トヨタ自動車株式会社 7203

輸送用機器 USGAAP 健全性: A (78点)

データ取得日: 2026-05-24 | 過去14年分の財務データを掲載

AI 業績サマリー 生成: 2026-04-18 / claude-opus-4-6-v2
1. 概要:トヨタ自動車は、売上高は増加傾向にあるものの、利益面では減益となっている。PERは割安圏にあり、ROEも高い水準を維持しているが、認証問題や諸経費の増加が課題となっている。

2. 財務面:直近売上高は48兆367億円と増加傾向(前年比+6.5%)だが、直近純利益は4兆7,650億円と減少(前期比△3.6%)。営業利益率も10.0%と標準的な水準。自己資本比率は38.4%と標準的だが、純資産は毎年増加しており、内部留保は着実に蓄積されている。PERは7.3倍と市場平均を大幅に下回り割安圏であり、ROEは13.6%と東証プライム基準をクリアしている。

3. 事業面:自動車事業を中心に、金融事業、情報通信事業等も展開。自動車市場の競争激化や需要変動、顧客ニーズへの対応がリスク要因。経営方針としては「トヨタ基本理念」を掲げ、モビリティカンパニーへの変革を目指し、技術開発や基盤づくりに取り組んでいる。生産年齢人口の減少を見据え、生産性向上と働きやすさの向上を目的とした「未来工場」プロジェクトも推進している。

4. 注目点:認証不正問題の影響や諸経費の増加が利益を圧迫しており、コスト管理の徹底と信頼回復が急務。モビリティカンパニーへの変革に向けた取り組みが、今後の収益にどう貢献するかが焦点となる。
English version
Toyota Motor Corporation shows increasing sales but declining profitability. The PER is in the undervalued range and ROE maintains a high level, though certification issues and rising expenses present challenges. Recent sales of 48.0367 trillion increased 6.5% YoY, but net profit of 4.765 trillion declined 3.6% QoQ. Operating margin stands at 10.0%, equity ratio at 38.4%, and net assets grow annually with steady retained earnings accumulation. PER of 7.3x is well below market average indicating undervaluation, while ROE of 13.6% meets the Tokyo Prime standard. The company operates automotive, financial, and information/communications businesses. Key risks include intensifying competition and changing customer needs. Management pursues transformation into a mobility company through technology development and the "Future Factory" project to boost productivity. Authentication fraud issues and cost control remain urgent priorities.

※ EDINET DB API が生成・提供する AI要約です。投資判断は必ず一次情報(有価証券報告書・決算短信)をご確認ください。

業績推移

業績予想 次期通期予想(2026-05-08 発表)

項目 予想値 直近通期実績(2025年度) 増減
売上高 510,000億円 480,367億円 +6.2%
営業利益 30,000億円 47,956億円 -37.4%
純利益 30,000億円 47,651億円 -37.0%
EPS 251.25円 359.56円 -30.1%
1株配当 (DPS) 100.00円 90.00円 +11.1%
予想PER* 10.4倍 7.3倍 (実績)
予想配当利回り* 3.82% 3.43% (実績)

※ 業績予想は企業発表値です。期末決算と同時に発表された次期予想です。 * 印は当サイトが PBR×BPS から推定した株価をもとに独自計算した参考指標です。

財務指標(2025年度)

主要指標

ROE 13.6%
PER 7.3倍
PBR 0.95倍
配当利回り 3.43%
配当性向 25.0%

収益性

ROA 5.1%
売上総利益率
営業利益率 10.0%
純利益率 9.9%

成長性

前年比 3Y CAGR 5Y CAGR
売上高 +6.5% +15.2% +10.0%
営業利益 -10.4%
純利益 -3.6% +18.7%
EPS -1.7% +20.6%

安全性

自己資本比率 38.4%
流動比率 126.0%
D/Eレシオ 1.08倍

派生指標 参考

時価総額* 341,286億円
ネットキャッシュ* ▲298,105億円
Net Debt/EBITDA* 4.23倍
EV/EBITDA* 9.1倍
FCFマージン* -1.0%
DOE* 3.27%

* 印は当サイトが EDINET から取得した財務データをもとに独自に計算した参考指標です。 EDINETから直接取得した数値ではないため、実際の市場値や各種データソースの公表値と乖離する場合があります。 投資判断は必ず一次情報をご確認ください。

業種比較 業種: 輸送用機器 日経225内同業 11社

指標 自社 日経225 同業平均
(11社)
EDINET 全体平均
(84社)
同業平均との偏差
ROE 13.6% 7.2% 4.0% +6.35pt
PER 7.3倍 16.6倍 -9.29
PBR 0.95倍 0.94倍 +0.01
配当利回り 3.43% 3.81% -0.38pt
配当性向 25.0% 34.5% -9.49pt
ROA 5.1% 3.2% +1.88pt
売上総利益率 21.0%
営業利益率 10.0% 6.4% 2.6% +3.57pt
純利益率 9.9% 3.8% +6.15pt

※「日経225 同業平均」は当サイトで日経225採用銘柄から自前集計した値。 「EDINET 全体平均」は EDINET DB API が返す上場企業全体(中小・赤字含む)の平均で、ROE と営業利益率のみ提供されます。 偏差はパーセンテージポイント(pt)または倍率差。

キャッシュフロー(2025年度)

営業CF 36,969億円
投資CF ▲41,897億円
財務CF 1,972億円
設備投資 21,349億円
現金等残高 89,824億円
年度 営業CF 投資CF 財務CF フリーCF 設備投資 現金等残高
2025 36,969億円 ▲41,897億円 1,972億円 ▲4,928億円 21,349億円 89,824億円
2024 42,064億円 ▲49,988億円 24,976億円 ▲7,924億円 20,109億円 94,121億円
2023 29,551億円 ▲15,989億円 ▲562億円 13,562億円 16,059億円 75,170億円
2022 37,226億円 ▲5,775億円 ▲24,665億円 31,451億円 13,431億円 61,137億円
2021 27,272億円 ▲46,842億円 27,392億円 ▲19,570億円 12,933億円 51,009億円
2020 35,906億円 ▲31,509億円 3,971億円 4,398億円 13,930億円 44,122億円
2019 37,666億円 ▲26,972億円 ▲5,408億円 10,694億円 14,659億円 37,065億円
2018 42,231億円 ▲36,601億円 ▲4,491億円 5,630億円 32,196億円
2017 35,685億円 ▲29,699億円 ▲3,752億円 5,985億円 31,493億円
2016 44,609億円 ▲31,825億円 ▲4,236億円 12,783億円 29,394億円
2015 36,858億円 ▲38,135億円 3,060億円 ▲1,277億円 22,846億円
2014 36,460億円 ▲43,362億円 9,195億円 ▲6,902億円 20,412億円
2013 24,513億円 ▲30,273億円 4,772億円 ▲5,760億円 17,183億円
2012 14,524億円 ▲14,427億円 ▲3,553億円 98億円 16,792億円

※ フリーCF = 営業CF + 投資CF(投資CFは通常マイナス)。設備投資額は絶対値で表示。

損益計算書(2025年度)

項目 金額 売上比
売上高 480,367億円 100.0%
売上原価
売上総利益
販管費 47,825億円 10.0%
営業利益 47,956億円 10.0%
経常利益 45,380億円 9.4%
純利益 47,651億円 9.9%

※ 会計基準: 米国基準 (US GAAP) / 有報提出日: 2025-06-18 15:30。 売上原価・売上総利益・販管費が「—」の項目は EDINET に該当データが無いことを示します(金融・通信・IFRS企業など)。

貸借対照表(2025年度)

項目 金額 総資産比
資産
総資産 936,014億円 100.0%
現金等 89,824億円 9.6%
その他資産 846,189億円 90.4%
負債・純資産
総負債 576,765億円 61.6%
有利子負債 387,929億円 41.4%
その他負債 188,836億円 20.2%
純資産 359,248億円 38.4%
自己資本 359,248億円 38.4%
うち利益剰余金 358,412億円 38.3%

※「その他資産」「その他負債」は EDINET 取得値から計算で算出(その他資産 = 総資産 − 現金等、その他負債 = 総負債 − 有利子負債)。 利益剰余金は自己資本に含まれる内訳項目です。 総資産 = 総負債 + 純資産 が成立しない場合はデータの整合性をご確認ください。

事業規模・コスト構造(2025年度)

従業員数 383,853人 1人当たり売上 1.25億円
研究開発費 13,265億円 売上比 2.76%
減価償却費 22,512億円 売上比 4.69%

※「1人当たり売上」「売上比%」はサイト内で計算した派生指標です。 研究開発費は製造業以外では非開示の場合があります(サービス業・金融業など)。

信用評価履歴 EDINET DB スコア(過去14年分)

健全性スコア (2025年度) 78点 ランク A
業種ベンチマーク 強みが多いが、一部改善の余地がある 強み 2項目 / 弱み 0項目
直近の評価コメントを見る (2025年度)

信用評価

純資産が毎年増加。内部留保が着実に蓄積されている

投資評価

PER 7.3倍で割安圏。複数の好材料あり

※ EDINET DB API が独自の指標と業種ベンチマークから算出するスコア・ランク・コメントです。 S = 90点以上 / A = 75-89点 / B = 60-74点 / C/D = それ未満。

直近の決算短信

開示日時タイトル区分売上高前年比 営業利益前年比 純利益前年比EPS PDF
2026-05-08 13:55 2026年3月期 決算短信〔IFRS〕(連結) Q4 506,850億円 +5.5% 37,662億円 -21.5% 38,481億円 -19.2% 295.3 PDF
2026-02-06 14:00 2026年3月期 第3四半期決算短信〔IFRS〕(連結) Q3 380,876億円 +6.8% 31,967億円 -13.1% 30,309億円 -26.1% 232.6 PDF
業績概況・今後の見通し(2026-05-08 発表分) 約19,821字

qualitative.htm
【目次】
添付資料
経営成績等の概況   ………………………………………………………………………………………  2
1.経営成績の概況 …………………………………………………………………………………  2
2.財政状態の概況 …………………………………………………………………………………  4
3.次期の業績見通し ………………………………………………………………………………  5
会計基準の選択に関する基本的な考え方   ……………………………………………………………  6
連結財務諸表   ……………………………………………………………………………………………  7
1.連結財政状態計算書 ……………………………………………………………………………  7
2.連結損益計算書及び連結包括利益計算書 ……………………………………………………  9
3.連結持分変動計算書 …………………………………………………………………………… 11
4.連結キャッシュ・フロー計算書 ……………………………………………………………… 12
5.連結財務諸表に関する注記事項 ……………………………………………………………… 13
(1)継続企業の前提に関する注記 …………………………………………………………… 13
(2)セグメント情報 …………………………………………………………………………… 13
(3)売却目的で保有する資産 ………………………………………………………………… 22
(4)1株当たり情報 …………………………………………………………………………… 23
(5)重要な後発事象 …………………………………………………………………………… 24
補足資料
経営成績等の概況
1.経営成績の概況
業績の状況
トヨタは、「もっといいクルマをつくろうよ」という軸のもと、長年の「商品と地域を軸にした経営」を通じて、フルラインアップの商品とグローバルな事業基盤を構築してきました。それらの基盤を活かして、当期も、安全・品質の徹底をはじめとする「足場固め」の取り組みを進めながら、世界各地のお客様にいいクルマをお届けする努力を重ねてきました。
そして、多様なモビリティのご提供を通じて「幸せを量産する」という当社の使命を果たすべく、Toyota Mobility Conceptのもと、モビリティカンパニーへの変革に向けた様々な技術開発や基盤づくりに取り組んできました。
このような状況の中で、当連結会計年度における日本、海外を合わせた自動車の連結販売台数は、959万5千台と、前連結会計年度に比べて23万2千台(2.5%)の増加となりました。日本での販売台数については、208万2千台と、前連結会計年度に比べて9万1千台(4.6%)増加しました。海外においても、751万3千台と、前連結会計年度に比べて14万2千台(1.9%)の増加となりました。
当連結会計年度の業績については、次のとおりです。
営業収益
50兆6,849億円

前期比増減
2兆6,482億円

5.5
%


営業利益
3兆7,662億円

前期比増減
△1兆293億円

△21.5
%


税引前利益
5兆1,529億円

前期比増減
△1兆2,615億円

△19.7
%


親会社の所有者に
帰属する当期利益
3兆8,480億円

前期比増減
△9,169億円

△19.2
%


なお、営業利益の主な増減要因は、次のとおりです。
営業面の努力
7,100億円
為替変動の影響
△1,950億円
原価改善の努力
△1,200億円
諸経費の増減・低減努力
△2兆300億円
その他
6,057億円
事業別セグメントの状況
(1)自動車事業
営業収益は45兆4,177億円と、前連結会計年度に比べて2兆2,178億円(5.1%)の増収となりましたが、営業利益は2兆7,770億円と、前連結会計年度に比べて1兆1,632億円(29.5%)の減益となりました。営業利益の減益は、諸経費の増加などによるものです。
(2)金融事業
営業収益は4兆8,571億円と、前連結会計年度に比べて3,759億円(8.4%)の増収となり、営業利益は8,517億円と、前連結会計年度に比べて1,682億円(24.6%)の増益となりました。営業利益の増益は、米国の販売金融子会社において、金利スワップ取引の評価益が増加したことなどによるものです。
(3)その他の事業
営業収益は1兆6,514億円と、前連結会計年度に比べて2,042億円(14.1%)の増収となりましたが、営業利益は1,320億円と、前連結会計年度に比べて491億円(27.1%)の減益となりました。
所在地別の状況
(1)日本
営業収益は22兆741億円と、前連結会計年度に比べて2,150億円(1.0%)の増収となりましたが、営業利益は2兆3,210億円と、前連結会計年度に比べて8,300億円(26.3%)の減益となりました。営業利益の減益は、諸経費の増加などによるものです。
(2)北米
営業収益は21兆796億円と、前連結会計年度に比べて1兆7,793億円(9.2%)の増収となりましたが、営業利益は前連結会計年度に比べて3,013億円減少し、1,925億円の損失となりました。営業利益の減少は、諸経費の増加などによるものです。
(3)欧州
営業収益は6兆7,011億円と、前連結会計年度に比べて3,877億円(6.1%)の増収となりましたが、営業利益は3,577億円と、前連結会計年度に比べて578億円(13.9%)の減益となりました。営業利益の減益は、為替変動の影響などによるものです。
(4)アジア
営業収益は9兆2,713億円と、前連結会計年度に比べて2,833億円(3.2%)の増収となりましたが、営業利益は8,698億円と、前連結会計年度に比べて266億円(3.0%)の減益となりました。営業利益の減益は、為替変動の影響などによるものです。
(5)その他の地域 (中南米、オセアニア、アフリカ、中東)
営業収益は4兆7,589億円と、前連結会計年度に比べて2,377億円(5.3%)の増収となり、営業利益は3,289億円と、前連結会計年度に比べて763億円(30.2%)の増益となりました。営業利益の増益は、営業面の努力などによるものです。
2.財政状態の概況
財政状態の状況
当連結会計年度末における財政状態については、次のとおりです。
総資産は
105兆5,223億円
と、前連結会計年度末に比べて
11兆9,209億円

12.7%)の増加
となりました。負債は
64兆5,022億円
と、前連結会計年度末に比べて
7兆7,798億円

13.7%)の増加
となりました。資本は
41兆200億円
と、前連結会計年度末に比べて
4兆1,411億円

11.2%)の増加
となりました。
キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は12兆6,596億円と、前連結会計年度末に比べて3兆6,772億円(40.9%)の増加となりました。
当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況と、前連結会計年度に対するキャッシュ・フローの増減は、次のとおりです。
営業活動によるキャッシュ・フロー
当連結会計年度の営業活動によるキャッシュ・フローは、5兆4,729億円の資金の増加となり、前連結会計年度が3兆6,969億円の増加であったことに比べて、1兆7,759億円の増加となりました。
投資活動によるキャッシュ・フロー
当連結会計年度の投資活動によるキャッシュ・フローは、1兆5,203億円の資金の減少となり、前連結会計年度が4兆1,897億円の減少であったことに比べて、2兆6,694億円の減少幅の縮小となりました。
財務活動によるキャッシュ・フロー
当連結会計年度の財務活動によるキャッシュ・フローは、5,366億円の資金の減少となり、前連結会計年度が1,972億円の増加であったことに比べて、7,338億円の減少となりました。
また、当連結会計年度のセグメントを区分したキャッシュ・フローの状況については、次のとおりです。
自動車等セグメント
営業活動によるキャッシュ・フローが5兆4,793億円の資金の増加、投資活動によるキャッシュ・フローが149億円の資金の増加、財務活動によるキャッシュ・フローが1兆7,605億円の資金の減少となりました。
金融セグメント
営業活動によるキャッシュ・フローが337億円の資金の減少、投資活動によるキャッシュ・フローが1兆4,783億円の資金の減少、財務活動によるキャッシュ・フローが1兆1,942億円の資金の増加となりました。
3.次期の業績見通し
トヨタは、2024年および2025年において、認証問題や余力不足と正面から向き合い、足場固めに取り組んできました。その結果、安全・品質が徹底され、余力創出が進み、生産も安定しました。一方で、人への投資や未来への投資の拡大に加え、米国関税の影響も重なり、足元では、損益分岐台数が大きく上昇しています。
この課題に対応すべく、全社一丸となった取り組みを開始しました。すべての地域・本部・カンパニーで、固定費の見直しや、原価改善・営業面の努力などによる収益の積み増しを進めるとともに、従業員一人ひとりが仕事のやり方を見直し、ムダのない正味作業を追求することで、生産性を一層向上させていきます。
このような状況の中、現時点における2027年3月期 (2026年4月1日から2027年3月31日) の連結業績の見通しにつきましては、以下のとおりです。なお、為替レートは、通期平均で1米ドル=150円、1ユーロ=180円を前提としています。
連結業績の見通し (通期)
営業収益
51兆円
(前期比増減率        0.6%)
営業利益
3兆円
(前期比増減率     △20.3%)
税引前利益
4兆2,300億円
(前期比増減率     △17.9%)
親会社の所有者に
帰属する当期利益
3兆円
(前期比増減率     △22.0%)
上記見通しは、トヨタが現在入手している情報を基礎とした判断および仮定に基づいており、判断や仮定に内在する不確定性および今後の事業運営や内外の状況変化等による変動可能性に照らし、将来におけるトヨタの実際の業績と大きく異なる可能性があります。
なお、上記の不確定性および変動可能性を有する要素は多数あり、以下のようなものが含まれます。

日本、北米、欧州、アジアおよびトヨタが営業活動を行っているその他の国の自動車市場に影響を与える経済情勢、市場の需要ならびにそれらにおける競争環境

為替相場 (主として日本円、米ドル、ユーロ、豪ドル、加ドルおよび英国ポンドの相場) 、株価および金利の変動

金融市場における資金調達環境の変動および金融サービスにおける競争激化

効果的な販売・流通を実施するトヨタの能力

経営陣が設定したレベル、またはタイミングどおりに生産効率の実現と設備投資を実施するトヨタの能力

トヨタが営業活動を行っている市場内における法律、規制の変更およびその他の政府行為で、トヨタの事業に影響を与えるもの
(特にリコール等改善措置を含む安全性、環境保全、自動車排出ガスおよび燃費効率に関する法律・規制および政府行為、ならびに関税およびその他の貿易政策)、ならびに現在・将来の訴訟やその他の法的手続き、当局手続きおよび調査

