株式会社ジェイテクト 6473

機械 IFRS 健全性: A (75点)

データ取得日: 2026-05-24 | 過去14年分の財務データを掲載

AI 業績サマリー 生成: 2026-05-25 / claude-opus-4-6-v2
ジェイテクトはステアリングとベアリングの大手メーカーで、電動パワーステアリング(EPS)と工作機械を主力としている。EPSで世界トップクラスのシェアを持ち、トヨタグループの主要サプライヤーとして自動車の操舵システムを供給。工作機械事業では円筒研削盤でも世界的な実績を有するトヨタグループの中核部品メーカー。

売上1兆8,844億円(前年比-0.4%)とほぼ横ばい。営業利益649億円(営業利益率3.4%)と利益率は控えめにとどまり、純利益137億円。EPS事業の安定需要が業績を下支えした。ROE1.8%と低い資本効率にとどまっている。

自己資本比率47.6%、財務健全性スコア75点と堅実な財務基盤。営業CF802億円だがFCF43億円と大規模な設備投資が影響。EPS40円に対しPER27.9倍、配当50円でEPSを上回る配当を維持。利益率の改善と自動運転向けステアリング技術の展開が中長期の経営テーマとなっている。
English version
JTEKT is a major manufacturer of steering and bearings, with electric power steering (EPS) and machine tools as core products. It holds world-class market share in EPS and supplies steering systems for Toyota Group as a key supplier. A core component manufacturer within the Toyota Group with global track record in cylindrical grinding machines. Revenue of 1,884.4 billion (YoY -0.4%) remained essentially flat. Operating profit of 64.9 billion (operating margin 3.4%) remained at a modest profit margin level, with net income of 13.7 billion. Stable demand from the EPS business supported performance. ROE of 1.8% reflects low capital efficiency. Equity ratio of 47.6% and financial health score of 75 points indicate solid financial footing. Operating cash flow of 80.2 billion but FCF of 4.3 billion reflects impact of large-scale capital investment. With EPS of 40 and PER of 27.9x, dividends of 50 exceed EPS. Improving profit margins and deploying autonomous driving steering technologies are mid-to-long-term management themes.

※ EDINET DB API が生成・提供する AI要約です。投資判断は必ず一次情報(有価証券報告書・決算短信)をご確認ください。

業績推移

業績予想 次期通期予想(2026-04-28 発表)

項目 予想値 直近通期実績(2025年度) 増減
売上高 18,800億円 18,844億円 -0.2%
営業利益 750億円 649億円 +15.5%
純利益 500億円 137億円 +264.6%
EPS 157.07円 40.36円 +289.2%
1株配当 (DPS) 70.00円 50.00円 +40.0%
予想PER* 7.2倍 27.9倍 (実績)
予想配当利回り* 6.23% 4.44% (実績)

※ 業績予想は企業発表値です。期末決算と同時に発表された次期予想です。 * 印は当サイトが PBR×BPS から推定した株価をもとに独自計算した参考指標です。

財務指標(2025年度)

主要指標

ROE 1.8%
PER 27.9倍
PBR 0.48倍
配当利回り 4.44%
配当性向 123.9%

収益性

ROA 0.9%
売上総利益率 14.9%
営業利益率 3.5%
純利益率 0.7%

成長性

前年比 3Y CAGR 5Y CAGR
売上高 -0.4% +9.7% +5.8%
営業利益 -10.9%
純利益 -65.9% -12.8%
EPS -65.6%

安全性

自己資本比率 47.6%
流動比率 158.2%
D/Eレシオ 0.32倍

派生指標 参考

時価総額* 3,576億円
ネットキャッシュ* ▲1,214億円
Net Debt/EBITDA* 0.89倍
EV/EBITDA* 3.5倍
FCFマージン* 0.2%
DOE* 2.14%

