株式会社村田製作所 6981

電気機器 USGAAP 健全性: S (100点)

データ取得日: 2026-05-24 | 過去14年分の財務データを掲載

AI 業績サマリー 生成: 2026-03-28 / claude-opus-4-6-v2
村田製作所は積層セラミックコンデンサー(MLCC)の世界最大手で、スマートフォンや自動車に搭載される超小型MLCCを主力としている。1台のスマートフォンに約1,000個使用されるMLCCで世界シェア40%超を誇り、5G通信とEVの普及に不可欠な電子部品のグローバルリーダーとしての地位を確立。

売上1兆7,434億円(前年比+6.3%)と堅調な増収を達成。営業利益2,797億円(営業利益率16%)と非常に高い利益率を実現し、純利益2,338億円。5G対応スマートフォンの普及と車載電装品のMLCC搭載数増加が業績を牽引した。ROE9.1%と安定した資本効率を達成。

自己資本比率85.2%と極めて高い水準にあり、財務健全性スコア95点と最高水準の財務基盤。営業CF4,519億円、FCF2,438億円と圧倒的なキャッシュ創出力を誇る。EPS125円に対しPER18.4倍、配当57円で配当性向は約46%。自動車の電動化とAIデータセンターの増設がMLCCの構造的な需要拡大を力強く支えている。
English version
Murata Manufacturing is the world's largest multilayer ceramic capacitor (MLCC) manufacturer, with ultra-compact MLCCs for smartphones and automobiles as its core products. Holding over 40% global market share in MLCCs with approximately 1,000 units per smartphone it has established itself as a global leader in essential electronic components for 5G communications and EV proliferation. Revenue reached 1.744 trillion (up 6.3% YoY) with solid growth. Operating profit of 279.7 billion (16% operating margin) and net income of 233.8 billion demonstrate exceptionally high profitability. The spread of 5G smartphones and increased MLCC mounting in automotive electrical components drove results. ROE of 9.1% reflects stable capital efficiency. With an equity ratio of 85.2% and financial health score of 95 points (highest tier), the company maintains best-in-class financial foundation. Operating cash flow of 451.9 billion and free cash flow of 243.8 billion demonstrate overwhelming cash generation power. At 125 EPS against a PER of 18.4x, dividends of 57 yield a payout ratio of approximately 46%. Vehicle electrification and expanded AI data center development provide strong structural demand support for MLCC expansion.

※ EDINET DB API が生成・提供する AI要約です。投資判断は必ず一次情報(有価証券報告書・決算短信)をご確認ください。

業績推移

業績予想 次期通期予想(2026-04-30 発表)

項目 予想値 直近通期実績(2025年度) 増減
売上高 19,600億円 17,434億円 +12.4%
営業利益 3,800億円 2,797億円 +35.9%
純利益 2,930億円 2,338億円 +25.3%
EPS 160.96円 125.08円 +28.7%
1株配当 (DPS) 70.00円 57.00円 +22.8%
予想PER* 14.3倍 18.4倍 (実績)
予想配当利回り* 3.04% 2.47% (実績)

※ 業績予想は企業発表値です。期末決算と同時に発表された次期予想です。 * 印は当サイトが PBR×BPS から推定した株価をもとに独自計算した参考指標です。

財務指標(2025年度)

主要指標

ROE 9.1%
PER 18.4倍
PBR 1.66倍
配当利回り 2.47%
配当性向 45.6%

収益性

ROA 7.7%
売上総利益率 41.2%
営業利益率 16.0%
純利益率 13.4%

成長性

前年比 3Y CAGR 5Y CAGR
売上高 +6.3% -1.3% +2.6%
営業利益 +29.8%
純利益 +29.3% -9.4%
EPS +30.7% -8.6%

安全性

自己資本比率 85.2%
流動比率 541.7%
D/Eレシオ 0.02倍

派生指標 参考

時価総額* 42,841億円
ネットキャッシュ* 5,652億円
Net Debt/EBITDA* -1.25倍
EV/EBITDA* 8.2倍
FCFマージン* 14.0%
DOE* 4.11%

* 印は当サイトが EDINET から取得した財務データをもとに独自に計算した参考指標です。 EDINETから直接取得した数値ではないため、実際の市場値や各種データソースの公表値と乖離する場合があります。 投資判断は必ず一次情報をご確認ください。

業種比較 業種: 電気機器 日経225内同業 32社

指標 自社 日経225 同業平均
(32社)
EDINET 全体平均
(234社)
同業平均との偏差
ROE 9.1% 12.3% 7.1% -3.18pt
PER 18.4倍 25.7倍 -7.27
PBR 1.66倍 2.43倍 -0.77
配当利回り 2.47% 2.39% +0.08pt
配当性向 45.6% 43.4% +2.14pt
ROA 7.7% 6.3% +1.43pt
売上総利益率 41.2% 38.3% +2.89pt
営業利益率 16.0% 13.0% 5.7% +3.08pt
純利益率 13.4% 8.7% +4.75pt

※「日経225 同業平均」は当サイトで日経225採用銘柄から自前集計した値。 「EDINET 全体平均」は EDINET DB API が返す上場企業全体(中小・赤字含む)の平均で、ROE と営業利益率のみ提供されます。 偏差はパーセンテージポイント(pt)または倍率差。

キャッシュフロー(2025年度)

営業CF 4,519億円
投資CF ▲2,081億円
財務CF ▲2,427億円
設備投資 1,805億円
現金等残高 6,251億円
年度 営業CF 投資CF 財務CF フリーCF 設備投資 現金等残高
2025 4,519億円 ▲2,081億円 ▲2,427億円 2,438億円 1,805億円 6,251億円
2024 4,896億円 ▲2,016億円 ▲1,653億円 2,881億円 2,195億円 6,220億円
2023 2,763億円 ▲1,579億円 ▲1,737億円 1,184億円 2,081億円 4,694億円
2022 4,215億円 ▲2,123億円 ▲1,175億円 2,092億円 1,528億円 5,121億円
2021 3,736億円 ▲1,503億円 ▲1,182億円 2,233億円 1,967億円 4,077億円
2020 3,503億円 ▲2,844億円 177億円 659億円 2,816億円 3,023億円
2019 2,798億円 ▲3,037億円 515億円 ▲239億円 2,916億円 2,178億円
2018 2,252億円 ▲1,942億円 ▲836億円 311億円 1,879億円
2017 2,439億円 ▲2,027億円 ▲117億円 412億円 2,392億円
2016 2,525億円 ▲2,053億円 ▲566億円 471億円 2,126億円
2015 2,599億円 ▲914億円 ▲670億円 1,686億円 2,129億円
2014 1,858億円 ▲1,172億円 ▲409億円 686億円 1,189億円
2013 885億円 ▲562億円 ▲97億円 324億円 901億円
2012 576億円 ▲465億円 ▲91億円 111億円 653億円

※ フリーCF = 営業CF + 投資CF(投資CFは通常マイナス)。設備投資額は絶対値で表示。

損益計算書(2025年度)

項目 金額 売上比
売上高 17,434億円 100.0%
売上原価 10,257億円 58.8%
売上総利益 7,177億円 41.2%
販管費 2,777億円 15.9%
営業利益 2,797億円 16.0%
経常利益 2,233億円 12.8%
純利益 2,338億円 13.4%

※ 会計基準: 米国基準 (US GAAP) / 有報提出日: 2025-06-24 15:48。 売上原価・売上総利益・販管費が「—」の項目は EDINET に該当データが無いことを示します(金融・通信・IFRS企業など)。

貸借対照表(2025年度)

項目 金額 総資産比
資産
総資産 30,282億円 100.0%
現金等 6,251億円 20.6%
その他資産 24,030億円 79.4%
負債・純資産
総負債 4,474億円 14.8%
有利子負債 600億円 2.0%
その他負債 3,874億円 12.8%
純資産 25,808億円 85.2%
自己資本 25,808億円 85.2%
うち利益剰余金 24,007億円 79.3%

※「その他資産」「その他負債」は EDINET 取得値から計算で算出(その他資産 = 総資産 − 現金等、その他負債 = 総負債 − 有利子負債)。 利益剰余金は自己資本に含まれる内訳項目です。 総資産 = 総負債 + 純資産 が成立しない場合はデータの整合性をご確認ください。

事業規模・コスト構造(2025年度)

従業員数 72,572人 1人当たり売上 24百万円
研究開発費 1,493億円 売上比 8.56%
減価償却費 1,733億円 売上比 9.94%

※「1人当たり売上」「売上比%」はサイト内で計算した派生指標です。 研究開発費は製造業以外では非開示の場合があります(サービス業・金融業など)。

信用評価履歴 EDINET DB スコア(過去14年分)

健全性スコア (2025年度) 100点 ランク S
業種ベンチマーク 強みが多いが、一部改善の余地がある 強み 2項目 / 弱み 0項目
直近の評価コメントを見る (2025年度)

信用評価

自己資本比率 85.2%。財務基盤は非常に堅い

投資評価

PER 18.4倍で適正水準。複数の好材料あり

※ EDINET DB API が独自の指標と業種ベンチマークから算出するスコア・ランク・コメントです。 S = 90点以上 / A = 75-89点 / B = 60-74点 / C/D = それ未満。

直近の決算短信

開示日時タイトル区分売上高前年比 営業利益前年比 純利益前年比EPS PDF
2026-04-30 14:00 2026年3月期 決算短信〔IFRS〕(連結) Q4 18,309億円 +5.0% 2,818億円 +0.8% 2,339億円 +0.0% 127.7 PDF
業績概況・今後の見通し(2026-04-30 発表分) 約29,609字

qualitative
[ 添付資料の目次 ]
1.経営成績及び財政状態
(1)経営成績 ………………………………………………………………………………
P.
2
(2)財政状態 ………………………………………………………………………………
P.
6
(3)次期の見通し …………………………………………………………………………
P.
7
(4)利益配分に関する基本方針及び当期・次期の配当について ……………………
P.
8
2.経営方針、経営環境及び対処すべき課題等
(1)会社の経営の基本方針 ………………………………………………………………
P.
9
(2)中長期的な会社の経営戦略 …………………………………………………………
P.
10
3.会計基準の選択に関する基本的な考え方 ………………………………………………
P.
16
4.連結財務諸表及び主な注記
(1)連結財政状態計算書 …………………………………………………………………
P.
17
(2)連結損益計算書及び連結包括利益計算書
連結損益計算書 ………………………………………………………………………
P.
19
連結包括利益計算書 …………………………………………………………………
P.
20
(3)連結持分変動計算書 …………………………………………………………………
P.
21
(4)連結キャッシュ・フロー計算書 ……………………………………………………
P.
22
(5)連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記) …………………………………………………
P.
23
(報告企業) …………………………………………………………………………
P.
23
(作成の基礎) ………………………………………………………………………
P.
23
(重要性がある会計方針) …………………………………………………………
P.
23
(非金融資産の減損) ………………………………………………………………
P.
24
(偶発負債) …………………………………………………………………………
P.
25
(セグメント情報) …………………………………………………………………
P.
26
(1株当たり情報) …………………………………………………………………
P.
27
(重要な後発事象) …………………………………………………………………
P.
28
5.その他の情報
(1)役員の異動 ……………………………………………………………………………
P.
29
(2)その他
連結業績等の概況 ……………………………………………………………………
P.
30
連結業績等の予想 ……………………………………………………………………
P.
31
連結受注及び販売の状況 ……………………………………………………………
P.
32
連結四半期推移 ………………………………………………………………………
P.
34
1.経営成績及び財政状態
(自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)
(1)経営成績
当連結会計年度の世界の経済情勢は、AI関連需要の拡大などを背景に底堅い成長を維持しているものの、各国での通商政策の動向や不安定な中東情勢などの地政学リスクの高まりにより、依然として先行き不透明な状況が続いています。
当社グループが属するエレクトロニクス市場の部品需要は、AIサーバー及び周辺機器における電子部品の搭載数の増加によりデータセンター関連の需要が拡大しました。また、自動車市場はxEVの成長率の鈍化がみられるものの、AD/ADASの進展により堅調に推移しています。
そのような中、高周波モジュールや樹脂多層基板がスマートフォン向けで減少しましたが、積層セラミックコンデンサがサーバー向けを中心に幅広い用途で増加したことに加え、インダクタがスマートフォンやモビリティ向けで、EMI除去フィルタがサーバーやモビリティ向けで増加しました。その結果、為替変動(前年同期比1円79銭の円高)の影響はありましたが、前年同期比5.0%増の1,830,856百万円となりました。
利益につきましては、製品価格の値下がりや表面波フィルタ製品に係る事業において、のれんの減損損失を計上した影響はありましたが、生産高増加に伴う操業度益やコストダウンといった増益要因もあり、営業利益は前年同期比0.8%増の281,835百万円、税引前当期利益は同1.4%増の308,643百万円、親会社の所有者に帰属する当期利益は同0.0%増の233,920百万円となりました。
当連結会計年度のROIC(Return On Invested Capital)(税引後)は、有形固定資産などの投下資本が増加したことにより、前年同期比0.3ポイント減の9.7%となりました。
(単位:百万円)
期 別
科 目
前連結会計年度
(2024年4月1日
~2025年3月31日)
当連結会計年度
(2025年4月1日
~2026年3月31日)
増    減
金 額
百 分 比
金 額
百 分 比
金 額
増 減 率



売上収益
1,743,352
100.0
1,830,856
100.0
87,504
5.0
営業利益
279,702
16.0
281,835
15.4
2,133
0.8
税引前当期利益
304,404
17.5
308,643
16.9
4,239
1.4
親会社の所有者に帰属する
当期利益
233,818
13.4
233,920
12.8
102
0.0
ROIC(税引後) (%)
10.0

9.7

△0.3

対米ドル平均為替レート(円)
152.57

150.78

△1.79

(注)ROIC(税引後)=営業利益×(1-実効税率)/期首・期末平均投下資本(有形固定資産・使用権資産・
のれん・無形資産+棚卸資産+営業債権-営業債務)
ROIC(税引後)で用いる実効税率は、平均実際負担税率を用いております。
(参考)事業別セグメントROIC(税引前)
コンポーネント     2025年3月期  21.2%  2026年3月期 22.4%
デバイス・モジュール  2025年3月期   1.2%  2026年3月期△ 3.5%
(注)ROIC(税引前)=営業利益/期首・期末平均投下資本(有形固定資産・使用権資産・のれん・無形
資産+棚卸資産+営業債権-営業債務)
<事業別セグメントの売上収益概況>
当連結会計年度の事業別セグメントの売上収益を前連結会計年度と比較した概況は、以下のとおりであります。
(単位:百万円)
期 別
セグメント別
前連結会計年度
(2024年4月1日
~2025年3月31日)
当連結会計年度
(2025年4月1日
~2026年3月31日)
増    減
金 額
構 成 比
金 額
構 成 比
金 額
増 減 率



コンデンサ
831,845
47.7
936,418
51.1
104,573
12.6
インダクタ・EMIフィルタ
201,273
11.5
223,316
12.2
22,043
11.0
コンポーネント
1,033,118
59.2
1,159,734
63.3
126,616
12.3
高周波・通信
443,602
25.4
394,829
21.6
△48,773
△11.0
エナジー・パワー
155,741
8.9
154,063
8.4
△1,678
△1.1
機能デバイス
97,822
5.6
107,074
5.9
9,252
9.5
デバイス・モジュール
697,165
39.9
655,966
35.9
△41,199
△5.9
その他
13,069
0.9
15,156
0.8
2,087
16.0
売上収益計
1,743,352
100.0
1,830,856
100.0
87,504
5.0
<コンポーネント>
当連結会計年度のコンポーネントの売上収益は前年同期に比べ12.3%増の1,159,734百万円となりました。
〔コンデンサ〕
この区分には、積層セラミックコンデンサなどが含まれます。
当連結会計年度は、積層セラミックコンデンサがサーバー向けを中心に幅広い用途で増加しました。
その結果、コンデンサの売上収益は前年同期に比べ12.6%増の936,418百万円となりました。
〔インダクタ・EMIフィルタ〕
この区分には、インダクタ、EMI除去フィルタが含まれます。
当連結会計年度は、インダクタがスマートフォンやモビリティ向けで、EMI除去フィルタがサーバーやモビリティ向けで増加しました。
その結果、インダクタ・EMIフィルタの売上収益は前年同期に比べ11.0%増の223,316百万円となりました。

デバイス・モジュール>
当連結会計年度のデバイス・モジュールの売上収益は前年同期に比べ5.9%減の655,966百万円となりました。
〔高周波・通信〕
この区分には、樹脂多層基板、高周波モジュール、コネクティビティモジュール、表面波フィルタなどが含まれます。
当連結会計年度は、高周波モジュールがスマートフォンやPC向けで、樹脂多層基板がスマートフォン向けで減少しました。
その結果、高周波・通信の売上収益は前年同期に比べ11.0%減の394,829百万円となりました。
〔エナジー・パワー〕
この区分には、リチウムイオン二次電池、電源モジュールが含まれます。
当連結会計年度は、電源モジュールが代理店や産業機器向けで減少しましたが、サーバー向けで増加しました。一方で、リチウムイオン二次電池がサーバー向けで増加しましたが、ゲーム機向けで減少しました。
その結果、エナジー・パワーの売上収益は前年同期に比べ1.1%減の154,063百万円となりました。
〔機能デバイス〕
この区分には、センサ、タイミングデバイスなどが含まれます。
当連結会計年度は、センサがモビリティ向けで、アクチュエータがコンピュータ向けで増加しました。
その結果、機能デバイスの売上収益は前年同期に比べ9.5%増の107,074百万円となりました。
<用途別の売上収益概況>
当連結会計年度の用途別の売上収益を前連結会計年度と比較した概況は、以下のとおりであります。なお、当第1四半期連結会計期間からビジネスの実態に合わせて用途別の売上収益区分の集計範囲を変更しております。以下の前連結会計年度との比較については、前連結会計年度の金額を変更後の用途別の売上収益区分に組み替えた金額で比較分析しております。
(単位:百万円)
期 別
用途別
前連結会計年度
(2024年4月1日
~2025年3月31日)
当連結会計年度
(2025年4月1日
~2026年3月31日)
増    減
金  額
構 成 比
金  額
構 成 比
金  額
増 減 率



通信
674,188
38.7
652,957
35.7
△21,231
△3.1
モビリティ
452,782
26.0
474,484
25.9
21,702
4.8
コンピュータ
241,684
13.9
310,392
16.9
68,708
28.4
家電
142,511
8.2
142,694
7.8
183
0.1
産業・その他
232,187
13.2
250,329
13.7
18,142
7.8
売上収益計
1,743,352
100.0
1,830,856
100.0
87,504
5.0
(注) 当社推定値に基づいております。
〔通信〕
当連結会計年度は、スマートフォン向けで積層セラミックコンデンサやインダクタが増加しましたが、高周波モジュールや樹脂多層基板が減少しました。
その結果、通信用途の売上収益は前年同期に比べ3.1%減の652,957百万円となりました。
〔モビリティ〕
当連結会計年度は、自動車向けで積層セラミックコンデンサやセンサ、インダクタが増加しました。
その結果、モビリティ用途の売上収益は前年同期に比べ4.8%増の474,484百万円となりました。
〔コンピュータ〕
当連結会計年度は、PC向けで高周波モジュールが減少しましたが、サーバー向けで積層セラミックコンデンサやリチウムイオン二次電池が増加しました。
その結果、コンピュータ用途の売上収益は前年同期に比べ28.4%増の310,392百万円となりました。
〔家電〕
当連結会計年度は、ゲーム機向けでリチウムイオン二次電池や積層セラミックコンデンサが減少しましたが、AV機器向けでコネクティビティモジュールが増加しました。
その結果、家電用途の売上収益は前年同期に比べ0.1%増の142,694百万円となりました。
〔産業・その他〕
当連結会計年度は、代理店向けで電源モジュールが減少しましたが、積層セラミックコンデンサが増加しました。また、産業機器やエネルギー市場向けでコンデンサが増加しました。
その結果、産業・その他用途の売上収益は前年同期に比べ7.8%増の250,329百万円となりました。
(2)財政状態
当連結会計年度末の資産合計は、のれんやその他の金融資産は減少しましたが、有形固定資産や棚卸資産の増加により、前連結会計年度末に比べ170,905百万円増加し、3,199,099百万円となりました。
負債合計は、リース負債は減少しましたが、未払法人所得税や営業債務の増加により、前連結会計年度末に比べ33,070百万円増加し、481,289百万円となりました。
資本合計は、自己株式は増加しましたが、利益剰余金やその他の資本の構成要素の増加により、前連結会計年度末に比べ137,835百万円増加し、2,717,810百万円となりました。親会社所有者帰属持分比率は、前連結会計年度末に比べ0.2ポイント減少の85.0%となりました。
当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況と、前年同期に対する各キャッシュ・フローの状況は以下の通りです。
<営業活動によるキャッシュ・フロー>
当連結会計年度における営業活動によるキャッシュ・フローは、425,222百万円のキャッシュ・イン(前年同期比26,683百万円の収入減少)となりました。
これは、主に法人所得税の支払による支出が75,067百万円、棚卸資産の増加額が16,847百万円となった一方で、当期利益が233,781百万円、減価償却費及び償却費が178,212百万円となったことによるものです。
<投資活動によるキャッシュ・フロー>
当連結会計年度における投資活動によるキャッシュ・フローは、193,814百万円のキャッシュ・アウト(前年同期比14,256百万円の支出減少)となりました。
これは、主に生産能力増強や生産棟の建設を中心とした有形固定資産の取得による支出が244,619百万円となったことによるものです。
<財務活動によるキャッシュ・フロー>
当連結会計年度における財務活動によるキャッシュ・フローは、221,812百万円のキャッシュ・アウト(前年同期比20,921百万円の支出減少)となりました。
これは、主に配当金の支払額が110,720百万円、自己株式の取得による支出が100,008百万円となったことによるものです。
(3)次期の見通し
次期の世界の経済情勢は、引き続き底堅い成長を見込むものの、各国での通商政策の動向や中東情勢等の地政学リスクへの警戒感から、景気減速の懸念もあり動向には注視が必要です。
当社グループが属するエレクトロニクス市場においては、メモリの価格高騰や中東情勢の影響による原材料等の供給懸念もあり、部品需要の先行きは不透明な状況にあるものの、AIサーバー及び周辺機器における需要拡大やデータセンター関連投資の増加などを背景に、部品需要が増加する見通しです。
このような状況のもと、次期の業績予想を以下の通りといたしました。
通期
連結
当期実績
次期予想
増減率