トヨタが営業活動を行っている市場内における政治的および経済的な不安定さ

タイムリーに顧客のニーズに対応した新商品を開発し、それらが市場で受け入れられるようにするトヨタの能力

ブランド・イメージの毀損

仕入先への部品供給の依存

原材料価格の上昇

デジタル情報技術および情報セキュリティへの依存

トヨタが材料、部品、資材などを調達し、自社製品を製造、流通、販売する主な市場における、燃料供給の不足、電力・交通機能のマヒ、ストライキ、作業の中断、または労働力確保が中断されたり、困難である状況など

生産および販売面への影響を含む、自然災害および感染症の発生・蔓延、不安定な政治・
経済、燃料供給の不足、社会基盤の障害、戦争、テロ、ストライキなどによる様々な影響

気候変動および低炭素経済への移行の影響

有能で多様な人材を確保・維持する能力
以上の要素およびその他の変動要素全般に関する詳細については、当社の有価証券報告書または米国証券取引委員会に提出された年次報告書 (フォーム20-F) をご参照ください。
会計基準の選択に関する基本的な考え方
当社は、資本市場における財務情報の国際的な比較可能性の向上等を目的として、2021年3月期第1四半期よりIFRSを任意適用しています。
連結財務諸表
1.連結財政状態計算書
(単位:百万円)
前連結会計年度
(2025年3月31日)
当連結会計年度
(2026年3月31日)
資産
流動資産
現金及び現金同等物
8,982,404
12,659,622
営業債権及びその他の債権
3,679,722
3,795,986
金融事業に係る債権
11,453,249
13,478,474
その他の金融資産
6,935,759
3,982,445
棚卸資産
4,598,232
5,134,996
未収法人所得税
216,528
235,425
その他の流動資産
1,212,783
1,520,330
小計
37,078,676
40,807,277
売却目的で保有する資産

2,016,804
流動資産合計
37,078,676
42,824,081
非流動資産
持分法で会計処理されている投資
5,798,051
5,342,548
金融事業に係る債権
22,171,786
25,488,182
その他の金融資産
9,882,841
11,135,799
有形固定資産
土地
1,428,122
1,351,625
建物
6,170,063
6,284,907
機械装置
16,621,243
17,509,377
賃貸用車両及び器具
8,051,945
9,705,647
建設仮勘定
1,596,145
1,719,808
小計
33,867,518
36,571,364
減価償却累計額及び減損損失
累計額<控除>
△18,533,826
△19,504,000
有形固定資産合計
15,333,693
17,067,365
使用権資産
583,068
901,232
無形資産
1,363,266
1,392,755
繰延税金資産
517,869
555,596
その他の非流動資産
872,101
814,773
非流動資産合計
56,522,674
62,698,250
資産合計
93,601,350
105,522,331
(単位:百万円)
前連結会計年度
(2025年3月31日)
当連結会計年度
(2026年3月31日)
負債
流動負債
営業債務及びその他の債務
5,527,347
5,856,945
有利子負債
15,829,516
17,581,104
未払費用
1,827,933
2,112,571
その他の金融負債
1,869,117
2,384,008
未払法人所得税
505,500
711,675
品質保証に係る負債
1,965,748
2,097,943
引当金
413,352
431,191
その他の流動負債
1,495,707
1,735,034
小計
29,434,220
32,910,472
売却目的で保有する資産に直接関連する負債

694,547
流動負債合計
29,434,220
33,605,019
非流動負債
有利子負債
22,963,363
25,624,365
その他の金融負債
435,594
1,157,413
退職給付に係る負債
1,019,568
1,022,483
繰延税金負債
1,659,433
1,584,505
引当金
301,103
498,463
その他の非流動負債
909,156
1,010,015
非流動負債合計
27,288,217
30,897,244
負債合計
56,722,437
64,502,263
資本
資本金
397,050
397,050
資本剰余金
492,368
456,742
利益剰余金
35,841,218
38,709,858
その他の資本の構成要素
3,610,133
4,544,019
売却目的で保有する資産に関連する
その他の包括利益

266,596
自己株式
△4,415,943
△4,455,410
親会社の所有者に帰属する持分合計
35,924,826
39,918,854
非支配持分
954,088
1,101,214
資本合計
36,878,913
41,020,068
負債及び資本合計
93,601,350
105,522,331
2.連結損益計算書及び連結包括利益計算書
連結損益計算書
(単位:百万円)
前連結会計年度
(2025年3月31日に
終了した1年間)
当連結会計年度
(2026年3月31日に
終了した1年間)
営業収益
商品・製品売上収益
43,598,877
45,865,949
金融事業に係る金融収益
4,437,827
4,819,003
営業収益合計
48,036,704
50,684,952
売上原価並びに販売費及び
一般管理費
売上原価
35,510,157
39,141,418
金融事業に係る金融費用
2,948,509
3,079,794
販売費及び一般管理費
4,782,452
4,697,524
売上原価並びに販売費及び
一般管理費合計
43,241,118
46,918,736
営業利益
4,795,586
3,766,216
持分法による投資損益
591,219
552,742
その他の金融収益
556,700
594,243
その他の金融費用
△190,711
△86,746
為替差損益<純額>
705,292
400,780
その他<純額>
△43,497
△74,239
税引前利益
6,414,590
5,152,996
法人所得税費用
1,624,835
1,167,234
当期利益
4,789,755
3,985,761
当期利益の帰属
親会社の所有者
4,765,086
3,848,098
非支配持分
24,670
137,664
当期利益
4,789,755
3,985,761
(単位:円)
1株当たり親会社の所有者に帰属する
当期利益
基本的および希薄化後
359.56
295.25
連結包括利益計算書
(単位:百万円)
前連結会計年度
(2025年3月31日に
終了した1年間)
当連結会計年度
(2026年3月31日に
終了した1年間)
当期利益
4,789,755
3,985,761
その他の包括利益(税効果考慮後)
純損益に振り替えられることのない項目
その他の包括利益を通じて公正価値で
測定する金融資産の公正価値変動
102,129
351,684
確定給付制度の再測定
△109,598
101,352
持分法で会計処理されている投資の
その他の包括利益に対する持分相当額
△63,213
22,331
合計
△70,682
475,366
純損益に振り替えられる可能性のある
項目
在外営業活動体の為替換算差額
△827,848
946,309
その他の包括利益を通じて公正価値で
測定する金融資産の公正価値変動
31,158
△53,181
持分法で会計処理されている投資の
その他の包括利益に対する持分相当額
121,340
161,450
合計
△675,349
1,054,578
その他の包括利益(税効果考慮後)合計
△746,031
1,529,944
当期包括利益
4,043,724
5,515,705
当期包括利益の帰属
親会社の所有者
4,011,822
5,308,095
非支配持分
31,903
207,610
当期包括利益
4,043,724
5,515,705
3.連結持分変動計算書
前連結会計年度(2025年3月31日に終了した1年間)
(単位:百万円)
親会社の所有者に帰属する持分
非支配持分
資本合計
資本金
資本剰余金
利益剰余金
その他の
資本の
構成要素
自己株式
合計
2024年4月1日現在残高
397,050
491,802
32,795,365
4,503,756
△3,966,982
34,220,991
1,018,347
35,239,338
当期包括利益
当期利益


4,765,086


4,765,086
24,670
4,789,755
その他の包括利益
(税効果考慮後)



△753,264

△753,264
7,233
△746,031
当期包括利益合計


4,765,086
△753,264

4,011,822
31,903
4,043,724
所有者との取引等
配当金の支払


△1,132,329


△1,132,329
△127,232
△1,259,560
自己株式の取得




△1,179,043
△1,179,043

△1,179,043
自己株式の処分

1,356


866
2,222

2,222
自己株式の消却

△1,953
△727,264

729,217



その他

1,163



1,163
31,069
32,232
所有者との取引等合計

567
△1,859,593

△448,961
△2,307,987
△96,162
△2,404,149
その他の資本の構成要素
から利益剰余金への振替


140,359
△140,359




2025年3月31日現在残高
397,050
492,368
35,841,218
3,610,133
△4,415,943
35,924,826
954,088
36,878,913
当連結会計年度(2026年3月31日に終了した1年間)
(単位:百万円)
親会社の所有者に帰属する持分
非支配持分
資本合計
資本金
資本
剰余金
利益剰余金
その他の
資本の
構成要素
売却目的で
保有する
資産に関連
するその他の
包括利益
自己株式
合計
2025年4月1日現在残高
397,050
492,368
35,841,218
3,610,133

△4,415,943
35,924,826
954,088
36,878,913
当期包括利益
当期利益


3,848,098



3,848,098
137,664
3,985,761
その他の包括利益
(税効果考慮後)



1,459,998


1,459,998
69,946
1,529,944
当期包括利益合計


3,848,098
1,459,998


5,308,095
207,610
5,515,705
所有者との取引等
配当金の支払


△1,238,974



△1,238,974
△125,416
△1,364,389
自己株式の取得





△39,975
△39,975

△39,975
自己株式の処分

1,358



508
1,866

1,866
自己株式の消却









その他

△36,984




△36,984
64,932
27,948
所有者との取引等合計

△35,626
△1,238,974


△39,467
△1,314,067
△60,483
△1,374,550
その他の資本の構成要素
から利益剰余金への振替


259,516
△259,516





売却目的で保有する資産に
関連するその他の包括利益
への振替



△266,596
266,596




2026年3月31日現在残高
397,050
456,742
38,709,858
4,544,019
266,596
△4,455,410
39,918,854
1,101,214
41,020,068
4.連結キャッシュ・フロー計算書
(単位:百万円)
前連結会計年度
(2025年3月31日に
終了した1年間)
当連結会計年度
(2026年3月31日に
終了した1年間)
営業活動によるキャッシュ・フロー
当期利益
4,789,755
3,985,761
減価償却費及び償却費
2,251,233
2,392,519
金融事業に係る利息収益及び利息費用
△747,742
△809,088
持分法による投資損益
△591,219
△552,742
法人所得税費用
1,624,835
1,167,234
資産及び負債の増減ほか
△2,815,549
△976,558
営業債権及びその他の債権の増減(△は増加)
55,139
△539,370
金融事業に係る債権の増減(△は増加)
△2,389,665
△2,017,214
棚卸資産の増減(△は増加)
△70,654
△468,883
その他の流動資産の増減(△は増加)
△462,114
△175,944
営業債務及びその他の債務の増減(△は減少)
362,924
378,798
その他の流動負債の増減(△は減少)
659,088
1,477,356
退職給付に係る負債の増減(△は減少)
17,377
153,351
その他
△987,645
215,348
利息の受取額
2,672,724
2,760,711
配当金の受取額
623,295
430,774
利息の支払額
△1,609,083
△1,685,013
法人所得税の支払額
△2,501,315
△1,240,680
営業活動によるキャッシュ・フロー
3,696,934
5,472,920
投資活動によるキャッシュ・フロー
有形固定資産の購入<賃貸資産を除く>
△1,906,811
△2,148,192
賃貸資産の購入
△2,996,920
△2,766,352
有形固定資産の売却<賃貸資産を除く>
70,821
31,242
賃貸資産の売却
1,707,899
1,355,605
無形資産の取得
△354,196
△378,804
公社債及び株式の購入
△3,965,550
△4,290,671
公社債及び株式の売却
1,035,922
739,503
公社債の満期償還
2,713,649
4,778,059
その他
△494,551
1,159,304
投資活動によるキャッシュ・フロー
△4,189,736
△1,520,307
財務活動によるキャッシュ・フロー
短期有利子負債の純増減額(△は減少)
75,675
△90,691
長期有利子負債の増加
13,381,581
12,880,225
長期有利子負債の返済
△10,872,262
△11,956,541
親会社の所有者への配当金の支払額
△1,132,329
△1,238,974
非支配持分への配当金の支払額
△127,232
△125,416
自己株式の取得(△)及び処分
△1,179,043
△39,975
その他
50,845
34,712
財務活動によるキャッシュ・フロー
197,236
△536,659
現金及び現金同等物に対する為替変動の影響額
△134,089
377,197
現金及び現金同等物純増減額(△は減少)
△429,656
3,793,150
現金及び現金同等物期首残高
9,412,060
8,982,404
売却目的で保有する資産への振替に伴う
現金及び現金同等物の増減額(△は減少)

△115,932
現金及び現金同等物期末残高
8,982,404
12,659,622
5.連結財務諸表に関する注記事項
(1)継続企業の前提に関する注記
該当事項はありません。
(2)セグメント情報
① 報告セグメントの概要
以下に報告されているオペレーティング・セグメントは、そのセグメントの財務情報が入手可能なもので、その営業損益がマネジメントによって経営資源の配分の決定および業績の評価に定期的に使用されているものです。
トヨタの世界的事業の主要部分は、自動車および金融で成り立っています。自動車セグメントでは、セダン、ミニバン、コンパクト、SUV、トラック等の自動車とその関連部品・用品の設計、製造および販売を行っています。金融セグメントでは、主として当社および当社の関係会社が製造する自動車および他の製品の販売を補完するための金融ならびに車両のリース事業を行っています。その他セグメントでは、情報通信事業等を行っています。
② 報告セグメントに関する情報
前連結会計年度 (2025年3月31日現在あるいは同日に終了した1年間)
(単位:百万円)
自動車
金融
その他
消去又は
全社
連結
営業収益
外部顧客への営業収益
42,996,299
4,437,827
602,578

48,036,704
セグメント間の
営業収益
203,566
43,353
844,536
△1,091,455


43,199,865
4,481,180
1,447,114
△1,091,455
48,036,704
営業費用
39,259,587
3,797,661
1,265,920
△1,082,050
43,241,118
営業利益
3,940,278
683,519
181,194
△9,405
4,795,586
資産合計
30,117,987
46,770,786
2,884,421
13,828,157
93,601,350
持分法で会計処理
されている投資
5,201,784
112,640
309,121
174,505
5,798,051
減価償却費及び償却費
1,378,107
838,167
34,958

2,251,233
資本的支出
2,193,872
3,687,890
100,941
8,565
5,991,268
当連結会計年度 (2026年3月31日現在あるいは同日に終了した1年間)
(単位:百万円)
自動車
金融
その他
消去又は
全社
連結
営業収益
外部顧客への営業収益
45,201,924
4,819,003
664,026

50,684,952
セグメント間の
営業収益
215,779
38,112
987,387
△1,241,278


45,417,703
4,857,115
1,651,412
△1,241,278
50,684,952
営業費用
42,640,654
4,005,394
1,519,333
△1,246,644
46,918,736
営業利益
2,777,049
851,722
132,079
5,366
3,766,216
資産合計
33,182,372
53,741,709
4,066,133
14,532,118
105,522,331
持分法で会計処理
されている投資
4,763,577
124,393
304,242
150,336
5,342,548
減価償却費及び償却費
1,417,242
920,432
54,846

2,392,519
資本的支出
2,453,641
3,511,937
64,749
29,452
6,059,779
各セグメントにおける会計方針は、トヨタの連結財務諸表における会計方針と一致しています。
全社資産は主に、全社共通の目的で保有している現金及び現金同等物ならびにその他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産で構成されており、2025年3月31日および2026年3月31日現在の残高は、それぞれ15,643,613百万円および16,571,156百万円です。
③ 自動車等セグメントと金融セグメントを区分した連結財務諸表
自動車等セグメントと金融セグメントを区分した連結財政状態計算書
(単位:百万円)
前連結会計年度
(2025年3月31日)
当連結会計年度
(2026年3月31日)
資産
(自動車等)
流動資産
現金及び現金同等物
6,090,957
9,885,097
営業債権及びその他の債権
3,689,021
3,835,922
その他の金融資産
6,198,376
3,211,041
棚卸資産
4,588,755
5,120,950
その他の流動資産
1,034,507
1,288,955
売却目的で保有する資産

2,016,804
流動資産合計
21,601,616
25,358,768
非流動資産
有形固定資産
9,134,857
9,584,748
その他の非流動資産
17,556,285
18,451,708
非流動資産合計
26,691,142
28,036,455
資産合計
48,292,758
53,395,223
(金融)
流動資産
現金及び現金同等物
2,891,447
2,774,524
営業債権及びその他の債権
410,958
454,168
金融事業に係る債権
11,453,249
13,483,501
その他の金融資産
1,443,042
1,544,390
その他の流動資産
414,216
489,695
流動資産合計
16,612,912
18,746,278
非流動資産
金融事業に係る債権
22,171,786
25,494,405
有形固定資産
6,198,838
7,482,619
その他の非流動資産
1,787,250
2,018,407
非流動資産合計
30,157,874
34,995,431
資産合計
46,770,786
53,741,709
(消去)
資産消去計
△1,462,194
△1,614,601
(連結)
資産合計
93,601,350
105,522,331
(注)自動車等セグメントは全社資産を含んでいます。
(単位:百万円)
前連結会計年度
(2025年3月31日)
当連結会計年度
(2026年3月31日)
負債
(自動車等)
流動負債
営業債務及びその他の債務
5,195,204
5,492,355
有利子負債
1,188,430
976,235
未払費用
1,729,279
2,014,207
未払法人所得税
454,252
654,751
その他の流動負債
3,495,075
3,844,179
売却目的で保有する資産に直接関連する負債