* 印は当サイトが EDINET から取得した財務データをもとに独自に計算した参考指標です。 EDINETから直接取得した数値ではないため、実際の市場値や各種データソースの公表値と乖離する場合があります。 投資判断は必ず一次情報をご確認ください。

業種比較 業種: 機械 日経225内同業 17社

指標 自社 日経225 同業平均
(17社)
EDINET 全体平均
(216社)
同業平均との偏差
ROE 1.8% 9.5% 6.9% -7.66pt
PER 27.9倍 19.2倍 +8.73
PBR 0.48倍 1.86倍 -1.38
配当利回り 4.44% 2.87% +1.57pt
配当性向 123.9% 53.3% +70.56pt
ROA 0.9% 4.7% -3.84pt
売上総利益率 14.9% 30.2% -15.31pt
営業利益率 3.5% 10.7% 8.6% -7.23pt
純利益率 0.7% 7.4% -6.63pt

※「日経225 同業平均」は当サイトで日経225採用銘柄から自前集計した値。 「EDINET 全体平均」は EDINET DB API が返す上場企業全体(中小・赤字含む)の平均で、ROE と営業利益率のみ提供されます。 偏差はパーセンテージポイント(pt)または倍率差。

キャッシュフロー(2025年度)

営業CF 802億円
投資CF ▲759億円
財務CF ▲521億円
設備投資 970億円
現金等残高 1,191億円
年度 営業CF 投資CF 財務CF フリーCF 設備投資 現金等残高
2025 802億円 ▲759億円 ▲521億円 43億円 970億円 1,191億円
2024 1,545億円 ▲714億円 ▲472億円 831億円 652億円 1,670億円
2023 783億円 ▲521億円 ▲287億円 262億円 624億円 1,239億円
2022 670億円 ▲253億円 ▲435億円 418億円 444億円 1,243億円
2021 918億円 ▲525億円 ▲580億円 392億円 507億円 1,186億円
2020 623億円 ▲918億円 342億円 ▲295億円 751億円 1,349億円
2019 1,041億円 ▲752億円 ▲274億円 289億円 752億円 1,325億円
2018 1,000億円 ▲990億円 603億円 10億円 1,326億円
2017 993億円 ▲681億円 ▲221億円 312億円 702億円
2016 1,101億円 ▲599億円 ▲493億円 502億円 617億円
2015 1,034億円 ▲621億円 ▲365億円 413億円 654億円
2014 892億円 ▲871億円 ▲354億円 21億円 619億円
2013 499億円 ▲1,010億円 ▲58億円 ▲511億円 939億円
2012 489億円 ▲562億円 395億円 ▲73億円 1,466億円

※ フリーCF = 営業CF + 投資CF(投資CFは通常マイナス)。設備投資額は絶対値で表示。

損益計算書(2025年度)

項目 金額 売上比
売上高 18,844億円 100.0%
売上原価 16,031億円 85.1%
売上総利益 2,813億円 14.9%
販管費 2,164億円 11.5%
営業利益 649億円 3.4%
経常利益 736億円 3.9%
純利益 137億円 0.7%

※ 会計基準: IFRS / 有報提出日: 2025-06-23 16:02。 売上原価・売上総利益・販管費が「—」の項目は EDINET に該当データが無いことを示します(金融・通信・IFRS企業など)。

貸借対照表(2025年度)

項目 金額 総資産比
資産
総資産 15,654億円 100.0%
現金等 1,191億円 7.6%
その他資産 14,463億円 92.4%
負債・純資産
総負債 8,203億円 52.4%
有利子負債 2,405億円 15.4%
その他負債 5,799億円 37.0%
純資産 7,450億円 47.6%
自己資本 7,450億円 47.6%
うち利益剰余金 5,307億円 33.9%

※「その他資産」「その他負債」は EDINET 取得値から計算で算出(その他資産 = 総資産 − 現金等、その他負債 = 総負債 − 有利子負債)。 利益剰余金は自己資本に含まれる内訳項目です。 総資産 = 総負債 + 純資産 が成立しない場合はデータの整合性をご確認ください。