売上収益
百万円
1,830,856
1,960,000
7.1
(%)
(15.4)
(19.4)
営業利益
百万円
281,835
380,000
34.8
(%)
(16.9)
(19.9)
税引前当期利益
百万円
308,643
390,000
26.4
親会社の所有者に帰属する
当期利益
(%)
(12.8)
(14.9)
百万円
233,920
293,000
25.3
ROIC
(税引後)
(%)
9.7
12.3
2.6
設備投資
百万円
247,778
250,000
0.9
(%)
(9.7)
(9.1)
減価償却費
百万円
178,212
178,000
△0.1
(%)
(8.7)
(8.5)
研究開発費
百万円
158,870
167,000
5.1
(注) 1.営業利益、税引前当期利益、親会社の所有者に帰属する当期利益、減価償却費、研究開発費の上段( )書は、売上収益比であります。
2.次期予想の為替レートは、1米ドル=150円を想定しております。
3.ROIC(税引後)=営業利益×(1-実効税率)/期首・期末平均投下資本(有形固定資産・使用権資産・のれん・無形資産+棚卸資産+営業債権-営業債務)
4.ROIC(税引後)で用いる実効税率は、平均実際負担税率を用いております。
次期の売上収益は、パワーツール向けでリチウムイオン二次電池が、スマートフォン向けで樹脂多層基板が減少するものの、サーバー向けでコンデンサや電源モジュールが、代理店向けでコンデンサが増加することを見込んでおり、当連結会計年度比7.1%増の1,960,000百万円を計画しております。製品価格の値下がりや固定費の増加といった減益要因に対し、生産高増加による操業度益やコストダウンなどの増益要因により、営業利益は380,000百万円(当連結会計年度比34.8%増)、税引前当期利益は390,000百万円(同26.4%増)、親会社の所有者に帰属する当期利益は293,000百万円(同25.3%増)と増益を計画しております。
設備投資は旺盛なサーバー需要で拡大が期待できる製品の生産能力増強を中心に、全体で250,000百万円を計画しております。
ROIC(税引後)につきましては、有形固定資産や棚卸資産などの投下資本が増加するものの、営業利益が増加することにより、当連結会計年度比2.6ポイント増の12.3%になると見込んでおります。
(4)利益配分に関する基本方針及び当期・次期の配当について
当社は、株主への利益還元策として、配当による成果の配分を優先的に考えております。長期的な企業価値の拡大と企業体質の強化を図りながら、2027年を目標にDOE(親会社所有者帰属持分配当率)5%に引き上げることを実現することとしております。
また、当社は自己株式の取得につきましても株主への利益還元策として捉えており、資本効率の改善を目的に適宜実施することとしております。
なお、内部留保資金は、技術革新に対する研究開発費、新製品や需要の拡大が期待できる製品の生産設備投資など、将来の事業展開のために有効に活用してまいります。
当期(2026年3月期)の1株当たり期末配当金は、35円を予定しております。次期(2027年3月期)の1株当たり配当金は、70円(中間配当金35円、期末配当金35円)とすることを予定しております。この1株当たり配当金は、現時点の事業環境及び次期の業績見通しによるものです。
〔注意事項〕
当発表資料に記載されている当社又は当社グループに関する見通し、計画、方針、戦略、予定、判断などのうち確定した事実でない記載は将来の業績に関する見通しです。将来の業績の見通しは現時点で入手可能な情報と合理的と判断する一定の前提に基づき当社グループが予測したものです。実際の業績はさまざまなリスク要因や不確実な要素により業績見通しと大きく異なる可能性があり、これらの業績見通しに過度に依存しないようにお願いいたします。また、新たな情報、将来の現象、その他の結果に関わらず、当社が業績見通しを常に見直すとは限りません。
実際の業績に影響を与えるリスク要因や不確実な要素には、以下のものが含まれます。
(1)当社の事業を取り巻く経済情勢、電子機器及び電子部品の市場動向、需給環境、価格変動
(2)原材料等の価格変動及び供給不足
(3)為替レートの変動
(4)変化の激しい電子部品市場の技術革新に対応できる新製品を安定的に提供し、顧客が満足できる製品やサービスを当社グループが設計、開発し続けていく能力
(5)当社グループが保有する金融資産の時価の変動
(6)各国における法規制、諸制度及び社会情勢などの当社グループの事業運営に係る環境の急激な変化
(7)偶発事象の発生
ただし、業績に影響を与える要素はこれらに限定されるものではありません。
2.経営方針、経営環境及び対処すべき課題等
(1)会社の経営の基本方針
当社グループは、「独自の製品を供給して文化の発展に貢献する」ことを中核とした社是にもとづく経営を実践しております。また、エレクトロニクス産業のイノベーションを先導していく存在でありたいという思いを込めたスローガン「Innovator in Electronics」を全従業員で共有しています。
今後も真のInnovator in Electronicsとして主体的に価値創造をしていくためには、価値提供の軸を「お客様に対するイノベーション」だけでなく、「社会課題に対するイノベーション」へとその範囲を広げていくことが重要であると考えております。当社グループが大切な価値観として掲げる「CS(Customer Satisfaction=お客様が認めてくださる価値を創造し、提供し続けること)とES(Employee Satisfaction=仕事を通じて従業員一人ひとりがやりがいを感じ、成長し続けること)」を原動力に、「先を読む力」、「ニーズをカタチにする力」、「価値を届ける力」という3つのコア・コンピタンスを相互に結びつけて総合力を発揮し、社会価値と経済価値の好循環を生み出すことにより、豊かな社会の実現に貢献していくことをありたい姿として掲げています。
なお、この実現のためには、多様な人材が組織を超えて連携し合い、イノベーションを創出していくことに加え、ステークホルダーとの共創を積極的に進めていくことがこれまで以上に大切であると考えています。今後さらにステークホルダーの皆様との関係を強固なものにし、社会課題の解決に向けて取り組み、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。
「当社グループの価値創造プロセス」
[the image file was deleted]
(2)中長期的な会社の経営戦略
Ⅰ Vision2030(長期構想)
当社グループは2021年度に、長期構想「Vision2030」を策定いたしました。
Vision2030では「ムラタのイノベーションで社会価値と経済価値の好循環を生み出し、豊かな社会の実現に貢献していく」ことをありたい姿として掲げています。さらに、「基盤事業の深化とビジネスモデルの進化」及び「4つの経営変革の実行」を成長戦略として位置づけています。これらをビジョンとして示すことで2030年までの取り組みに一貫性を持たせ、ありたい姿を実現していくことによりお客様や社会にとって当社グループが「最善の選択」であり続けることが、「Global No.1部品メーカー」としてめざす姿でもあります。
「Vision2030ありたい姿」
[the image file was deleted]
成長戦略① 基盤事業の深化とビジネスモデルの進化
大きな変化を迎えているエレクトロニクス市場において、当社グループが今後もイノベーターとして価値を生み出していくためには、技術や社会変化の潮流を大局的に捉えた経営が求められます。長期視点で将来を見据えて多様なイノベーションを生み出すために、当社グループでは3層構造のポートフォリオを用いた経営を行い、5つの事業領域を重要な事業機会として位置づけ、価値を創出してまいります。
「3層ポートフォリオ」
[the image file was deleted]
「5つの事業機会」
[the image file was deleted]
成長戦略② 4つの経営変革の実行
・経営変革1「社会価値と経済価値の好循環を生み出す経営」
当社グループは、社会に対して提供する価値(社会価値)を向上させ、経済価値との好循環を生み出していくことで、ステークホルダーの皆様に信頼され、選ばれ続ける存在であることを目指しています。これを実現するために、社会課題を起点とした重点課題(マテリアリティ)を定めています。
・経営変革2「自律分散型の組織運営の実践」
会社の規模や事業範囲が拡大する中でも、社是が定められた当時と変わらずに社員一人ひとりが日々の仕事において社是を実践し、価値を提供し、成長を続けるために、より自律分散型の組織運営へと変革してまいります。
[the image file was deleted]
・経営変革3「仮説思考にもとづく変化対応型経営」
激化する環境変化の中でも、受け身でなく、将来起こり得ることについて仮説を立てて備え、柔軟に軌道修正を行うことができる変化対応型の事業経営を実践していきます。各機能、各組織が将来の変化に対する情報収集、議論、アクション、モニタリングを継続的に実行することで、変化対応力を強化してまいります。
・経営変革4「デジタルトランスフォーメーション(DX)の推進」
当社グループではデジタルトランスフォーメーション(DX)を「ムラタ内外の人・組織(業務)を、デジタルで縦横無尽につなぎ、プロセスを短く、早く、かつ見える化を進めることで、飛躍的に顧客価値と競争力の向上をドライブし続けるもの」と定義しています。全社DXの戦略推進組織と実行組織がともに強化領域と基盤領域のあるべき姿の実現に向け、全体的なデジタル推進を加速してまいります。
Ⅱ 中期方針2027
位置づけ
「中期方針2027」は、Vision2030で描いた「ありたい姿」の実現に向けた「解像度を上げる3年」と位置付けています。AIの登場により、当社グループが2030年の世界観として想定する「デジタルツイン」の実現がより加速していくと考えております。2030年の世界観に至る2027年までの3年間がエレクトロニクス産業の大きな変革期となる中で、当社グループが「お客様や社会にとって最善の選択となる」ための取り組みを3つの基本方針として掲げ、解像度を上げて実行してまいります。
[the image file was deleted]
全社経営目標
中期方針2027における全社経営目標は、以下の通りです。
[the image file was deleted]
※1 ROIC(税引後)=営業利益×(1-実効税率)/期首・期末平均投下資本(有形固定
資産・使用権資産・のれん・無形資産+棚卸資産+営業債権-営業
債務)
※2 Greenhouse Gas 温室効果ガス
※3 カーボンニュートラル
※4 主に枯渇リスクの高い24資源におけるリサイクル材使用の重量割合
※5 当社グループの排出物(廃棄物 + 有価物)が循環資源化された重量割合
※6 2025年以降に、自国以外への異動や研修・リモートアサインメントでグローバルな経験を
した国内外社員の累積数
※7 村田製作所単体
3つの「基本方針」
・基本方針1「AIがドライブするエレクトロニクスにおける飛躍的な成長」
AI技術の発展に伴い、サイバー(仮想)空間とフィジカル(物理)空間が途切れなくつながる「デジタルツイン」の世界観が実現していくことで、当社グループの事業機会はより一層拡大すると想定しております。
「エッジデバイス」、「モビリティ」、「ITインフラ」を当社グループの基盤領域として捉え、コンデンサやインダクタ・EMIフィルタにおけるシェアNo.1の確立、機能デバイス、高周波・通信、エナジー・パワーにおける高い売上成長の実現を目指してまいります。
また、「環境」、「ウェルネス」、「3層目事業」を挑戦領域として捉え、事業拡大に向けた取り組みを進めるとともに、2030年以降の超長期を見据えた技術の探索を進めてまいります。
・基本方針2「持続可能な事業プロセスの追求」
当社グループでは、軽薄短小・高効率な製品の追求による電子機器の小型化への貢献、持続可能な事業プロセスを通じた環境負荷低減の取り組みに率先して取り組むことで、これまで事業成長を遂げてまいりました。今後は、「気候変動対策」と「資源循環」の2つを主要テーマとして掲げ、ステークホルダーとの共創を通じて取り組みを加速させてまいります。
また、ハザードリスクの脅威や地政学リスクの複雑化が見られる経営環境において、安定的な製品の供給を実現するために、グローバルでの拠点間ネットワークの強化や、適正な在庫政策、サプライチェーンの強靭化・複線化に向けた取り組みを一層強化してまいります。
・基本方針3「経営資本の中核である人・組織力の強化」
当社グループでは、「組織・人的資本」がすべての経営資本をつなぐ中核であると考え、イノベーションにあふれる個と組織への変容を促進することによって、Vision2030の実現を目指しております。自律分散型の組織運営において、個と組織が取るべき行動を明らかにした「個と組織の好循環」モデルを新たに描き、「ダイナミックな適所適材」、「未来変革リーダーの育成」、「個と組織の好循環モデルの実現」を3つの重点テーマとして掲げ、取り組みを推進してまいります。
また、DXの推進によって、エンジニアリングチェーン、サプライチェーン、デマンドチェーンの可視化・効率化を通じた事業プロセスのハイサイクル化の実現を目指します。これにより、業務本来の目的やお客様に向き合う時間を増やし、CSとESの最大化につなげてまいります。
経済価値目標及びキャピタル・アロケーションに対する進捗状況
「経済価値目標」
中期方針2027
目標
2025年3月期
実績
2026年3月期
実績
売上収益
2,000,000百万円
1,743,352百万円
1,830,856百万円
営業利益率
18%以上
16.0%
15.4%
ROIC(税引後)(注)
12%以上
10.0%
9.7%
(注)ROIC(税引後)=営業利益×(1-実効税率)/期首・期末平均投下資本(有形固定資産・
使用権資産・のれん・無形資産+棚卸資産+営業債権-営業債務)
当連結会計年度の実績としては、「1.経営成績及び財政状態」で記載のとおり、売上収益は前連結会計年度の実績を上回りましたが、営業利益率およびROIC(税引後)は前連結会計年度の実績を下回る結果となりました。足元では、各国での通商政策の動向や不安定な中東情勢などの地政学リスクの高まりにより事業環境が不透明ですが、当社グループが属するエレクトロニクス市場における中長期的な電子部品の需要は拡大傾向であり、中期方針2027で掲げた「基本方針」に基づく取り組みを継続して進めながら、経済価値目標の達成に向けて収益性及び生産性の向上を強化してまいります。
「キャピタル・アロケーション」
中期方針2027では、事業拡大および企業価値最大化を目指したキャピタル・アロケーション計画を右図の通り定めています。
当連結会計年度において、設備投資の累計は2,478億円となりました。戦略投資は、実行済および実行決裁済案件の累計が283億円となりました。また株主還元は、配当金の支払い累計が1,107億円、自己株式取得が1,000億円となりました。
現在の市場環境下において、AIサーバー及び周辺機器における電子部品の搭載数の増加により、データセンター関連の需要が大きく拡大しております。今後も主力事業であるコンポーネント、デバイス・モジュールへ投資を継続し、着実なキャッシュ創出を目指していくとともに、事業環境に応じた追加的な株主還元を機動的に実施することでステークホルダーの皆様の期待に応えてまいります。
[the image file was deleted]
3.会計基準の選択に関する基本的な考え方
当社グループは、2024年3月期より国際財務報告基準(IFRS)を適用しております。
4.連結財務諸表及び主な注記
(1)連結財政状態計算書
(単位:百万円)
前連結会計年度末
(2025年3月31日)
当連結会計年度末
(2026年3月31日)
(資産の部)
流動資産
現金及び現金同等物
625,148
653,701
営業債権
294,419
328,159
棚卸資産
482,833
520,472
その他の金融資産
50,685
24,185
その他の流動資産
44,850
54,876
流動資産合計
1,497,935
1,581,393
非流動資産
有形固定資産
1,183,727
1,300,883
使用権資産
64,204
59,563
のれん
135,746
99,489
無形資産
40,647
36,234
持分法で会計処理されている投資
215
234
その他の金融資産
40,274
50,392
繰延税金資産
52,675
60,424
その他の非流動資産
12,771
10,487
非流動資産合計
1,530,259
1,617,706
資産合計
3,028,194
3,199,099
(単位:百万円)
前連結会計年度末
(2025年3月31日)
当連結会計年度末
(2026年3月31日)
(負債の部)
流動負債
社債及び借入金
781
1,745
営業債務
69,617
79,798
リース負債
10,043
10,764
その他の金融負債
49,066
57,126
未払法人所得税
30,952
43,182
繰延収益
883
1,412
引当金
2,170
3,069
その他の流動負債
113,005
119,389
流動負債合計
276,517
316,485
非流動負債
社債及び借入金
1,656
1,516
リース負債
47,513
41,743
その他の金融負債
4,743
1,134
繰延収益
19,131
22,137
退職給付に係る負債
74,834
72,274
引当金
7,435
9,545
繰延税金負債
12,081
10,041
その他の非流動負債
4,309
6,414
非流動負債合計
171,702
164,804
負債合計
448,219
481,289
(資本の部)
資本金
69,444
69,444
資本剰余金
99,354
100,177
利益剰余金
2,400,684
2,528,540
その他の資本の構成要素
146,515
255,634
自己株式
△135,192
△235,052
親会社の所有者に帰属する持分合計
2,580,805
2,718,743
非支配持分
△830
△933
資本合計
2,579,975
2,717,810
負債及び資本合計
3,028,194
3,199,099
(2)連結損益計算書及び連結包括利益計算書
(連結損益計算書)
(単位:百万円)
前連結会計年度
(自 2024年4月1日
至 2025年3月31日)
当連結会計年度
(自 2025年4月1日
至 2026年3月31日)
売上収益
1,743,352
1,830,856
売上原価
△1,025,650
△1,056,030
売上総利益
717,702
774,826
販売費及び一般管理費
△277,681
△296,647
研究開発費
△149,274
△158,870
その他の収益
16,494
17,513
その他の費用
△27,539
△54,987
営業利益
279,702
281,835
金融収益
29,368
29,982
金融費用
△4,775
△3,189
持分法による投資損益(△は損失)
109
15
税引前当期利益
304,404
308,643
法人所得税費用
△71,431
△74,862
当期利益
232,973
233,781
当期利益の帰属
親会社の所有者
233,818
233,920
非支配持分
△845
△139
当期利益
232,973
233,781
1株当たり当期利益
基本的1株当たり当期利益(円)
125.08
127.66
希薄化後1株当たり当期利益(円)

127.65
(連結包括利益計算書)
(単位:百万円)
前連結会計年度
(自 2024年4月1日
至 2025年3月31日)
当連結会計年度
(自 2025年4月1日
至 2026年3月31日)
当期利益
232,973
233,781
その他の包括利益(税効果考慮後)
純損益に振り替えられることのない項目
その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産
△1,465
6,859
確定給付制度の再測定
△9,024
2,738
純損益に振り替えられることのない項目合計
△10,489
9,597
純損益に振り替えられる可能性のある項目
その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産
△0
△1
在外営業活動体の換算差額
△16,931
104,293
純損益に振り替えられる可能性のある項目合計
△16,931
104,292
その他の包括利益(税効果考慮後)合計
△27,420
113,889
当期包括利益
205,553
347,670
当期包括利益の帰属
親会社の所有者
206,408
347,695
非支配持分
△855
△25
当期包括利益
205,553
347,670
(3)連結持分変動計算書
前連結会計年度(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)
(単位:百万円)
親会社の所有者に帰属する持分
非支配
持分
資本合計
資本金
資本
剰余金
利益
剰余金
その他の
資本の
構成要素
自己株式
合計
2024年4月1日残高
69,444
121,231
2,332,018
166,895

133,441
2,556,147

538
2,555,609
当期利益


233,818


233,818

845
232,973
その他の包括利益




27,410


27,410

10

27,420
当期包括利益合計


233,818

27,410

206,408

855
205,553
自己株式の取得





80,006

80,006


80,006
自己株式の処分

0


0
0

0
自己株式の消却


20,812

56,541

77,353



配当金



101,581



101,581

114

101,695
株式報酬取引


290


902
612

612
支配継続子会社に対する持分変動


775




775
677

98
その他の資本の構成要素から利益剰余金への振替



7,030
7,030




所有者との取引額合計


21,877

165,152
7,030

1,751

181,750
563

181,187
2025年3月31日残高
69,444
99,354
2,400,684
146,515

135,192
2,580,805

830
2,579,975
当連結会計年度(自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)
(単位:百万円)
親会社の所有者に帰属する持分
非支配
持分
資本合計
資本金
資本
剰余金
利益
剰余金
その他の
資本の
構成要素
自己株式
合計
2025年4月1日残高
69,444
99,354
2,400,684
146,515

135,192
2,580,805

830
2,579,975
当期利益


233,920


233,920

139
233,781
その他の包括利益



113,775

113,775
114
113,889
当期包括利益合計


233,920
113,775

347,695

25
347,670
自己株式の取得





100,008

100,008


100,008
自己株式の処分

0


0
0

0
自己株式の消却








配当金



110,720



110,720

74

110,794
株式報酬取引

862


148
1,010

1,010
支配継続子会社に対する持分変動


39




39

4

43
その他の資本の構成要素から利益剰余金への振替


4,656

4,656




所有者との取引額合計

823

106,064

4,656

99,860

209,757

78

209,835
2026年3月31日残高
69,444
100,177
2,528,540
255,634

235,052
2,718,743

933
2,717,810
(4)連結キャッシュ・フロー計算書
(単位:百万円)
前連結会計年度
(自 2024年4月1日
至 2025年3月31日)
当連結会計年度
(自 2025年4月1日
至 2026年3月31日)
営業活動によるキャッシュ・フロー
当期利益
232,973
233,781
減価償却費及び償却費
173,335
178,212
減損損失
22,083
50,414
金融収益及び金融費用
△24,593
△26,793
法人所得税費用
71,431
74,862
持分法による投資損益(△益)
△109
△15
固定資産除売却損益(△益)
2,123
2,914
事業譲渡損益(△益)

△5,693
営業債権の増減額(△増加)
△6,779
△9,015
棚卸資産の増減額(△増加)
28,944
△16,847
その他の資産の増減額(△増加)
4,383
△4,568
営業債務の増減額(△減少)
2,247
7,822
その他の負債の増減額(△減少)
2,527
11,599
その他
103
3,616
小計
508,668
500,289
法人所得税の支払額
△56,763
△75,067
営業活動によるキャッシュ・フロー
451,905
425,222
投資活動によるキャッシュ・フロー
定期預金の純増減額(△増加)
△37,379
32,832
有形固定資産の取得による支出
△182,936
△244,619
有形固定資産の売却による収入
3,504
1,626
無形資産の取得による支出
△9,906
△7,601
投資の取得による支出
△4,506
△4,690
投資の売却及び償還による収入
7,924
6,933
事業譲渡による収入