694,547
流動負債合計
12,062,240
13,676,274
非流動負債
有利子負債
1,547,461
1,823,843
退職給付に係る負債
1,001,227
1,002,213
その他の非流動負債
2,442,382
2,520,522
非流動負債合計
4,991,070
5,346,578
負債合計
17,053,309
19,022,852
(金融)
流動負債
営業債務及びその他の債務
674,347
777,916
有利子負債
15,111,977
17,042,885
未払費用
137,836
142,451
未払法人所得税
51,248
56,924
その他の流動負債
2,535,501
3,193,333
流動負債合計
18,510,910
21,213,511
非流動負債
有利子負債
21,515,873
23,904,821
退職給付に係る負債
18,341
20,271
その他の非流動負債
1,089,654
1,958,944
非流動負債合計
22,623,868
25,884,036
負債合計
41,134,778
47,097,547
(消去)負債消去計
△1,465,650
△1,618,136
(連結)負債合計
56,722,437
64,502,263
資本
(連結)親会社の所有者に帰属する持分合計
35,924,826
39,918,854
(連結)非支配持分
954,088
1,101,214
(連結)資本合計
36,878,913
41,020,068
(連結)負債及び資本合計
93,601,350
105,522,331
自動車等セグメントと金融セグメントを区分した連結損益計算書
(単位:百万円)
前連結会計年度
(2025年3月31日に
終了した1年間)
当連結会計年度
(2026年3月31日に
終了した1年間)
(自動車等)
営業収益
43,787,709
46,079,610
売上原価
35,684,332
39,325,176
販売費及び一般管理費
3,984,469
3,830,878
営業利益
4,118,908
2,923,556
その他の収益・費用(△)<純額>
1,622,539
1,387,992
税引前利益
5,741,447
4,311,548
法人所得税費用
1,446,627
935,124
当期利益
4,294,820
3,376,424
当期利益の帰属
親会社の所有者
4,281,231
3,245,638
非支配持分
13,589
130,786
(金融)
営業収益
4,481,180
4,857,115
売上原価
2,960,227
3,101,062
販売費及び一般管理費
837,435
904,331
営業利益
683,519
851,722
その他の収益・費用(△)<純額>
△10,309
5,672
税引前利益
673,210
857,393
法人所得税費用
178,000
232,086
当期利益
495,210
625,307
当期利益の帰属
親会社の所有者
484,129
618,430
非支配持分
11,081
6,878
(消去)
当期利益消去
△274
△15,970
(連結)
当期利益
4,789,755
3,985,761
当期利益の帰属
親会社の所有者
4,765,086
3,848,098
非支配持分
24,670
137,664
自動車等セグメントと金融セグメントを区分した連結キャッシュ・フロー計算書
(単位:百万円)
前連結会計年度
(2025年3月31日に
終了した1年間)
当連結会計年度
(2026年3月31日に
終了した1年間)
(自動車等)
営業活動によるキャッシュ・フロー
当期利益
4,294,820
3,376,424
減価償却費及び償却費
1,413,066
1,472,087
持分法による投資損益
△579,619
△542,072
法人所得税費用
1,446,627
935,124
資産及び負債の増減ほか
△370,839
744,179
利息の受取額
363,304
318,422
配当金の受取額
617,644
424,816
利息の支払額
△100,770
△90,538
法人所得税の支払額
△2,347,622
△1,159,061
営業活動によるキャッシュ・フロー
4,736,610
5,479,380
投資活動によるキャッシュ・フロー
有形固定資産の購入<賃貸資産を除く>
△1,878,342
△2,119,162
賃貸資産の購入
△24,855
△33,176
有形固定資産の売却<賃貸資産を除く>
68,266
28,647
賃貸資産の売却
6,035
7,997
無形資産の取得
△341,131
△365,834
公社債及び株式の購入
△3,446,017
△3,816,713
公社債及び株式の売却及び公社債の満期償還
3,423,102
5,140,628
その他
△618,309
1,172,580
投資活動によるキャッシュ・フロー
△2,811,251
14,967
財務活動によるキャッシュ・フロー
短期有利子負債の純増減額(△は減少)
△116,549
3,307
長期有利子負債の増加
162,735
540,117
長期有利子負債の返済
△306,768
△939,292
親会社の所有者への配当金の支払額
△1,132,329
△1,238,974
非支配持分への配当金の支払額
△122,565
△120,431
自己株式の取得(△)及び処分
△1,179,043
△39,975
その他
55,560
34,712
財務活動によるキャッシュ・フロー
△2,638,959
△1,760,535
現金及び現金同等物に対する為替変動の影響額
△88,260
176,261
現金及び現金同等物純増減額(△は減少)
△801,860
3,910,073
現金及び現金同等物期首残高
6,892,817
6,090,957
売却目的で保有する資産への振替に伴う
現金及び現金同等物の増減額(△は減少)
-
△115,932
現金及び現金同等物期末残高
6,090,957
9,885,097
(単位:百万円)
前連結会計年度
(2025年3月31日に
終了した1年間)
当連結会計年度
(2026年3月31日に
終了した1年間)
(金融)
営業活動によるキャッシュ・フロー
当期利益
495,210
625,307
減価償却費及び償却費
838,167
920,432
金融事業に係る利息収益及び利息費用
△769,800
△833,480
持分法による投資損益
△11,600
△10,669
法人所得税費用
178,000
232,086
資産及び負債の増減ほか
△2,405,422
△1,739,575
利息の受取額
2,332,296
2,468,460
配当金の受取額
5,651
5,958
利息の支払額
△1,531,190
△1,620,645
法人所得税の支払額
△153,692
△81,619
営業活動によるキャッシュ・フロー
△1,022,379
△33,745
投資活動によるキャッシュ・フロー
有形固定資産の購入<賃貸資産を除く>
△28,469
△29,030
賃貸資産の購入
△2,972,065
△2,733,176
有形固定資産の売却<賃貸資産を除く>
2,555
2,595
賃貸資産の売却
1,701,864
1,347,608
無形資産の取得
△13,064
△12,970
公社債及び株式の購入
△519,533
△473,958
公社債及び株式の売却及び公社債の満期償還
326,469
376,933
その他
89,633
43,662
投資活動によるキャッシュ・フロー
△1,412,610
△1,478,336
財務活動によるキャッシュ・フロー
短期有利子負債の純増減額(△は減少)
229,903
△121,594
長期有利子負債の増加
13,251,352
12,408,438
長期有利子負債の返済
△10,618,851
△11,087,637
非支配持分への配当金の支払額
△4,667
△4,985
その他
△4,716
△0
財務活動によるキャッシュ・フロー
2,853,022
1,194,223
現金及び現金同等物に対する為替変動の影響額
△45,829
200,936
現金及び現金同等物純増減額(△は減少)
372,203
△116,923
現金及び現金同等物期首残高
2,519,244
2,891,447
売却目的で保有する資産への振替に伴う
現金及び現金同等物の増減額(△は減少)
-
-
現金及び現金同等物期末残高
2,891,447
2,774,524
(連結)
現金及び現金同等物に対する為替変動の影響額
△134,089
377,197
現金及び現金同等物純増減額(△は減少)
△429,656
3,793,150
現金及び現金同等物期首残高
9,412,060
8,982,404
売却目的で保有する資産への振替に伴う
現金及び現金同等物の増減額(△は減少)
-
△115,932
現金及び現金同等物期末残高
8,982,404
12,659,622
④ 地域に関する情報
前連結会計年度 (2025年3月31日現在あるいは同日に終了した1年間)
(単位:百万円)
日本
北米
欧州
アジア
その他
消去又は
全社
連結
営業収益
外部顧客への
営業収益
10,719,120
18,930,253
6,110,052
7,903,360
4,373,919

48,036,704
所在地間の
営業収益
11,139,974
370,074
203,437
1,084,702
147,338
△12,945,525


21,859,094
19,300,327
6,313,489
8,988,062
4,521,257
△12,945,525
48,036,704
営業費用
18,707,971
19,191,519
5,897,936
8,091,552
4,268,632
△12,916,492
43,241,118
営業利益
3,151,123
108,808
415,553
896,510
252,626
△29,033
4,795,586
資産合計
26,347,925
33,423,938
9,463,797
9,467,913
6,010,880
8,886,897
93,601,350
非流動資産
6,246,879
7,887,494
1,589,830
1,225,158
754,669

17,704,029
当連結会計年度 (2026年3月31日現在あるいは同日に終了した1年間)
(単位:百万円)
日本
北米
欧州
アジア
その他
消去又は
全社
連結
営業収益
外部顧客への
営業収益
10,985,614
20,661,490
6,464,911
7,966,455
4,606,482

50,684,952
所在地間の
営業収益
11,088,528
418,175
236,280
1,304,921
152,511
△13,200,415


22,074,141
21,079,665
6,701,191
9,271,377
4,758,993
△13,200,415
50,684,952
営業費用
19,753,103
21,272,219
6,343,449
8,401,551
4,430,028
△13,281,613
46,918,736
営業利益
2,321,038
△192,554
357,743
869,826
328,966
81,198
3,766,216
資産合計
29,239,490
37,597,059
11,189,436
10,770,025
7,154,855
9,571,466
105,522,331
非流動資産
6,525,712
9,097,283
1,904,635
1,285,836
975,033

19,788,499
(注)1 「その他」は、中南米、オセアニア、アフリカ、中東からなります。
2 非流動資産は金融商品、繰延税金資産、確定給付資産の純額および保険契約から生じる権利を含んでいません。
上記の金額は、当社または連結子会社の所在国の位置を基礎とした地域別に集計されています。
全社資産は主に、全社共通の目的で保有している現金及び現金同等物ならびにその他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産で構成されており、2025年3月31日および2026年3月31日現在の残高は、
それぞれ15,643,613百万円および16,571,156百万円です。
⑤ 外部顧客の所在地別営業収益
金額:百万円
3月31日に終了した1年間
2025年
2026年
日本
7,723,171
7,942,616
北米
18,985,399
20,783,571
欧州
5,979,720
6,396,867
アジア
7,944,206
7,894,843
その他
7,404,208
7,667,056
合計
48,036,704
50,684,952
(注)「その他」は、中南米、オセアニア、アフリカ、中東ほかからなります。
(3)売却目的で保有する資産
(三菱ふそうトラック・バス㈱と日野自動車㈱の経営統合)
三菱ふそうトラック・バス㈱と日野自動車㈱の経営統合の効力発生日(2026年4月1日)において、日野自動車㈱が当社の連結子会社から除外されています。そのため、日野自動車㈱およびその連結子会社が保有する資産、負債および関連するその他の包括利益を売却目的保有に分類し、当連結会計年度末における売却目的で保有する資産、売却目的で保有する資産に直接関連する負債および売却目的で保有する資産に関連するその他の包括利益に含めて計上しています。なお、日野自動車㈱の羽村工場については、翌連結会計年度の経営統合直前において、トヨタ自動車羽村㈱として当社の連結子会社となることから、羽村工場に関する資産および負債については、売却目的保有に分類していません。
(㈱豊田自動織機との資本関係の見直し)
トヨタ不動産㈱による㈱豊田自動織機株式の公開買付けが2026年3月24日に完了しました。翌連結会計年度において、スクイーズアウト手続および当社が保有する㈱豊田自動織機株式の売却が予定どおり行われる見込みであるため、当社が保有する㈱豊田自動織機株式および関連するその他の包括利益を売却目的保有に分類しています。
(4)1株当たり情報
基本的および希薄化後1株当たり親会社の所有者に帰属する当期利益の差異の調整は次のとおりです。
金額:百万円
単位:千株
金額:円
親会社の所有者に
帰属する
当期利益
加重平均
普通株式数
1株当たり親会社の
所有者に帰属する
当期利益
2025年3月31日に終了した1年間:
親会社の所有者に帰属する当期利益
4,765,086
基本的および希薄化後1株当たり
親会社の所有者に帰属する当期利益
4,765,086
13,252,456
359.56
2026年3月31日に終了した1年間:
親会社の所有者に帰属する当期利益
3,848,098
基本的および希薄化後1株当たり
親会社の所有者に帰属する当期利益
3,848,098
13,033,274
295.25
1株当たり親会社の所有者に帰属する持分は次のとおりです。なお、1株当たり親会社の所有者に帰属する持分は、連結財政状態計算書の親会社の所有者に帰属する持分を期末発行済普通株式数(自己株式を除く)で除すことにより計算しています。
金額:百万円
単位:千株
金額:円
親会社の所有者に
帰属する持分
期末発行済
普通株式数(自己
株式を除く)
1株当たり
親会社の所有者に
帰属する持分
2025年3月31日
35,924,826
13,048,930
2,753.09
2026年3月31日
39,918,854
13,033,384
3,062.82
(注)
2025年3月31日および2026年3月31日に終了した1年間において、潜在株式が存在しないため希薄化後1株当たり親会社の所有者に帰属する当期利益は、基本的1株当たり親会社の所有者に帰属する当期利益と同額です。
(5)重要な後発事象
(三菱ふそうトラック・バス㈱と日野自動車㈱の経営統合)
当社は2025年6月10日、ダイムラートラック社、三菱ふそうトラック・バス㈱および日野自動車㈱との間で、三菱ふそうトラック・バス㈱と日野自動車㈱を統合する最終契約を締結しました。
本経営統合の効力発生日(2026年4月1日)において、日野自動車㈱は当社の連結子会社から除外されています。日野自動車㈱の羽村工場については、翌連結会計年度の経営統合直前において、トヨタ自動車羽村㈱として当社の連結子会社となりました。
なお、本経営統合による連結財務諸表への影響は現在算定中です。

出典: 決算短信PDF(外部リンク)

大量保有報告書(5%超の株主)

報告日 提出者(グループ) 個別保有者 保有割合
個別 / 合計
株数 保有目的 種別
2026-05-28 株式会社豊田自動織機 (同左) 0.01%
計 1.59%
124万株 政策投資(取引関係の維持・強化) 変更
2026-05-28 株式会社豊田自動織機 トヨタ不動産株式会社 1.58%
計 1.59%
2.50億株 政策投資 変更
2026-05-09 株式会社豊田自動織機 (同左) 7.55%
計 9.13%
11.92億株 政策投資(取引関係の維持・強化) 変更
2026-05-09 株式会社豊田自動織機 トヨタ不動産株式会社 1.58%
計 9.13%
2.50億株 政策投資 変更
2025-06-25 株式会社豊田自動織機 (同左) 7.55% 11.92億株 政策投資(取引関係の維持・強化) 変更
2025-06-25 株式会社豊田自動織機 (同左) 7.55% 11.92億株 政策投資(取引関係の維持・強化) 変更
2024-10-21 三井住友信託銀行株式会社 (同左) 0.95%
計 4.35%
1.50億株 信託業務において、株券等の取得・処分の権限を有するもの。 変更
2024-10-21 三井住友信託銀行株式会社 三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社 2.10%
計 4.35%
3.32億株 投資信託契約、投資一任契約に基づく運用を目的として保有するもの。 変更
2024-10-21 三井住友信託銀行株式会社 日興アセットマネジメント株式会社 1.30%
計 4.35%
2.05億株 証券投資信託及び投資一任契約において、株券等の取得・処分の権限を有するもの。 変更
2024-10-21 三井住友信託銀行株式会社 (同左) 0.95%
計 4.35%
1.50億株 信託業務において、株券等の取得・処分の権限を有するもの。 変更

※「個別保有者」が「(同左)」の行は提出者本人による保有。複数行が同じ提出者なら共同保有グループの内訳を表します。 保有目的が長い場合は冒頭40字のみ表示し、ホバーで全文表示します。

財務データ推移

年度売上高営業利益純利益 総資産純資産EPS配当
2025 480,367億円 47,956億円 47,651億円 936,014億円 359,248億円 359.6 90.0
2024 450,953億円 53,529億円 49,449億円 901,143億円 342,210億円 365.9 75.0
2023 371,543億円 27,250億円 24,513億円 743,032億円 283,387億円 179.5 60.0
2022 313,795億円 29,957億円 28,501億円 676,888億円 262,460億円 205.2 148.0
2021 272,146億円 21,977億円 22,453億円 622,671億円 234,045億円 803.2 240.0
2020 298,665億円 23,992億円 20,762億円 526,804億円 212,419億円 735.6 220.0
2019 302,257億円 18,829億円 519,369億円 205,652億円 650.6 220.0
2018 293,795億円 24,940億円 503,082億円 199,221億円 842.0 220.0
2017 275,972億円 18,311億円 487,502億円 186,690億円 605.5 210.0
2016 284,031億円 23,127億円 474,276億円 180,882億円 741.4 210.0
2015 272,345億円 21,733億円 477,298億円 176,473億円 688.0 200.0
2014 256,919億円 18,231億円 414,375億円 152,190億円 575.3 165.0
2013 220,642億円 9,622億円 354,833億円 127,729億円 303.8 90.0
2012 185,837億円 2,836億円 306,510億円 110,665億円 90.2 50.0

事業の状況(有価証券報告書より)