事業規模・コスト構造(2025年度)

従業員数 45,018人 1人当たり売上 42百万円
研究開発費 559億円 売上比 2.96%
減価償却費 718億円 売上比 3.81%

※「1人当たり売上」「売上比%」はサイト内で計算した派生指標です。 研究開発費は製造業以外では非開示の場合があります(サービス業・金融業など)。

信用評価履歴 EDINET DB スコア(過去14年分)

健全性スコア (2025年度) 75点 ランク A
業種ベンチマーク 改善余地が大きい。優先課題: 原価率・販管費率の見直しによる営業利益率の改善 強み 1項目 / 弱み 4項目
直近の評価コメントを見る (2025年度)

信用評価

注意すべきリスク要因があります。純利益が前年比-66%の大幅減少

投資評価

PER 27.9倍で成長期待を織り込み済み。注意点: 配当性向 124%: 利益以上の配当を出しており、持続性に懸念

※ EDINET DB API が独自の指標と業種ベンチマークから算出するスコア・ランク・コメントです。 S = 90点以上 / A = 75-89点 / B = 60-74点 / C/D = それ未満。

直近の決算短信

開示日時タイトル区分売上高前年比 営業利益前年比 純利益前年比EPS PDF
2026-04-28 15:00 2026年3月期決算短信〔IFRS〕(連結) Q4 19,250億円 +2.2% 248億円 -35.4% 120億円 -12.7% 37.6 PDF
業績概況・今後の見通し(2026-04-28 発表分) 約11,754字