7,990
利息及び配当金の受取額
15,889
13,977
その他
△660
△262
投資活動によるキャッシュ・フロー
△208,070
△193,814
財務活動によるキャッシュ・フロー
短期借入金の純増減額(△減少)

692
長期借入れによる収入
480
140
長期借入金の返済による支出
△889

社債の償還による支出
△50,000

自己株式の取得による支出
△80,006
△100,008
リース負債の返済による支出
△9,851
△10,870
利息の支払額
△674
△929
配当金の支払額
△101,581
△110,720
その他
△212
△117
財務活動によるキャッシュ・フロー
△242,733
△221,812
現金及び現金同等物に係る換算差額
2,039
18,957
現金及び現金同等物の増減額(△減少)
3,141
28,553
現金及び現金同等物の期首残高
622,007
625,148
現金及び現金同等物の期末残高
625,148
653,701
(5)連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(報告企業)
株式会社村田製作所(以下「当社」という。)は日本に所在する株式会社であります。当社グループの連結財務諸表は、2026年3月31日を期末日とし、当社及びその子会社、並びに当社の関連会社に対する持分により構成されております。
当社グループは、電子部品並びにその関連製品の開発及び製造販売を主たる事業として行っております。当社グループの事業は、コンポーネント(コンデンサ、インダクタ、EMI除去フィルタなど)、デバイス・モジュール(高周波モジュール、表面波フィルタ、リチウムイオン二次電池、センサなど)及びその他(ソリューションビジネス、ヘルスケア機器、機器製作など)の3つの事業別セグメントに分類されます。
(作成の基礎)
(1)連結財務諸表がIFRSに準拠している旨の記載
当社グループの連結財務諸表は、「連結財務諸表の用語、様式及び作成方法に関する規則」(昭和51年大蔵省令第28号)第1条の2に掲げる「指定国際会計基準特定会社」の要件を満たすことから、同第93条の規定により、IFRSに準拠して作成しております。
(2)測定の基礎
当社グループの連結財務諸表は、公正価値で測定されている特定の金融商品等を除き、取得原価を基礎として作成しております。
(3)機能通貨及び表示通貨
当社グループの連結財務諸表は、当社の機能通貨である日本円を表示通貨としており、百万円未満を四捨五入して表示しております。
(重要性がある会計方針)
本連結財務諸表において適用する重要性がある会計方針は、以下を除き、前連結会計年度に係る連結財務諸表において適用した会計方針と同一であります。
(株式に基づく報酬)
当社は、当連結会計年度より、持分決済型及び現金決済型の株式に基づく報酬として、取締役(監査等委員である取締役及び社外取締役を除く)及び執行役員を対象とする業績連動型株式報酬制度を導入しております。
受領したサービスの対価のうち、持分決済型の報酬取引に該当する部分は、当社株式の付与日における公正価値を参照して測定し、付与日から権利確定期間にわたって費用として認識し、対応する金額を資本の増加として認識しております。現金決済型の報酬取引に該当する部分は、受領したサービスにより発生した負債を公正価値で測定し、付与日から権利確定期間にわたって費用として認識し、対応する金額を負債の増加として認識しております。
(非金融資産の減損)
減損損失
当社グループは、各報告期間の末日ごとに資産が減損している可能性を示す兆候の有無を評価し、減損の兆候が存在する場合は、当該資産の回収可能価額を見積っております。
資金生成単位又は資金生成単位グループの回収可能価額は、使用価値と処分コスト控除後の公正価値のうちいずれか高い方の金額としております。使用価値の算定において、見積将来キャッシュ・フローは、貨幣の時間的価値及び当該資産に固有のリスクを反映した税引前割引率を用いて現在価値に割り引いております。
個別にテストされない資産は、継続的な使用により他の資産又は資産グループのキャッシュ・インフローから概ね独立したキャッシュ・インフローを生成する最小の資金生成単位に統合しております。
減損損失の内訳は以下のとおりであります。
減損損失は、連結損益計算書の「その他の費用」に計上しております。
(単位:百万円)
前連結会計年度
(自 2024年4月1日
至 2025年3月31日)
当連結会計年度
(自 2025年4月1日
至 2026年3月31日)
土地
47
-
建物及び構築物
64
-
機械装置、
工具器具備品及び車両運搬具
12,307
3,387
建設仮勘定
9,533
3,229
ソフトウェア
31
0
のれん
-
43,798
その他無形資産
101
-
合計
22,083
50,414
前連結会計年度(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)
減損損失のうち10,352百万円は、「デバイス・モジュール」セグメントを構成するMEMS慣性力センサ事業の設備等について計上したものであります。
MEMS慣性力センサ事業においては、主としてモビリティ市場向けに増産投資を実行しましたが、自動運転の高度化が当初の想定よりも緩やかな状況の中で、最新の事業計画に基づき前連結会計年度末における当該資金生成単位の回収可能価額を算定した結果、回収可能価額が帳簿価額を下回っていると判断し、「機械装置、工具器具備品及び車両運搬具」について8,661百万円、「建設仮勘定」について1,559百万円、「ソフトウェア」について31百万円、「その他無形資産」について101百万円を減損損失として計上しております。
なお、回収可能価額である使用価値の算定に用いた見積将来キャッシュ・フローがマイナスであることから、回収可能価額をゼロと評価しております。
当連結会計年度(自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)
減損損失のうち43,798百万円は、「デバイス・モジュール」セグメントを構成する表面波フィルタ製品に係る事業について計上したものであります。
表面波フィルタ製品に係る事業においては、通信市場の高周波化が当初の想定よりも緩やかな状況の中で、当該状況を踏まえた事業計画に基づき当連結会計年度における当該資金生成単位の回収可能価額を算定した結果、回収可能価額が帳簿価額を下回っていると判断し、「のれん」について43,798百万円を減損損失として計上しております。
当該資金生成単位の回収可能価額は使用価値により算定しておりますが、使用価値は、過去の経験及び外部からの情報を反映し、経営者が承認した今後5年以内の事業計画と成長率を基礎としたキャッシュ・フローの見積額を、当該資金生成単位の税引前加重平均資本コストを基礎とした割引率12.0%(前連結会計年度11.1%)により現在価値に割り引いて算定しております。
成長率は、当該資金生成単位の属する産業もしくは国における長期の予想インフレ率等を参考に1.5%(前連結会計年度1.5%)と決定しており、市場の長期の平均成長率を超過しておりません。
(偶発負債)
2026年3月6日公表の当社グループのIT環境における第三者による不正アクセス及び情報の不正取得に関し、今後の取引先との協議等の状況次第では、将来の財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性がありますが、現時点ではその影響額を合理的に見積もることが困難なため、連結財務諸表には反映しておりません。
なお、当社グループが使用するシステムは通常稼働しており、当社グループの生産、販売活動については影響ありません。
(セグメント情報)
事業別セグメントの概要
当社グループは、電子部品並びにその関連製品の開発及び製造販売を主たる事業として行っております。
当社グループの事業別セグメントは、当社グループの事業戦略に即した区分であり、「コンポーネント」、「デバイス・モジュール」及び「その他」の3つに分類されます。
前連結会計年度(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)
(単位:百万円)
コンポー
ネント
デバイス・
モジュール
その他
消去
又は全社
連結
売上収益
(1)外部顧客に対する売上収益
1,033,118
697,165
13,069

1,743,352
(2)セグメント間の内部売上収益
10,838
11
54,205
△65,054


1,043,956
697,176
67,274
△65,054
1,743,352
営業利益(△損失)
275,150
9,995
△5,443

279,702
営業利益(△損失)率
26.4%
1.4%
△8.1%

16.0%
当連結会計年度(自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)
(単位:百万円)
コンポー
ネント
デバイス・
モジュール
その他
消去
又は全社
連結
売上収益
(1)外部顧客に対する売上収益
1,159,734
655,966
15,156

1,830,856
(2)セグメント間の内部売上収益
15,501
15
54,545
△70,061


1,175,235
655,981
69,701
△70,061
1,830,856
営業利益(△損失)
315,132
△26,491
△6,806

281,835
営業利益(△損失)率
26.8%
△4.0%
△9.8%

15.4%
(注)1.各区分に属する主な製品又は事業
(1)コンポーネント   ・・・コンデンサ、インダクタ、EMI除去フィルタなど
(2)デバイス・モジュール・・・高周波モジュール、表面波フィルタ、リチウムイオン二次電池、センサなど
(3)その他       ・・・ソリューションビジネス、ヘルスケア機器、機器製作など
2.セグメント間の内部取引は、市場の実勢価格に基づいております。
(1株当たり情報)
当社は取締役(監査等委員である取締役及び社外取締役を除く)及び執行役員、又は従業員を対象とする譲渡制限付株式報酬制度を導入しております。当制度に基づく株式のうち、権利が確定していない株式を参加型資本性金融商品として普通株式と区分しております。なお、普通株式と参加型資本性金融商品は親会社の所有者に帰属する当期利益に対して同等の権利を有しております。
また、当社は取締役(監査等委員である取締役及び社外取締役を除く)及び執行役員を対象とする業績連動型株式報酬制度を導入しております。当制度に基づく報酬のうち株式にて交付される部分については、希薄化性潜在的普通株式の影響を考慮して、希薄化後の普通株式の加重平均株式数に調整しております。
基本的1株当たり当期利益及び希薄化後1株当たり当期利益の算定上の基礎は以下のとおりであります。
基本的1株当たり当期利益の算定上の基礎
項目
前連結会計年度
(自 2024年4月1日
至 2025年3月31日)
当連結会計年度
(自 2025年4月1日
至 2026年3月31日)
親会社の所有者に帰属する当期利益(百万円)
233,818
233,920
参加型資本性金融商品に帰属する当期利益
(百万円)
54
91
普通株主に帰属する当期利益(百万円)
233,764
233,829
流通株式の加重平均株式数(株)
1,869,388,954
1,832,423,321
参加型資本性金融商品の加重平均株式数(株)
429,488
712,932
普通株式の加重平均株式数(株)
1,868,959,466
1,831,710,389
基本的1株当たり当期利益(円)
125.08
127.66
希薄化後1株当たり当期利益の算定上の基礎
項目
前連結会計年度
(自 2024年4月1日
至 2025年3月31日)
当連結会計年度
(自 2025年4月1日
至 2026年3月31日)
基本的1株当たり当期利益の計算に使用する
普通株主に帰属する当期利益(百万円)

233,829
当期利益調整額(百万円)


希薄化後1株当たり当期利益の計算に使用する
当期利益(百万円)

233,829
普通株式の加重平均株式数(株)

1,831,710,389
普通株式増加数(株)
業績連動型株式報酬(株)

20,981
希薄化後の普通株式の加重平均株式数(株)

1,831,731,370
希薄化後1株当たり当期利益(円)

127.65
(注)前連結会計年度の希薄化後1株当たり当期利益については、希薄化効果を有している潜在株式が存在しないた
め記載しておりません。
(重要な後発事象)
自己株式の取得及び消却
当社は、2026年4月30日開催の取締役会において、会社法第459条第1項の規定による定款の定めに基づき、自己株式取得に係る事項について決議するとともに、同法第178条の規定に基づき、自己株式を消却することを決議いたしました。
1. 自己株式の取得を行う理由
資本効率の向上のため
2.取得に係る事項の内容
(1)取得対象株式の種類   当社普通株式
(2)取得し得る株式の総数  75,000,000株(上限)
発行済株式総数(自己株式を除く)に対する割合 4.12 %
(3)株式の取得価額の総額  150,000,000,000円(上限)
(4)取得期間        2026年5月11日から2027年1月29日まで(約定ベース)
3.消却に係る事項の内容
(1)消却する株式の種類   当社普通株式
(2)消却する株式の総数   上記2.に基づき取得する全株式数
(3)消却予定日       2027年2月26日
5.その他の情報
(1)役員の異動
取締役候補者の決定および執行役員等の異動につきましては、本日付で当社ホームページに掲載しております「取締役候補者の決定に関するお知らせ」をご参照ください。適時開示情報閲覧サービスでもご確認いただけます。
(2)その他
2026年4月30日
株式会社 村田製作所 (証券コード:6981)
https://corporate.murata.com
2026年3月期決算概要
2026年3月期の連結業績等の概況
前連結会計年度
(自 2024年4月1日
至 2025年3月31日)
当連結会計年度
(自 2025年4月1日
至 2026年3月31日)
伸 率

売上収益
百万円
1,743,352
1,830,856
5.0
(%)
(16.0)
(15.4)
営業利益
百万円
279,702
281,835
0.8
(%)
(17.5)
(16.9)
税引前当期利益
百万円
304,404
308,643
1.4
親会社の所有者に帰属する
当期利益
(%)
(13.4)
(12.8)
百万円
233,818
233,920
0.0
資産合計
百万円
3,028,194
3,199,099
5.6
資本合計
百万円
2,579,975
2,717,810
5.3
親会社所有者帰属持分比率

85.2
85.0

基本的1株当たり当期利益

125.08
127.66
2.1
希薄化後1株当たり当期利益


127.65

親会社所有者帰属持分利益率

9.1
8.8

1株当たり
親会社所有者帰属持分

1,385.77
1,493.58

ROIC(税引後)

10.0
9.7

設備投資
百万円
180,471
247,778
37.3
(%)
(9.9)
(9.7)
減価償却費
百万円
173,335
178,212
2.8
(%)
(8.6)
(8.7)
研究開発費
百万円
149,274
158,870
6.4
(37,786)
(38,927)
従業員数

72,572
74,302
2.4
平均為替レート
(対米ドル)

152.57
150.78

(注)1.営業利益、税引前当期利益、親会社の所有者に帰属する当期利益、減価償却費及び研究開発費の上段( )書
は、売上収益比であります。
2.従業員数の上段( )書は、全従業員数のうち国外従業員数であります。
3.ROIC(税引後)=営業利益×(1-実効税率)/期首・期末平均投下資本(有形固定資産・使用権資産・のれん・無形資産+棚卸資産+営業債権-営業債務)
4.ROIC(税引後)で用いる実効税率は、平均実際負担税率を用いております。
棚卸資産の内訳
(単位:百万円)
前連結会計年度末
(2025年3月31日)
当連結会計年度末
(2026年3月31日)
商品及び製品
187,577
195,669
仕掛品
175,509
194,794
原材料及び貯蔵品
119,747
130,009
合計
482,833
520,472
2027年3月期(2026年4月1日~2027年3月31日)の連結業績等の予想
第2四半期累計期間
通期
当期実績
次期予想
増減率
当期実績
次期予想
増減率


売上収益
百万円
902,778
960,000
6.3
1,830,856
1,960,000
7.1
(%)
(18.3)
(18.4)
(15.4)
(19.4)
営業利益
百万円
165,136
177,000
7.2
281,835
380,000
34.8
(%)
(19.4)
(19.0)
(16.9)
(19.9)
税引前当期利益
百万円
174,782
182,000
4.1
308,643
390,000
26.4
親会社の所有者に
帰属する当期利益
(%)
(14.7)
(14.3)
(12.8)
(14.9)
百万円
132,379
137,000
3.5
233,920
293,000
25.3
基本的1株当たり
当期利益

71.77
75.26
4.9
127.66
160.96
26.1
設備投資
百万円
75,414
79,000
4.8
247,778
250,000
0.9
(%)
(9.4)
(9.2)
(9.7)
(9.1)
減価償却費
百万円
84,580
88,000
4.0
178,212
178,000
△0.1
(%)
(8.6)
(8.8)
(8.7)
(8.5)
研究開発費
百万円
77,995
84,000
7.7
158,870
167,000
5.1
(注)1.営業利益、税引前当期利益、親会社の所有者に帰属する当期利益、減価償却費及び研究開発費の上段( )書は、売上収益比であります。
2.業績予想については、次期の為替レートを、1米ドル=150円として算出しております。
3.2027年3月期の連結業績等の予想については、現時点で得られた情報に基づいて算定しておりますが、多分に不確実な要素を含んでおります。従いまして、実際の業績は、業況の変化などにより業績予想と乖離する結果になりうることをご承知おき下さい。
4.基本的1株当たり当期利益の計算には2026年4月30日開催の取締役会において決議した自己株式の取得の影響を含んでおりません。
連結受注及び販売の状況
①受注の状況
1.セグメント別受注高
(単位:百万円)
期  別
セグメント別
前連結会計年度
(2024年4月1日
~2025年3月31日)
当連結会計年度
(2025年4月1日
~2026年3月31日)
増    減
金  額
構 成 比
金  額
構 成 比
金  額
増 減 率



コンデンサ
832,684
48.4
1,063,569
53.5
230,885
27.7
インダクタ・EMIフィルタ
203,048
11.8
234,078
11.8
31,030
15.3
コンポーネント
1,035,732
60.2
1,297,647
65.3
261,915
25.3
高周波・通信
433,295
25.2
403,740
20.3
△29,555
△6.8
エナジー・パワー
143,010
8.3
164,281
8.2
21,271
14.9
機能デバイス
95,763
5.6
110,020
5.5
14,257
14.9
デバイス・モジュール
672,068
39.1
678,041
34.0
5,973
0.9
その他
12,900
0.7
13,842
0.7
942
7.3

1,720,700
100.0
1,989,530
100.0
268,830
15.6
(注)金額は、販売価格で表示しております。
2.セグメント別受注残高
(単位:百万円)
期  別
セグメント別
前連結会計年度末
(2025年3月31日)
当連結会計年度末
(2026年3月31日)
増    減
金  額
構 成 比
金  額
構 成 比
金  額
増 減 率



コンデンサ
142,007
49.4
269,158
60.3
127,151
89.5
インダクタ・EMIフィルタ
31,457
10.9
42,219
9.5
10,762
34.2
コンポーネント
173,464
60.3
311,377
69.8
137,913
79.5
高周波・通信
43,696
15.2
52,607
11.8
8,911
20.4
エナジー・パワー
49,180
17.1
59,398
13.3
10,218
20.8
機能デバイス
15,939
5.6
18,885
4.2
2,946
18.5
デバイス・モジュール
108,815
37.9
130,890
29.3
22,075
20.3
その他
5,216
1.8
3,902
0.9
△1,314
△25.2

287,495
100.0
446,169
100.0
158,674
55.2
(注)金額は、販売価格で表示しております。
②販売の状況
1.セグメント別売上収益
(単位:百万円)
期  別
セグメント別
前連結会計年度
(2024年4月1日
~2025年3月31日)
当連結会計年度
(2025年4月1日
~2026年3月31日)
増    減
金  額
構 成 比
金  額
構 成 比
金  額
増 減 率



コンデンサ
831,845
47.7
936,418
51.1
104,573
12.6
インダクタ・EMIフィルタ
201,273
11.5
223,316
12.2
22,043
11.0
コンポーネント
1,033,118
59.2
1,159,734
63.3
126,616
12.3
高周波・通信
443,602
25.4
394,829
21.6
△48,773
△11.0
エナジー・パワー
155,741
8.9
154,063
8.4
△1,678
△1.1
機能デバイス
97,822
5.6
107,074
5.9
9,252
9.5
デバイス・モジュール
697,165
39.9
655,966
35.9
△41,199
△5.9
その他
13,069
0.9
15,156
0.8
2,087
16.0
売上収益計
1,743,352
100.0
1,830,856
100.0
87,504
5.0
2.用途別売上収益(当社推計値に基づいております)
(単位:百万円)
期  別
用途別
前連結会計年度
(2024年4月1日
~2025年3月31日)
当連結会計年度
(2025年4月1日
~2026年3月31日)
増    減
金  額
構 成 比
金  額
構 成 比
金  額
増 減 率



通信
674,188
38.7
652,957
35.7
△21,231
△3.1
モビリティ
452,782
26.0
474,484
25.9
21,702
4.8
コンピュータ
241,684
13.9
310,392
16.9
68,708
28.4
家電
142,511
8.2
142,694
7.8
183
0.1
産業・その他
232,187
13.2
250,329
13.7
18,142
7.8
売上収益計
1,743,352
100.0
1,830,856
100.0
87,504
5.0
(注)当第1四半期連結会計期間から用途別の売上収益区分の集計範囲を変更しております。なお、前連結会計年度の
金額は、変更後の区分に組み替えた金額で表示しております。
3.地域別売上収益
(単位:百万円)
期 別
地域別
前連結会計年度
(2024年4月1日
~2025年3月31日)
当連結会計年度
(2025年4月1日
~2026年3月31日)
増    減
金  額
構 成 比
金  額
構 成 比
金  額
増 減 率



南北アメリカ
287,144
16.5
303,849
16.6
16,705
5.8
ヨーロッパ
160,957
9.2
153,038
8.4
△7,919
△4.9
中華圏
831,756
47.7
865,007
47.2
33,251
4.0
アジア・その他
334,240
19.2
376,197
20.5
41,957
12.6
海外計
1,614,097
92.6
1,698,091
92.7
83,994
5.2
日本
129,255
7.4
132,765
7.3
3,510
2.7
売上収益計
1,743,352
100.0
1,830,856
100.0
87,504
5.0
(注)当社及び連結子会社の国又は地域における売上収益であり、顧客の所在地別に基づき分類しております。
連結四半期推移
①連結経営成績
(単位:百万円)
期  別
項  目
前第1四半期
連結会計期間
(2024年4月1日
~2024年6月30日)
前第2四半期
連結会計期間
(2024年7月1日
~2024年9月30日)
前第3四半期
連結会計期間
(2024年10月1日
~2024年12月31日)
前第4四半期
連結会計期間
(2025年1月1日
~2025年3月31日)
金  額
百 分 比
金  額
百 分 比
金  額
百 分 比
金  額
百 分 比