最新の有価証券報告書から、事業内容・リスク・経営方針・経営成績の概況を掲載します。各セクションをクリックして展開してください。

事業の内容 FY2025 / 約1,125字
3 【事業の内容】連結財務諸表提出会社(以下、当社という。)は、IFRSに準拠して連結財務諸表を作成しており、関係会社の範囲についてもIFRSの定義に基づいています。「第2 事業の状況」および「第3 設備の状況」においても同様です。 当社および当社の関係会社(子会社585社、関連会社および共同支配企業165社(2025年3月31日現在)により構成)においては、自動車事業を中心に、金融事業およびその他の事業を行っています。なお、次の3つに区分された事業は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記5」に掲げるセグメント情報の区分と同様です。 自動車 当事業においては、セダン、ミニバン、コンパクト、SUV、トラック等の自動車とその関連部品・用品の設計、製造および販売を行っています。自動車は、当社、日野自動車㈱およびダイハツ工業㈱が主に製造していますが、一部については、トヨタ車体㈱等に生産委託しており、海外においては、トヨタ モーター マニュファクチャリング ケンタッキー㈱等が製造しています。自動車部品は、当社および㈱デンソー等が製造しています。これらの製品は、国内では、トヨタモビリティ東京㈱等の全国の販売店を通じて顧客に販売するとともに、一部大口顧客に対しては当社が直接販売を行っています。一方、海外においては、米国トヨタ自動車販売㈱等の販売会社を通じて販売しています。 自動車事業における主な製品は次のとおりです。 主な製品の種類LS、NX、クラウン、カローラ、RAV4、ヤリス、ハイラックス、カムリ、タコマ、アーバンクルーザー、ランドクルーザー、シエンタ、アルファード、ルーミー、プリウス、アクア、ノア、ヴォクシー、ライズ、プロフィア、タント ほか 金融 当事業においては、主として当社および当社の関係会社が製造する自動車および他の製品の販売を補完するための金融ならびに車両のリース事業を行っています。国内では、トヨタファイナンス㈱等が、海外では、トヨタ モーター クレジット㈱等が、これらの販売金融サービスを提供しています。 その他 その他の事業では、情報通信事業等を行っています。 (事業系統図)主な事業の状況の概要図および主要な会社名は次のとおりです。 上記以外の主要な会社としては、北米の製造・販売会社の統括および渉外・広報・調査活動を行うトヨタ モーター ノース アメリカ㈱、欧州の製造・販売会社の統括および渉外・広報・調査活動を行うトヨタ モーター ヨーロッパ㈱、金融会社を統括するトヨタファイナンシャルサービス㈱、ソフトウエアを中心とした様々なモビリティの開発を担うウーブン・バイ・トヨタ㈱があります。
事業等のリスク FY2025 / 約9,000字
3 【事業等のリスク】以下において、トヨタの事業その他のリスクについて、投資家の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項を記載しています。ただし、以下はトヨタに関するすべてのリスクを網羅したものではなく、記載されたリスク以外のリスクも存在します。かかるリスク要因のいずれによっても、投資家の判断に影響を及ぼす可能性があります。本項においては、将来に関する事項が含まれていますが、当該事項は有価証券報告書提出日(2025年6月18日)現在において判断したものです。 (1)市場および事業に関するリスク①自動車市場の競争激化世界の自動車市場では激しい競争が繰り広げられています。トヨタは、ビジネスを展開している各々の地域で、自動車メーカーとの競争に直面しています。近年、自動車市場における競争はさらに激化しており、厳しい状況が続いています。また、世界の自動車産業におけるCASEなどの技術革新が進むことによって、競争は今後より一層激化する可能性があり、業界再編につながる可能性もあります。競争に影響を与える要因としては、製品の品質・機能、安全性、信頼性、燃費、革新性、開発に要する期間、価格、カスタマー・サービス、自動車金融の利用条件、各国の税制優遇措置等の点が挙げられます。競争力を維持することは、トヨタの既存および新規市場における今後の成功、販売シェアにおいて最も重要です。トヨタは、エンジン車から電動車へのお客様のニーズの変化など、昨今の自動車市場の急激な変化に的確に対応し、今後も競争力の維持強化に向けた様々な取り組みを進めていきますが、将来優位に競争することができないリスクがあります。競争が激化した場合、自動車の販売台数の減少や販売価格の低下などが起きる可能性があり、それによりトヨタの財政状態、経営成績およびキャッシュ・フローが悪影響を受けるリスクがあります。 ②自動車市場の需要変動トヨタが参入している各市場では、今までも需要が変動してきました。各市場の状況によって、自動車の販売は左右されます。トヨタの販売は、世界各国の市場に依存しており、各市場の景気動向はトヨタにとって特に重要です。当連結会計年度の世界経済は、米国経済の雇用・所得環境が底堅く推移し、中国では不動産不況の影響があったものの、財政政策の下支えもあったことから、3%程度の成長を維持しました。自動車市場においては、半導体の供給改善後のペントアップ需要が一巡し、拡大ペースが鈍化しました。このような需要の変化は現在でも続いており、この状況が今後どのように推移するかは不透明です。今後トヨタの想定を超えて需要の変化が継続または悪化した場合、トヨタの財政状態、経営成績およびキャッシュ・フローが悪影響を受ける可能性があります。また、需要は、販売・金融インセンティブ、原材料・部品等の価格、燃料価格、政府の規制(関税、輸入規制、その他の租税を含む)など、自動車の価格および自動車の購入・維持費用に直接関わる要因により、影響を受ける場合があります。需要が変動した場合、自動車の販売台数の減少や販売価格の低下などが起きる可能性があり、それによりトヨタの財政状態、経営成績およびキャッシュ・フローが悪影響を受けるリスクがあります。 ③お客様のニーズに速やかに対応した、革新的で価格競争力のある新商品を投入する能力製品の開発期間を短縮し、魅力あふれる新型車でお客様にご満足いただくことは、自動車メーカーにとっては成功のカギとなります。特に、品質、安全性、信頼性、サステナビリティにおいて、お客様にご満足いただくことは非常に重要です。世界経済の変化や技術革新に伴い、自動車市場の構造が急激に変化している現在、お客様の価値観とニーズの急速な変化に対応した新型車および新機能を適時・適切にかつ魅力ある価格で投入することは、トヨタの成功にとってこれまで以上に重要であり、技術・商品開発から生産にいたる、トヨタの事業の様々なプロセスにおいて、そのための取り組みを進めています。しかし、トヨタが、品質、安全性、信頼性、スタイル、サステナビリティ、その他の性能に関するお客様の価値観とニーズを適時・適切にかつ十分にとらえることができない可能性があります。また、トヨタがお客様の価値観とニーズをとらえることができたとしても、その有する技術、知的財産、原材料や部品の調達、原価低減能力を含む製造能力またはその他生産性に関する状況により、価格競争力のある新製品を適時・適切に開発・製造できない可能性があります。また、トヨタが計画どおりに新製品の投入や設備投資を実施し、製造能力を維持・向上できない可能性もあります。お客様のニーズに対応する製品を開発・提供できない場合、販売シェアの縮小ならびに営業収益と利益率の低下を引き起こすリスクがあります。 ④効果的な販売・流通を実施する能力トヨタの自動車販売の成功は、お客様のご要望を満たす流通網と販売手法に基づき効果的な販売・流通を実施する能力に依存します。トヨタはその参入している各主要市場につきお客様の価値観または地政学的な緊張関係や規制環境において、変化に効果的に対応した流通網と販売手法を展開できない場合は、営業収益および販売シェアが減少するリスクがあります。 ⑤ブランド・イメージの維持・発展競争の激しい自動車業界において、ブランド・イメージを維持し発展させることは非常に重要です。ブランド・イメージを維持し発展させるためには、トヨタグループおよび仕入先が法令遵守を徹底し、お客様の価値観やニーズに対応した安全で高品質の製品を提供すること、また、ステークホルダーの皆様への迅速かつ適切な情報発信を通じ、ステークホルダーの皆様の信頼をさらに高めていくことが重要です。また、企業としてサステナビリティに貢献することの重要性も高まっています。しかし、トヨタグループや仕入先があらゆる場面において、それを徹底できるとは限りません。例えば、連結子会社においては、2022年3月に日野自動車㈱、2023年4月にダイハツ工業㈱において、認証に関する不正行為が発覚し、公表しました。また、当社においても、2024年1月26日の国土交通省からの指示に基づき、型式指定申請に関する調査を進める中、2014年以降、すでに生産を終了している車種を含め、7車種において国が定めた基準と異なる方法で試験を実施していたことが判明し、5月31日に国土交通省に報告しました。同年7月には、国土交通省より、認証業務に関する是正命令を受領しました。また、国土交通省による実地調査の結果、規定の手順に沿っていない認証案件7車種8事案の指摘がありました。そして、同年8月に当社は、再発防止報告書を国土交通省に提出しました。詳細については、「1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等(3)会社の対処すべき課題」を参照ください。さらに、トヨタまたは仕入先がサステナビリティに貢献しない、または気候変動やサプライチェーンにおける人権保護など、特定のサステナビリティに関する目標または目的を達成できない場合、トヨタのブランド・イメージが低下する可能性があります。トヨタのブランド・イメージを効果的に維持し発展させることができなかった場合、営業収益と利益率の低下を引き起こすリスクがあります。 ⑥仕入先への部品・原材料供給の依存トヨタは、部品や原材料などの調達部品を世界中の複数の競合する仕入先から調達する方針を取っていますが、調達部品によっては他の仕入先への代替が難しいものもあり、特定の仕入先に依存しているものがあります。また、かかる特定の仕入先からの調達ができない場合、当該部品等の調達がより困難となり、生産面への影響を受ける可能性があります。さらに、トヨタが直接の取引先である一次仕入先を分散していたとしても、一次仕入先が部品調達を二次以降の特定の仕入先に依存していた場合、同様に部品の供給を受けられないリスクもあります。仕入先の数に関わらず、トヨタが調達部品を継続的にタイムリーかつ低コストで調達できるかどうかは、多くの要因の影響を受けますが、それら要因にはトヨタがコントロールできないものも含まれています。それらの要因の中には、仕入先が継続的に調達部品を調達し供給できるか、またトヨタが、仕入先から調達部品を競争力のある価格で供給を受けられるか等が含まれます。このような能力に悪影響を与える可能性のある状況には、地政学的な緊張や、経済制裁などの政府の行動が含まれます。特定の仕入先を失う、またはそれら仕入先から調達部品をタイムリーもしくは低コストで調達できない場合、トヨタの生産に遅延や休止またはコストの増加を引き起こす可能性があり、トヨタの財政状態、経営成績およびキャッシュ・フローに悪影響が及ぶ可能性があります。 ⑦金融サービスにおける競争の激化世界の金融サービス業界では激しい競争が繰り広げられています。自動車金融の競争激化は、利益率の減少を引き起こす可能性があります。この他トヨタの金融事業に影響を与える要因には、トヨタ車の販売台数の減少、中古車の価格低下による残存価値リスクの増加、貸倒率の増加および資金調達費用の増加が挙げられます。 ⑧デジタル情報技術および情報セキュリティへの依存トヨタは、機密データを含む電子情報を処理・送信・蓄積するため、または製造・研究開発・サプライチェーン管理・販売・会計を含む様々なビジネスプロセスや活動を管理・サポートするために、第三者によって管理されているものも含め、様々な情報技術ネットワークやシステムを利用しています。さらに、トヨタの製品にも情報サービス機能や運転支援機能など様々なデジタル情報技術が利用されています。これらのデジタル情報技術ネットワークやシステムは、安全対策が施されているものの、ハッカーによる不正アクセスやコンピュータウィルスによる攻撃、トヨタが利用するネットワークおよびシステムにアクセスできる者による不正使用・誤用、開発ベンダー・クラウド業者など関係取引先からのサービスの停止、電力供給不足を含むインフラの障害、天災などによって被害や妨害を受ける、または停止する可能性があります。特にサイバー攻撃や他の不正行為は苛烈さ、巧妙さ、頻度において脅威を増しており、そのような攻撃の標的であり続ける恐れがあります。このような事態が起きた場合、重要な業務の中断や、機密データの漏洩、トヨタ製品の情報サービス機能・運転支援機能などへの悪影響のほか、法的請求、訴訟、賠償責任、罰金の支払い義務などが発生する可能性もあります。その結果、トヨタのブランド・イメージや、トヨタの財政状態、経営成績およびキャッシュ・フローに悪影響を及ぼす可能性があります。さらに、トヨタの取引先やビジネスパートナーに対する同様の攻撃は、トヨタにも同様の悪影響を与える可能性があります。 ⑨気候変動および低炭素経済への移行気候変動リスクは、日本および世界で、社会面、規制を含む政治面での関心が高まっています。これらのリスクには、気候変動による物理的リスクや低炭素経済への移行リスクが含まれます。気候変動の物理的リスクには、台風、洪水、竜巻など突発的な気象変化に起因する影響と、気温上昇、海面上昇、干ばつ、山火事の増加など、長期的な気象変化による影響の両方が含まれます。トヨタはBusiness Continuity Plan(BCP)を策定していますが、異常気象による大規模災害に加え、熱波等が増加・激甚化することで熱中症のリスクが増加し、また、干ばつや渇水による水不足も予想されます。これらは、トヨタならびに仕入先および取引先の従業員、施設およびその他の資産に損害を与える可能性があり、トヨタの生産、販売またはその他の事業運営に悪影響を及ぼす可能性があります。大規模な災害等はまた、お客様の財政状態に悪影響を及ぼし、トヨタの製品およびサービスの需要に悪影響を与える可能性があります。低炭素経済への移行リスクとは、気候関連のリスクを軽減するための規制、技術、および市場の変化やその対応に伴うリスクです。例えば、トヨタは、気候変動に関する法律、規制、政策の変更、気候変動に対処するための技術革新、市場構造の変化をとらえた自動車産業への新規参入者などの要因により、自動車に対するお客様のニーズが変化するリスクにさらされています。お客様のニーズの変化は、トヨタが部品や原材料などの調達部品を継続的かつ競争力のある価格で調達するために、新たな供給網の確立や既存の供給網の強化が必要になるなど、付随的なリスクや課題をもたらす可能性があります。トヨタは、そのようなリスクの顕在化の結果として、またはリスク軽減やリスク対応の努力の結果として、多額の費用および支出を負担する可能性があります。また、お客様のニーズに対応する製品を開発・提供できない場合、販売シェアの縮小ならびに営業収益と利益率の低下を引き起こすリスクがあります。 トヨタは、トヨタの事業やビジネスパートナーに関する気候変動関連事項の開示を公表しています。この開示には、トヨタの予想に基づき、将来の見通しに関する記述が含まれており、結果的にこれらが実現できない可能性があります。また、気候変動に関する取り組みは意図した結果をもたらさない可能性があり、目標の達成時期やコスト、達成能力に関する予測は、リスクと不確実性を伴います。その結果、気候変動関連の目標が達成できない恐れがあります。特に、中長期にわたるトヨタの気候変動関連の目標の達成には、多大なリソーセスと投資、ならびにコンプライアンス、リスク管理システム、内部統制およびその他の内部手続のさらなる改善が必要です。また、トヨタがコントロールできない環境・エネルギー規制、政策の変更、技術革新、顧客や競合他社の行動等にも影響を受けます。気候変動関連の目標を達成できない、または達成できないとみなされた場合、トヨタのブランド・イメージ、財務状況、経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。詳細については、「2 サステナビリティに関する考え方及び取組(4)気候変動対応(TCFDに基づく気候関連財務情報開示)」を参照ください。 ⑩優秀で多様な人材の確保と育成事業環境の急激な変化やモビリティカンパニーへの変革に向けた取り組みを進めるにあたり、優秀で多様な人材を確保し、育成し続けることが重要です。しかしながら、そのような人材の獲得競争は激しく、トヨタが高い専門性や豊富な経験を持つ多様な人材を計画とおりに採用、定着化できない場合、または成長に必要な機会、教育、リソースを提供できない場合、競争力低下につながり、トヨタの財政状態、経営成績およびキャッシュ・フローに悪影響を与える可能性があります。 (2)金融・経済のリスク①為替および金利変動の影響トヨタの収益は、外国為替相場の変動に影響を受け、主として日本円、米ドル、ユーロ、ならびに豪ドル、加ドルおよび英国ポンドの価格変動によって影響を受けます。トヨタの連結財務諸表は、日本円で表示されているため、換算リスクという形で為替変動の影響を受けます。また、為替相場の変動は、外国通貨で販売する製品および調達する材料に、取引リスクという形で影響を与える可能性があります。特に、米ドルに対する円高の進行は、トヨタの経営成績に悪影響を与える可能性があります。為替相場および金利の変動リスクを軽減するために、現地生産を行い、先物為替予約取引や金利スワップ取引を含むデリバティブ金融商品を利用していますが、依然として為替相場と金利の変動は、トヨタの財政状態、経営成績およびキャッシュ・フローに悪影響を与える可能性があります。為替変動の影響およびデリバティブ金融商品の利用に関しては、「4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 ①概観 d.為替の変動」および連結財務諸表注記19ならびに20を参照ください。 ②原材料価格の上昇鉄鋼、貴金属、非鉄金属(アルミ等)、樹脂関連部品など、トヨタおよびトヨタの仕入先が製造に使用する原材料価格の上昇は、部品代や製造コストの上昇につながり、これらのコストを製品の販売価格に十分に転嫁できない場合、トヨタの将来の収益性に悪影響を与える可能性があります。 ③金融市場の低迷世界経済が急激に悪化した場合、多くの金融機関や投資家は、自らの財務体力に見合った水準で金融市場に資金を供給することが難しい状況に陥る可能性があります。その結果、企業がその信用力に見合った条件で資金調達をすることが困難になる可能性があります。必要に応じて資金を適切な条件で調達できない場合、トヨタの財政状態、経営成績およびキャッシュ・フローが悪影響を受ける可能性があります。 (3)政治・規制・法的手続・災害等に関するイベント性のリスク①自動車産業に適用される法律、規制および行政措置世界の自動車産業は、様々な法律や規制の適用を受けています。トヨタは、法律や規制、行政措置、またはそれらへの対応の結果として、多額の費用を負担しており、今後も発生することが予想されます。さらに、新しい法律や規制の適用、または既存の法律や規制の変更によっても、将来的に追加的な費用が発生する可能性があります。トヨタが、法律、規制、行政措置に関連して多額の費用を負担する場合、トヨタの財政状態、経営成績およびキャッシュ・フロー状況並びにそれらの見通しに重大な影響を及ぼす可能性があります。また、これらの法律、規制および行政措置は、トヨタの事業を制限するものとなる可能性があり、その場合、トヨタの財政状態、経営成績およびキャッシュ・フローの状況並びにそれらの見通しに重大な悪影響を及ぼす可能性があります。例えば、トヨタは自動車の安全性や排ガス、燃費、騒音、公害をはじめとする環境問題などに関する様々な法律と政府の規制の適用を受けています。特に、安全面では、法律や政府の規制に適合しない、またはその恐れのある自動車は、リコール等の市場処置の実施が求められます。さらに、トヨタはお客様の安心感の観点から、法律や政府の規制への適合性に関わらず、自主的に販売停止やリコール等の市場処置を実施する可能性もあります。トヨタが市場に投入した車両にリコール等の市場処置が必要となった場合(リコール等に関係する部品はトヨタが第三者から調達したものも含む)、製品のリコール等にかかる費用を含めた様々な費用が発生する可能性があります。また、多くの政府は、価格管理規制や為替管理規制を制定しています。さらに、規制を遵守できなかった場合、法的手続、リコール、改善措置の交渉、罰金、是正命令、政府承認の取り消しやその他の政府制裁の賦課、製品提供の制限、補償金の支払い等の不利益をもたらす可能性があります。同様に、多くの政府は、関税やその他の貿易障壁、税金、課徴金を課したり、価格や為替の規制を制定しています。例えば、2025年には、自動車産業に特化した関税を含む対米輸出関税の大幅な引き上げが、米国の他の貿易政策の変更とともに発表され、それに対応して他の国々も報復関税や貿易政策の変更を発表しました。このような関税や貿易政策の将来の変更、または他の関税や貿易関連措置の時期、実施期間、および範囲を予測することは困難であり、最近発表された関税や貿易関連措置は、当社製品のコストを上昇させ、将来の需要の鈍化を引き起こす可能性があります。また、当社のサプライチェーンや物流ネットワークへの影響は、当社の生産や販売に悪影響を及ぼす可能性があります。上記の影響は主として米国におけるものでありますが、トヨタの事業活動への影響は米国に限定されるものではありません。当該状況が長期間継続した場合、トヨタのみならず、自動車産業全体および関連業界の他の企業にも悪影響を及ぼす可能性があり、その結果、トヨタの財政状態、経営成績およびキャッシュ・フローの状況並びにそれらの見通しに悪影響を及ぼす可能性があります。さらに、当該関税や貿易関連措置の影響を緩和するための取り組みは、トヨタのコスト負担を増加させ、経営上注意を要するリスクとなる可能性があります。 ②法的手続トヨタは、製造物責任、知的所有権の侵害等、様々な法的手続の当事者となる可能性があります。また、株主との間で法的手続の当事者となったり、行政手続または当局の調査の対象となる可能性もあります。現在トヨタは、行政手続および当局の調査を含む、複数の係属中の法的手続の当事者となっています。トヨタが当事者となる法的手続で不利な判断がなされた場合、トヨタの評判、ブランド・イメージ、財政状態、経営成績およびキャッシュ・フローに悪影響が及ぶリスクがあります。政府の規制等の法的手続の状況については連結財務諸表注記30を参照ください。 ③自然災害、感染症、政治動乱、経済の不安定な局面、燃料供給の不足、インフラの障害、戦争、テロまたはストライキの発生トヨタは、全世界で事業を展開することに関連して、様々なイベントリスクにさらされています。これらのリスクとは、自然災害、感染症の発生・蔓延、政治・経済の不安定な局面、燃料供給の不足、天災などによる電力・交通機能・ガス・水道・通信等のインフラの障害、戦争、テロ、ストライキ、操業の中断などが挙げられます。トヨタが製品を製造するための材料・部品・資材などを調達し、またはトヨタの製品が製造・流通・販売される主な市場において、これらの事態が生じた場合、トヨタの事業運営に障害または遅延をきたす可能性があります。トヨタの事業運営において、重大または長期間の障害ならびに遅延が発生した場合、トヨタの財政状態、経営成績およびキャッシュ・フローに悪影響が及ぶリスクがあります。