qualitative.htm
〇添付資料の目次
1.経営成績等の概況 ………………………………………………………………………………………………2
(1)当期の経営成績の概況 ……………………………………………………………………………………2
(2)当期の財政状態の概況 ……………………………………………………………………………………2
(3)当期のキャッシュ・フローの概況 ………………………………………………………………………3
(4)今後の見通し ………………………………………………………………………………………………3
2.会計基準の選択に関する基本的な考え方 ……………………………………………………………………3
3.連結財務諸表及び主な注記 ……………………………………………………………………………………4
(1)連結財政状態計算書 ………………………………………………………………………………………4
(2)連結損益計算書及び連結包括利益計算書 ………………………………………………………………6
(3)連結持分変動計算書 ………………………………………………………………………………………8
(4)連結キャッシュ・フロー計算書 …………………………………………………………………………10
(5)連結財務諸表に関する注記事項 …………………………………………………………………………11
(継続企業の前提に関する注記) ………………………………………………………………………………11
(会計方針の変更) ………………………………………………………………………………………………11
(当連結会計年度における重要な子会社の異動) ……………………………………………………………11
(表示方法の変更) ………………………………………………………………………………………………11
(セグメント情報) ………………………………………………………………………………………………11
(1株当たり情報)  ………………………………………………………………………………………………15
(重要な後発事象) ………………………………………………………………………………………………15
1.経営成績等の概況
(1)当期の経営成績の概況
当連結会計年度の世界経済は、欧州・中国経済の停滞や地政学リスクの高まりが懸念される中ではありましたが、個人消費や設備投資は堅調に推移し、全体としては緩やかな回復基調を維持いたしました。当社の事業領域においては、米国の関税政策や中国を中心とした競争環境の激化等の厳しさが増す中、付加価値の高い製品の市場投入や、欧州構造改革の断行、原価改善活動の推進により、収益性の改善を図ってまいりました。
当社グループは「JTEKT Group 2030 Vision」の達成に向け、第二期中期経営計画(2024〜2026年度)に基づき、ソリューションプロバイダーへの変革を進めております。当期は第二期中期経営計画の中間年度として、本計画に沿った戦略を具現化させてまいりました。
このような状況の中で、当社グループの当連結会計年度の連結業績につきまして、前連結会計年度に比べ、売上収益は405億53百万円(2.2%)増収の1兆9,249億50百万円となりました。事業利益は107億41百万円(16.5%)増益の756億79百万円となり、営業利益は136億5百万円(35.4%)減益の248億47百万円、親会社の所有者に帰属する当期利益は17億38百万円(12.7%)減益の119億74百万円となりました。なお、事業利益は、売上収益から売上原価、販売費及び一般管理費を控除して算出したものであります。
セグメント別の業績につきましては、次のとおりであります。
① 自動車
売上収益は、欧州・中国での販売減少があったものの、円安の効果に加え、日本や北米等で販売が増加したこと等により、前連結会計年度に比べ338億54百万円(2.5%)増収の1兆3,670億5百万円となりました。事業利益は、米国での関税の影響はあるものの、販売増加に加え、円安や原価改善の効果等により、前連結会計年度に比べ83億73百万円(21.8%)増益の467億17百万円となりました。
② 産機・軸受
売上収益は、北米やアジア等で販売が増加したものの、欧州ニードルローラーベアリング事業の譲渡手続きが完了したこと等により、前連結会計年度に比べ52億円(1.5%)減収の3,470億67百万円となりました。事業利益は、米国での関税の影響はあるものの、円安や原価改善、構造改革の効果等により、前連結会計年度に比べ25億61百万円(29.6%)増益の112億10百万円となりました。
③ 工作機械
売上収益は、日本や北米を中心に販売が増加し、前連結会計年度に比べ118億99百万円(6.0%)増収の2,108億77百万円となりました。事業利益は、販売増加の効果はあるものの、費用の増加等により、前連結会計年度並みの174億40百万円となりました。
(2)当期の財政状態の概況
当連結会計年度末における資産は、その他の金融資産の減少等があったものの、有形固定資産や現金及び現金同等物の増加等により、1兆5,776億96百万円と前連結会計年度末に比べ123億4百万円の増加となりました。
負債につきましては、売却目的で保有する資産に直接関連
する負債の増加等があったものの、営業債務及びその他の債務や社債及び借入金の減少等により、7,524億65百万円と前連結会計年度末に比べ354億56百万円の減少となりました。
また、資本につきましては、親会社の所有者に帰属する当期利益の計上やその他の資本の構成要素の増加等により、8,252億30百万円と前連結会計年度末に比べ477億61百万円の増加となりました。
(3)当期のキャッシュ・フローの概況
連結キャッシュ・フローにつきましては、次のとおりであります。
営業活動によるキャッシュ・フローは、税引前利益の計上の他、棚卸資産や営業債権及びその他の債権の減少等により、当連結会計年度は1,084億95百万円の資金の増加となりました。(前連結会計年度は802億38百万円の資金の増加)
投資活動によるキャッシュ・フローは、投資有価証券の売却による収入等があったものの、有形固定資産の取得による支出等により、当連結会計年度は527億4百万円の資金の減少となりました。(前連結会計年度は759億36百万円の資金の減少)
財務活動によるキャッシュ・フローは、借入金の返済や配当金の支払等により、当連結会計年度は469億77百万円の資金の減少となりました。(前連結会計年度は520億76百万円の資金の減少)
これらに換算差額を加算した結果、当連結会計年度末における現金及び現金同等物は1,375億50百万円となりました。
(4)今後の見通し