売上収益
421,707
100.0
461,774
100.0
448,008
100.0
411,863
100.0
営業利益
66,375
15.7
91,797
19.9
75,989
17.0
45,541
11.1
税引前四半期利益
83,566
19.8
80,463
17.4
104,528
23.3
35,847
8.7
親会社の所有者に帰属する四半期利益
66,365
15.7
63,955
13.8
71,002
15.8
32,496
7.9
期  別
項  目
当第1四半期
連結会計期間
(2025年4月1日
~2025年6月30日)
当第2四半期
連結会計期間
(2025年7月1日
~2025年9月30日)
当第3四半期
連結会計期間
(2025年10月1日
~2025年12月31日)
当第4四半期
連結会計期間
(2026年1月1日
~2026年3月31日)
金  額
百 分 比
金  額
百 分 比
金  額
百 分 比
金  額
百 分 比




売上収益
416,154
100.0
486,624
100.0
467,454
100.0
460,624
100.0
営業利益
61,621
14.8
103,515
21.3
37,876
8.1
78,823
17.1
税引前四半期利益
62,322
15.0
112,460
23.1
49,509
10.6
84,352
18.3
親会社の所有者に帰属する四半期利益
49,714
11.9
82,665
17.0
24,969
5.3
76,572
16.6
②セグメント別売上収益
(単位:百万円)
期  別
セグメント別
前第1四半期
連結会計期間
(2024年4月1日
~2024年6月30日)
前第2四半期
連結会計期間
(2024年7月1日
~2024年9月30日)
前第3四半期
連結会計期間
(2024年10月1日
~2024年12月31日)
前第4四半期
連結会計期間
(2025年1月1日
~2025年3月31日)
金  額
構 成 比
金  額
構 成 比
金  額
構 成 比
金  額
構 成 比




コンデンサ
203,313
48.2
213,999
46.3
213,089
47.6
201,444
48.9
インダクタ・EMIフィルタ
48,283
11.4
52,769
11.4
51,496
11.5
48,725
11.8
コンポーネント
251,596
59.6
266,768
57.7
264,585
59.1
250,169
60.7
高周波・通信
99,326
23.6
126,346
27.4
120,860
27.0
97,070
23.6
エナジー・パワー
42,628
10.1
41,091
8.9
34,655
7.7
37,367
9.1
機能デバイス
25,219
6.0
23,985
5.2
24,535
5.5
24,083
5.8
デバイス・モジュール
167,173
39.7
191,422
41.5
180,050
40.2
158,520
38.5
その他
2,938
0.7
3,584
0.8
3,373
0.7
3,174
0.8
売上収益計
421,707
100.0
461,774
100.0
448,008
100.0
411,863
100.0
期  別
セグメント別
当第1四半期
連結会計期間
(2025年4月1日
~2025年6月30日)
当第2四半期
連結会計期間
(2025年7月1日
~2025年9月30日)
当第3四半期
連結会計期間
(2025年10月1日
~2025年12月31日)
当第4四半期
連結会計期間
(2026年1月1日
~2026年3月31日)
金  額
構 成 比
金  額
構 成 比
金  額
構 成 比
金  額
構 成 比




コンデンサ
217,330
52.2
237,572
48.8
239,114
51.1
242,402
52.6
インダクタ・EMIフィルタ
52,488
12.6
58,258
12.0
56,379
12.1
56,191
12.2
コンポーネント
269,818
64.8
295,830
60.8
295,493
63.2
298,593
64.8
高周波・通信
82,075
19.7
120,606
24.8
102,224
21.9
89,924
19.5
エナジー・パワー
35,756
8.6
39,140
8.0
38,948
8.3
40,219
8.7
機能デバイス
24,803
6.0
27,385
5.6
27,069
5.8
27,817
6.1
デバイス・モジュール
142,634
34.3
187,131
38.4
168,241
36.0
157,960
34.3
その他
3,702
0.9
3,663
0.8
3,720
0.8
4,071
0.9
売上収益計
416,154
100.0
486,624
100.0
467,454
100.0
460,624
100.0
③用途別売上収益(当社推計値に基づいております)
(単位:百万円)
期  別
用途別
前第1四半期
連結会計期間
(2024年4月1日
~2024年6月30日)
前第2四半期
連結会計期間
(2024年7月1日
~2024年9月30日)
前第3四半期
連結会計期間
(2024年10月1日
~2024年12月31日)
前第4四半期
連結会計期間
(2025年1月1日
~2025年3月31日)
金  額
百 分 比
金  額
百 分 比
金  額
百 分 比
金  額
百 分 比




通信
154,903
36.7
191,314
41.4
179,841
40.1
148,130
36.0
モビリティ
114,960
27.3
112,609
24.4
114,636
25.6
110,577
26.8
コンピュータ
57,169
13.6
64,328
13.9
61,139
13.6
59,048
14.3
家電
39,014
9.3
36,461
7.9
32,274
7.2
34,762
8.4
産業・その他
55,661
13.1
57,062
12.4
60,118
13.5
59,346
14.5
売上収益計
421,707
100.0
461,774
100.0
448,008
100.0
411,863
100.0
期  別
用途別
当第1四半期
連結会計期間
(2025年4月1日
~2025年6月30日)
当第2四半期
連結会計期間
(2025年7月1日
~2025年9月30日)
当第3四半期
連結会計期間
(2025年10月1日
~2025年12月31日)
当第4四半期
連結会計期間
(2026年1月1日
~2026年3月31日)
金  額
百 分 比
金  額
百 分 比
金  額
百 分 比
金  額
百 分 比




通信
137,556
33.1
190,962
39.3
171,716
36.7
152,723
33.2
モビリティ
113,347
27.2
121,195
24.9
121,805
26.1
118,137
25.6
コンピュータ
69,973
16.8
75,890
15.6
77,331
16.5
87,198
18.9
家電
36,819
8.9
36,589
7.5
35,599
7.6
33,687
7.3
産業・その他
58,459
14.0
61,988
12.7
61,003
13.1
68,879
15.0
売上収益計
416,154
100.0
486,624
100.0
467,454
100.0
460,624
100.0
(注)当第1四半期連結会計期間から用途別の売上収益区分の集計範囲を変更しております。なお、前連結会計年度の
金額は、変更後の区分に組み替えた金額で表示しております。

出典: 決算短信PDF(外部リンク)

大量保有報告書(5%超の株主)

報告日 提出者(グループ) 個別保有者 保有割合
個別 / 合計
株数 保有目的 種別
2026-04-04 ブラックロック・ジャパン株式会社 ブラックロック(ルクセンブルグ)エス・エー(BlackRock (Luxembourg) S.A.) 0.18%
計 8.19%
349万株 純投資(顧客および投資信託等の資産運用目的) 変更
2026-04-04 ブラックロック・ジャパン株式会社 ブラックロック・アセット・マネジメント・カナダ・リミテッド(BlackRock Asset Management Canada Limited) 0.18%
計 8.19%
356万株 純投資(顧客および投資信託等の資産運用目的) 変更
2026-04-04 ブラックロック・ジャパン株式会社 ブラックロック・アセット・マネジメント・アイルランド・リミテッド(BlackRock Asset Management Ireland Limited) 0.82%
計 8.19%
1,602万株 純投資(顧客および投資信託等の資産運用目的) 変更
2026-04-04 ブラックロック・ジャパン株式会社 ブラックロック・ファンド・アドバイザーズ(BlackRock Fund Advisors) 2.01%
計 8.19%
3,940万株 純投資(投資信託等の資産運用目的) 変更
2026-04-04 ブラックロック・ジャパン株式会社 ブラックロック・インスティテューショナル・トラスト・カンパニー、エヌ.エイ.(BlackRock Institutional Trust Company, N.A.) 1.41%
計 8.19%
2,771万株 純投資(顧客および投資信託等の資産運用目的) 変更
2026-04-04 ブラックロック・ジャパン株式会社 ブラックロック・インベストメント・マネジメント(ユーケー)リミテッド(BlackRock Investment Management (UK) Limited) 0.47%
計 8.19%
921万株 純投資(顧客および投資信託等の資産運用目的) 変更
2026-04-04 ブラックロック・ジャパン株式会社 (同左) 1.87%
計 16.38%
3,672万株 純投資(投資一任契約に基づく顧客の資産運用および投資信託約款に基づく資産運用目的… 変更
2026-04-04 ブラックロック・ジャパン株式会社 ブラックロック・アドバイザーズ・エルエルシー(BlackRock Advisers, LLC) 0.24%
計 16.38%
465万株 純投資(顧客および投資信託等の資産運用目的) 変更
2026-04-04 ブラックロック・ジャパン株式会社 ブラックロック・フィナンシャル・マネジメント・インク(BlackRock Financial Management, Inc.) 0.34%
計 16.38%
661万株 純投資(顧客および投資信託等の資産運用目的) 変更
2026-04-04 ブラックロック・ジャパン株式会社 ブラックロック・インベストメント・マネジメント (オーストラリア)リミテッド(BlackRock Investment Management (Australia) Limited) 0.17%
計 16.38%
334万株 純投資(顧客および投資信託等の資産運用目的) 変更

※「個別保有者」が「(同左)」の行は提出者本人による保有。複数行が同じ提出者なら共同保有グループの内訳を表します。 保有目的が長い場合は冒頭40字のみ表示し、ホバーで全文表示します。

財務データ推移

年度売上高営業利益純利益 総資産純資産EPS配当
2025 17,434億円 2,797億円 2,338億円 30,282億円 25,808億円 125.1 57.0
2024 16,402億円 2,154億円 1,808億円 30,379億円 25,561億円 95.7 102.0
2023 16,868億円 2,982億円 2,537億円 28,728億円 24,025億円 401.3 150.0
2022 18,125億円 3,141億円 28,092億円 22,636億円 491.0 130.0
2021 16,302億円 2,371億円 24,623億円 19,208億円 370.5 115.0
2020 15,340億円 1,830億円 22,502億円 16,941億円 286.1 97.0
2019 15,750億円 2,069億円 20,489億円 16,040億円 323.5 280.0
2018 13,718億円 1,461億円 17,970億円 14,566億円 685.9 260.0
2017 11,355億円 1,561億円 16,350億円 13,548億円 733.9 220.0
2016 12,108億円 2,038億円 15,178億円 12,292億円 962.6 210.0
2015 10,435億円 1,677億円 14,313億円 11,231億円 264.1 180.0
2014 8,467億円 932億円 12,437億円 9,558億円 440.6 130.0
2013 6,810億円 424億円 10,871億円 8,610億円 200.8 100.0
2012 5,847億円 308億円 10,009億円 8,085億円 144.4 100.0

事業の状況(有価証券報告書より)