事業方針・経営環境 FY2025 / 約6,568字
1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】本項においては、将来に関する事項が含まれていますが、当該事項は2025年3月31日現在において判断したものです。 (1)会社の経営の基本方針 トヨタは経営の基本方針を「トヨタ基本理念」として掲げており、その実現に向けた努力が、企業価値の増大につながるものと考えています。その内容は次のとおりです。1. 内外の法およびその精神を遵守し、オープンでフェアな企業活動を通じて、国際社会から信頼される企業市民をめざす2. 各国、各地域の文化、慣習を尊重し、地域に根ざした企業活動を通じて、経済・社会の発展に貢献する3. クリーンで安全な商品の提供を使命とし、あらゆる企業活動を通じて、住みよい地球と豊かな社会づくりに取り組む4. 様々な分野での最先端技術の研究と開発に努め、世界中のお客様のご要望にお応えする魅力あふれる商品・サービスを提供する5. 労使相互信頼・責任を基本に、個人の創造力とチームワークの強みを最大限に高める企業風土をつくる6. グローバルで革新的な経営により、社会との調和ある成長をめざす7. 開かれた取引関係を基本に、互いに研究と創造に努め、長期安定的な成長と共存共栄を実現する (2)トヨタフィロソフィートヨタはモビリティカンパニーへの変革を進めるために、改めて歩んできた道を振り返り、未来への道標となる「トヨタフィロソフィー」をまとめました。トヨタはモビリティカンパニーとして移動にまつわる課題に取り組むことで、人や企業、コミュニティの可能性を広げ、「幸せを量産」することを使命としています。そのために、モノづくりへの徹底したこだわりに加えて、人と社会に対するイマジネーションを大切にし、様々なパートナーと共に、唯一無二の価値を生み出していきます。 「トヨタフィロソフィー」 MISSIONわたしたちは、幸せを量産する。技術でつかみとった未来の便利と幸福を手の届く形であらゆる人に還元する。VISION可動性(モビリティ)を社会の可能性に変える。人、企業、自治体、コミュニティができることをふやし、人類と地球の持続可能な共生を実現する。VALUEトヨタウェイソフト、ハード、パートナーの3つの強みを融合し、唯一無二の価値を生み出す。 (3)会社の対処すべき課題  グループビジョン「次の道を発明しよう」グループビジョンは、トヨタグループ*1の目指すべき方向、トヨタグループ全員が立ち戻ることができるビジョン・価値観です。 「次の道を発明しよう」。 グループの創始者・豊田佐吉は「苦労する母親を少しでも楽にしたい」という想いで、「豊田式木製人力織機」を発明しました。そして、豊田喜一郎は「日本人の頭と腕で自動車工業を興さねばならない」との想いで「国産乗用車」を発明しました。誰かを想い、学び、技を磨き、ものをつくり、人を笑顔にする。発明への情熱と姿勢こそ、トヨタグループの原点です。正解のない時代に、互いに「ありがとう」と言い合える風土を築き、多様な人財が活躍し、未来に必要とされるトヨタグループを目指していきます 。*1 ㈱豊田自動織機、トヨタ自動車㈱、愛知製鋼㈱、㈱ジェイテクト、トヨタ車体㈱、豊田通商㈱、㈱アイシン、㈱デンソー、トヨタ紡織㈱、トヨタ不動産㈱、㈱豊田中央研究所、トヨタ自動車東日本㈱、豊田合成㈱、日野自動車㈱、ダイハツ工業㈱、トヨタホーム㈱、トヨタ自動車九州㈱、ウーブン・バイ・トヨタ㈱の18社(2025年3月31日時点)   足場固めと認証問題への対応[足場固め]この1年は、持続的成長の基盤として「1,000万台のクルマづくりの競争力」と「多様な挑戦の実行力」を発揮できる環境をつくること、すなわち「足場固め」の取り組みを着実に進めてきました。全社を挙げて、余力をつくり、人材育成や安全・品質の徹底に取り組んできました。特に注力してきたのが、生産現場の基盤整備です。モノづくりを取り巻く環境は、厳しさを増しています。日本の生産年齢人口は、今後15年で2割減少する見込みです。建屋・設備の老朽化が進み、稼働に影響を与えることも増えています。「生産性」と「働きやすさ」を向上させなければ、モノづくりの基盤を守り抜けないという問題意識のもと、各工場で暑熱対策をはじめとする環境改善や、多様なメンバーの全員が働きやすい生産ラインづくりなどに取り組んできました。さらに、将来に向けて、モノづくりの変革を目指す「未来工場」のプロジェクトも立ち上げました。自動化の大幅な拡充や多様な働き方の導入など、10年先、50年先を見据えて、生産性向上とやりがいにつながる踏み込んだ取り組みを検討していきます。 開発においても、「1,000万台のクルマづくりの競争力」の向上に取り組んできました。そのひとつが、TNGAプラットフォームの素性の良さを活かして、多様なお客様ニーズに柔軟に応えながら、お客様のニーズを正しく把握して仕様や部品の種類を適正化する「AREA35」の活動です。国内10工場でのトライアルを通じて、フルモデルチェンジ3プロジェクト相当の開発効率化につなげることができました。今後はグローバルに活動を展開して、さらなる開発・生産効率の向上を目指します。 また、基幹システムが分散していることで、人が介在してつないでいる車両仕様情報をDXにより開発から販売まで一気通貫でつなぐ仕組みなど、将来を見据えたクルマづくりの基盤整備も進めてきました。 [認証問題への対応]認証問題については、全社を挙げて、再発防止に取り組んできました。国土交通省には四半期報告としてこれまで2回、その進捗を報告し、ご指導をいただきながら改善を進めています。短期の取り組みは、再発防止で定めた14項目の着実な実行です。認証問題を通じて分かった経営と現場の乖離という反省を踏まえ、多くの経営メンバーが現場を回る活動に取り組みました。 これらの取り組みにより、認証業務は「現場の頑張り」に支えられているということ、また、現場では設備や備品の老朽化が業務に大きな影響を与えていることなど、様々な課題が明らかになりました。こうした実態を踏まえて、現場の負担や不安を解消できるよう、負荷が高い部署の人員の拡充や、正しい仕事に必要な設備250件以上の投資を即決するなど、対策を進めました。監査体制についても、2線監査を強化するために「法規主監」のメンバーを約40名まで増員し、認証現場の実態をくまなく把握できる体制を整えました。そして、開発の節目管理も強化するために、認証準備や開発完了などの節目で、責任者を明確にしたうえで次のフェーズへの移行可否を判断する仕組みへ見直しました。実際のプロジェクトで、計画に無理が認められるものは移行を止めるという運用が既に始まっています。引き続き、現場を楽にする改善を積み重ねて、正しい仕事ができる環境を整えています。中期の取り組みでは、一人ひとりの意識、風土を変えることを目指しています。その軸となるのが、会長の豊田のリードで進めている法規認証をテーマにしたTPS自主研の取り組みです。TPS自主研では、余力を生み出し正しい仕事を実践するために部署を超えたメンバーが集まって、仕事のプロセス全体で、停滞やムダを減らす改善を進めています。例えば、エンジンECUの開発プロセスや車両仕様書をつくるプロセスのリードタイムの短縮をテーマに掲げて、改善活動が進んでいます。長期の取り組みは、認証制度の改革です。2025年3月には、国土交通省と自動車メーカーの間で、未来志向の認証制度を検討する「官民協議会」がキックオフしました。認証現場の声を国土交通省に届け、日本の競争力に資する制度改革につなげていきます。認証問題への対応を通じ、この取り組みは、会社全体の風土・体制・仕組みを改善することそのものであると感じています。引き続き、取り組みの実効性を高めて、トヨタらしいガバナンスの向上につなげていきます。 連結ガバナンスの進捗連結ガバナンスについても、昨年取りまとめた施策を着実に実行しました。 風土面では、グループ6社*2が一体となったTPS自主研の活動において、グループ各社のトップが集まり、現場に軸足を置いた改善を進めています。トップおよび実務で重層的なコミュニケーションを拡充し、各社の悩みや本音を双方向で共有しています。特に、認証問題の再発防止に取り組むダイハツ工業㈱、日野自動車㈱、㈱豊田自動織機との連携を強化しました。ダイハツ工業㈱と㈱豊田自動織機とは、再発防止の進捗や、事業連携のあり方など、お互いの困りごとや経営課題について、トップ間で頻度高く、話し合いを続けてきました。日野自動車㈱に対しては、ダイムラートラック社とともに、三菱ふそうトラック・バス㈱との経営統合の準備をサポートしています。今後とも、トップ同士、実務間で、再発防止を踏まえたグループ連携を深めていきます。体制面では、取締役会の実効性の向上に取り組むとともに、昨年6月に立ち上げた「ガバナンス・リスク・コンプライアンス会議」では、認証問題や大規模災害のBCPをはじめとする足元の重要経営課題について、また、「サステナビリティ会議」では、未来工場やダイバーシティ人財の活躍など、サステナビリティ経営の重点5テーマについて、社外役員の知見を取り入れて、施策の方向づけを行ってきました。仕組みの面では、内部統制の強化に向けて、重点対象の子会社17社に対して、従来の2倍以上の時間をかけて、多面的な監査を実施してきました。さらに、子会社の役員向けの内部統制に関する研修会の実施、他社事例の共有など、実践的かつ具体的な研修プログラムも展開しています。なお、認証問題の責任については、会長・副会長・社長の評価に反映し、報酬を減額しています。詳細は、「第4 提出会社の状況 4 コーポレート・ガバナンスの状況等(4)役員の報酬等」を参照ください。引き続き、グループ・連結の視点で、ガバナンスの向上に取り組んでいきます。*2 ㈱豊田自動織機、トヨタ自動車㈱、トヨタ車体㈱、トヨタ自動車東日本㈱、日野自動車㈱、ダイハツ工業㈱   モビリティカンパニーへの変革の実践トヨタは、すべての人に移動の自由と楽しさをお届けし、安心・安全で、持続可能なモビリティ社会を実現するために、モビリティカンパニーへの変革を目指しています。 将来にわたって、クルマが世の中の人々を笑顔にするモビリティであり続けるためには、交通事故や環境負荷の増大、渋滞など、クルマが生み出すネガティブな影響を最小化し、同時に、利便性や快適性、運転の楽しさなど、ポジティブな面を最大化していくことが必要であると考えています。そのステップを「モビリティ1.0:クルマの価値の拡張」「モビリティ2.0:モビリティの拡張」「モビリティ3.0:社会システムとの融合」の3つに整理したToyota Mobility Conceptのもと、「カーボンニュートラル」「移動価値の拡張」という重点テーマに基づき、様々な挑戦を進めています。クルマの未来を変えていくうえでは、エネルギーの未来に向き合うことが大切です。将来的には、再生可能エネルギーの普及を通じて、社会を支えるエネルギーは電気と水素に収れんしていくと考えられます。一方で、足元では国・地域ごとに様々なエネルギー事情があり、トランジションのペースは異なります。こうした背景認識のもと、電気と水素の未来を見据えながら、短期的にはエネルギーの実情や多様なお客様ニーズに応える選択肢を提供し、現実に即したトランジションを進めていくのが、トヨタのマルチパスウェイの考え方です。当期も、実践的なCO2削減に貢献するハイブリッド車の多様なラインアップを基盤に、マルチパスウェイの取り組みの解像度を上げるべく、選択肢の具体化を着実に進めてきました。内燃機関においては、レースを通じて鍛えている水素エンジンの技術をはじめ、長年培ってきた燃焼技術を磨いて、環境性能の高い小型・高効率な新エンジンを開発しています。次世代BEVの小型電動ユニットも活用し、電気リッチなハイブリッド車・プラグインハイブリッド車を生み出すことをめざしています。次世代BEVでは、原理原則に立ち返って、クルマの構造・設計とモノづくりの合理化に取り組み、デザインはもちろん、空力をはじめとするBEVの最適な性能にこだわって開発を進めています。小型電動ユニットなど、磨いた技術をその他のパワートレーンの進化にも活かしていきます。水素で走るFCEVは、まずは商用車を軸に事業・市場の基盤づくりを進めています。エネルギー事業者をはじめとする仲間とともに、「つくる」「はこぶ」「つかう」のバリューチェーン全体での連携を強化しています。 そして、多様な移動ニーズにお応えしていくために、社会とつながるクルマの新たな価値づくりをめざしています。そのカギは、ソフトウエアプラットフォームのAreneの実装を通じて、データとエネルギーの可動性を高めていくことです。次世代BEVで挑戦するソフトウエア・ディファインド・ビークル(SDV)がこの取り組みをリードしていきます。トヨタが考えるSDVの最も重要な提供価値は、安全・安心です。交通事故ゼロに貢献する自動運転など、安全・安心を軸にしたクルマの価値を広げるために、日本電信電話㈱をはじめとするパートナーの皆様とともに、切れ目のない通信・AI基盤の構築を進めています。さらに、クルマを多様なサービスやアプリとつなげて、お客様に寄り添った移動の価値を生み出していきたいと考えています。 また、クルマの価値を広げながら、パーソナルモビリティから車いすモビリティ、e-Paletteなどの商用モビリティ、ボート、フライングモビリティまで、新しい領域へのモビリティの拡張に取り組んでいます。多くのパートナーと共に、今の事業範囲を越えて、世界中のお客様の移動を支えていきたいと考えています。モビリティ3.0の領域では、社会システムと融合したモビリティの価値づくりをめざしています。タイでパートナーと取り組んでいるデータ・エネルギー・モビリティの社会実装や、中国における自動運転・水素社会の実装など、地域ごとにプロジェクトを進めています。蓄電事業では、再生可能エネルギーの普及に向けた持続可能な社会システムの構築をめざしています。電池のエコシステムづくりをはじめ、「より少ない資源でつくる」「より長く使う」「回収時に廃棄物を出さない」という考え方のもと、サーキュラーエコノミーの実現を目指した取り組みも進めています。これらの挑戦を支えるのが、2025年秋以降に実証をスタートするモビリティのテストコース「Woven City」です。Woven Cityは「自分以外の誰かのために」という思いをもつInventors(発明家)が「モビリティの拡張」を目指し、自らのプロダクトやサービスを生み出し、実証を行う場です。Woven Cityにおける価値を共創するWeavers(住民やビジター)からリアルなフィードバックを受けながら、様々なInventorsとのコラボレーションを通じて、未来につながるイノベーションを生み出していきます。様々な新しい技術・サービスをWoven Cityで実証し、社会実装で育てるサイクルを回して、社会システムと融合したモビリティの価値をスピーディに具現化していきたいと考えています。Toyota Mobility Conceptのもと、クルマの新たな価値を追求し続けていくことで、モビリティカンパニーへの変革を着実に進めていきます。 今後とも、各地域のお客様に笑顔になっていただけるいいクルマをお届けできるよう、全社を挙げて努力を重ねていきます。そして、「クルマの未来を変えていこう」という想いのもと、安全・安心で豊かなモビリティ社会をつくることを目指して、多くの仲間とともに挑戦を加速していきます。
経営者による分析 FY2025 / 約23,359字
4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】(1)経営成績等の状況の概要①経営成績の状況当連結会計年度の世界経済は、中国において、住宅価格の下落が継続し、消費マインドの停滞が見られた一方、米国において、個人消費を中心とした景気拡大が継続したことを受け、堅調に推移しました。このような経営環境の中、トヨタは、「もっといいクルマをつくろうよ」という軸のもと、長年の「商品と地域を軸にした経営」を通じて、フルラインアップの商品とグローバルな事業基盤を構築してきました。それからの基盤を活かして、当期も、安全・品質の徹底をはじめとする「足場固め」の取り組みを進めながら、世界各地のお客様にいいクルマをお届けする努力を重ねてきました。 そして、多様なモビリティのご提供を通じて「幸せを量産する」という当社の使命を果たすべく、Toyota Mobility Conceptのもと、モビリティカンパニーへの変革に向けた様々な技術開発や基盤づくりに取り組んできました。当連結会計年度における日本、海外を合わせた自動車の連結販売台数は、936万2千台と、前連結会計年度に比べて8万台(0.9%)の減少となりました。日本での販売台数については、199万1千台と、前連結会計年度に比べて2千台(0.1%)減少しました。海外においても、737万2千台と、前連結会計年度に比べて7万8千台(1.0%)の減少となりました。当連結会計年度の業績については、次のとおりです。 営業収益48兆367億円(前期比増減2兆9,413億円(6.5%))営業利益4兆7,955億円(前期比増減△5,573億円(△10.4%))税引前利益6兆4,145億円(前期比増減△5,504億円(△7.9%))親会社の所有者に帰属する当期利益4兆7,650億円(前期比増減△1,798億円(△3.6%)) なお、営業利益の主な増減要因は、次のとおりです。 営業面の努力1,450億円原価改善の努力±0億円 為替変動の影響5,900億円諸経費の増減・低減努力△9,900億円その他△3,023億円 事業別セグメントの業績は、次のとおりです。a.自動車事業営業収益は43兆1,998億円と、前連結会計年度に比べて1兆9,336億円(4.7%)の増収となりましたが、営業利益は3兆9,402億円と、前連結会計年度に比べて6,811億円(14.7%)の減益となりました。営業利益の減益は、諸経費の増加などによるものです。 b.金融事業営業収益は4兆4,811億円と、前連結会計年度に比べて9,969億円(28.6%)の増収となり、営業利益は6,835億円と、前連結会計年度に比べて1,134億円(19.9%)の増益となりました。営業利益の増益は、融資残高の増加および金利スワップ取引などの時価評価による評価損が減少したことなどによるものです。 c.その他の事業営業収益は1兆4,471億円と、前連結会計年度に比べて789億円(5.8%)の増収となり、営業利益は1,811億円と、前連結会計年度に比べて59億円(3.4%)の増益となりました。 所在地別の業績は、次のとおりです。a.日本営業収益は21兆8,590億円と、前連結会計年度に比べて8,383億円(4.0%)の増収となりましたが、営業利益は3兆1,511億円と、前連結会計年度に比べて3,331億円(9.6%)の減益となりました。営業利益の減益は、諸経費の増加および日野自動車㈱による認証不正問題の影響などによるものです。 b.北米営業収益は19兆3,003億円と、前連結会計年度に比べて1兆3,572億円(7.6%)の増収となりましたが、営業利益は1,088億円と、前連結会計年度に比べて3,975億円(78.5%)の減益となりました。営業利益の減益は、諸経費の増加などによるものです。 