当社は「技術をつなぎ、地球と働くすべての人を笑顔にする」というMissionのもと、中長期的に目指す姿としてJTEKT Group 2030 Vision「モノづくりとモノづくり設備でモビリティ社会の未来を創るソリューションプロバイダー」を掲げております。事業で培った技術を活かして新たな価値を創造し、社会課題の解決に貢献したいと考えております。
一方で、当社を取り巻く状況を見渡しますと、地政学リスクの高まりに加え、AI・デジタル技術の進化やモビリティ業界における新興メーカーの台頭等により、競争環境は一段と激化しております。こうした環境下においても目指す姿を実現するため、技術やモノづくりを支える多様な人財を活かして稼ぐ力を強化し、ソリューションプロバイダーとしての新たな価値創出に取り組んでまいります。
2027年3月期の通期連結業績予想につきましては、売上収益1兆8,800億円、事業利益900億円、営業利益750億円、税引前利益700億円、親会社の所有者に帰属する当期利益500億円を見込んでおります。なお、為替レートにつきましては、1USドル155円、1ユーロ180円を前提としております。
2.会計基準の選択に関する基本的な考え方
当社グループは、2020年3月期(第120期)の有価証券報告書における連結財務諸表から、国際会計基準(IFRS)を適用しております。
3.連結財務諸表及び主な注記
(1)連結財政状態計算書
(単位:百万円)
前連結会計年度
(2025年3月31日)
当連結会計年度
(2026年3月31日)
資産
流動資産
現金及び現金同等物
119,060
137,550
営業債権及びその他の債権
368,216
349,546
棚卸資産
257,771
244,409
その他の金融資産
993
12,994
未収法人所得税
1,810
1,227
その他の流動資産
2,430
1,104
小計
750,283
746,832
売却目的で保有する資産
12,559
52,385
流動資産合計
762,843
799,218
非流動資産
有形固定資産
480,570
498,102
のれん及び無形資産
45,462
35,223
その他の金融資産
190,027
148,299
持分法で会計処理されている投資
17,302
18,366
繰延税金資産
21,228
22,377
その他の非流動資産
47,956
56,108
非流動資産合計
802,548
778,477
資産合計
1,565,391
1,577,696
(単位:百万円)
前連結会計年度
(2025年3月31日)
当連結会計年度
(2026年3月31日)
負債及び資本
負債
流動負債
営業債務及びその他の債務
379,649
351,855
社債及び借入金
54,351
70,718
その他の金融負債
3,219
5,002
未払法人所得税
9,627
10,910
引当金
16,499
12,388
その他の流動負債
11,405
3,766
小計
474,752
454,642
売却目的で保有する資産に直接関連する負債
7,497
52,385
流動負債合計
482,250
507,028
非流動負債
社債及び借入金
186,123
146,404
その他の金融負債
13,635
20,026
退職給付に係る負債
60,779
54,356
引当金
89
129
繰延税金負債
36,493
17,050
その他の非流動負債
8,550
7,469
非流動負債合計
305,672
245,437
負債合計
787,922
752,465
資本
資本金
45,591
45,591
資本剰余金
101,058
101,056
自己株式
△330
△316
その他の資本の構成要素
67,991
97,287
利益剰余金
530,733
546,587
親会社の所有者に帰属する持分合計
745,044
790,206
非支配持分
32,425
35,024
資本合計
777,469
825,230
負債及び資本合計
1,565,391
1,577,696
(2)連結損益計算書及び連結包括利益計算書
連結損益計算書
(単位:百万円)
前連結会計年度
(自 2024年4月1日
至 2025年3月31日)
当連結会計年度
(自 2025年4月1日
至 2026年3月31日)
売上収益
1,884,397
1,924,950
売上原価
△1,603,106
△1,627,914
売上総利益
281,291
297,035
販売費及び一般管理費
△216,352
△221,355
その他の収益
7,996
5,949
その他の費用
△34,482
△56,782
営業利益
38,452
24,847
金融収益
8,547
16,563
金融費用
△17,139
△14,553
持分法による投資利益
1,016
519
税引前利益
30,876
27,377
法人所得税費用
△14,331
△12,968
当期利益
16,544
14,409
当期利益の帰属
親会社の所有者
13,713
11,974
非支配持分
2,831
2,434
1株当たり当期利益
基本的1株当たり当期利益(円)
40.36
37.62
希薄化後1株当たり当期利益(円)
40.34
37.60
連結包括利益計算書
(単位:百万円)
前連結会計年度
(自 2024年4月1日
至 2025年3月31日)
当連結会計年度
(自 2025年4月1日
至 2026年3月31日)
当期利益
16,544
14,409
その他の包括利益
純損益に振り替えられることのない項目
FVTOCIに指定した資本性金融商品への投資による損益
3,655
12,221
退職給付制度の再測定額
△12,347
8,686
持分法による投資のその他の包括利益に対する持分相当額
33
80
純損益に振り替えられることのない項目合計
△8,659
20,989
純損益に振り替えられる可能性のある項目
在外営業活動体の為替換算差額
△5,815
30,568
持分法による投資のその他の包括利益に対する持分相当額
636
667
純損益に振り替えられる可能性のある項目合計
△5,178
31,235
その他の包括利益合計
△13,837
52,224
当期包括利益
2,706
66,633
当期包括利益の帰属
親会社の所有者
245
62,404
非支配持分
2,461
4,229
(3)連結持分変動計算書
(単位:百万円)
親会社の所有者に帰属する持分
資本金
資本剰余金
自己株式
その他の資本の構成要素
FVTOCIに指定した資本性金融商品への投資による損益
退職給付制度の再測定額
在外営業活動体の為替換算差額
2024年4月1日残高
45,591
102,534
△396