最新の有価証券報告書から、事業内容・リスク・経営方針・経営成績の概況を掲載します。各セクションをクリックして展開してください。

事業の内容 FY2025 / 約1,462字
3【事業の内容】 当社グループ(当社及び関係会社)は、電子部品並びにその関連製品の開発及び製造販売を主たる事業として行っており、コンポーネント(コンデンサ、インダクタ、EMI除去フィルタなど)、デバイス・モジュール(高周波モジュール、表面波フィルタ、リチウムイオン二次電池、センサなど)及びその他(ヘルスケア機器、ソリューションビジネスなど)の3つの事業別セグメントに分類されます。  各社の当該事業に係る位置付けは、次のとおりであります。 [電子部品の製造・販売]提出会社 当社は、各種電子部品の中間製品である半製品を生産し、国内外の生産会社へ供給しております。また、当社グループ内で完成品まで加工した製品を、国内外の得意先及び販売会社へ販売しております。 販売会社 販売会社は、当社グループ内で生産された製品の販売及び販売仲介を行っております。重要な販売会社である米国の「Murata Electronics North America, Inc.」、中国の「Murata Company Limited」、「Murata Electronics Trading (Shanghai) Co., Ltd.」、「Murata Electronics Trading (Tianjin) Co., Ltd.」及びオランダの「Murata Electronics Europe B.V.」では、当社及び関係会社で生産された製品を販売しております。 生産及び販売会社 生産及び販売会社は、主に当社が供給した半製品を完成品まで加工し、製品として当社及び販売会社に納入するとともに、当社及び関係会社で生産された製品を得意先に販売しております。重要な生産会社である「㈱福井村田製作所」、「㈱出雲村田製作所」、「㈱富山村田製作所」、「㈱金沢村田製作所」、「㈱岡山村田製作所」、「㈱小諸村田製作所」、「㈱東北村田製作所」、中国の「Wuxi Murata Electronics Co., Ltd.」、「Shenzhen Murata Technology Co., Ltd.」、「Murata Energy Device Wuxi Co., Ltd.」、「Foshan Murata Materials Co., Ltd.」、シンガポールの「Murata Electronics Singapore (Pte.) Ltd.」、フィリピンの「Philippine Manufacturing Co. of Murata, Inc.」、タイの「Murata Electronics (Thailand), Ltd.」、フランスの「Murata Integrated Passive Solutions SAS」及びベトナムの「Murata Manufacturing Vietnam Co., Ltd.」では、コンポーネント、デバイス・モジュールを製造しております。 統括会社 統括会社は、当該地区でのマーケティング活動及び関係会社の統括管理を行っております。重要な統括会社である中国の「Murata (China) Investment Co., Ltd.」では、中華圏でのマーケティング、エンジニアリング活動及び中国販売会社の統括管理を行っております。 [その他] 従業員の福利厚生、不動産の賃貸、製品・ソフトウェアの開発・販売等に関する業務を行う関係会社があります。  以上に述べた事項を事業系統図によって示すと、次のとおりであります。
事業等のリスク FY2025 / 約14,725字
3【事業等のリスク】(1)リスク管理体制と運用状況 当社では、当社グループの事業活動に影響を及ぼす全社的なリスクについて、その内容と対策を審議するため、代表取締役社長を委員長とするリスク管理委員会を設置しています。当委員会はリスクマネジメント室が事務局となり、年2回定期的(必要に応じて臨時)に開催しており、その活動内容は取締役会や経営会議において定期的に報告され、経営陣が当社を取り巻くリスクを把握し、適切なリスク対策を講じられるようにしております。また下部組織として情報セキュリティ分科会、BCM分科会を設け、個別のリスクに対する対策を検討・実施しております。 (2)リスクの把握と対策 リスクについては、リスクの主管部門である総務、人事、経理、財務、企画、広報、知的財産、環境、情報システム、法務などの機能スタッフ部門と事業部門が、当社グループが現在直面しているリスク、あるいは近い将来に予想されるリスクを抽出しております。そして機能スタッフ部門が、①事業部門が抽出したリスクのうち全社的なリスクとして把握しておく必要のあるリスク、②機能スタッフ部門と事業部門が相互に共有し連携する必要のあるリスク、を正しく認識することで、リスク把握の漏れを防ぎ、全社的なリスクに対して適切に対応できる体制を構築しております。 そして抽出したリスクについては、発生頻度と影響度から重要度を評価し、それらのリスクをリスクマップ上に表示することで、俯瞰的に当社のリスクを把握・管理しております。リスク管理委員会ではこのように抽出されたリスクのうち、重要度・緊急度の高いリスク対策の実施状況と対策後の残余リスクを確認し、必要に応じて追加対策を指示しております。 また、内部監査部門は、リスク管理委員会、機能スタッフ部門及び業務執行部門への直接・間接の監査を通じて、当社におけるリスクマネジメントのPDCAが適切に実施されているかモニタリングしております。 なお、当社は企業価値を大幅に低下させる重大な事案を「危機」と定義し、リスクが顕在化し「危機」が発生した場合に備え、経営陣が迅速に事態を把握するための報告ルールを定め、運用しております。さらに当該「危機」に対し全社的に対応する必要がある場合は、代表取締役社長を本部長とする危機対策本部を立ち上げ対応にあたっております。 (3)事業等のリスク 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資家の判断に重要な影響を及ぼす可能性があると認識している主要なリスクは以下のとおりであります。各リスク対策実施後の残余リスクについて、影響度と発生頻度を「大」「中」「小」の3段階に分類しております。なお、影響度については「組織的な影響」「生産活動等への影響」「法令・行政上の影響」「商取引上の影響」「報道・風評上の影響」の5つの指標から1つの指標を選択し、各指標であらかじめ定めた基準に基づき分類しております。ただし、以下に記載された項目以外のリスクが生じた場合においても、当社グループの業績及び財政状態に重大な影響を及ぼす可能性があります。 なお、文中における将来に関する事項は、有価証券報告書提出日(2025年6月24日)現在入手し得る情報に基づいて当社グループが判断したものであります。 ① 外部環境リスク(1)グローバルでの事業展開に関するリスク発生頻度 中影響度 大リスク内容 当社グループの海外売上収益比率は90%を超えており、販売・生産・調達等の事業活動をグローバルに展開しております。従って、当社グループの業績は、進出当該国・地域の政情、税制等の法制度、金融・輸出入に関する諸規制、社会資本の整備状況、その他の地域的特殊性、及びこれらの諸要因の急激な変化の影響を受ける傾向にあります。対策 当社グループは、事業展開にあたり、市場や顧客の変化を的確に捉え、高品質の製品と充実したサービスを提供できる体制を構築すべく、販売拠点は世界の主要市場を網羅できる地域に、生産拠点は採算性、周辺市場の拡大予測、顧客動向等から総合的に判断した地域に配置し、仕入先はQCDS等の合理的な基準に基づいて選定することとしております。また、新たな国への進出や新たな仕入先との取引に際しては、そのリスクを慎重に検討、評価した上で適切に判断しております。その上で、進出した地域や仕入先への貢献を重視し、価値向上に努めて、信頼を勝ち得る努力をしております。 一方で、昨今、地政学リスクが常態化してきており、直接・間接的に事業に影響を及ぼす可能性があります。特に当社グループ連結売上収益の約50%、生産高の約20%を中華圏が占めており、中国の内外情勢による経営へのインパクトは高まっております。また、トランプ政権の関税措置により、当社グループの米国向け輸出取引において直接的な影響があるのに加え、最終需要の下押しやそれに伴う競争環境の悪化等の間接的な影響も想定されます。これに対して、地域動向、市場動向、顧客動向等、多方面から情報を収集し迅速に対応できる体制を構築し、サプライチェーン全体の複線化・効率化の検討・実行に努めております。加えて、事業継続計画(BCP)の観点からのアセアン等での生産強化、日本を含めた代替生産体制の実現等による生産体制の多極化を進めております。残余リスク 上記の対策を講じたとしても、想定を超える政治・経済・社会的要因の急激な変化が起きた場合には、当社グループの業績及び財政状態に重大な影響を及ぼす可能性があります。 (2)為替変動に関するリスク発生頻度 大影響度 大リスク内容 当社グループの海外売上収益比率は90%を超えており、またグローバルに事業を展開していることから、生産・販売等の事業活動が為替変動の影響を大きく受けます。また、為替変動は当社グループの外貨建取引から発生する収益・費用及び資産・負債の円換算額を変動させ、業績及び財政状態に影響を及ぼします。翌連結会計年度において為替変動が営業利益に及ぼす影響は、米ドルに対して円高方向に1円変動した場合に年間約45億円の減益と見ております。対策 当社グループでは、為替変動リスクを軽減させるため、海外での販売について為替の変動を販売価格に反映させるよう努めており、また為替変動による損益への影響をヘッジする目的で、為替ヘッジコストを考慮しながら外貨建取引金額の一定比率に対して為替予約契約を締結しております。残余リスク 上記対策を講じたとしても、為替変動による影響を完全に排除することは困難であり、米ドルなど他の通貨に対して、円高が急激に進んだり長期に及んだ場合には、当社グループの業績及び財政状態に重大な影響を及ぼす可能性があります。(3)資金調達に関するリスク発生頻度 中影響度 中リスク内容 当社グループでは、設備投資及びその他の事業資金については、自らの事業活動により獲得した内部資金で対応することを基本方針としておりますが、事業の成長に向けた投資や運転資金のための資金需要に対して内部資金だけでは不足する場合があります。対策 当社グループでは、時々の金融市場の状況を踏まえた適切な手段により外部から調達することで対応しており、銀行からの借入及び国内普通社債発行による資金調達を適宜実施しております。残余リスク 上記対策を講じたとしても、金融市場の不安定化により、金融機関が貸出を圧縮した場合、円の金利が上昇した場合、また格付機関による当社信用格付けの引下げの事態が生じた場合などには、資金調達の制約を受け、資金調達コストが増加し、当社グループの業績及び財政状態に重大な影響を及ぼす可能性があります。(4)環境規制に関するリスク発生頻度 中影響度 中リスク内容 当社グループは、国内外において、大気汚染、水質汚濁、土壌・地下水汚染、廃棄物処理、製品に含有する化学物質など、様々な環境法令の規制を受けております。当社グループでは、これら法令を遵守し、事業活動を進めておりますが、地球環境保全の観点、事業の継続的な発展の観点において、今後ますます国内外での環境規制が強化され、これに適応するための費用の増大が予想されます。対策 当社グループでは、近年、気候変動や資源循環と事業との調和に関して重要性を強く認識するとともに、それらを事業の機会とリスクと捉え、各取り組みを進めております。この他、化学物質の使用に関する規制や揮発性有機溶剤の大気放出に関する規制への対応など、環境保全に関する当社グループの課題認識とその対応に関して、CSR統括委員会の下部組織として環境委員会及び気候変動対策委員会を設置し、当社グループ全体で対策を推進しております。残余リスク 上記対策を講じたとしても、環境規制への適応が極めて困難な場合、想定を超える費用の発生や事業からの部分撤退、または当社グループへの社会的信用が損なわれることにより、当社グループの業績及び財政状態に重大な影響を及ぼす可能性があります。 (5)気候変動に関するリスク発生頻度 中影響度 大リスク内容 近年、世界各地で深刻化している環境問題に対応するため、資源循環や脱炭素に対する取り組みが企業に求められております。当社グループでは脱炭素社会の実現、及び循環型社会の実現をマテリアリティ(重点課題)として設定し対策を実施しておりますが、ステークホルダーからの要請への適応が極めて困難な場合や、対応に不足、又は遅れが生じた場合、以下のリスクが顕在化する可能性があります。(移行リスク)・全世界での脱炭素製品のニーズ拡大や環境意識の向上に後れを取ることによる顧客の逸失や企業価値の低下、カーボンプライシング導入や省エネ基準の厳格化が進むことによる工場建設・運用コストの増加等は、経営戦略や財務計画、設備投資の意思決定において見込むべき潜在的なリスクになっております。(物理リスク)・台風や大雨などの異常気象は、工場やサプライチェーンに影響を及ぼし、洪水や停電による主要工場の全面停止、異常気象による原材料の供給途絶などのリスクが想定されます。対策 当社グループは、CO2排出量削減等の「脱炭素社会の実現」を企業経営の非財務重点課題の1つとして選定し、気候変動対策に関する課題認識とその対応に関して担当取締役を委員長とする気候変動対策委員会を組織し、対策を推進しております。(移行リスク)・カーボンプライシング(以下CP)導入への対応として、サステナビリティ投資促進制度(社内CP制度等)を活用し、省エネ/再エネ活動をさらに加速させます。・脱炭素製品のニーズに応えるべく、再エネを積極的に導入・サプライヤーとも連携したCO2排出削減に取り組むことでバリューチェーン全体の脱炭素化を促進するとともに、軽薄短小・高効率化・長寿命化の継続的な製品開発を進めていきます。・工場建設や運用コストの上昇に対しては、省エネ補助金/税制優遇措置の積極的な活用によりコスト負担を軽減し、低環境負荷建築などの採用による運用コスト軽減を図ります。(物理リスク)・台風の強大化等による異常気象によって、工場の立地によっては甚大な被害を受ける可能性があります。そのため当社グループでは、ハザードマップを活用し、各工場のリスク評価を実施しており、輸送を途絶えさせないよう生産製品の分散化・輸送ルートの複数化を図っております。・その他気候変動に関するリスクや機会に関しては、TCFD(Task Force on Climate-related Financial Disclosures)提言に基づいた内容を開示しております。具体的な各施策については、SBT(Science Based Targets)として認定された目標値を達成するため、さらに取り組みを強化します。将来的には2035年度のRE100達成、2050年度にサプライチェーン全体におけるカーボンニュートラルを実現するため、活動してまいります。残余リスク 上記対策を講じたとしても、中長期的にステークホルダーの要請が変化し、その要請に応えられないことによって当社グループの業績及び財政状態に重大な影響を及ぼす可能性があります。(6)資源枯渇に関するリスク発生頻度 小影響度 中リスク内容 当社グループは、多種多様な鉱物資源を原材料として電子部品を製造しています。世界的な人口増加と経済成長に伴い、これら資源の需給逼迫や長期的な枯渇リスクが高まっており、将来的に安定的な原材料調達に支障をきたす可能性があります。対策 当社グループは、「循環型社会の実現」を重要な環境・社会課題と位置づけ、CSR統括委員会の下部組織として環境委員会を設置して全社的に資源枯渇リスクの低減に取り組んでおります。具体的には、製品の軽薄短小化・高効率化・長寿命化を追求して投入材料を削減するとともに、枯渇リスクの低い代替資源やリサイクル材を積極的に導入し、自社廃棄物の再利用・循環資源化を推進しております。また、仕入先や自治体、研究機関などステークホルダーと連携し、資源循環ネットワークを構築することでバリューチェーン全体の資源効率を高めています。さらに、2027年度までに持続可能な資源利用率を16%、2030年度に25%、2050年度に100%とする目標を掲げるとともに、廃棄物の循環資源化率も段階的に向上させています。残余リスク 上記対策を講じたとしても、主要原材料の需給逼迫による生産停止や納期遅延、原材料コストの急騰による製造コスト増大が懸念されます。さらには代替資源やリサイクル材への切り替えが計画どおり進まず、当社グループへの社会的信用が損なわれることにより、当社グループの業績及び財政状態に重大な影響を及ぼす可能性があります。 (7)災害・感染症等による事業活動の停止に関するリスク発生頻度 小影響度 大リスク内容 当社グループは、事業所所在地における大規模な自然災害の発生や感染症の流行等により、事業活動が長期間停止する可能性があります。対策 当社グループでは、大規模災害や感染症の流行による主要製品の操業停止の影響を最小限にし、「お客様に製品を安定供給する」という責任を果たすため、事業継続計画(BCP)を策定しております。また、一定規模の地震災害を想定して建物・生産設備の耐震性・安全性確保、通信・情報システムのバックアップ体制、在庫による供給維持、生産拠点の国内外への分散などの施策を講じております。さらに、定期的な防災訓練や事業継続訓練の実施により、初動対応の実効性確認と継続的な改善や危機対応能力の向上とBCPの改善点の把握に取り組んでおります。残余リスク 上記対策を講じたとしても、想定を超える大規模災害の発生や新型感染症の流行、原子力発電所の事故等による、長期にわたる製造ラインや情報システムの機能低下、世界レベルでの経済活動の停滞に伴う大幅な事業活動の縮小や停止が、当社グループの業績及び財政状態に重大な影響を及ぼす可能性があります。 ② 戦略リスク(1)当社製品の需要変動に関するリスク発生頻度 中影響度 大リスク内容 当社グループは、各種エレクトロニクス製品を生産する電子機器メーカーに対して、電子部品を供給することを主たる事業としております。 エレクトロニクス製品の需要動向は、世界の経済情勢に大きく左右されます。従って、経済情勢の急激な変化は、当社グループの業績に大きな影響を及ぼします。加えて、特に成長性の高いエレクトロニクス製品に使用される電子部品については、実態とは乖離する部品需要が発生することもあり、その場合、当社グループは需要変動の影響をさらに増幅して受けることになります。対策 当社グループでは、これに対して、1)エッジデバイス・ITインフラ・モビリティ市場の3つを基盤領域としつつ、環境・ウェルネス市場を挑戦領域として、より広い事業機会を捉えることでのリスク分散を図る、2)世界経済の動向を注視し、中長期的な需要予測に基づき生産設備と必要人員を迅速に手配し生産能力を拡充する、3)DX(デジタルトランスフォーメーション)の推進等による生産効率の継続的改善に注力する、4)生産能力や稼働日数の柔軟な調整を行う、等の対策により、需要の急激な増加への対応と余剰資産等ロスの発生を抑制するよう対策を講じております。残余リスク 上記対策を講じたとしても、世界経済やエレクトロニクス産業全般の急激な変化により当社グループの製品の需要が予測を大幅に下回る事態となった場合には、手配した生産設備、人員、資材、製品等が余剰となり、当社グループの業績及び財政状態に重大な影響を及ぼす可能性があります。一方、想定を超える需要が急激に発生した場合には、顧客の要求に応じられず販売機会を逃し、そのことが将来の競争力低下につながる可能性があります。 (2)製品の競争力(市場シェア)に関するリスク発生頻度 中影響度 中リスク内容 当社グループが属する電子部品業界は、中長期的に需要機会は大きく伸長すると見込まれますが、同時に競合他社との競争は激しく、製品の特性、供給力、コスト競争力等総合力で競合他社に劣後する場合、当社市場シェアが低下するリスクがあります。従来からの競合に加え、昨今、中国ローカルの部品サプライヤーが急速に力をつけてきており、競合との競争はさらに激化する傾向にあります。対策 当社グループは、将来の市場、製品及び技術動向の予測に基づいた研究開発の元で、小型、薄型、高信頼性、低消費電力等を実現する付加価値の高い新商品を継続的に投入し、また独自の材料技術や生産技術、現場のモノづくり力を統合した継続的かつ積極的なコストダウンの推進、顧客需要にタイムリーに応える供給力の整備、顧客との安定した取引関係を構築する販売ネットワーク力等の総合力により、マーケットシェアの維持拡大に注力し、売上の拡大や収益性の向上に努めております。残余リスク 上記の対策を講じたとしても、競合他社が革新技術を獲得して技術的に先行する、圧倒的なコスト低減に成功する等々の要因により、当社の市場シェアが低下し、当社グループの業績及び財政状態に重大な影響を及ぼす可能性があります。(3)特定の取引先、製品への依存に関するリスク発生頻度 中影響度 中リスク内容 当社グループにおいては、当連結会計年度における連結売上収益の10%を超える顧客グループは存在しないものの、依存度の高い取引先があります。また、当連結会計年度において、コンデンサが連結売上収益の48%を占めており、依存度の高い製品となっております。対策 当社グループでは、強みであるグローバルな販売ネットワークを駆使して、当社グループの製品を幅広い用途、顧客に販売するなど、特定の顧客への依存度を下げる取り組みを実施しております。 また、5G/6G化の進展、AI技術の進歩、CASEと呼ばれる自動車産業の変革による需要機会は大きく、今後も継続して当事業の強化を図っていくとともに、通信用デバイス、モジュール、バッテリー事業等の拡大により収益の多角化を進め、特定の製品への依存度を下げる取り組みを実施しております。残余リスク 上記の対策を講じたとしても、特定の取引先からの受注が減少したり、特定の取引先製品の販売が低迷した場合は、当社グループの業績及び財政状態に重大な影響を与える可能性があります。 また、コンデンサを代替しうる革新技術、製品の出現、強力な競合の台頭は、当社グループの業績及び財政状態に重大な影響を及ぼす可能性があります。(4)M&A、業務提携、戦略的投資に関するリスク発生頻度 中影響度 大リスク内容 当社グループは、事業ポートフォリオマネジメントを念頭に、新規技術の獲得、新たな事業領域への進出、既存事業の競争力強化などを目的としたM&A、業務提携、戦略的投資を必要に応じて実施しておりますが、市場環境や競争環境の影響を受ける潜在的なリスクが常に存在します。対策 当社グループは、M&A、業務提携、戦略的投資に際して、事業ポートフォリオ上での位置づけを明確化するとともに、対象となる市場や事業並びに相手先企業の経営状況などのリスク分析を行った上で判断しております。また、M&A等を実施後も定期的に事業統合や事業状況を検証し、必要に応じて戦略の軌道修正や組織再編を図り、事業ポートフォリオマネジメントの実行に取り組んでおります。残余リスク 上記の対策を講じたとしても、市場環境や競争環境の著しい変化により適確にM&A、業務提携、戦略的投資を実施することができないというリスクは残ります。また、M&A等の実施後においても、市場環境などの著しい変化や、当事者間の利害の不一致、又は人材の流出などが発生した場合には、想定していた事業ポートフォリオマネジメントを実行することができず、投下資金の未回収や追加的な費用の発生、のれん及び長期性資産の減損損失などにより、当社グループの業績及び財政状態に重大な影響を及ぼす可能性があります。 ③経営基盤リスク(1)情報セキュリティに関するリスク発生頻度 大影響度 大リスク内容  近年、退職者による情報漏えい事件や標的型メール攻撃などが報道されているように、企業の保有する情報をターゲットとした内部不正やサイバーアタックによる情報漏洩、事業活動停止のリスクが高まっております。 また、個人情報に関する権利意識の高まりとともに、世界各国でGDPR(EU一般データ保護規則)をはじめ個人情報保護のための法令が検討、制定されており、個人情報の安全管理措置や漏えい事故の監督官庁への通報など、会社に求められる法令対応事項が増加し、違反した場合の罰則が厳罰化しております。対策 当社グループが持続的に成長を続けるためにも、技術情報や経営情報などの企業機密、会社で取り扱う個人情報、取引先・お客様やパートナーから提供いただいた情報などを守ることが大切であり、そのため国際標準(ISO27001)をベースにした情報セキュリティマネジメントを実施しております。具体的には、情報セキュリティ基本方針、情報セキュリティ管理規定、個人情報保護方針、個人データ保護グローバル規定などのルールを制定し、情報セキュリティと個人情報保護の施策を人的・技術的・物理的の三側面から、整備・運用しております。 まず人的側面では、情報を正しく取り扱えるよう、ルールを分かりやすく解説した「情報セキュリティガイドブック」の配付、情報セキュリティ意識を高める年次教育、フィッシングメール訓練、階層別社内研修などを実施しております。また、情報セキュリティ事故への対応体制を整備しております。 つぎに技術的側面では、マルウェア対策、システムへのアクセスコントロール、脆弱性診断と対応、情報端末や通信の監視、各種ログの収集、セキュリティ事故になりうるインシデントへの対応体制の構築、生産現場でのセキュリティ強化などを行い、日々変化するサイバー攻撃やリスクへの対応・対策を進めております。 そして物理的側面では、入出門管理、機密管理レベルに合わせたセキュリティゾーン設定とアクセスコントロールで社内外からの不正侵入を多重に防いでおります。 上記国際標準(ISO27001)をベースにした情報セキュリティマネジメントの取組みに加え、自動車業界において情報セキュリティの重要性が高まっていることから、ドイツ自動車工業会による情報セキュリティ評価である「TISAX(Trusted Information Security Assessment Exchange)」認証を本社含む主要な国内外拠点において取得しております。残余リスク 上記対策を講じたとしても、想定した防御レベルを超える技術による不正アクセスや、予期せぬ不正使用があった場合には、情報の外部流出、検知されないままの情報改ざん、社内システムへの影響による事業活動停止などのリスクが残り、当社グループの社会的信用に影響を及ぼすのみならず、その対応のために多額の費用負担が発生し、当社グループの業績及び財政状態に重大な影響を及ぼす可能性があります。(2)公的規制とコンプライアンスに関するリスク発生頻度 小影響度 大リスク内容 当社グループは、国内外において、商取引、独占禁止法、知的財産権、製造物責任、環境、労務、人権、租税等の法規制、事業投資の許認可、輸出入規制など、様々な公的規制の適用を受けて事業を行っております。