c.欧州営業収益は6兆3,134億円と、前連結会計年度に比べて6,317億円(11.1%)の増収となり、営業利益は4,155億円と、前連結会計年度に比べて274億円(7.1%)の増益となりました。営業利益の増益は、原価改善の努力などによるものです。 d.アジア営業収益は8兆9,880億円と、前連結会計年度に比べて2,573億円(2.9%)の増収となり、営業利益は8,965億円と、前連結会計年度に比べて309億円(3.6%)の増益となりました。営業利益の増益は、為替変動の影響および諸経費の減少・低減努力などによるものです。 e.その他の地域 (中南米、オセアニア、アフリカ、中東) 営業収益は4兆5,212億円と、前連結会計年度に比べて1,314億円(3.0%)の増収となり、営業利益は2,526億円と、前連結会計年度に比べて542億円(27.4%)の増益となりました。営業利益の増益は、営業面の努力などによるものです。 ②財政状態の状況 当連結会計年度末における財政状態については、次のとおりです。 資産合計は93兆6,013億円と、前連結会計年度末に比べて3兆4,870億円 (3.9%)の増加となりました。負債合計は56兆7,224億円と、前連結会計年度末に比べて1兆8,474億円 (3.4%)の増加となりました。資本合計は36兆8,789億円と、前連結会計年度末に比べて1兆6,395億円 (4.7%)の増加となりました。 ③キャッシュ・フローの状況当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は8兆9,824億円と、前連結会計年度末に比べて4,296億円(4.6%)の減少となりました。 当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況と、前連結会計年度に対するキャッシュ・フローの増減は、次のとおりです。 営業活動によるキャッシュ・フロー当連結会計年度の営業活動によるキャッシュ・フローは、3兆6,969億円の資金の増加となり、前連結会計年度が4兆2,063億円の増加であったことに比べて、5,094億円の減少となりました。 投資活動によるキャッシュ・フロー当連結会計年度の投資活動によるキャッシュ・フローは、4兆1,897億円の資金の減少となり、前連結会計年度が4兆9,987億円の減少であったことに比べて、8,090億円の減少幅の縮小となりました。 財務活動によるキャッシュ・フロー当連結会計年度の財務活動によるキャッシュ・フローは、1,972億円の資金の増加となり、前連結会計年度が2兆4,975億円の増加であったことに比べて、2兆3,003億円の減少となりました。 ④生産、受注及び販売の実績a.生産実績当連結会計年度における生産実績を事業別セグメントごとに示すと、次のとおりです。 事業別セグメントの名称当連結会計年度(2025年3月31日に終了した1年間)前期比(%)自動車事業日本4,000,448台△1.0北米1,957,568 △0.9欧州810,741 △4.1アジア1,789,573 △4.6その他490,733 △6.2計9,049,063 △2.3   (注)1「自動車事業」における生産実績は、車両(新車)生産台数を示しています。 2「自動車事業」における「その他」は、中南米、アフリカからなります。 b.受注実績当社および連結製造子会社は、国内販売店、海外販売店等からの受注状況、最近の販売実績および販売見込等の情報を基礎として、見込生産を行っています。 c.販売実績当連結会計年度における販売実績を事業別セグメントごとに示すと、次のとおりです。 事業別セグメントの名称当連結会計年度(2025年3月31日に終了した1年間)前期比(%)数量金額(百万円)数量金額自動車事業車両9,362,410台36,892,232△0.9+4.7生産用部品- 1,606,173-+0.6部品- 3,423,389-+8.1その他- 1,074,505-+0.6計― 42,996,299―+4.7金融事業―――――――- 4,437,827-+28.7その他の事業―――――――- 602,578-+6.2合計― 48,036,704―+6.5   (注)1主要な相手先別の販売実績については、当該販売実績の総販売実績に対する割合が100分の10未満であるため、主要な相手先別の販売実績および当該販売実績の総販売実績に対する割合の記載を省略しています。 2「自動車事業」における「車両」の数量は、車両(新車)販売台数を示しています。 3金額は外部顧客への営業収益を示しています。 前述の当連結会計年度における「自動車事業」の販売数量を、仕向先別に示すと、次のとおりです。 事業別セグメントの名称当連結会計年度(2025年3月31日に終了した1年間)前期比(%)自動車事業日本1,990,846台△0.1北米2,702,759 △4.0欧州1,171,942 △1.6アジア1,838,050 +1.9その他1,658,813 +1.3計9,362,410 △0.9   (注)1上記仕向先別販売数量は、車両(新車)販売台数を示しています。 2「自動車事業」における「その他」は、中南米、オセアニア、アフリカ、中東ほかからなります。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容本項においては、将来に関する事項が含まれていますが、当該事項は有価証券報告書提出日(2025年6月18日)現在において判断したものです。 ①概観トヨタの事業セグメントは、自動車事業、金融事業およびその他の事業で構成されています。自動車事業は最も重要な事業セグメントで、当連結会計年度においてトヨタの営業収益合計(セグメント間の営業収益控除前)の88%を占めています。当連結会計年度における車両販売台数ベースによるトヨタの主要な市場は、日本(21.3%)、北米(28.9%)、欧州(12.5%)およびアジア(19.6%)となっています。 a.自動車市場環境世界の自動車市場は、非常に競争が激しく、また予測が困難な状況にあります。さらに、自動車業界の需要は、社会、政治および経済の状況、新車および新技術の導入ならびにお客様が自動車を購入または利用される際に負担いただく費用といった様々な要素の影響を受けます。これらの要素により、各市場および各タイプの自動車に対するお客様の需要は、大きく変化します。当連結会計年度の世界経済は、中国において、住宅価格の下落が継続し、消費マインドの停滞が見られたものの、米国において、個人消費を中心とした景気拡大が継続したことを受け、堅調に推移しました。 次の表は、過去2連結会計年度における各仕向地域別の連結販売台数を示しています。 千台 3月31日に終了した1年間 2024年 2025年日本1,993 1,991 北米2,816 2,703 欧州1,192 1,172 アジア1,804 1,838 その他1,638 1,659 海外計7,450 7,372 合計9,443 9,362 (注)「その他」は、中南米、オセアニア、アフリカ、中東ほかからなります。 トヨタの日本における当連結会計年度の連結販売台数は、市場が前連結会計年度を上回るものの、減少しました。トヨタの海外における連結販売台数は、中国を除くアジアや中近東などの地域で販売台数が増加したものの、北米で販売台数が減少したことにより、全体としては減少となりました。 各市場における全車両販売台数に占めるトヨタのシェアは、製品の品質、安全性、信頼性、価格、デザイン、性能、経済性および実用性についての他社との比較により左右されます。また、時機を得た新車の導入やモデルチェンジの実施も、お客様のニーズを満たす重要な要因です。変化し続けるお客様の嗜好を満たす能力も、売上および利益に大きな影響をもたらします。 自動車事業の収益性は様々な要因により左右されます。これらには次のような要因が含まれます。 車両販売台数 販売された車両モデルとオプションの組み合わせ 部品・サービス売上 価格割引およびその他のインセンティブのレベルならびにマーケティング費用 顧客からの製品保証に関する請求およびその他の顧客満足のための修理等にかかる費用 研究開発費等の固定費 原材料価格 コストの管理能力 生産資源の効率的な利用 特定の仕入先への部品供給の依存による生産への影響 気候変動による物理的リスクや低炭素経済への移行リスクを含む、気候変動リスク 自然災害および感染症の発生・蔓延や社会インフラの障害による市場・販売・生産への影響 日本円およびトヨタが事業を行っている地域におけるその他通貨の為替相場の変動 法律、規制、政策の変更およびその他の政府による措置も自動車事業の収益性に著しい影響を及ぼすことがあります。これらの法律、規制および政策には、車両の製造コストを大幅に増加させる環境問題、車両の安全性、燃費および排ガスに影響を及ぼすものが含まれます。 多くの国の政府が、現地調達率を規定し、関税およびその他の貿易障壁を課し、あるいは自動車メーカーの事業を制限したり本国への利益の移転を困難にするような価格管理あるいは為替管理を行っています。このような法律、規制、政策その他の行政措置における変更は、製品の生産、ライセンス、流通もしくは販売、原価、あるいは適用される税率に影響を及ぼすことがあります。トヨタは、トヨタ車の安全性について潜在的問題がある場合に適宜リコール等の市場処置(セーフティ・キャンペーンを含む)を発表しています。前述のリコール等の市場処置をめぐり、トヨタに対する申し立ておよび訴訟が提起されています。これらの申し立ておよび訴訟に関しては、連結財務諸表注記24ならびに30を参照ください。 世界の自動車産業は、グローバルな競争の時期にあり、この傾向は予見可能な将来まで続く可能性があります。また、トヨタが事業を展開する競争的な環境は、さらに激化する様相を呈しています。トヨタは一独立企業として自動車産業で効率的に競争するための資源、戦略および技術を予見可能な将来において有していると考えています。 b.金融事業自動車金融の市場は、大変競争が激しくなっています。自動車金融の競争激化は、利益率の減少を引き起こす可能性があり、また、顧客がトヨタ車を購入する際にトヨタ以外の金融サービスを利用するようになる場合、マーケット・シェアが低下することも考えられます。 トヨタの金融サービス事業は、主として、顧客および販売店に対する融資プログラムおよびリース・プログラムの提供を行っています。トヨタは、顧客に対して資金を提供する能力は、顧客に対しての重要な付加価値サービスであると考え、金融子会社のネットワークを各国へ展開しています。 小売融資およびリースにおけるトヨタの主な競争相手には、商業銀行、消費者信用組合、その他のファイナンス会社が含まれます。一方、卸売融資における主な競争相手には、商業銀行および自動車メーカー系のファイナンス会社が含まれます。 トヨタの金融事業に係る債権は、主に融資残高の増加により、当連結会計年度において増加しました。また、賃貸用車両及び器具は、主に北米の金融子会社でのオペレーティング・リース件数の増加により、当連結会計年度において増加しました。 金融事業に係る債権および賃貸用車両及び器具の詳細については、連結財務諸表注記8および12を参照ください。 トヨタの金融債権は、回収可能性リスクを負っています。これは顧客もしくは販売店の支払不能や、担保価値(売却費用控除後)が債権の帳簿価額を下回った場合に発生する可能性があります。詳細については、連結財務諸表注記3および19を参照ください。 トヨタは、車両リースを継続的に提供してきました。当該リース事業によりトヨタは残存価額のリスクを負っています。これは車両リース契約の借手が、リース終了時に車両を購入するオプションを行使しない場合に発生する可能性があります。詳細については、連結財務諸表注記3(8)を参照ください。 トヨタは、主に固定金利借入債務を機能通貨建ての変動金利借入債務へ転換するために、金利スワップおよび金利通貨スワップ契約を結んでいます。特定のデリバティブ金融商品は、経済的企業行動の見地からは金利リスクをヘッジするために契約されていますが、トヨタの連結財政状態計算書における特定の資産および負債をヘッジするものとしては指定されていないため、それらの指定されなかったデリバティブから生じる未実現評価損益は、その期間の損益として計上されます。詳細については、連結財務諸表注記20および21を参照ください。 資金調達コストの変動は、金融事業の収益性に影響を及ぼす可能性があります。資金調達コストは、数多くの要因の影響を受けますが、その中にはトヨタがコントロールできないものもあります。これには、全般的な景気、金利およびトヨタの財務力などが含まれます。当連結会計年度の資金調達コストは主に市場金利の上昇により増加しました。 トヨタは、2001年4月に日本でクレジットカード事業を立上げました。カード会員数は、2025年3月31日現在16.0百万人と、2024年3月31日から0.12百万人の減少となりました。カード債権は、2025年3月31日現在5,745億円と、2024年3月31日から157億円の増加となりました。 c.その他の事業トヨタのその他の事業には、情報通信事業等が含まれます。 トヨタは、その他の事業は連結業績に大きな影響を及ぼすものではないと考えています。 d.為替の変動トヨタは、為替変動による影響を受けやすいといえます。トヨタは日本円の他に主に米ドルおよびユーロの価格変動の影響を受けており、また、米ドルやユーロに加え、豪ドル、加ドルおよび英国ポンドなどについても影響を受けることがあります。日本円で表示されたトヨタの連結財務諸表は、換算リスクおよび取引リスクによる為替変動の影響を受けています。 換算リスクとは、特定期間もしくは特定日の財務諸表が、事業を展開する国々の通貨の日本円に対する為替の変動による影響を受けるリスクです。たとえ日本円に対する通貨の変動が大きく、前連結会計年度との比較において、また地域ごとの比較においてかなりの影響を及ぼすとしても、換算リスクは報告上の考慮事項に過ぎず、その基礎となる業績を左右するものではありません。トヨタは換算リスクに対してヘッジを行っていません。 取引リスクとは、収益と費用および資産と負債の通貨が異なることによるリスクです。取引リスクは主にトヨタの日本製車両の海外売上に関係しています。 トヨタは、生産施設が世界中に所在しているため、取引リスクは大幅に軽減されていると考えています。グローバル化戦略の一環として、車両販売を行う主要市場において生産施設を建設することにより、生産を現地化してきました。前連結会計年度および当連結会計年度において、トヨタの海外における車両販売台数のそれぞれ75.9%および73.5%が海外で生産されています。北米では前連結会計年度および当連結会計年度の車両販売台数のそれぞれ75.9%および76.0%が現地で生産されています。欧州では前連結会計年度および当連結会計年度の車両販売台数のそれぞれ73.1%および69.6%が現地で生産されています。アジアでは前連結会計年度および当連結会計年度の車両販売台数のそれぞれ97.4%および94.6%が現地で生産されています。生産の現地化により、トヨタは生産過程に使用される供給品および原材料の多くを現地調達することができ、現地での収益と費用の通貨のマッチングをはかることが可能です。 トヨタは、取引リスクの一部に対処するために為替の取引およびヘッジを行っています。これにより為替変動による影響は軽減されますが、すべて排除されるまでには至っておらず、年によってその影響が大きい場合もあり得ます。為替変動リスクをヘッジするためにトヨタで利用されるデリバティブ金融商品に関する追加的な情報については、連結財務諸表注記20および21を参照ください。 一般的に、円安は営業収益、営業利益および親会社の所有者に帰属する当期利益に好影響を及ぼし、円高は悪影響を及ぼします。日本円の米ドルに対する期中平均相場は、前会計年度に比べて円安に推移しました。また、 日本円の米ドルに対する決算日の為替相場は、前会計年度末に比べて円高となりました。日本円のユーロに対する期中平均相場は、前会計年度に比べて円安に推移しました。また、 日本円のユーロに対する決算日の為替相場は、前会計年度末に比べて円高となりました。詳細については、連結財務諸表注記19を参照ください。 e.セグメンテーショントヨタの最も重要な事業セグメントは、自動車事業セグメントです。トヨタは、世界の自動車市場においてグローバル・コンペティターとして自動車事業を展開しています。マネジメントは世界全体の自動車事業を一つの事業セグメントとして資源の配分やその実績の評価を行っており、自動車事業セグメント内で資源を配分するために、販売台数、生産台数、マーケット・シェア、車両モデルの計画および工場のコストといった財務およびそれ以外に関するデータの評価を行っています。トヨタは国内・海外または部品等のような自動車事業の一分野を個別のセグメントとして管理していません。 ②地域別内訳次の表は、過去2連結会計年度のトヨタの地域別外部顧客向け営業収益を示しており、当社または連結子会社の所在国の位置を基礎として集計しています。 金額:百万円 3月31日に終了した1年間 2024年 2025年日本10,193,556 10,719,120 北米17,624,268 18,930,253 欧州5,503,738 6,110,052 アジア7,604,269 7,903,360 その他4,169,494 4,373,919 (注)「その他」 は、中南米、オセアニア、アフリカ、中東からなります。 ③業績―当連結会計年度と前連結会計年度の比較 金額:百万円 3月31日に終了した1年間 増減および増減率 2024年 2025年 増減 増減率営業収益 日本 21,020,721 21,859,094 838,373 4.0% 北米 17,943,072 19,300,327 1,357,254 7.6% 欧州 5,681,764 6,313,489 631,725 11.1% アジア 8,730,749 8,988,062 257,314 2.9% その他 4,389,785 4,521,257 131,472 3.0% 消去又は全社 △12,670,767 △12,945,525 △274,758 - 計 45,095,325 48,036,704 2,941,380 6.5%営業利益 日本 3,484,270 3,151,123 △333,147 △9.6% 北米 506,319 108,808 △397,512 △78.5% 欧州 388,096 415,553 27,457 7.1% アジア 865,591 896,510 30,919 3.6% その他 198,345 252,626 54,281 27.4% 消去又は全社 △89,687 △29,033 60,655 - 計 5,352,934 4,795,586 △557,348 △10.4%営業利益率 11.9% 10.0% △1.9% 税引前利益 6,965,085 6,414,590 △550,495 △7.9%税引前利益率 15.4% 13.4% △2.0% 親会社の所有者に帰属する当期利益 4,944,933 4,765,086 △179,847 △3.6%親会社の所有者に帰属する当期利益率 11.0% 9.9% △1.1% (注)「その他」は、中南米、オセアニア、アフリカ、中東からなります。 a.営業収益当連結会計年度の営業収益は48兆367億円と、前連結会計年度に比べて2兆9,413億円(6.5%)の増収となりました。この増収は、主に為替変動の影響1兆7,700億円によるものです。 トヨタの事業別外部顧客向け営業収益の商品別内訳は次のとおりです。 金額:百万円 3月31日に終了した1年間 増減および増減率 2024年 2025年 増減 増減率車両 35,249,865 36,892,232 1,642,368 4.7%生産用部品 1,596,111 1,606,173 10,062 0.6%部品 3,166,586 3,423,389 256,803 8.1%その他 1,068,169 1,074,505 6,336 0.6% 自動車事業合計 41,080,731 42,996,299 1,915,568 4.7%その他の事業 567,399 602,578 35,179 6.2%商品・製品売上収益合計 41,648,130 43,598,877 1,950,747 4.7%金融事業に係る金融収益 3,447,195 4,437,827 990,632 28.7% 営業収益合計 45,095,325 48,036,704 2,941,380 6.5% 営業収益は自動車事業およびその他の事業の合計である商品・製品売上収益ならびに金融事業に係る金融収益で構成されており、当連結会計年度の商品・製品売上収益は43兆5,988億円と、前連結会計年度に比べて4.7%の増収となり、金融事業に係る金融収益は4兆4,378億円と、前連結会計年度に比べて28.7%の増収となりました。商品・製品売上収益の増収は、為替変動の影響や価格改定によるものです。金融事業に係る金融収益の増収については、「(1)経営成績等の状況の概要 ①経営成績の状況 b.金融事業」を参照ください。前連結会計年度末および当連結会計年度末の各地域における融資件数(残高)の状況は次のとおりです。 ・金融事業における融資件数残高 千件 3月31日 増減および増減率 2024年 2025年 増減 増減率日本 2,781 2,740 △41 △1.5%北米 5,589 5,647 58 1.0%欧州 1,784 1,944 160 9.0%アジア 2,133 2,245 112 5.3%その他 981 1,054 73 7.4% 合計 13,268 13,630 362 2.7% (注)「その他」は、中南米、オセアニア、アフリカからなります。 当連結会計年度の営業収益(セグメント間の営業収益控除前)は前連結会計年度に比べて、日本では4.0%、北米では7.6%、欧州では11.1%、アジアでは2.9%、その他の地域では3.0%の増収となりました。為替変動の影響1兆7,700億円を除いた場合、当連結会計年度の営業収益は前連結会計年度に比べて、日本では3.0%、北米では2.4%、欧州では5.7%、その他の地域では30.0%の増収、アジアでは1.5%の減収であったと考えられます。各地域における営業収益(セグメント間の営業収益控除前)の状況は次のとおりです。 ・日本 千台 3月31日に終了した1年間 増減および増減率 2024年 2025年 増減 増減率連結販売台数 4,014 3,932 △82 △2.0%(日本は輸出台数を含む) 金額:百万円 3月31日に終了した1年間 増減および増減率 2024年 2025年 増減 増減率営業収益 商品・製品売上収益 20,679,979 21,468,488 788,509 3.8% 金融事業に係る金融収益 340,742 390,606 49,864 14.6% 営業収益計 21,020,721 21,859,094 838,373 4.0% 日本においては、トヨタの販売台数が前連結会計年度に比べて82千台減少したものの、輸出取引に係る為替変動の影響や価格改定などにより、増収となりました。前連結会計年度および当連結会計年度における輸出台数はそれぞれ2,021千台および1,941千台となりました。 ・北米 千台 3月31日に終了した1年間 増減および増減率 2024年 2025年 増減 増減率連結販売台数 2,816 2,703 △113 △4.0% 金額:百万円 3月31日に終了した1年間 増減および増減率 2024年 2025年 増減 増減率営業収益 商品・製品売上収益 15,705,804 16,606,446 900,642 5.7% 金融事業に係る金融収益 2,237,268 2,693,881 456,613 20.4% 営業収益計 17,943,072 19,300,327 1,357,254 7.6% 北米においては、インディアナ工場の生産停止の影響はあったものの、為替変動の影響や価格改定により、増収となりました。 ・欧州 千台 3月31日に終了した1年間 増減および増減率 2024年 2025年 増減 増減率連結販売台数 1,192 1,172 △20 △1.6% 金額:百万円 3月31日に終了した1年間 増減および増減率 2024年 2025年 増減 増減率営業収益 商品・製品売上収益 5,255,395 5,577,646 322,252 6.1% 金融事業に係る金融収益 426,369 735,843 309,473 72.6% 営業収益計 5,681,764 6,313,489 631,725 11.1% 欧州においては、トヨタの販売台数が前連結会計年度に比べて20千台減少したものの、為替変動の影響や価格改定により、増収となりました。 ・アジア 千台 3月31日に終了した1年間 増減および増減率 2024年 2025年 増減 増減率連結販売台数 1,804 1,838 34 1.9% 金額:百万円 3月31日に終了した1年間 増減および増減率 2024年 2025年 増減 増減率営業収益 商品・製品売上収益 8,485,219 8,701,501 216,282 2.5% 金融事業に係る金融収益 245,529 286,561 41,031 16.7% 営業収益計 8,730,749 8,988,062 257,314 2.9% アジアにおいては、主にインドでの販売が好調だったため、トヨタの販売台数が前連結会計年度に比べて34千台増加したことや、為替変動の影響や価格改定により、増収となりました。 ・その他の地域 千台 3月31日に終了した1年間 増減および増減率 2024年 2025年 増減 増減率連結販売台数 1,638 1,659 21 1.3% 金額:百万円 3月31日に終了した1年間 増減および増減率 2024年 2025年 増減 増減率営業収益 商品・製品売上収益 4,037,260 4,023,077 △14,183 △0.4% 金融事業に係る金融収益 352,525 498,180 145,655 41.3% 営業収益計 4,389,785 4,521,257 131,472 3.0% その他の地域においては、主に中東での販売が好調だったため、トヨタの販売台数が前連結会計年度に比べて21千台増加したことや、融資残高の増加や為替変動の影響により、増収となりました。 b.営業費用 金額:百万円 3月31日に終了した1年間 増減および増減率 2024年 2025年 増減 増減率営業費用 売上原価 33,600,612 35,510,157 1,909,545 5.7% 金融事業に係る金融費用 2,126,395 2,948,509 822,114 38.7% 販売費及び一般管理費 4,015,383 4,782,452 767,069 19.1% 営業費用合計 39,742,390 43,241,118 3,498,728 8.8% 金額:百万円 営業費用の対前期比増減車両販売台数および販売構成の変化による影響30,000為替変動の影響1,180,000金融事業に係る金融費用の増加680,000原価改善の努力±0諸経費の増減・低減努力990,000その他618,728 合計3,498,728 当連結会計年度における営業費用は43兆2,411億円と、前連結会計年度に比べて3兆4,987億円(8.8%)の増加となりました。 ・原価改善の努力当連結会計年度は、±0億円の営業費用の増減となりました。この増減には、仕入先と一体となった原価改善活動に引き続き精力的に取り組んだ結果、VE(Value Engineering)活動を中心とした設計面での原価改善など2,400億円および工場・物流部門などにおける原価改善450億円が含まれますが、仕入先基盤強化および資材高騰の影響2,850億円の営業費用の増加により相殺されています。 原価改善の努力は、継続的に実施されているVE・VA(Value Analysis)活動、部品の種類の絞込みにつながる部品共通化、ならびに車両生産コストの低減を目的としたその他の製造活動に関連しています。なお、資材高騰の影響には、鉄鋼、貴金属、非鉄金属(アルミ等)、樹脂関連部品などの資材・部品価格の変動による影響が含まれています。 ・売上原価当連結会計年度における売上原価は35兆5,101億円と、前連結会計年度に比べて1兆9,095億円(5.7%)の増加となりました。この増加は、主に為替変動の影響9,050億円、品質関連費用2,750億円および労務費1,700億円の増加によるものです。 ・金融事業に係る金融費用当連結会計年度における金融事業に係る金融費用は2兆9,485億円と、前連結会計年度に比べて8,221億円(38.7%)の増加となりました。この増加は、主に市場金利の上昇等による資金調達コストの増加によるものです。 ・販売費及び一般管理費当連結会計年度の販売費及び一般管理費は4兆7,824億円と、前連結会計年度に比べて7,670億円(19.1%)の増加となりました。この増加は、主に経費2,350億円の増加および日野自動車㈱による認証不正問題の影響1,750億円の増加によるものです。 c.営業利益 金額:百万円 営業利益の対前期比増減営業面の努力145,000原価改善の努力±0 為替変動の影響590,000諸経費の増減・低減努力△990,000その他△302,348 合計△557,348 当連結会計年度における営業利益は4兆7,955億円と、前連結会計年度に比べて5,573億円(10.4%)の減益となりました。この減益は、諸経費の増減・低減努力9,900億円およびその他3,023億円によるものですが、為替変動の影響5,900億円および営業面の努力1,450億円により一部相殺されています。 上記の諸経費の増減・低減努力は、経費ほか6,200億円、労務費2,350億円および研究開発費1,300億円の増加によるものです。その他の減益要因は、日野自動車㈱による認証不正問題の影響2,805億円などを含んでいます。 また、為替変動の影響の増益要因は、主に輸出入等の外貨取引による影響4,150億円によるものです。営業面の努力は、バリューチェーン収益の拡大1,900億円などを含んでいます。 当連結会計年度における営業利益(セグメント間の利益控除前)は前連結会計年度に比べて、北米では3,975億円(78.5%)、日本では3,331億円(9.6%)の減益、その他の地域では542億円(27.4%)、アジアでは309億円(3.6%)、欧州では274億円(7.1%)の増益となりました。各地域における営業利益の状況は次のとおりです。 ・日本 金額:百万円 営業利益の対前期比増減営業面の努力55,000原価改善の努力△160,000為替変動の影響645,000諸経費の増減・低減努力△525,000その他△348,147 合計△333,147   ・北米 金額:百万円 営業利益の対前期比増減営業面の努力5,000原価改善の努力125,000為替変動の影響△55,000諸経費の増減・低減努力△430,000その他△42,512 合計△397,512  ・欧州 金額:百万円 営業利益の対前期比増減販売面での影響△55,000原価改善の努力60,000為替変動の影響10,000諸経費の増減・低減努力△5,000その他17,457 合計27,457  ・アジア 金額:百万円 営業利益の対前期比増減販売面での影響△15,000原価改善の努力10,000為替変動の影響15,000諸経費の増減・低減努力10,000その他10,919 合計30,919  ・その他 金額:百万円 営業利益の対前期比増減営業面の努力80,000原価改善の努力△35,000為替変動の影響△25,000諸経費の増減・低減努力△25,000その他59,281 合計54,281   d.その他の収益・費用当連結会計年度における持分法による投資損益は5,912億円と、前連結会計年度に比べて1,719億円(22.5%)の減益となりました。この減益は、主に持分法適用会社の親会社の所有者に帰属する当期利益の減益によるものです。 当連結会計年度におけるその他の金融収益は5,567億円と、前連結会計年度に比べて1,905億円(25.5%)の減少となりました。この減少は、主に有価証券売却益および受取利息の減少によるものです。 当連結会計年度におけるその他の金融費用は1,907億円と、前連結会計年度に比べて870億円(83.9%)の増加となりました。この増加は、主に有価証券評価損の増加によるものです。 当連結会計年度における為替差損益<純額>は7,052億円と、前連結会計年度に比べて5,177億円の増益となりました。為替差損益は、外国通貨建て取引によって生じた外貨建ての資産および負債を、取引時の為替相場で換算した価額と、先物為替契約を利用して行う決済を含め、同会計年度における決済金額または決算時の為替相場で換算した価額との差額を示すものです。為替差損益<純額>の増益5,177億円は、主に当連結会計年度において、一部の連結子会社の支配の喪失から生じた利得を、連結包括利益計算書の「在外営業活動体の為替換算差額」から連結損益計算書の「為替差損益<純額>」に振り替えたことによるものです。 当連結会計年度におけるその他<純額>は434億円の損失と、前連結会計年度に比べて614億円の減益となりました。 e.法人所得税費用当連結会計年度における法人所得税費用は1兆6,248億円と、前連結会計年度に比べて2,688億円(14.2%)の減少となりました。これは、主に税引前利益の減少などの影響によるもので、当連結会計年度における平均実際負担税率は25.3%となりました。 f.非支配持分に帰属する当期利益当連結会計年度における非支配持分に帰属する当期利益は246億円と、前連結会計年度に比べて1,018億円(80.5%)の減益となりました。この減益は、主に連結子会社の当期利益の減益によるものです。 g.親会社の所有者に帰属する当期利益当連結会計年度の親会社の所有者に帰属する当期利益は4兆7,650億円と、前連結会計年度に比べて1,798億円(3.6%)の減益となりました。 h.その他の包括利益(税効果考慮後)当連結会計年度におけるその他の包括利益(税効果考慮後)は7,460億円の損失と、前連結会計年度に比べて2兆8,631億円利益が減少しました。これは、主に米ドルやユーロに対する為替レートの変動により、在外営業活動体の為替換算差額が前連結会計年度の1兆1,788億円の利益に対し、当連結会計年度は8,278億円の損失となったこと、および主に株価が変動したことにより、その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産の公正価値変動が前連結会計年度の5,697億円の利益に対し、当連結会計年度は1,332億円の利益となったことによるものです。 i.事業別セグメントの状況以下は、トヨタの事業別セグメントの状況に関する説明です。記載された数値は、セグメント間の営業収益控除前です。 金額:百万円 3月31日に終了した1年間 増減および増減率 2024年 2025年 増減 増減率自動車 営業収益 41,266,204 43,199,865 1,933,661 4.7%営業利益 4,621,475 3,940,278 △681,197 △14.7%金融 営業収益 3,484,198 4,481,180 996,982 28.6%営業利益 570,023 683,519 113,495 19.9%その他 営業収益 1,368,164 1,447,114 78,949 5.8%営業利益 175,241 181,194 5,953 3.4%消去又は全社 営業収益 △1,023,242 △1,091,455 △68,213 -営業利益 △13,805 △9,405 4,401 -合計 営業収益 45,095,325 48,036,704 2,941,380 6.5% 営業利益 5,352,934 4,795,586 △557,348 △10.4% ・自動車事業セグメント自動車事業の営業収益は、トヨタの営業収益のうち最も高い割合を占めます。当連結会計年度における自動車事業セグメントの営業収益は43兆1,998億円と、前連結会計年度に比べて1兆9,336億円(4.7%)の増収となりました。この増収は、主に為替変動の影響1兆5,900億円によるものです。 当連結会計年度における自動車事業セグメントの営業利益は3兆9,402億円と、前連結会計年度に比べて6,811億円(14.7%)の減益となりました。この営業利益の減益は、主に諸経費の増減・低減努力9,900億円によるものですが、為替変動の影響5,800億円などにより一部相殺されています。 ・金融事業セグメント当連結会計年度における金融事業セグメントの営業収益は4兆4,811億円と、前連結会計年度に比べて9,969億円(28.6%)の増収となりました。この増収は、主に融資残高の増加および為替変動の影響によるものです。当連結会計年度における金融事業セグメントの営業利益は6,835億円と、前連結会計年度に比べて1,134億円(19.9%)の増益となりました。この営業利益の増益は、主に融資残高の増加および金利スワップ取引などの時価評価による評価損が減少したことなどによるものです。 ・その他の事業セグメント当連結会計年度におけるその他の事業セグメントの営業収益は1兆4,471億円と、前連結会計年度に比べて789億円(5.8%)の増収となりました。当連結会計年度におけるその他の事業セグメントの営業利益は1,811億円と、前連結会計年度に比べて59億円(3.4%)の増益となりました。 ④流動性と資金の源泉トヨタは従来、設備投資および研究開発活動のための資金を、主に営業活動から得た現金により調達してきました。 2026年3月31日に終了する連結会計年度については、トヨタは設備投資および研究開発活動のための十分な資金を、主に手元の現金及び現金同等物、営業活動から得た現金、および社債・借入金等の資金調達で充当する予定です。トヨタはこれらの資金を、従来の設備の維持更新・新製品導入へ効率的に投資しつつ、モビリティ・カンパニーへの変革に向け、競争力強化・将来の成長に資する分野に重点を置いて投資する予定です。2024年4月1日から2025年3月31日までに行われた重要な設備投資および処分に関する情報ならびに現在進行中の重要な設備投資および処分に関する情報は、「第3 設備の状況」を参照ください。 顧客や販売店に対する融資プログラムおよびリース・プログラムで必要となる資金について、トヨタは販売金融子会社の営業活動から得た現金と社債・借入金等の資金調達によりまかなっています。トヨタは金融子会社のネットワークを通じて、世界中の現地市場で資金を調達する能力を向上させるよう努めています。 当連結会計年度における営業活動によるキャッシュ・フローは、前連結会計年度の4兆2,063億円の資金の増加に対し、3兆6,969億円の資金の増加となり、5,094億円減少しました。この減少は、当連結会計年度(2025年3月31日に終了した12ヶ月間)における法人所得税の支払額が増加した結果、資金が1兆3,770億円減少したことなどによるものです。 当連結会計年度における投資活動によるキャッシュ・フローは、前連結会計年度の4兆9,987億円の資金の減少に対し、4兆1,897億円の資金の減少となり、8,090億円減少幅が縮小しました。この減少幅の縮小は、主に定期預金の預入の金額が前連結会計年度と比較して、7,293億円減少したことによる影響です。 当連結会計年度における財務活動によるキャッシュ・フローは、前連結会計年度の2兆4,975億円の資金の増加に対し、1,972億円の資金の増加となり、2兆3,003億円減少しました。この減少は、主に長期有利子負債の返済が2兆1,199億円増加したことによるものです。 当連結会計年度における資本的支出(賃貸資産を含む)は、前連結会計年度の4兆8,480億円から5兆9,912億円となり、1兆1,432億円増加しました。この増加は、主に金融事業におけるリース資産購入による資本的支出が9,317億円増加したことによるものです。 2026年3月31日に終了する連結会計年度において、賃貸および賃借資産を除く設備投資額は約2兆3,000億円となる予定です。 現金及び現金同等物は、2025年3月31日現在で8兆9,824億円でした。現金及び現金同等物の大部分は円建てまたは米ドル建てです。 トヨタは、現金及び現金同等物、定期預金、公社債および信託ファンドへの投資を総資金量と定義しており、当連結会計年度において総資金量は、21兆1,777億円となりました。 当連結会計年度における営業債権及びその他の債権は、1,097億円(2.9%)減少し、3兆6,797億円となりました。これは主に、為替変動の影響によるものです。 当連結会計年度における棚卸資産は、71億円(0.2%)減少し、4兆5,982億円となりました。 当連結会計年度における金融事業に係る債権合計は、1兆9,306億円(6.1%)増加し、33兆6,250億円となりました。これは主に、顧客や販売店に対する融資残高の増加によるものです。2025年3月31日現在における金融債権の地域別内訳は、北米53.9%、欧州15.0%、アジア11.7%、日本8.9%、その他の地域10.5%でした。 当連結会計年度におけるその他の金融資産合計は、7,258億円(4.5%)増加しました。これは主に、公社債の増加によるものです。 当連結会計年度における有形固定資産は、1兆759億円(7.5%)増加しました。これは主に、設備投資によるものです。 当連結会計年度における営業債務及びその他の債務は、2,759億円(5.3%)増加しました。これは主に、部品調達に伴う買掛金の増加によるものです。 当連結会計年度における未払法人所得税は、7,190億円(58.7%)減少しました。これは主に、税引前利益の減少に伴う法人所得税費用の減少などによるものです。 当連結会計年度における有利子負債合計は、2兆2,310億円(6.1%)増加しました。トヨタの短期借入債務は、加重平均利率2.26%の借入金と、加重平均利率3.82%のコマーシャル・ペーパーにより構成されています。当連結会計年度における短期借入債務は、前連結会計年度に比べて234億円(0.4%)減少し、5兆4,644億円となりました。トヨタの長期借入債務は、加重平均利率が1.93%から8.12%、返済期限が2025年から2048年の無担保の借入金、担保付きの借入金、無担保普通社債およびミディアム・ターム・ノート、担保付普通社債などにより構成されています。当連結会計年度の1年以内に返済予定の長期借入債務は4,280億円(4.3%)増加し、10兆2,729億円となり、返済期限が1年超の長期借入債務は1兆7,557億円(8.5%)増加し、22兆5,221億円となりました。借入債務合計の増加は、主に金融子会社における融資残高の伸びに伴う資金需要の高まりによるものです。2025年3月31日現在で、長期借入債務の約50%は米ドル建て、約14%はユーロ建て、約12%は円建て、約5%は豪ドル建て、約4%は加ドル建て、約15%はその他の通貨によるものです。