び「再生可能エネルギー事業」から、「マテリアル領域」、「プロダクト領域(超硬製品事業)」、「プロダクト領域(高機能製品事業)」、「資源事業」及び「再生可能エネルギー事業」に変更することといたしました。
なお、変更後のセグメント区分による当連結会計年度の報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産及びその他の項目の金額に関する情報は以下のとおりであります。
当連結会計年度(自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)
(単位:百万円)
報告セグメント
その他
の事業
計
調整額
連結
財務諸表
計上額
マテリアル領域
プロダクト領域
資源事業
再生可能
エネルギー
事 業
超硬製品
事業
高機能製品
事業
売上高
(1)外部顧客への売上高
1,375,270
142,875
219,834
-
6,202
99,869
1,844,053
-
1,844,053
(2)セグメント間の内部売上高又は振替高
51,739
4,394
14,700
-
7
43,583
114,425
△114,425
-
計
1,427,010
147,269
234,534
-
6,210
143,453
1,958,478
△114,425
1,844,053
セグメント利益
44,849
15,148
5,533
28,670
802
15,057
110,061
△12,504
97,556
セグメント資産
1,994,926
219,788
222,573
123,907
55,846
279,388
2,896,430
103,314
2,999,744
その他の項目
減価償却費
19,881
10,608
8,741
392
2,085
1,191
42,900
4,594
47,494
のれんの償却
926
976
488
-
-
2
2,392
-
2,392
受取利息
779
613
256
2,305
12
61
4,029
△335
3,694
支払利息
5,416
795
2,410
770
484
262
10,139
△649
9,490
持分法による投資利益
3,232
-
2,145
5,302
603
10,467
21,751
△549
21,201
持分法適用会社への投資額
53,422
-
6,520
47,294
5,179
189,780
302,198
△890
301,307
有形固定資産及び無形固定資産の増加額
28,010
8,868
9,658
5
3,229
2,119
51,891
3,091
54,982
(注)1.その他の事業には、セメント関連、エンジニアリング関連等を含んでおります。
2.セグメント利益の調整額△12,504百万円にはセグメント間取引消去△2,648百万円、各報告セグメントに配分していない全社費用△9,856百万円が含まれております。全社費用は主に報告セグメントに帰属しない一般管理費、基礎的試験研究費及び金融収支であります。
3.セグメント資産の調整額103,314百万円には、セグメント間取引消去△81,396百万円、各報告セグメントに配分していない全社資産184,711百万円が含まれております。全社資産は、主に報告セグメントに帰属しない管理部門に係る資産及び基礎的試験研究に係る資産であります。
4.有形固定資産及び無形固定資産の増加額の調整額3,091百万円は、主にDX推進部、イノベーションセンターの設備投資額であります。
5.セグメント利益は、連結損益計算書の経常利益と調整を行っております。
出典: 決算短信PDF(外部リンク)
財務データ推移
| 年度 | 売上高 | 営業利益 | 純利益 | 総資産 | 純資産 | EPS | 配当 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2025 | 19,621億円 | 371億円 | 341億円 | 23,753億円 | 6,933億円 | 260.8 | 100.0 |
| 2024 | 15,406億円 | 233億円 | 298億円 | 21,676億円 | 6,856億円 | 228.1 | 94.0 |
| 2023 | 16,259億円 | 501億円 | 203億円 | 18,918億円 | 6,289億円 | 155.6 | 50.0 |
| 2022 | 18,118億円 | 527億円 | 450億円 | 21,250億円 | 6,558億円 | 344.6 | 90.0 |
| 2021 | 14,851億円 | 266億円 | 244億円 | 20,355億円 | 6,144億円 | 186.7 | 50.0 |
| 2020 | 15,161億円 | 380億円 | ▲729億円 | 19,041億円 | 5,860億円 | -556.3 | 80.0 |
| 2019 | 16,630億円 | 369億円 | — | 19,383億円 | 7,233億円 | — | 80.0 |
| 2018 | 15,995億円 | 728億円 | 346億円 | 20,111億円 | 7,685億円 | 264.2 | 80.0 |
| 2017 | 13,041億円 | 598億円 | 284億円 | 18,969億円 | 7,102億円 | 216.4 | 60.0 |
| 2016 | 14,179億円 | 704億円 | 613億円 | 17,934億円 | 6,450億円 | 46.8 | 10.0 |
| 2015 | 15,173億円 | 719億円 | 561億円 | 18,982億円 | 6,295億円 | — | 8.0 |
| 2014 | 14,148億円 | — | 526億円 | 17,785億円 | 5,257億円 | — | 6.0 |
| 2013 | 12,873億円 | — | 369億円 | 18,118億円 | 4,662億円 | — | 4.0 |
| 2012 | 14,408億円 | — | 96億円 | 17,519億円 | 4,091億円 | 7.3 | 2.0 |
事業の状況(有価証券報告書より)
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※ 出典: EDINET DB API より取得した有価証券報告書(2025年度)。 全文は 金融庁 EDINET でご確認ください。
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