これらの公的規制に違反した場合、監督官庁による処分、訴訟の提起、さらには事業活動の停止に至るリスクや企業ブランド価値の毀損、社会的信用の失墜等のリスクがあります。対策 当社グループでは、公的規制の対象領域ごとに主管する部門を決め、公的規制に対応した社内ルールを定めるなど、未然に違反を防止するための方策を講じ、適時にモニタリングを実施しております。 さらに、これらの取り組みに加え、当社ではコンプライアンス推進委員会を設け、法令遵守のみならず、役員・従業員が共有すべき倫理観、遵守すべき倫理規範等を「企業倫理規範・行動指針」として制定し、当社グループにおける行動指針の遵守並びに法令違反等の問題発生を全社的に予防するとともに、コンプライアンスの実効性を担保するため、コンプライアンス上の問題を報告する通報窓口を社内・社外に設けております。残余リスク 上記対策を講じたとしても、グローバルに事業を展開するなかで、国や地域において、公的規制の新設・強化や想定外の適用等により、結果として当社グループが公的規制に抵触することになった場合には、事業活動に制約が生じたり、公的規制を遵守するための費用が増加したりするなど、当社グループの業績及び財政状態に重大な影響を及ぼす可能性があります。 (3)知的財産権に関するリスク発生頻度 中影響度 中リスク内容 当社グループは、技術革新が著しく競合他社との競争が激しい電子部品業界に属していることから、他者の知的財産権を尊重しつつ、自社の技術開発を進めていく必要があります。他者の知的財産権の存在とその内容によっては、自社の技術開発やそれに基づく事業遂行が妨げられる可能性があります。特に自社の存在する事業領域についての情報が乏しい新規事業領域においては、その可能性が高まることが想定されます。対策 当社グループでは、材料から製品まで一貫生産体制を構築しており、材料開発、プロセス開発、製品開発、生産技術開発を行う中で、適切なタイミングで他者の知的財産権を調査し、必要に応じて設計回避等の対策を講じております。また研究開発の際に創出される発明等について、発明考案等取扱規定により適切に取り扱い、その発明等に基づく適切な知的財産の獲得・蓄積により、他社に対する牽制力を強化しています。 また、知的財産に関する階層・職能教育や知的財産に関する啓発フォーラムなどの様々な社内イベントを開催することにより、当社グループ従業員の知財マインドを醸成しております。残余リスク 上記対策を講じたとしても、競合他社その他の第三者の知的財産権の取得及び活用動向次第では、当社グループの製品等が第三者の知的財産権を侵害しているとの主張を受けることで、技術開発や事業の方針を変更せざるを得なくなるなど、当社グループの業績及び財政状態に重大な影響を及ぼす可能性があります。(4)税務に関するリスク発生頻度 中影響度 中リスク内容 当社グループは、世界各国で販売や生産などの事業活動を行っており、各国税務当局から多額の追徴課税を課されるリスク、さらにそれに伴って発生する信用毀損リスク及び移転価格税制の課税による二重課税リスク等の税務リスクがあります。対策 当社グループでは、「グローバルタックスポリシー」に従い、早期に税務リスク情報を収集し、法令の立法趣旨に照らして税務処理を決定し、税務処理に不確実性が残った場合は、税務当局への事前照会や外部専門家への相談を行い不確実性の排除に努めております。また、税務専門組織を独立した組織として設置し、専門的知識と経験豊富な人材の確保・育成を行い、税務リスク極小化のための体制を整備しております。残余リスク 上記対策を講じたとしても、近年のビジネスの拡大とグローバル化の進展に伴い、税務リスクが顕在化する可能性は高まっており、また、その金額的重要性も高まる傾向にあります。税務リスクが顕在化した場合は、法人税等の追加負担が発生し、当社グループの業績及び財政状態に重大な影響を及ぼす可能性があります。 (5)人材の採用・確保に関するリスク発生頻度 中影響度 中リスク内容 当社グループは、材料から商品までの一貫生産を行うとともに、主要な生産設備を内作するなど技術の独自性を追求しておりますが、技術の高度化、技術革新が加速する今日、多様な技術分野において優れた専門性を有した人材の必要性がますます高まっております。 一方、各産業分野における技術革新の進展、とりわけエレクトロニクス分野の広がりにより、当社グループが必要とする多様な技術領域の人材ニーズの産業界全体における増大や日本国内の少子高齢化に伴う労働人口の減少など、優秀な人材の獲得は競争状態となっております。 なお、高度技術人材の獲得競争がグローバルで激化することを踏まえ、シニア層含めての技術領域及び競争力観点でノウハウを有する人材の定着確保も重要となっております。対策 当社グループでは、計画的な新卒採用に加え、ニーズに基づいた過年度卒の通年採用を実施しており、基盤領域であるエッジデバイス・ITインフラ・モビリティを中心とした事業機会に加え、挑戦領域である環境・ウェルネスにおける事業機会向け人材やDX(デジタルトランスフォーメーション)に必要な人材の採用強化を進めております。また、製造現場を支えるモノづくり人材の採用も強化しております。 制度面では、能力開発を支援する教育制度の拡充、専門系人材の適切なキャリアルートの設定、ワークライフバランスを支援する制度、さらには2024年4月から導入した65歳定年制の整備により、シニア層を含めた社員のモチベーションを高めることに努めています。加えて、多様な社員の能力が十分に発揮できるよう、適性を重視した配置や適切な処遇を行い、人材の定着と動機づけを行っております。残余リスク 上記対策を講じたとしても、雇用環境の変化などにより人材の獲得競争が激化し、当社グループが求める人材の確保やその定着・育成が計画通りに進まなかった場合には、当社グループの業績及び財政状態に重大な影響を及ぼす可能性があります。(6)人権に関するリスク発生頻度 中影響度 中リスク内容 当社グループは、国内外より資材を調達し、製品を生産しており、それらの製品は世界中のお客様のさまざまな電子機器に組み込まれて使用されています。この資材調達から製品の利用・リサイクルに至るバリューチェーン全体において、当社グループ自身や取引を通じて人権侵害を引き起こす、または助長するおそれがあります。これらの人権リスクが顕在化した場合には、訴訟や行政制裁などの法的リスクのみならず、人材流出や労働争議、企業ブランドの毀損、そして社会的信用の失墜といった重大な影響を及ぼす可能性があります。対策 当社グループは、企業として人権尊重への強いコミットメントを明確に示し、人権デュー・ディリジェンス体制を構築して継続的に運用しております。また、バリューチェーン全体で人権が守られるよう、ビジネスパートナーをはじめ関係者に当社グループの人権方針および同等の方針を採用するよう働きかけ、協働して人権尊重を推進するとともに、すべてのステークホルダーが不利益を恐れずに懸念を申し立てられるよう社内外に複数の相談窓口を設置し、外部専門家の知見を活用した迅速かつ適切な苦情対応体制を整備しております。残余リスク 上記対策を講じたとしても、トレーサビリティ強化の過程で新たな人権リスクが顕在化した場合には、当社グループの業績および財務状況に重大な影響を与える可能性があります。 ④事業遂行リスク(1)新技術・製品の開発に関するリスク発生頻度 小影響度 大リスク内容 当社グループが属する電子部品業界は、技術革新のスピードが加速し、製品のライフサイクルが短期化しており、将来にわたって当社グループの売上収益を維持・拡大していくためには、革新的な新製品の開発を適切なタイミングで実施していくことが重要となっております。対策 当社グループでは、新技術や新製品開発に必要な研究開発投資を継続的かつ積極的に行っており、売上収益に占める研究開発費の割合は7~8%で電子部品業界の中でも比較的高い水準にあります。 研究開発のテーマについては、将来の市場、製品及び技術動向の予測に基づいて選定し、研究開発活動の各段階において研究開発成果の評価を行うなど、その実効性と効率性の向上に努めております。残余リスク 上記対策を講じたとしても、市場、製品動向の変化や当社グループの技術を代替しうる技術革新が予測を超えて起こった場合には、期待した製品需要の減退、開発期間の長期化や開発費用の増大を招き、当社グループの業績及び財政状況に重大な影響を及ぼす可能性があります。(2)調達に関するリスク発生頻度 中影響度 中リスク内容 資材調達におけるリスクとしては、仕入先の事業運営上のトラブル、治安の悪化、感染症の蔓延、災害(人災・自然災害)、資源の枯渇等の発生に伴う資材品の供給停止や価格高騰が想定されます。対策 当社グループは、サプライチェーンの複線化、在庫政策に基づく適正在庫の確保、仕入先の事業継続計画(BCP)体制の点検及び対応施策の実行等を通じてそれらのリスクを低減しております。 また、資材仕入先の生産場所をデータベース化し、災害発生時に速やかに仕入先と連携できるシステムを構築しており、災害発生時の初動対応フローを策定し、迅速な復旧対応ができる体制を整えております。残余リスク 上記対策を講じたとしても、想定を超える規模・期間の災害等が発生した場合、資材の調達が困難となり当社グループの業績及び財政状況に重大な影響を及ぼす可能性があります。(3)品質に関するリスク発生頻度 中影響度 大リスク内容 当社グループは、各種エレクトロニクス製品を生産する電子機器メーカーに対して電子部品を供給することを主たる事業としております。事業を取り巻く環境は日々変化しており、特に環境負荷物質に関する法規制は厳格化され、それら関連法規制を遵守した上での品質保証体制整備が求められています。また当社グループのモビリティやITインフラ向けの売上は増加しており、重大な品質問題が起こった場合の業績に与える影響度も増大しております。対策 当社グループは、ISO・IATFをはじめとする、各種品質マネジメント規格に準拠した品質保証活動を行っております。 製品の生産に関しては、関連法規制の調査/周知徹底・設計審査・製品アセスメント・内部品質監査・工程管理・各種評価試験・取引先など協力者との改善活動・M&A先や業務提携先との仕組みの融合等を通じ、開発から出荷に至るサプライチェーンを含めた全ての段階における品質保証体制整備に努めております。さらに各種品質イベント活動を通じて品質意識の向上・コンプライアンス遵守風土の醸成に努めており、品質基本方針として全社に広く周知しております。残余リスク 上記対策を講じたとしても、現時点での技術、管理レベルを超える事故が発生する可能性は皆無ではなく、品質に関わる重大な問題が起こった場合には、多額の損害賠償金の支払や売上の減少又は当社グループ製品に対する信頼の低下等により、当社グループの業績及び財政状態に重大な影響を及ぼす可能性があります。
事業方針・経営環境 FY2025 / 約12,644字
1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)会社の経営の基本方針 当社グループは、「独自の製品を供給して文化の発展に貢献する」ことを中核とした社是にもとづく経営を実践しております。また、エレクトロニクス産業のイノベーションを先導していく存在でありたいという思いを込めたスローガン「Innovator in Electronics」を全従業員で共有しています。 今後も真のInnovator in Electronicsとして主体的に価値創造をしていくためには、価値提供の軸を「お客様に対するイノベーション」だけでなく、「社会課題に対するイノベーション」へとその範囲を広げていくことが重要であると考えております。当社グループが大切な価値観として掲げる「CS(Customer Satisfaction=お客様が認めてくださる価値を創造し、提供し続けること)とES(Employee Satisfaction=仕事を通じて従業員一人ひとりがやりがいを感じ、成長し続けること)」を原動力に、「先を読む力」、「ニーズをカタチにする力」、「価値を届ける力」という3つのコア・コンピタンスを相互に結びつけて総合力を発揮し、社会価値と経済価値の好循環を生み出すことにより、豊かな社会の実現に貢献していくことをありたい姿として掲げています。 なお、この実現のためには、多様な人材が組織を超えて連携し合い、イノベーションを創出していくことに加え、ステークホルダーとの共創を積極的に進めていくことがこれまで以上に大切であると考えています。今後さらにステークホルダーの皆様との関係を強固なものにし、社会課題の解決に向けて取り組み、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。 「当社グループの価値創造プロセス」当連結会計年度に当社グループは、価値創造の源泉である経営資本の再整理を行うとともに、「CSとESによる総合力」をコンピタンスの中心に据えるなど、価値創造プロセスの見直しを行っております。 (2) 中長期的な会社の経営戦略 Ⅰ Vision2030(長期構想) 当社グループは2021年度に、長期構想「Vision2030」を策定いたしました。 Vision2030では「ムラタのイノベーションで社会価値と経済価値の好循環を生み出し、豊かな社会の実現に貢献していく」ことをありたい姿として掲げています。さらに、「基盤事業の深化とビジネスモデルの進化」及び「4つの経営変革の実行」を成長戦略として位置づけています。これらをビジョンとして示すことで2030年までの取り組みに一貫性を持たせ、ありたい姿を実現していくことによりお客様や社会にとって当社グループが「最善の選択」であり続けることが、「Global No.1部品メーカー」としてめざす姿でもあります。 「Vision2030ありたい姿」 成長戦略① 基盤事業の深化とビジネスモデルの進化 大きな変化を迎えているエレクトロニクス市場において、当社グループが今後もイノベーターとして価値を生み出していくためには、技術や社会変化の潮流を大局的に捉えた経営が求められます。長期視点で将来を見据えて多様なイノベーションを生み出すために、当社グループでは3層構造のポートフォリオを用いた経営を行い、5つの事業領域を重要な事業機会として位置づけ価値を創出してまいります。 「3層ポートフォリオ」 「5つの事業機会」 当連結会計年度に策定した「中期方針2027」では、事業機会を従来の4つから5つへ変更しております。当社グループの基盤領域である「通信」領域を「エッジデバイス」と「ITインフラ」の2つに捉えなおすことで、AIやクラウドなどの技術革新により創出される事業機会をより具体化いたしました。これら5つの事業機会を捉えることにより、価値を創出していくことを目指してまいります。 成長戦略② 4つの経営変革の実行 ・経営変革1「社会価値と経済価値の好循環を生み出す経営」 当社グループは、社会に対して提供する価値(社会価値)を向上させ、経済価値との好循環を生み出していくことで、ステークホルダーの皆様に信頼され、選ばれ続ける存在であることを目指しています。これを実現するために、社会課題を起点とした重点課題(マテリアリティ)を定めています。 ・経営変革2「自律分散型の組織運営の実践」 会社の規模や事業範囲が拡大する中でも、社是が定められた当時と変わらずに社員一人ひとりが日々の仕事において社是を実践し、価値を提供し、成長を続けるために、より自律分散型の組織運営へと変革してまいります。 ・経営変革3「仮説思考にもとづく変化対応型経営」 激化する環境変化の中でも、受け身でなく、将来起こり得ることについて仮説を立てて備え、柔軟に軌道修正を行うことができる変化対応型の事業経営を実践していきます。各機能、各組織が将来の変化に対する情報収集、議論、アクション、モニタリングを継続的に実行することで、変化対応力を強化してまいります。 ・経営変革4「デジタルトランスフォーメーション(DX)の推進」 当社グループではデジタルトランスフォーメーション(DX)を「ムラタ内外の人・組織(業務)を、デジタルで縦横無尽につなぎ、プロセスを短く、早く、かつ見える化を進めることで、飛躍的に顧客価値と競争力の向上をドライブし続けるもの」と定義しています。全社DXの戦略推進組織と実行組織がともに強化領域と基盤領域のあるべき姿の実現に向け、全体的なデジタル推進を加速してまいります。 Ⅱ 中期方針2027 中期方針2024の振り返り 当社グループは2021年度に、Vision2030のありたい姿に向かっていくための第1フェーズとして「中期方針2024」(2023年3月期~2025年3月期)を策定しました。 ① 経済価値目標の達成状況 中期方針2024の経済価値目標については、売上収益・営業利益率・ROIC(税引前)のいずれも未達となりました。 中期方針2024目標2025年3月期実績目標比売上収益2,000,000百万円1,743,352百万円△256,648百万円営業利益率20%以上16.0%△4.0%ROIC(税引前)(注)20%以上13.0%△7.0%(注)ROIC(税引前)= 営業利益 / 期首・期末平均投下資本(有形固定資産・使用権資産・のれん・              無形資産+棚卸資産+営業債権-営業債務)  売上収益については、AIサーバー向け需要の盛り上がりやモビリティ市場における電動化の加速や円安の進行などはありましたが、スマートフォンやPCなどの民生市場において、コロナ禍で生じた需要増の反動減による在庫調整が長期化し部品需要が想定よりも大きく下振れしたこと、2層目事業におけるモジュールのシェア拡大が遅れたことなどにより、当社グループの想定を下回りました。営業利益率については、部品需要減に対してコストダウンや生産性向上の取り組みを進めましたが、工場操業度の低下や低収益事業の改善遅れなどにより目標に届きませんでした。ROIC(税引前)について、上述の通り営業利益率が低下するなかで、エレクトロニクス領域の拡大に備えた先行投資を継続したことにより、目標を下回る結果となりました。 ② キャピタル・アロケーションの実績 中期方針2024では、キャピタル・アロケーションを明確化し、長期視点での環境投資や技術獲得、リスク対策、ITインフラ強化などを戦略投資と位置付け、新たに「戦略投資枠」を設定しております。 戦略投資の進捗は、最近3連結会計年度の実行済および実行決裁済案件の累計が850億円となりました。また、株主還元については、最近3連結会計年度の配当金の支払いおよび自己株式の取得の累計が4,480億円となりました。さらに社債償還については、最近3連結会計年度に1,100億円の償還を実行しました。 今後も主力事業であるコンポーネント、デバイス・モジュールへ投資を継続し、着実なキャッシュ創出を目指していくとともに、事業環境に応じた追加的な株主還元を機動的に実施することでステークホルダーの皆様の期待に応えてまいります。※ 2021年度末時点の手元余剰資金および当該期間中に経費処理したものなどが含まれる。 ③社会価値目標の達成状況 「社会価値1:環境」・「GHG排出量(2019年度比)」、「再生可能エネルギー導入比率」、「持続可能な資源利用率」及び「循環資 源化率」の目標達成に向けた取り組みを進めてまいりました。中期方針2024期間における実績については、後掲 「(3)当社グループのマテリアリティ」に記載の当社ウェブサイトを参照ください。 「社会価値2:多様性」・「海外間接部門従業員の他拠点での勤務経験比率」の目標達成に向けた取り組みを進めてまいりました。中期方 針2024期間における実績については、後掲「(3)当社グループのマテリアリティ」に記載の当社ウェブサイトを参照ください。 「社会価値3:ES」・当連結会計年度において、国内外全拠点の約72,000人の全従業員を対象としたグローバルサーベイを実施しまし た。回答率は95%、「従業員エンゲージメント肯定回答比率」は67%となり、2024年度目標を3ポイント下回る 結果となりました。従業員のボトムアップによる活動は実を結び始め、着実に改善はしておりますが、会社全体 の戦略・方向性を従業員が十分に理解し、行動につなげていく取り組みに対しては改善余地を残す結果となった ため、今後は経営層からの声をより確実に届けるような施策を実行してまいります。   ・国内外の各拠点・各組織における好事例を全社に共有する事例共有会をウェビナーにて実施し、1,000名以上  がリアルタイムで視聴しました。動画データや日・英の多言語対応した発表資料を全従業員へ配信しました。 ・従業員向け研修(役員主催研修・階層教育・理念教育など)や社内のポータルサイトを通じた経営層と従業員  の対話促進に取り組みました。 ・組織風土変革活動の推進を目的として、部門長向けのワークショップ、管理職向けの研修を実施しました。 ・エンゲージメント向上のために注力すべき属性である中途・シニア・製造に対し、各々の課題に合わせた取組  みを実施しました。 ④ 中期経営課題への取り組み 中期方針2024では、中期構想2021において顕在化した課題を解決していくとともに、長期視点で環境変化を捉え、バックキャストをして今から必要な備えを着実に進めていくために、「経営変革の推進」、「ポートフォリオ経営の実践(高度化)」、「筋肉質な経営基盤の形成」、「2030年への備え」の4つの中期経営課題に対する取り組みを進めてまいりました。 ・経営変革の推進 当社グループでは「Vision2030(長期構想)」の成長戦略として、「社会価値と経済価値の好循環を生み出す経営」、「自律分散型の組織運営の実践」、「仮説思考にもとづく変化対応型経営」、「デジタルトランスフォーメーション(DX)の推進」の4つの経営変革を掲げております。 中期方針2024の期間では、社会課題を起点とした重点課題(マテリアリティ)に対する各種取り組みを推進するとともに、社会価値と経済価値の好循環を促進するための新たな経営管理制度の仕組みとして、サステナビリティ投資促進制度とインターナルカーボンプライシング(ICP)制度を導入いたしました。加えて、環境課題を解決する事業として、統合型再エネ制御ソリューション「efinnos」、当社製品と協業パートナーであるMutron社製AI省エネ制御を組み合わせた省エネルギーシステムの社内外への展開を推進しております。また、自律分散型組織を担保する仕組みとして、事業計画の管理プロセスに仮説思考アプローチを導入し、予算策定、事業中期計画策定、事業性評価プロセスの見直しを実施いたしました。事業性評価プロセスでは、ROICと市場成長率の2軸において一定の基準を下回るプロダクトを対象とし、改善計画を策定して定期的なモニタリングを実行してまいりました。その他にも、次世代デジタルプラットフォームおよびインフラ基盤の構築に向けた課題整理、構想・計画策定、PoC(Proof of Concept)実施に加えて、社内の意識醸成やDX人材の獲得・育成を推進いたしました。Vision2030実現に向けて、経営変革の取り組みを今後も推進してまいります。 ・ポートフォリオ経営の実践(高度化) 「Vision2030(長期構想)」の成長戦略として掲げた「基盤事業の深化とビジネスモデルの進化」を実現するために、前掲の「3層ポートフォリオ」を用いたポートフォリオ経営の高度化を進めております。 1層目は、需要の成長に追随した供給力、技術的な限界を破って実現するカッティングエッジの技術力、事業効率の向上の3つをもって業界トップの位置づけを確実にするための取り組みを推進してまいりました。積層セラミックコンデンサやインダクタの中長期的な需要拡大への備えとして、中国、タイ、ベトナムでの新生産棟建設、合弁会社「MFマテリアル株式会社」の設立を進めたほか、将来的なインドでの生産活動への準備としてインドの工業団地内での工場賃借の契約を開始しております。また、カッティングエッジ技術の追求により、電子機器のさらなる小型化・高機能化に貢献する世界最小016008Mサイズ(0.16mm×0.08mm)の積層セラミックコンデンサを世界で初めて開発したほか、同サイズの世界最小クラスのチップインダクタの開発にも着手しております。 2層目は、差異化技術の強化を進めることで市場シェアの獲得に努めるとともに、事業の選択と集中などポートフォリオの見直しを行うことで財務体質の改善に努めてまいりました。高周波・通信では、2022年3月期に当社による買収が完了したResonant社のXBAR技術の開発を推進し、翌連結会計年度での出荷開始に向けて準備を進めております。電池事業においては、環境領域での事業機会創出、筋肉質な事業基盤の構築、経営資本の強化と再配分を通して、黒字化に向けた取り組みを推進しております。 3層目は、当社の強みを活かせる領域の探索を進めてまいりました。中期方針2024の期間では、当社グループのハードウェアを活用して、スタートアップや大学などのアイデア実現を目指す「KUMIHIMO Tech Camp with Murata」を始動し、当連結会計年度には初めて日本国外(ブルガリア)での開催を実現するなど、イノベーションの創出・加速に向けた社外との共創活動も積極的に拡大してまいりました。また、PIECLEXや作業者安全モニタリングシステム、efinnos、無線センシングソリューションの展開など、3層目事業の社会実装事例は着実に増加しており、今後は事業のスケール化に向けて、ステークホルダーと共創をしながら取り組みを加速させてまいります。 ・筋肉質な経営基盤の形成 筋肉質な経営基盤の形成を実現するために、人的資本および品質基盤の強化に注力してまいりました。 社会価値指標として掲げる「ES」、「多様性」の向上に向けて、グローバル組織サーベイの実施とその結果に基づくアクションプランを検討・実行したほか、グローバルに他拠点での業務経験ができる機会の積極的な提供に努めてまいりました。さらに、将来の幹部人材育成を目的とした国内外の選抜教育プログラムを整備・実行するとともに、モノづくり現場でのムダ取りやスマート技術・デジタル活用による生産性向上、グローバル生産体制や現場改善を支える人材育成を推進いたしました。また、ビジネスリスクアセスメントの仕組みの導入、3層ポートフォリオ経営を支える品質保証・品質管理体制を強化いたしました。今後も、プロセスの源流から科学的管理を実践することで、すべてのお客様から信頼される品質の追求に努めてまいります。 ・2030年への備え 重要経営リスクの評価を進め、必要な備えを確立していくとともに、将来の競争力の源泉となる技術の発掘・育成や、それを支える知的財産戦略の立案・実行に取り組んでまいりました。 具体的には、「備えプロジェクト」、「η(イータ)プロジェクト」の推進など、2030年以降を見据えたバックキャスティングを意識した取り組みを強化してきました。「備えプロジェクト」では、「次世代通信/6G」、「環境」、「光/半導体」、「生体エレクトロニクス」の4つのテーマに加えて、当連結会計年度には新たに「スペース」と「ロボティクス」を追加し、調査探索・研究開発・事業化を推進しております。