トヨタは、金利スワップを利用することにより固定金利のエクスポージャーをヘッジしています。トヨタの借入必要額に重要な季節的変動はありません。 2024年3月31日現在におけるトヨタの親会社の所有者に帰属する持分合計に対する有利子負債比率は、106.8%でしたが、2025年3月31日現在では108.0%となりました。 トヨタの短期および長期借入債務は、2025年5月31日現在、スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)、ムーディーズ(Moody's)および格付投資情報センター(R&I)により、次のとおり格付けされています。なお、信用格付けは株式の購入、売却もしくは保有を推奨するものではなく、何時においても撤回もしくは修正され得ます。各格付けはその他の格付けとは個別に評価されるべきです。 S&P Moody's R&I短期借入債務 A-1+ P-1 ―長期借入債務 A+ A1 AAA 当連結会計年度における確定給付負債(資産)の純額は、国内および海外で、それぞれ2,206億円および3,508億円と、前連結会計年度に比べて、国内は1,825億円(479.3%)増加し、海外は152億円(4.2%)の減少となりました。確定給付負債(資産)の純額は、トヨタによる将来の現金拠出または対象従業員に対するそれぞれの退職日における支払いにより解消されます。国内においては、主に株価の下落に伴う制度資産の減少により、確定給付負債(資産)の純額は増加しました。詳細については、連結財務諸表注記23を参照ください。 トヨタの財務方針は、すべてのエクスポージャーの管理体制を維持し、相手先に対する厳格な信用基準を厳守し、市場のエクスポージャーを積極的にモニターすることです。トヨタは、トヨタファイナンシャルサービス㈱に金融ビジネスを集中させ、同社を通じて金融ビジネスのグローバルな効率化を目指しています。 財務戦略の主な要素は、短期的な収益の変動に左右されることなく事業を継続し、研究開発活動、設備投資および金融事業に対して戦略的に投資できるような、安定した財務基盤を維持することです。トヨタは、現在必要とされる資金水準を十分満たす流動性を保持していると考えており、また、高い信用格付けを維持することにより、引き続き多額の資金を比較的安いコストで外部から調達することができると考えています。高い格付けを維持するためには、数多くの条件が求められ、その中にはトヨタがコントロールできないものも含まれています。これらの条件には、日本およびトヨタが事業を行うその他の主要な市場の全体的な景気などが含まれています。 トヨタは金融事業のための資金調達の一つの方法として特別目的事業体を通じた証券化プログラムを利用しています。これらの証券化取引は、トヨタが第一受益者であるものとして連結しており、当連結会計年度におけるオフバランス化される取引に重要なものはありません。 トヨタの非デリバティブ金融負債およびデリバティブ金融負債の残存契約満期期間ごとの金額に関しては、連結財務諸表注記19を参照ください。また、トヨタはその通常業務の一環として、一定の原材料、部品およびサービスの購入に関して、仕入先と長期契約を結ぶ場合があります。これらの契約は、一定数量または最低数量の購入を規定している場合があります。トヨタはかかる原材料またはサービスの安定供給を確保するためにこれらの契約を締結しています。 次の表は、2025年3月31日現在のトヨタの契約上の債務および商業上の契約債務を要約したものです。 金額:百万円 返済期限 合計 1年未満 1年以上3年未満 3年以上5年未満 5年以上契約上の債務: 短期借入債務5,464,469 5,464,469 - - - 長期借入債務33,328,410 10,365,047 12,714,587 7,634,239 2,614,537有形固定資産およびその他の資産ならびにサービスの購入に係る契約上のコミットメント(注記30)3,807,743 429,884 354,869 683,305 2,339,685合計42,600,622 16,259,400 13,069,456 8,317,544 4,954,222 商業上の契約債務: 通常の事業から生じる最大見込保証債務(注記30)2,314,927 727,105 1,101,358 410,501 75,963合計2,314,927 727,105 1,101,358 410,501 75,963 * 長期借入債務の金額は、将来の支払元本を表しています。 また、トヨタは2026年3月31日に終了する連結会計年度において、退職後給付制度に対し、国内および海外で、それぞれ33,651百万円および16,454百万円を拠出する予定です。 ⑤貸出コミットメントa.クレジットカード会員に対する貸出コミットメントトヨタは金融事業の一環としてクレジットカードを発行しています。トヨタは、クレジットカード事業の慣習に従い、カード会員に対する貸付の制度を有しています。貸出はお客様ごとに信用状態の調査を実施した結果設定した限度額の範囲内で、お客様の要求により実行されます。カード会員に対する貸付金には保証は付されませんが、貸倒損失の発生を最小にするため、また適切な貸出限度額を設定するために、トヨタは、提携関係にある金融機関からの財務情報の分析を含むリスク管理方針により与信管理を実施するとともに、定期的に貸出限度額の見直しを行っています。2025年3月31日現在のカード会員に対する貸出未実行残高は1,577億円です。 b.販売店に対する貸出コミットメントトヨタは金融事業の一環として販売店に対する融資の制度を有しています。貸付は買収、設備の改装、不動産の購入、運転資金の確保のために行われます。これらの貸付金については、通常担保権が設定されており、販売店の不動産、車両在庫、その他販売店の資産等、場合に応じて適切と考えられる物件に対して設定しています。さらに慎重な対応が必要な場合には販売店が指名した個人による保証または販売店グループが指名した法人による保証を付しています。貸付金は通常担保または保証が付されていますが、担保または保証の価値がトヨタのエクスポージャーを十分に補うことができていない可能性があります。トヨタは融資制度契約を締結することによって生じるリスクに従って融資制度を評価しています。トヨタの金融事業は、販売店グループと呼ばれる複数のフランチャイズ系列に対しても融資を行っており、しばしば貸出組合に参加することでも融資を行っています。こうした融資は、融資先の卸売車両の購入、買収、設備の改装、不動産の購入、運転資金の確保等を目的とするものです。2025年3月31日現在の販売店に対する貸出未実行残高は3兆347億円です。 ⑥保証詳細については、連結財務諸表注記30を参照ください。 ⑦関連当事者との取引詳細については、連結財務諸表注記32を参照ください。 ⑧会計基準の選択に関する基本的な考え方当社は、資本市場における財務情報の国際的な比較可能性の向上等を目的として、2021年3月期第1四半期よりIFRSを任意適用しています。 ⑨重要な会計上の見積りIFRSに準拠した連結財務諸表を作成するにあたり、会計方針の適用、資産・負債およびトヨタの連結財務諸表に重要な影響を与える可能性のある会計上の見積りおよび仮定に関する情報は、次のとおりです。  ・品質保証に係る負債 ・金融事業に係る金融損失引当金 ・非金融資産の減損 ・退職給付に係る負債 ・公正価値測定 ・繰延税金資産の回収可能性 詳細については、連結財務諸表注記4を参照ください。
役員の状況 FY2025 / 約5,954字
(2)【役員の状況】 ①役員一覧男性8名 女性2名 (役員のうち女性の比率20%) 役職名氏名生年月日略歴任期所有株式数(千株)取締役会長(代表取締役)豊 田 章 男1956年5月3日生1984年4月トヨタ自動車㈱入社1998年4月ニュー ユナイテッド モーター マニュファクチャリング㈱出向2000年1月トヨタ自動車㈱Gazoo事業部主査2000年6月同社取締役2001年6月同社アジア本部本部長2002年6月同社常務取締役2003年6月同社専務取締役2005年1月同社豪亜中近東本部本部長2005年1月同社中国本部本部長2005年6月同社取締役副社長2005年6月同社情報事業本部本部長2009年6月同社取締役社長2015年6月東和不動産㈱(現トヨタ不動産㈱)代表取締役会長(現在に至る)2020年5月㈱ルーキーレーシング代表取締役(現在に至る)2022年12月トヨタ ガズーレーシング ワールドラリーチーム㈱代表取締役会長(現在に至る)2023年4月トヨタ自動車㈱取締役会長(現在に至る)(注)423,747取締役社長(代表取締役)佐 藤 恒 治1969年10月19日生1992年4月トヨタ自動車㈱入社1992年9月同社技術管理部(技術部門センター制導入プロジェクトを担当)1994年9月同社第2シャシー設計部(初代プリウスおよびビスタのサスペンション設計を担当)2003年7月同社第1トヨタセンターZV(北米カムリ製品開発を担当)2006年4月同社レクサスセンター(Lexus GSコンセプトプランナー、Lexus GS開発担当主査)2012年6月同社レクサス製品開発部(GA-Lプラットフォーム主査、Lexus LCコンセプトプランナー)2016年1月同社Lexus International Co. ZLチーフエンジニア(Lexus LC開発責任者)2017年4月同社常務理事2017年4月同社Lexus International Co. 開発統括2019年1月同社Lexus International Co. Executive Vice President2020年1月同社執行役員2020年1月同社Lexus International Co. President2020年9月同社GAZOO Racing Company President2021年1月同社執行役員2021年1月同社Chief Branding Officer2021年4月トヨタガズーレーシングヨーロッパ㈲会長2023年4月トヨタ自動車㈱執行役員・社長2023年4月同社Chief Executive Officer(現在に至る)2023年4月トヨタ モーター ノース アメリカ㈱取締役会長兼CEO2023年6月同社取締役会長(現在に至る)2023年6月トヨタ自動車㈱取締役・執行役員・社長(現在に至る)(注)4187 役職名氏名生年月日略歴任期所有株式数(千株)取締役副社長(代表取締役)中 嶋 裕 樹1962年4月10日生1987年4月トヨタ自動車㈱入社1987年11月同社第2生技部1993年1月同社第1ボデー設計部2005年1月同社第2トヨタセンターZCチーフエンジニア(IQを担当)2008年6月同社トヨタ第2乗用車センターチーフエンジニア(コンパクト系を担当)2011年9月同社製品企画本部付(新興国)チーフエンジニア(IMVを担当)2014年4月同社常務理事2014年4月同社製品企画本部エグゼクティブチーフエンジニア(フレーム系・商用車を担当)2015年4月同社常務役員2015年4月同社製品企画本部副本部長2016年4月同社CV CompanyExecutive Vice President2018年1月同社Mid-size Vehicle Company Executive Vice President2020年1月同社執行役員2020年1月同社Mid-size Vehicle Company President2021年2月同社CV Company President2021年4月Commercial Japan Partnership Technologies㈱代表取締役社長(現在に至る)2023年4月トヨタ自動車㈱執行役員・副社長2023年4月同社Chief Technology Officer(現在に至る)2023年6月同社取締役・執行役員・副社長2023年10月Commercial Japan Partnership Technologies Asia㈱代表取締役社長(現在に至る)2025年4月トヨタガズーレーシングヨーロッパ㈲会長(現在に至る)2025年6月トヨタ自動車㈱取締役副社長・執行役員(現在に至る)(注)471 役職名氏名生年月日略歴任期所有株式数(千株)取締役副社長(代表取締役)宮 崎 洋 一1963年10月19日生1986年4月トヨタ自動車㈱入社2011年1月同社営業業務部需給計画室室長2012年1月同社営業業務部部長2013年4月同社第1トヨタ企画部部長2015年4月同社常務役員2015年4月同社商品・事業企画部統括2015年4月同社第1トヨタ企画部統括2015年4月同社マーケティング部統括2016年4月同社コーポレート戦略部統括2017年4月同社営業企画部統括2017年4月同社東アジア・オセアニア本部本部長2017年6月同社BR商品・原価企画改革推進室統括2018年1月同社事業企画部統括2018年1月同社KD事業企画部統括2018年1月同社販売支援部統括2019年1月同社執行役員2019年1月同社事業業務部統括2019年1月同社営業業務部統括2019年1月同社KD事業部統括2020年6月同社アジア本部本部長2020年6月トヨタ モーター アジア パシフィック㈱(現トヨタ モーター アジア (シンガポール)㈱)社長2020年6月インドネシアトヨタ自動車㈱会長2022年4月トヨタ自動車㈱執行役員2022年4月同社Chief Competitive Officer(現在に至る)2022年4月同社事業・販売President2023年4月同社執行役員・副社長2023年4月同社Chief Financial Officer(現在に至る)2023年6月同社取締役・執行役員・副社長2025年6月同社取締役副社長・執行役員(現在に至る)(注)497取締役岡 本 薫 明1961年2月20日生1983年4月大蔵省入省2001年7月金融庁総務企画局総務課管理室長2002年7月金融庁監督局総務課金融危機対応室長2004年7月財務省主計局調査課長2006年7月財務省主計局主計官兼主計局総務課2009年7月財務省大臣官房秘書課長2012年8月財務省主計局次長2015年7月財務省大臣官房長2017年7月財務省主計局長2018年7月財務省財務事務次官2020年7月財務省財務事務次官退官2021年6月㈱よみうりランド監査役(現在に至る)2021年12月㈱読売新聞大阪本社監査役(現在に至る)2021年12月㈱読売新聞西部本社監査役(現在に至る)2022年3月日本たばこ産業㈱取締役副会長(現在に至る)2022年6月㈱読売新聞東京本社監査役(現在に至る)2025年6月トヨタ自動車㈱取締役(現在に至る)(注)41 役職名氏名生年月日 略歴任期所有株式数(千株)取締役藤 沢 久 美1967年3月15日生1995年5月㈲アイフィスリミテッド設立 代表取締役2000年6月㈱ソフィアバンク取締役2011年6月日本証券業協会公益理事(現在に至る)2012年2月㈱東日本大震災事業者再生支援機構取締役2013年8月㈱ソフィアバンク代表取締役2014年6月豊田通商㈱取締役2020年6月㈱ネットプロテクションズホールディングス取締役(現在に至る)2021年1月セルソース㈱取締役2022年4月㈱国際社会経済研究所理事長(現在に至る)2022年10月㈱しずおかフィナンシャルグループ取締役(現在に至る)2023年1月セルソース㈱取締役(監査等委員)(現在に至る)2024年6月トヨタ自動車㈱補欠監査役2025年6月同社取締役(現在に至る)(注)4―取締役 (監査等委員)George Olcott1955年5月7日生1986年7月S.G.Warburg & Co., Ltd.入社1999年2月UBSアセットマネジメント(日本)社長2000年6月UBSWarburg東京マネージングディレクター(エクイティキャピタルマーケットグループ担当)2001年9月ケンブリッジ大学ジャッジ経営大学院2005年3月同大学院FMEティーチングフェロー2008年3月同大学院シニアフェロー2010年9月東海旅客鉄道㈱顧問(現在に至る)2021年8月大学院大学至善館副学長・教授(現在に至る)2022年6月トヨタ自動車㈱監査役2025年6月同社取締役(監査等委員)(現在に至る)(注)54取締役 (監査等委員)ChristopherP.Reynolds1963年1月11日生1986年9月米国上訴裁判所入所1987年11月ヒューズハーバード法律事務所入所1989年10月米国連邦検事局入局1994年6月モルガン・ルイス法律事務所入所2007年7月米国トヨタ自動車販売㈱入社2008年1月同社Group Vice President & General Counsel2012年3月トヨタモーターノースアメリカ㈱ General Counsel2015年4月トヨタ自動車㈱常務役員2015年4月同社総合企画部統括2015年4月同社総務・人事本部副本部長2015年4月同社Chief Legal Officer2016年4月同社経営支援室統括2017年4月トヨタモーターノースアメリカ㈱Executive Vice President2020年1月トヨタ自動車㈱Deputy Chief Risk Officer2022年4月同社Deputy Chief Compliance Officer2022年5月Southwest Airlines Co.取締役(現在に至る)2025年4月トヨタモーターノースアメリカ㈱ Senior Advisor2025年6月トヨタ自動車㈱取締役(監査等委員)(現在に至る)(注)5― 役職名氏名生年月日 略歴任期所有株式数(千株)取締役 (監査等委員)大 島 眞 彦1960年9月13日生1984年4月㈱三井銀行入行2012年4月㈱三井住友銀行執行役員2014年4月同社常務執行役員2017年3月同社取締役兼常務執行役員2017年4月同社取締役兼専務執行役員2018年4月同社専務執行役員2018年4月㈱三井住友フィナンシャルグループ執行役専務2019年3月㈱三井住友銀行取締役兼専務執行役員2019年4月同社取締役兼副頭取執行役員2019年4月㈱三井住友フィナンシャルグループ執行役副社長2023年4月㈱三井住友銀行副会長2023年6月トヨタ自動車㈱取締役2024年4月㈱三井住友銀行上席顧問2024年6月㈱TBSホールディングス監査役(現在に至る)2024年6月㈱TBSテレビ監査役(現在に至る)2024年7月アレス・マネジメント・アジア・ジャパン㈱会長2024年8月アレス・マネジメント・アジア・ジャパン㈱代表取締役会長(現在に至る)2025年6月トヨタ自動車㈱取締役(監査等委員)(現在に至る)(注)52取締役(常勤監査等委員)長 田 弘 己1973年6月11日生1997年4月㈱オービス入社1999年4月㈱中日新聞社入社2001年3月同社経済部(流通・小売り・製造業・万博・人口減少問題に関する新年企画取材担当)2005年8月同社社会部(遊軍『社会ニュース全般』・署回り・司法・教育担当、新年企画班「子ども貧国」をリポート)2011年5月同社ニューヨーク支局特派員(国連、南北アメリカの社会ニュース全般、自然災害、警察事件、アメリカ大統領選挙、文化、スポーツなどを幅広く取材)2014年8月同社社会部(遊軍、行政)2016年9月同社経済部(製造遊軍グループキャップ)2018年4月同社経済部(遊軍キャップ・トヨタグループ取材班)2021年4月同社論説委員「経済社説」担当 兼 経済部遊軍キャップ2023年3月同社編集委員 兼 国際総合面デスク2024年3月同社退社2024年6月トヨタ自動車㈱監査役2025年6月同社取締役(常勤監査等委員)(現在に至る)(注)50計24,108 (注)1取締役社長 佐藤 恒治は、執行役員(社長)を兼務しています。 2取締役副社長 中嶋 裕樹および取締役副社長 宮崎 洋一は、執行役員(副社長)を兼務しています。 3取締役 岡本 薫明、取締役 藤沢 久美、取締役 George Olcott、取締役 大島 眞彦および取締役 長田 弘己は、社外取締役です。 4取締役の任期は、2025年6月12日開催の定時株主総会の終結の時から2026年3月期にかかる定時株主総会の終結の時までです。 5取締役(監査等委員)の任期は、2025年6月12日開催の定時株主総会の終結の時から2027年3月期にかかる定時株主総会の終結の時までです。 ②社外役員の状況社外取締役の大島眞彦氏は、当社と取引関係にある㈱三井住友銀行を、2024年7月に退任しております。また、当社と㈱三井住友銀行との取引関係は、取引の規模、性質に照らして、一般株主と利益相反が生じるおそれがないと判断されることから、概要の記載を省略しています。当社は、社外取締役の長田弘己氏が業務執行者であった㈱中日新聞社と取引関係にありますが、取引の規模、性質に照らして、一般株主と利益相反が生じるおそれがないと判断されることから、概要の記載を省略しています。なお、当社社外取締役およびその近親者と当社の間に、特別な利害関係はありません。社外役員が当社の企業統治において果たす機能および役割、社外役員の独立性に関する基準または方針、社外役員の選任状況に関する考え方および社外取締役による監督または監査と内部監査、監査等委員会監査および会計監査との相互連携並びに内部統制部門との関係については、「(1)コーポレート・ガバナンスの概要②企業統治の体制の概要及び当該体制を採用する理由〔取締役体制〕、〔監査等委員会〕および〔内部監査〕」を参照ください。

※ 出典: EDINET DB API より取得した有価証券報告書(2025年度)。 全文は 金融庁 EDINET でご確認ください。