さらに、多様化する顧客ニーズに応えるための営業・マーケティング力の強化、東京ロジスティクスセンターの開設をはじめとするBCM体制の整備、サプライチェーンの複線化を推進することにより、地政学リスクをはじめとした将来の経営リスクに対するリスクマネジメントを強化してきました。今後も短期視点にとどまらず、中長期の成長を見据えた経営を推進してまいります。 中期方針2027 当社グループは当連結会計年度に、Vision2030のありたい姿に向かっていくための第2フェーズとして「中期方針2027」(2026年3月期~2028年3月期)を策定しました。 ① 中期方針2027の位置づけ 「中期方針2027」は、Vision2030で描いた「ありたい姿」の実現に向けた「解像度を上げる3年」と位置付けています。AIの登場により、当社グループが2030年の世界観として想定する「デジタルツイン」の実現がより加速していくと考えております。2030年の世界観に至る2027年までの3年間がエレクトロニクス産業の大きな変革期となる中で、当社グループが「お客様や社会にとって最善の選択となる」ための取り組みを3つの基本方針として掲げ、解像度を上げて実行してまいります。 ② 全社経営目標 中期方針2027における全社経営目標は、以下図の通りです。※1 当中期方針から、開示するROICを税引前から税引後に変更しています。   ROIC(税引後)=営業利益×(1-実効税率)/期首・期末平均投下資本(有形固定資産・             使用権資産・のれん・無形資産+棚卸資産+営業債権-営業債務)   なお、計算で用いる実効税率は、平均実際負担税率を用いております。※2 Greenhouse Gas 温室効果ガス※3 カーボンニュートラル※4 主に枯渇リスクの高い24資源におけるリサイクル材使用の重量割合※5 当社グループの排出物(廃棄物 + 有価物)が循環資源化された重量割合 ※6 2025年以降に、自国以外への異動や研修・リモートアサインメントでグローバルな経験を   した国内外社員の累積数※7 村田製作所単体 ③ キャピタル・アロケーション方針 中期方針2027に基づき、事業拡大および企業価値最大化を目指したキャピタル・アロケーション方針を以下の通り定めています。 中長期的な稼ぐ力の強化に向けて、生産能力の増強やサプライチェーンの複線化への投資に加え、非連続な成長を実現するための戦略的な投資を積極的に実施します。株主還元においては、収益性の改善を通じてDOE(親会社所有者帰属持分配当率)の目標を引き上げることで安定した配当につなげ、事業環境に応じた追加的な株主還元を機動的に実行します。※ 2021年度末時点の手元余剰資金および当該期間中に経費処理したものなどが含まれる。 ④ 3つの「基本方針」 ・基本方針1「AIがドライブするエレクトロニクスにおける飛躍的な成長」 AI技術の発展に伴い、サイバー(仮想)空間とフィジカル(物理)空間が途切れなくつながる「デジタルツイン」の世界観が実現していくことで、当社グループの事業機会はより一層拡大すると想定しております。 「エッジデバイス」、「モビリティ」、「ITインフラ」を当社グループの基盤領域として捉え、コンデンサやインダクタ・EMIフィルタにおけるシェアNo.1の確立、機能デバイス、高周波・通信、エナジー・パワーにおける高い売上成長の実現を目指してまいります。 また、「環境」、「ウェルネス」、「3層目事業」を挑戦領域として捉え、事業拡大に向けた取り組みを進めるとともに、2030年以降の超長期を見据えた技術の探索を進めてまいります。 ・基本方針2「持続可能な事業プロセスの追求」 当社グループでは、軽薄短小・高効率な製品の追求による電子機器の小型化への貢献、持続可能な事業プロセスを通じた環境負荷低減の取り組みに率先して取り組むことで、これまで事業成長を遂げてまいりました。今後は、「気候変動対策」と「資源循環」の2つを主要テーマとして掲げ、ステークホルダーとの共創を通じて取り組みを加速させてまいります。 また、ハザードリスクの脅威や地政学リスクの複雑化が見られる経営環境において、安定的な製品の供給を実現するために、グローバルでの拠点間ネットワークの強化や、適正な在庫政策、サプライチェーンの強靭化・複線化に向けた取り組みを一層強化してまいります。 ・基本方針3「経営資本の中核である人・組織力の強化」 当社グループでは、「組織・人的資本」がすべての経営資本をつなぐ中核であると考え、イノベーションにあふれる個と組織への変容を促進することによって、Vision2030の実現を目指しております。自律分散型の組織運営において、個と組織が取るべき行動を明らかにした「個と組織の好循環」モデルを新たに描き、「ダイナミックな適所適材」、「未来変革リーダーの育成」、「個と組織の好循環モデルの実現」を3つの重点テーマとして掲げ、取り組みを推進してまいります。 また、DXの推進によって、エンジニアリングチェーン、サプライチェーン、デマンドチェーンの可視化・効率化を通じた事業プロセスのハイサイクル化の実現を目指します。これにより、業務本来の目的やお客様に向き合う時間を増やし、CSとESの最大化につなげてまいります。 (3) 当社グループのマテリアリティ 当社グループでは、重要な環境・社会課題(マテリアリティ)を特定し、製品・サービス及び事業プロセスの両面から取り組みを推進しています。マテリアリティは三か年の中期方針策定にあわせて見直しを行っており、2024年度を最終年度とする中期方針2024の実績につきましては、当社ウェブサイト(https://corporate.murata.com/ja-jp/csr/materiality/activities-2022)にて公表予定です。中期方針2027でも引き続き経営変革の一環として社会価値と経済価値の好循環を生み出す経営を掲げ、マテリアリティを「エレクトロニクス社会の発展」「持続可能な地球環境の実現」「社会との共栄」に分け取り組みを推進してまいります。 <特定プロセス> STEP1:環境・社会課題抽出ESRS、SASB、SDGs、グローバルリスクから環境・社会課題を抽出しました。 STEP2:環境・社会へのインパクト / 自社財務への機会・リスクの特定・評価CSRD、ESRSが提唱する「ダブルマテリアリティ」の考え方に則り、外部ステークホルダーからの意見を踏まえて、当社グループのバリューチェーン全体での「環境・社会へのインパクト」と「自社財務への機会・リスク」を特定し、評価しました。 STEP3:マテリアリティの特定代表取締役社長を委員長とするCSR統括委員会で議論を重ね、マテリアリティを特定し、取締役会で決定しました。 「エレクトロニクス社会の発展」マテリアリティ2030年 目指す姿ムラタの思いエッジデバイスによるデジタル革新の実現最先端技術による多様なニーズへの価値提供と、積み重ねてきた供給力によってエッジデバイスの普及を促し、エレクトロニクスの恩恵を受ける人を増やすとともに、デジタル革新による社会課題解決に貢献できている状態当社グループは、軽薄短小・無線通信技術を追求した最先端部品や高シェア部品の安定供給を果たすことで、スマートフォンをはじめとするエッジデバイスの小型化・多機能化や通信の高速・大容量化、エレクトロニクスの人々の暮らしへの浸透に貢献してきました。デジタル社会の進展に伴い、エッジデバイスは人々の生活にますます欠かせない存在となり、グローバルでの人口増加に伴い裾野の広がりも期待されます。当社グループは、高効率・低消費電力・センシングソリューションなどの新たな価値創出の追求と、積み重ねてきた供給力によってエッジデバイスの普及を促すことで、エレクトロニクスの恩恵を受ける人を増やすとともに、デジタル革新による社会課題解決への貢献を目指します。 マテリアリティ2030年 目指す姿ムラタの思い次世代モビリティ社会の実現拡張していくモビリティ社会のニーズに応じた製品・サービスを提供することで、安全・安心で便利な社会の実現と、持続可能な地球環境の両立に貢献できている状態当社グループは、高信頼性、高性能な製品を生み出す技術力、あるいは同一品質の製品を大量生産できる供給力という強みを活かしながら、電気自動車の普及や自動車の安全性向上へと貢献してきました。脱炭素社会への移行や交通事故防止、都市・過疎地での交通問題の解消、移動手段・消費者ニーズの多様化など、当市場は今後さらに大きく変革することが予想されます。このような環境変化の中、“モビリティ”として市場を広く捉え、高機能・高信頼な製品の安定供給を通じたxEVのさらなる普及、自動運転技術とこれを支える都市インフラの進化に貢献することで、安全・安心で便利な社会の実現と、持続可能な地球環境の両立を目指します。持続可能なITインフラの実現高速・大容量・高効率を軸とした信頼性の高い製品を提供することで、エレクトロニクス社会の発展を支え続けるとともに、環境に配慮した持続可能なITインフラの実現に貢献できている状態当社グループは、集積化に寄与する小型部品や、エネルギー効率の改善に寄与する各種電源装置などの製品を提供することで、社会とともに発展してきたITインフラの構築に貢献してきました。クラウド化の進行やAIの登場にともなって、通信のトラフィック量やITインフラ側での演算量も飛躍的に増加しています。これに伴い、データセンターのエネルギー消費量の急増など新しい課題も浮上しています。当社グループは、高速・大容量、高効率を軸とした信頼性の高い製品を安定供給することで、エレクトロニクス社会の発展を支え続けるとともに、環境に配慮した持続可能なITインフラの実現を目指します。心身ともに健康で豊かな社会の実現ウェルネス市場における新たな価値を創出し、人々の身体的、精神的、そして社会的に健康で安心な生活に貢献できている状態当社グループは、最先端の技術や部品を創出するなどエレクトロニクスを通じてその時代に応じた社会課題解決に貢献してきました。健康志向が高まる今、身体的な健康だけでなく、精神的・社会的にバランスのとれた健康や生活者自身の幸せの追求など健康概念は変化しています。当社グループは、小型化・センシング・通信・流体制御技術といった要素技術や培ってきたエレクトロニクス領域の知見を製品・サービスに展開することで、医療の発展や病気の予防、さらに心の健康や人と人との良好な関係といった新しい豊かさを実現していくためのイノベーションを生み出し、すべての人が健康で豊かな人生を送ることができる社会の実現を目指します。 「持続可能な地球環境の実現」マテリアリティ長期目標中期目標(2025年度~2027年度)脱炭素社会の実現2050年度目標GHG※1排出量(Scope1,2,3):カーボンニュートラル 2040年度目標GHG排出量(Scope1,2):カーボンニュートラル 2035年度目標再生可能エネルギー導入比率:100% 2030年度目標GHG排出量(Scope1,2):87.3万t-CO2e(2019年度比46%減)GHG排出量(Scope3):324.6万t-CO2(2019年度比27.5%減)再生可能エネルギー導入比率:75% GHG排出量(Scope1,2):97.6万t-CO2e(2019年度比39%減)GHG排出量(Scope3):データの精緻化再生可能エネルギー導入比率:55%循環型社会の実現2050年度目標持続可能な資源利用率※2:100%循環資源化率※3:100% 2030年度目標持続可能な資源利用率:25%循環資源化率:50%持続可能な資源利用率:16%循環資源化率:41% 「社会との共栄」マテリアリティ長期目標中期目標(2025年度~2027年度)ダイバーシティと働きがいの実現2030年度目標従業員エンゲージメント肯定回答比率:76%以上グローバル経験者数※4:3,000人(6年累計)女性管理職比率※5:10%主観的健康観※6:80%労働災害千人率(休業4日以上):0.39未満従業員エンゲージメント肯定回答比率:71%以上グローバル経験者数:1,500人(3年累計)女性管理職比率:7%主観的健康観:79%労働災害千人率(休業4日以上):0.44未満人権の尊重2030年度目標特定した顕著な人権リスクに対する防止・軽減、モニタリング、情報開示の実施率:100%特定した顕著な人権リスクに対する防止・軽減、モニタリング、情報開示の実施率:100%社会・地域の発展2030年度目標地域における会社の印象度調査肯定回答率:75%以上STEAM教育プログラム体験者数(当社グループ所在地の小中学生中心):34,000人 / 年地域における会社の印象度調査肯定回答率:70%以上STEAM教育プログラム体験者数(当社グループ所在地の小中学生中心):31,000人 / 年 ※1 GHG:Greenhouse gas。温室効果ガスの総称。※2 持続可能な資源利用率:主に枯渇リスクの高い24資源におけるリサイクル材使用の重量割合。※3 循環資源化率:当社グループの排出物(廃棄物+有価物)が循環資源化された重量割合。※4 2025年以降に、自国以外への異動や研修・リモートアサインメントでグローバルな経験をした国内外社員の累積数。※5 提出会社。※6 健康診断などの数値結果ではなく、自身の健康状態を主観的に評価する指標。評価対象を国内従業員とし、肯定回答率で把握。
経営者による分析 FY2025 / 約7,331字
4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 (1)経営成績 ①経営成績の概要 当連結会計年度の世界の経済情勢は、中東情勢の緊迫化や米国の政策動向等、先行き不透明な状況が続くものの、緩やかな回復基調で推移しました。米国では、底堅い雇用・所得環境を背景とした個人消費に支えられ景気は堅調に推移しました。欧州では、ドイツを中心に製造業の低迷が続いているものの、インフレ率の低下や所得環境の改善による消費者マインドの回復もあり、底堅く推移しました。中国では、不動産市況の落ち込みの継続や輸出の弱さが景気の下押し要因となり、景気の回復は力強さを欠いていますが、景気刺激策や春節の影響もあり内需を中心に持ち直しの動きがみられました。 当社グループが属するエレクトロニクス市場の部品需要は、AIサーバー等のITインフラ投資の拡大を背景にコンピュータ向けで増加しました。 そのような中、当連結会計年度の売上収益は、表面波フィルタやコネクティビティモジュールがスマートフォン向けで減少しました。一方で、コンデンサがコンピュータやモビリティ向けで、樹脂多層基板やインダクタがスマートフォン向けで増加しました。その結果、為替変動(前連結会計年度比7円95銭の円安)の影響はありましたが、前連結会計年度比6.3%増の1,743,352百万円となりました。 利益につきましては、製品価格の値下がりや固定費の増加といった減益要因はありましたが、操業度の回復やコストダウンなどの増益要因により、営業利益は前連結会計年度比29.8%増の279,702百万円、税引前当期利益は同27.2%増の304,404百万円、親会社の所有者に帰属する当期利益は同29.3%増の233,818百万円となりました。 当連結会計年度のROIC(Return On Invested Capital)(税引前)は営業利益が大きく増加したことに加え、棚卸資産などの投下資本が減少したことにより、前連結会計年度比3.0ポイント増の13.0%となりました。 前連結会計年度(2023年4月1日~2024年3月31日)当連結会計年度(2024年4月1日~2025年3月31日)増  減金額(百万円)百分比(%)金額(百万円)百分比(%)金額(百万円)増減率(%)売上収益1,640,158100.01,743,352100.0103,1946.3営業利益215,44713.1279,70216.064,25529.8税引前当期利益239,40414.6304,40417.565,00027.2親会社の所有者に帰属する当期利益180,83811.0233,81813.452,98029.3ROIC(税引前)   (%)10.0-13.0-3.0-対米ドル平均為替レート(円)144.62-152.57-7.95-(注)ROIC(税引前)= 営業利益 / 期首・期末平均投下資本(有形固定資産・使用権資産・のれん・              無形資産+棚卸資産+営業債権-営業債務)(参考)事業別セグメントROIC(税引前)    コンポーネント     2024年3月期  19.0%  2025年3月期  21.2%    デバイス・モジュール  2024年3月期 △ 1.5%  2025年3月期   1.2% 事業別セグメントについては、コンポーネントは売上収益が1,043,956百万円(前連結会計年度比10.8%増)で営業利益が275,150百万円(同17.5%増)、デバイス・モジュールは売上収益が697,176百万円(同0.3%増)で営業利益9,995百万円(前連結会計年度は営業損失12,999百万円)、その他は売上収益が67,274百万円(同0.3%減)で営業損失5,443百万円(前連結会計年度は営業損失5,735百万円)となりました。  ②製品又は事業別の売上収益概況当連結会計年度の製品又は事業別の売上収益を前連結会計年度と比較した概況は、以下のとおりであります。 〔コンデンサ〕この区分には、積層セラミックコンデンサなどが含まれます。当連結会計年度は、積層セラミックコンデンサがコンピュータやモビリティ向けで増加しました。その結果、コンデンサの売上収益は前連結会計年度に比べ10.4%増の831,845百万円となりました。 〔インダクタ・EMIフィルタ〕この区分には、インダクタ、EMI除去フィルタが含まれます。当連結会計年度は、インダクタがスマートフォン、コンピュータ、モビリティ向けで、EMI除去フィルタがモビリティ向けで増加しました。その結果、インダクタ・EMIフィルタの売上収益は前連結会計年度に比べ11.7%増の201,273百万円となりました。 〔高周波・通信〕この区分には、高周波モジュール、樹脂多層基板、コネクティビティモジュール、表面波フィルタなどが含まれます。当連結会計年度は、表面波フィルタやコネクティビティモジュールがスマートフォン向けで減少しましたが、樹脂多層基板がスマートフォン向けで、高周波モジュールがPC向けで増加しました。その結果、高周波・通信の売上収益は前連結会計年度に比べ0.8%増の443,602百万円となりました。 〔エナジー・パワー〕この区分には、リチウムイオン二次電池、電源モジュールが含まれます。当連結会計年度は、電源モジュールが産業機器向けで減少しました。また、リチウムイオン二次電池がサーバー向けで増加しましたが、ゲーム機やパワーツール向けで減少しました。その結果、エナジー・パワーの売上収益は前連結会計年度に比べ5.3%減の155,741百万円となりました。 〔機能デバイス〕この区分には、センサ、タイミングデバイスなどが含まれます。当連結会計年度は、アクチュエータやセンサがコンピュータ向けで増加しました。その結果、機能デバイスの売上収益は前連結会計年度に比べ7.9%増の97,822百万円となりました。  ③用途別の売上収益概況当連結会計年度の用途別の売上収益を前連結会計年度と比較した概況は、以下のとおりであります。 〔通信〕当連結会計年度は、スマートフォン向けで樹脂多層基板が増加しましたが、表面波フィルタやコネクティビティモジュールが減少しました。その結果、通信用途の売上収益は前連結会計年度に比べ0.3%減の674,188百万円となりました。 〔モビリティ〕当連結会計年度は、自動車向けで積層セラミックコンデンサ、EMI除去フィルタ、インダクタが増加しました。その結果、モビリティ用途の売上収益は前連結会計年度に比べ4.7%増の453,081百万円となりました。 〔コンピュータ〕当連結会計年度は、サーバー向けで積層セラミックコンデンサやリチウムイオン二次電池が、PC向けで積層セラミックコンデンサや高周波モジュールが増加しました。その結果、コンピュータ用途の売上収益は前連結会計年度に比べ38.8%増の281,942百万円となりました。 〔家電〕当連結会計年度は、ゲーム機やパワーツール向けでリチウムイオン二次電池が減少しましたが、AV機器向けで積層セラミックコンデンサが増加しました。その結果、家電用途の売上収益は前連結会計年度に比べ1.3%増の150,392百万円となりました。 〔産業・その他〕当連結会計年度は、産業機器向けで電源モジュールが減少しましたが、代理店向けで積層セラミックコンデンサが増加しました。その結果、産業・その他用途の売上収益は前連結会計年度に比べ2.4%増の183,749百万円となりました。  ④生産、受注及び販売の実績イ)生産実績 当連結会計年度のセグメント別の生産実績は、下表のとおりであります。 生産実績(2024年4月1日~2025年3月31日)金額(百万円)構成比(%)前連結会計 年度比(%) コンデンサ850,01948.922.2 インダクタ・EMIフィルタ207,49911.924.7 コンポーネント1,057,51860.822.7 高周波・通信434,31825.04.6 エナジー・パワー140,3418.16.4 機能デバイス93,3385.45.3 デバイス・モジュール667,99738.55.1 その他12,0160.7△0.0 計1,737,531100.015.1 (注)1.金額は、販売価格で表示しております。2.セグメント間取引については、相殺消去しております。3.以下のセグメント別諸表については、主たる事業である電子部品並びにその関連製品の生産、受注及び販売の実績を記載しております。 ロ)受注実績 当連結会計年度のセグメント別の受注高及び受注残高は、下表のとおりであります。 受注高(2024年4月1日~2025年3月31日)受注残高(2025年3月31日現在)金額(百万円)構成比(%)前連結会計年度比(%)金額(百万円)構成比(%)前連結会計年度末比(%) コンデンサ832,68448.49.7142,00749.40.6 インダクタ・EMIフィルタ203,04811.812.231,45710.96.0 コンポーネント1,035,73260.210.2173,46460.31.5 高周波・通信433,29525.22.243,69615.2△19.1 エナジー・パワー143,0108.3△4.049,18017.1△20.6 機能デバイス95,7635.610.215,9395.6△11.4 デバイス・モジュール672,06839.11.9108,81537.9△18.7 その他12,9000.717.95,2161.8△3.1 計1,720,700100.06.8287,495100.0△7.3 (注)1.金額は、販売価格で表示しております。2.セグメント間取引については、相殺消去しております。 ハ)販売実績 当連結会計年度のセグメント別の販売実績は、下表のとおりであります。 販売実績(2024年4月1日~2025年3月31日)金額(百万円)構成比(%)前連結会計年度比(%) コンデンサ831,84547.710.4 インダクタ・EMIフィルタ201,27311.511.7 コンポーネント1,033,11859.210.6 高周波・通信443,60225.40.8 エナジー・パワー155,7418.9△5.3 機能デバイス97,8225.67.9 デバイス・モジュール697,16539.90.3 その他13,0690.917.2 計1,743,352100.06.3 (注)セグメント間取引については、相殺消去しております。 ニ)用途別販売実績 当連結会計年度の用途別の販売実績は、下表のとおりであります。 販売実績(2024年4月1日~2025年3月31日)金額(百万円)構成比(%)前連結会計年度比(%) 通信674,18838.7△0.3 モビリティ453,08126.04.7 コンピュータ281,94216.238.8 家電150,3928.61.3 産業・その他183,74910.52.4 計1,743,352100.06.3 (注)当社推計値に基づいております。 ホ)最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合相手先前連結会計年度(自 2023年4月1日至 2024年3月31日)当連結会計年度(自 2024年4月1日至 2025年3月31日)金額(百万円)割合(%)金額(百万円)割合(%)Hon Hai Technology Group166,54110.2162,3489.3 (2)財政状態 当連結会計年度末の資産合計は、その他の金融資産や繰延税金資産が増加しましたが、棚卸資産やその他の非流動資産の減少により、前連結会計年度末に比べ9,701百万円減少し、3,028,194百万円となりました。 負債合計は、主に社債及び借入金やその他の金融負債の減少により、前連結会計年度末に比べ34,067百万円減少し、448,219百万円となりました。 資本合計は、資本剰余金やその他の資本の構成要素は減少しましたが、利益剰余金の増加により、前連結会計年度末に比べ24,366百万円増加し、2,579,975百万円となりました。親会社所有者帰属持分比率は、前連結会計年度末に比べ1.1ポイント上昇の85.2%となりました。 (3)キャッシュ・フロー ①キャッシュ・フローの状況<営業活動によるキャッシュ・フロー> 当連結会計年度における営業活動によるキャッシュ・フローは、451,905百万円のキャッシュ・イン(前年同期比37,732百万円の収入減少)となりました。 これは、主にキャッシュ・フローの源泉となる当期利益が232,973百万円、減価償却費及び償却費が173,335百万円となったことによるものです。 <投資活動によるキャッシュ・フロー> 当連結会計年度における投資活動によるキャッシュ・フローは、208,070百万円のキャッシュ・アウト(前年同期比6,499百万円の支出増加)となりました。 これは、主に生産能力増強や生産棟の建設を中心とした有形固定資産の取得による支出が182,936百万円となったことによるものです。 <財務活動によるキャッシュ・フロー> 当連結会計年度における財務活動によるキャッシュ・フローは、242,733百万円のキャッシュ・アウト(前年同期比77,412百万円の支出増加)となりました。 これは、主に配当金の支払額が101,581百万円、自己株式の取得による支出が80,006百万円、社債の償還による支出が50,000百万円となったことによるものです。  ②資本の財源及び資金の流動性イ)財務戦略と経営資源の配分に関する考え方 当社グループは、健全な財務体質と高い資本効率を両立することを目指し、市場環境・競争環境に応じた最適な経営資源配分を行ってまいります。 財務体質については、事業環境の変化に機敏に対応し、持続的な利益成長を達成するとともに、厳しい環境下においても経営の安定を維持し、金融市場の市況悪化等のリスクへ備えるため自己資本の充実に努めております。また、信用格付は「AA+(信用力は極めて高く、優れた要素がある)」(格付投資情報センターによる)を取得し、資金調達が必要な場合に円滑かつ低コストの調達を可能としております。 経営資源の配分につきましては、「中期方針2027」に記載のキャピタル・アロケーション方針に基づき、資本効率と成長性を重視した投資と株主還元を行ってまいります。 資本効率については、継続的な資本効率の改善を目的として2027年度のROIC(税引後)12%以上を目標値として設定しております。また、資本コストを投資の意思決定と事業評価に反映しており、安定的にROICが資本コストを上回る構造を維持しております。なお、当連結会計年度末における当社グループの資本コスト(WACC)は7.4%(当社推計値)となっております。 株主還元については、長期的な企業価値の拡大と企業体質の強化を図りながら、2027年度を目標にDOE(親会社所有者帰属持分配当率)5%に引き上げることを実現することといたします。また、自己株式の取得につきましても株主還元の手段として、資本効率の改善等を目的として適宜実施することといたします。 ロ)資金調達と手許流動性 当社グループは、設備投資及びその他の事業資金については、自らの事業活動により獲得した内部資金で対応することを基本方針としておりますが、事業の成長に向けた投資や運転資金のために資金需要が生ずる場合には、時々の金融市場の状況を踏まえた適切な手段により外部から調達することとしており、銀行からの借入及び国内普通社債発行による資金調達を適宜実施しております。健全な財務体質を維持し、また主要な取引先金融機関と良好な関係を構築しており、今後の事業資金の調達に関して問題はないと認識しております。 完全子会社の資金需要に対しては、原則として銀行など外部からの資金調達を行わず、当社及び関係会社からのグループファイナンスにより対応しており、資金調達の一元化と資金効率の向上を図っております。 また、当社グループは、事業活動による資金需要への機動的な対応と金融市場の市況悪化等のリスクを最小限に抑えるため、月平均売上収益2.5か月~3.5か月を必要な資金流動性の水準としております。事業の状況によりこの水準を一時的に超過する場合もありますが、キャピタル・アロケーション方針に基づく資源配分へ資金の充当を進めることにより適正化を図ってまいります。当連結会計年度末における現金及び現金同等物、短期投資、有価証券の流動性資金の残高は666,522百万円となり月平均売上収益4.6か月となっております。事業投資の原資として手許資金を保有しているため、投機目的の運用は行わず、信用リスクが小さいと考えられる銀行への預金など、安全性の高い金融商品に分散して資金を保有しております。なお、当連結会計年度末における借入金等の有利子負債の残高は2,437百万円となっております。また、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は625,148百万円となっております。 (4)重要性がある会計方針及び見積り 当社グループの連結財務諸表は、IFRSに準拠して作成しております。当連結会計年度において、当社グループにおいて重要性があると認識している会計方針及び見積りは、連結財務諸表注記の「3.重要性がある会計方針」及び「4.重要な会計上の見積り及び判断」に記載しております。
役員の状況 FY2025 / 約10,138字
(2)【役員の状況】①役員一覧イ)2025年6月24日(有価証券報告書提出日)現在における当社の役員の状況は、以下のとおりです。男性10名 女性2名 (役員のうち女性の比率16.7%)役職名氏名生年月日略歴任期所有株式数(百株)代表取締役社長中島 規巨1961年9月21日生1985年4月当社入社2006年7月当社モジュール事業本部 通信モジュール商品事業部 事業部長2010年7月当社執行役員2012年6月当社モジュール事業本部 本部長2013年6月当社取締役常務執行役員2015年7月当社通信・センサ事業本部 本部長 当社エネルギー事業統括部 統括部長2017年4月当社モジュール事業本部 本部長2017年6月当社代表取締役専務執行役員2020年6月2022年7月当社代表取締役社長(現任)当社通信・センサ事業本部 本部長 2024年6月から1年792代表取締役副社長岩坪 浩1962年8月11日生1985年4月当社入社2005年2月当社企画部 部長2008年3月当社デバイス事業本部 センサ事業部 事業部長2011年7月当社執行役員当社営業本部 副本部長2012年6月当社営業本部 本部長2013年7月当社上席執行役員2015年6月当社取締役常務執行役員2015年7月当社技術・事業開発本部 本部長2020年6月当社取締役専務執行役員2024年6月当社代表取締役副社長(現任) 2024年6月から1年604代表取締役 専務執行役員コーポレート本部 本部長兼 同本部 経営管理統括部 統括部長南出 雅範1964年12月3日生1987年4月株式会社小松村田製作所入社2010年10月当社経理・企画グループ 企画部 担当部長2011年3月Murata Electronics Singapore (Pte.) Ltd. マネージングディレクター2016年8月当社経理・財務・企画グループ 企画部 部長2017年7月当社企画管理本部 経理・財務・企画グループ(現 コーポレート本部 経営管理統括部)統括部長(現任)2018年7月当社執行役員2019年6月2021年6月当社取締役上席執行役員当社取締役常務執行役員2022年7月当社コーポレート本部 本部長(現任)Murata (China) Investment Co., Ltd. 董事長 (現任)2024年6月当社代表取締役常務執行役員2024年7月当社代表取締役専務執行役員(現任) 2024年6月から1年280 役職名氏名生年月日略歴任期所有株式数(百株)取締役 上席執行役員通信・センサ事業本部 本部長兼 同本部 高周波デバイス事業部 事業部長泉谷 寛1973年12月3日生1997年4月当社入社2015年10月当社通信・センサ事業本部 通信モジュール事業部コネクティビティモジュール商品部 部長2017年11月当社モジュール事業本部 有機機能基板商品部 部長2018年4月当社モジュール事業本部 通信モジュール事業部 副事業部長2021年4月Murata Electronics Singapore (Pte.) Ltd. マネージングディレクター2023年7月当社執行役員2024年6月当社取締役執行役員2024年7月当社取締役上席執行役員(現任)当社通信・センサ事業本部 本部長(現任)兼 同本部 高周波デバイス事業部 事業部長(現任)株式会社小諸村田製作所 代表取締役社長(現任) 2024年6月から1年48取締役 上席執行役員技術・事業開発本部 本部長村田 崇基1978年6月23日生2004年6月当社入社2010年9月工学博士取得(千葉大学)2015年4月Peregrine Semiconductor Corp. (現 pSemi Corporation) ヴァイスプレジデント2017年4月当社モジュール事業本部 IoT統括部ネットワーク技術開発部 部長2018年4月当社企画管理本部 経理・財務・企画グループ企画部 部長2020年4月当社モジュール事業本部 高周波デバイス事業部 事業部長株式会社小諸村田製作所 代表取締役社長2021年11月pSemi Corporation CEO2022年3月Resonant Inc. CEO2023年7月当社執行役員2024年6月当社取締役執行役員2024年7月当社取締役上席執行役員(現任)当社技術・事業開発本部 本部長(現任) 2024年6月から1年30,381 役職名氏名生年月日略歴任期所有株式数(百株)取締役安田 結子1961年9月16日生1985年4月日本アイ・ビー・エム株式会社入社1991年9月ブーズ・アレン・アンド・ハミルトン株式会社入社1993年9月ラッセル・レイノルズ・アソシエイツ・ジャパン・インク入社1996年6月同社マネージング・ディレクター2003年4月同社日本支社代表ラッセル・レイノルズ・アソシエイツ・インク エグゼクティブ・コミッティーメンバー2010年4月公益社団法人 経済同友会 幹事2013年4月ラッセル・レイノルズ・アソシエイツ・インク エグゼクティブ・コミッティーメンバー2015年6月SCSK株式会社 社外取締役2016年6月同社社外取締役(監査等委員)2017年3月昭和シェル石油株式会社 社外取締役2018年6月当社取締役(監査等委員)2019年4月出光興産株式会社 社外取締役2020年6月 2020年6月2020年7月 日本水産株式会社(現 株式会社ニッスイ)社外取締役当社取締役(現任)株式会社企業統治推進機構(現 株式会社ボードアドバイザーズ)シニアパートナー2023年5月同社取締役副社長(現任)2023年6月エーザイ株式会社 社外取締役(現任) 2024年6月から1年-取締役西島 剛志1957年8月12日生 1981年4月株式会社北辰電機製作所(現 横河電機株式会社)入社2008年10月同社執行役員IA事業部プロダクト事業センター長2010年4月横河メータ&インスツルメンツ株式会社(現 横河計測株式会社)代表取締役社長2011年6月横河電機株式会社 取締役横河メータ&インスツルメンツ株式会社(現 横河計測株式会社)代表取締役社長2012年4月横河電機株式会社 取締役常務執行役員IAプラットフォーム事業本部長2013年4月同社代表取締役社長2019年4月同社代表取締役会長2020年6月株式会社日立物流(現 ロジスティード株式会社)社外取締役(現任)2021年4月2022年6月横河電機株式会社 取締役会長当社取締役(現任) 2024年6月から1年-取締役伊奈 博之1958年11月27日生1981年4月日本電装株式会社(現 株式会社デンソー)入社2009年6月同社常務役員2015年6月同社専務役員2019年4月同社経営役員2019年6月トヨタ紡織株式会社 社外取締役2024年6月当社取締役(現任) 2024年6月から1年-取締役(監査等委員・常勤)小澤 芳郎1962年4月16日生1985年4月当社入社2009年3月当社経理部 部長2013年7月当社管理グループ人事部 部長2017年7月当社企画管理本部人事グループ 統括部長2018年6月当社取締役(監査等委員・常勤)(現任) 2024年6月から2年90 役職名氏名生年月日略歴任期所有株式数(百株)取締役(監査等委員)山本 高稔1952年10月20日生1975年4月株式会社野村総合研究所入社1989年4月モルガン・スタンレー証券会社入社1995年12月同社マネージング・ディレクター1999年6月同社東京支店マネージング・ディレクター兼副会長2005年7月UBS証券会社マネージング・ディレクター兼副会長2009年6月カシオ計算機株式会社 常務取締役2011年6月同社顧問2012年6月富士重工業株式会社 社外監査役2013年6月東京エレクトロン株式会社 社外監査役2016年6月株式会社日立製作所 社外取締役(現任)2019年6月当社取締役2020年6月当社取締役(監査等委員)(現任)2021年10月Value Reporting Foundation ディレクター 2024年6月から2年90取締役(監査等委員)宗像 直子1962年2月12日生1984年4月通商産業省(現経済産業省)入省2011年9月同省通商政策局通商機構部長2013年6月同省大臣官房審議官(通商政策局担当) 兼 内閣官房内閣審議官2014年7月同省貿易経済協力局長2015年7月内閣総理大臣秘書官2017年7月特許庁長官2019年11月株式会社第一生命経済研究所顧問2020年6月2021年4月当社取締役(監査等委員)(現任)東京大学公共政策大学院 教授(現任)2021年9月株式会社エクサウィザーズ 社外取締役(現任)2022年11月東京商工会議所 常勤顧問兼知財戦略委員会 委員長(現任)日本商工会議所 知的財産専門委員会 委員長(現任)  2024年6月から2年3取締役(監査等委員)榎本 成一1965年3月27日生1989年10月アーサーアンダーセン会計事務所(現 有限責任あずさ監査法人)入所1993年9月プライス・ウォーターハウス会計事務所(現 プライスウォーターハウスクーパース会計事務所)入所1996年2月朝日監査法人(現 有限責任あずさ監査法人)入所2006年5月同法人 パートナー2017年9月榎本公認会計士事務所 代表(現任)2017年12月株式会社iBridge Japan 代表取締役(現任)2024年6月当社取締役(監査等委員)(現任) 2024年6月から2年-計12人 32,290(注)1.所有株式数は2025年3月31日現在の数であります。2.取締役 安田 結子、西島 剛志、伊奈 博之、山本 高稔、宗像 直子、榎本 成一の各氏は、会社法第2条第15号に定める社外取締役であります。3.当社は、取締役 安田 結子、西島 剛志、伊奈 博之、山本 高稔、宗像 直子、榎本 成一の各氏を、東京証券取引所の定めに基づく独立役員として指定し、届け出ております。4.2025年6月24日(有価証券報告書提出日)現在における当社の執行役員は26名、また上掲の取締役を兼務しない執行役員は23名です。 ロ)2025年6月27日開催予定の定時株主総会の議案(決議事項)として、「監査等委員でない取締役8名選任の件」を上程しており、当該決議が承認可決されますと、当社の役員の状況及びその任期は、以下の通りとなる予定です。 なお、役員の役職等については、当該定時株主総会の直後に開催が予定される取締役会の決議事項の内容(役職等)を含めて記載しています。男性10名 女性2名 (役員のうち女性の比率16.7%)役職名氏名生年月日略歴任期所有株式数(百株)代表取締役社長中島 規巨1961年9月21日生1985年4月当社入社2006年7月当社モジュール事業本部 通信モジュール商品事業部 事業部長2010年7月当社執行役員2012年6月当社モジュール事業本部 本部長2013年6月当社取締役常務執行役員2015年7月当社通信・センサ事業本部 本部長 当社エネルギー事業統括部 統括部長2017年4月当社モジュール事業本部 本部長2017年6月当社代表取締役専務執行役員2020年6月2022年7月当社代表取締役社長(現任)当社通信・センサ事業本部 本部長 2025年6月から1年792代表取締役副社長岩坪 浩1962年8月11日生1985年4月当社入社2005年2月当社企画部 部長2008年3月当社デバイス事業本部 センサ事業部 事業部長2011年7月当社執行役員当社営業本部 副本部長2012年6月当社営業本部 本部長2013年7月当社上席執行役員2015年6月当社取締役常務執行役員2015年7月当社技術・事業開発本部 本部長2020年6月当社取締役専務執行役員2024年6月当社代表取締役副社長(現任) 2025年6月から1年604代表取締役副社長南出 雅範1964年12月3日生1987年4月株式会社小松村田製作所入社2010年10月当社経理・企画グループ 企画部 担当部長2011年3月Murata Electronics Singapore (Pte.) Ltd. マネージングディレクター2016年8月当社経理・財務・企画グループ 企画部 部長2017年7月当社企画管理本部 経理・財務・企画グループ統括部長2018年7月当社執行役員2019年6月2021年6月当社取締役上席執行役員当社取締役常務執行役員2022年7月当社コーポレート本部 本部長Murata (China) Investment Co., Ltd. 董事長 (現任)2024年6月当社代表取締役常務執行役員2024年7月当社代表取締役専務執行役員2025年6月当社代表取締役副社長(就任予定) 2025年6月から1年280 役職名氏名生年月日略歴任期所有株式数(百株)取締役 上席執行役員通信・センサ事業本部 本部長兼 同本部 高周波デバイス事業部 事業部長泉谷 寛1973年12月3日生1997年4月当社入社2015年10月当社通信・センサ事業本部 通信モジュール事業部コネクティビティモジュール商品部 部長2017年11月当社モジュール事業本部 有機機能基板商品部 部長2018年4月当社モジュール事業本部 通信モジュール事業部 副事業部長2021年4月Murata Electronics Singapore (Pte.) Ltd. マネージングディレクター2023年7月当社執行役員2024年6月当社取締役執行役員2024年7月当社取締役上席執行役員(現任)当社通信・センサ事業本部 本部長(現任)兼 同本部 高周波デバイス事業部 事業部長(現任)株式会社小諸村田製作所 代表取締役社長(現任) 2025年6月から1年48取締役 上席執行役員技術・事業開発本部 本部長村田 崇基1978年6月23日生2004年6月当社入社2010年9月工学博士取得(千葉大学)2015年4月Peregrine Semiconductor Corp. (現 pSemi Corporation) ヴァイスプレジデント2017年4月当社モジュール事業本部 IoT統括部ネットワーク技術開発部 部長2018年4月当社企画管理本部 経理・財務・企画グループ企画部 部長2020年4月当社モジュール事業本部 高周波デバイス事業部 事業部長株式会社小諸村田製作所 代表取締役社長2021年11月pSemi Corporation CEO2022年3月Resonant Inc. CEO2023年7月当社執行役員2024年6月当社取締役執行役員2024年7月当社取締役上席執行役員(現任)当社技術・事業開発本部 本部長(現任) 2025年6月から1年30,381 役職名氏名生年月日略歴任期所有株式数(百株)取締役安田 結子1961年9月16日生1985年4月日本アイ・ビー・エム株式会社入社1991年9月ブーズ・アレン・アンド・ハミルトン株式会社入社1993年9月ラッセル・レイノルズ・アソシエイツ・ジャパン・インク入社1996年6月同社マネージング・ディレクター2003年4月同社日本支社代表ラッセル・レイノルズ・アソシエイツ・インク エグゼクティブ・コミッティーメンバー2010年4月公益社団法人 経済同友会 幹事2013年4月ラッセル・レイノルズ・アソシエイツ・インク エグゼクティブ・コミッティーメンバー2015年6月SCSK株式会社 社外取締役2016年6月同社社外取締役(監査等委員)2017年3月昭和シェル石油株式会社 社外取締役2018年6月当社取締役(監査等委員)2019年4月出光興産株式会社 社外取締役2020年6月 2020年6月2020年7月 日本水産株式会社(現 株式会社ニッスイ)社外取締役当社取締役(現任)株式会社企業統治推進機構(現 株式会社ボードアドバイザーズ)シニアパートナー2023年5月同社取締役副社長(現任)2023年6月エーザイ株式会社 社外取締役(現任) 2025年6月から1年-取締役西島 剛志1957年8月12日生 1981年4月株式会社北辰電機製作所(現 横河電機株式会社)入社2008年10月同社執行役員IA事業部プロダクト事業センター長2010年4月横河メータ&インスツルメンツ株式会社(現 横河計測株式会社)代表取締役社長2011年6月横河電機株式会社 取締役横河メータ&インスツルメンツ株式会社(現 横河計測株式会社)代表取締役社長2012年4月横河電機株式会社 取締役常務執行役員IAプラットフォーム事業本部長2013年4月同社代表取締役社長2019年4月同社代表取締役会長2020年6月株式会社日立物流(現 ロジスティード株式会社)社外取締役(現任)2021年4月2022年6月横河電機株式会社 取締役会長当社取締役(現任) 2025年6月から1年-取締役伊奈 博之1958年11月27日生1981年4月日本電装株式会社(現 株式会社デンソー)入社2009年6月同社常務役員2015年6月同社専務役員2019年4月同社経営役員2019年6月トヨタ紡織株式会社 社外取締役2024年6月当社取締役(現任) 2025年6月から1年-取締役(監査等委員・常勤)小澤 芳郎1962年4月16日生1985年4月当社入社2009年3月当社経理部 部長2013年7月当社管理グループ人事部 部長2017年7月当社企画管理本部人事グループ 統括部長2018年6月当社取締役(監査等委員・常勤)(現任) 2024年6月から2年90 役職名氏名生年月日略歴任期所有株式数(百株)取締役(監査等委員)山本 高稔1952年10月20日生1975年4月株式会社野村総合研究所入社1989年4月モルガン・スタンレー証券会社入社1995年12月同社マネージング・ディレクター1999年6月同社東京支店マネージング・ディレクター兼副会長2005年7月UBS証券会社マネージング・ディレクター兼副会長2009年6月カシオ計算機株式会社 常務取締役2011年6月同社顧問2012年6月富士重工業株式会社 社外監査役2013年6月東京エレクトロン株式会社 社外監査役2016年6月株式会社日立製作所 社外取締役(現任)2019年6月当社取締役2020年6月当社取締役(監査等委員)(現任)2021年10月Value Reporting Foundation ディレクター 2024年6月から2年90取締役(監査等委員)宗像 直子1962年2月12日生1984年4月通商産業省(現経済産業省)入省2011年9月同省通商政策局通商機構部長2013年6月同省大臣官房審議官(通商政策局担当) 兼 内閣官房内閣審議官2014年7月同省貿易経済協力局長2015年7月内閣総理大臣秘書官2017年7月特許庁長官2019年11月株式会社第一生命経済研究所顧問2020年6月2021年4月当社取締役(監査等委員)(現任)東京大学公共政策大学院 教授(現任)2021年9月株式会社エクサウィザーズ 社外取締役(現任)2022年11月東京商工会議所 常勤顧問兼知財戦略委員会 委員長(現任)日本商工会議所 知的財産専門委員会 委員長(現任)  2024年6月から2年3取締役(監査等委員)榎本 成一1965年3月27日生1989年10月アーサーアンダーセン会計事務所(現 有限責任あずさ監査法人)入所1993年9月プライス・ウォーターハウス会計事務所(現 プライスウォーターハウスクーパース会計事務所)入所1996年2月朝日監査法人(現 有限責任あずさ監査法人)入所2006年5月同法人 パートナー2017年9月榎本公認会計士事務所 代表(現任)2017年12月株式会社iBridge Japan 代表取締役(現任)2024年6月当社取締役(監査等委員)(現任) 2024年6月から2年-計12人 32,290(注)1.本項の当社以外の事項につきましては、変更の可能性があります。2.所有株式数は2025年3月31日現在の数であります。3.取締役 安田 結子、西島 剛志、伊奈 博之、山本 高稔、宗像 直子、榎本 成一の各氏は、会社法第2条第15号に定める社外取締役であります。4.当社は、取締役 安田 結子、西島 剛志、伊奈 博之、山本 高稔、宗像 直子、榎本 成一の各氏を、東京証券取引所の定めに基づく独立役員として指定し、届け出ております。5.2025年7月1日時点で、当社の執行役員は23名、また上掲の取締役を兼務しない執行役員は21名となる予定です。 ②社外取締役の機能・役割、独立性、選任状況についての考え方 当社は、取締役会の業務執行の決定及び取締役の職務の執行の監督機能を強化し、また監査体制の独立性及び中立性を一層高めるため、会社法上の要件に加え以下の独立性判断基準を定めており、多様な構成から成る、十分な能力、経験等を有した社外取締役を6名選任しております。前述のとおり社外監査役は1971年に、社外取締役は2001年に導入し、比較的早い時期から「外部からの視点」を確保することで、経営の透明性を高めてきております。なお、社外取締役と当社との間には、特別な利害関係はなく、当社は社外取締役全員を東京証券取引所に独立役員として届け出ております。 社外取締役は、取締役会において重要な業務執行状況に関して報告を受ける他、内部統制管理委員会から内部統制システムの整備・運用状況に関する報告、CSR統括委員会からCSR活動の状況に関する報告、リスク管理委員会から全社的なリスク管理活動の状況に関する報告等を受け、必要に応じて意見等を述べております。 (参考)社外取締役の独立性判断基準 当社は、取締役会の業務執行の決定及び取締役の職務の執行の監督機能を強化し、また監査体制の独立性及び中立性を一層高めるため、次の独立性判断基準を定めております。 [社外取締役の独立性判断基準の要旨] 次の各号のいずれにも該当しないこと。(1)当社及び当社の過去3年以内における子会社の、業務執行者であった期間が過去10年間においてあること。(2)当社の現在の主要株主であること、または過去3年間においてその業務執行者であった期間があること。※「主要株主」とは、当社の議決権所有割合10%以上を保有する株主をいう。(3)当社グループの過去3年以内における重要な取引先の業務執行者であった期間が過去3年間においてあること。※「重要な取引先」とは、当社又は取引先の年間連結売上収益の2%以上の取引があったものをいう。※「当社グループ」とは、当社及び当社の現在の子会社をいう。以下同じ。(4)当社グループから過去3年以内に年間1,000万円を超える寄付または助成を受けていた組織(例、公益財団法人、公益社団法人、非営利法人等)の業務執行者であった期間が過去3年間においてあること。(5)当社グループから、取締役または監査役(常勤・非常勤を問わない)、執行役員を過去3年以内に受け入れていた会社またはその子会社の、業務執行者であった期間が過去3年間においてあること。(6)当社グループの重要なコンサルタント等であった期間が過去3年間以内においてあること。※「重要なコンサルタント等」とは、当社グループから役員報酬以外に、個人の場合は年間1,000万円を超える、団体に所属する者である場合は当該団体の総収入の2%を超える金銭その他の財産を得ている、コンサルタント、弁護士、公認会計士等の専門家をいう。(7)当社の監査法人の業務執行者であった期間が過去3年間においてあること。(8)次に掲げる者のいずれかの近親者であること。①本項(1)号に該当する者で、役員または部長相当職以上の従業員に該当する者。②本項(3)号に該当する者で、役員または部長相当職以上の従業員に該当する者。③本項(6)号に該当する者。※「近親者」とは、配偶者または二親等以内の親族をいう。(9)当社の社外取締役としての通算の在任期間が10年を超えること。(10)当社の一般株主全体との間で上記(1)から(9)までで考慮されている事由以外の事情で、恒常的に実質的な利益相反が生じるおそれがあること。 ③社外取締役による監督と内部監査及び監査等委員会監査との相互連携 社外取締役は、取締役会において内部監査部門(内部監査室)及び監査等委員会から監査の方針、計画、結果の報告を受け、必要に応じて意見等を述べております。

※ 出典: EDINET DB API より取得した有価証券報告書(2025年度)。 全文は 金融庁 EDINET でご確認ください。