72,791
アルゼンチン連結子会社のインフレーション会計に基づく増減額






2024年4月1日残高(調整後)
45,591
102,534
△396


72,791
当期利益






その他の包括利益



3,652
△12,320
△4,800
当期包括利益合計



3,652
△12,320
△4,800
自己株式の取得


△28,839



自己株式の処分

△0
0



自己株式の消却

△1,473
28,888



配当金






株式報酬取引

△2
16



その他の資本の構成要素から利益剰余金への振替



△3,652
12,320

支配喪失とならない子会社に対する所有者持分の変動






所有者との取引額合計

△1,476
66
△3,652
12,320

2025年3月31日残高
45,591
101,058
△330


67,991
アルゼンチン連結子会社のインフレーション会計に基づく増減額






2025年4月1日残高(調整後)
45,591
101,058
△330


67,991
当期利益






その他の包括利益



12,263
8,870
29,296
当期包括利益合計



12,263
8,870
29,296
自己株式の取得


△2



自己株式の処分






自己株式の消却






配当金






株式報酬取引


16



その他の資本の構成要素から利益剰余金への振替



△12,263
△8,870

支配喪失とならない子会社に対する所有者持分の変動

△1




所有者との取引額合計

△1
13
△12,263
△8,870

2026年3月31日残高
45,591
101,056
△316


97,287
(単位:百万円)
親会社の所有者に帰属する持分
非支配持分
合計
その他の資本の構成要素
利益剰余金
親会社の所有者に帰属する持分合計
合計
2024年4月1日残高
72,791
568,463
788,984
33,786
822,770
アルゼンチン連結子会社のインフレーション会計に基づく増減額

75
75

75
2024年4月1日残高(調整後)
72,791
568,538
789,059
33,786
822,846
当期利益

13,713
13,713
2,831
16,544
その他の包括利益
△13,467

△13,467
△370
△13,837
当期包括利益合計
△13,467
13,713
245
2,461
2,706
自己株式の取得


△28,839

△28,839
自己株式の処分


0

0
自己株式の消却

△27,414



配当金

△15,436
△15,436
△3,822
△19,258
株式報酬取引


14

14
その他の資本の構成要素から利益剰余金への振替
8,667
△8,667



支配喪失とならない子会社に対する所有者持分の変動





所有者との取引額合計
8,667
△51,518
△44,261
△3,822
△48,083
2025年3月31日残高
67,991
530,733
745,044
32,425
777,469
アルゼンチン連結子会社のインフレーション会計に基づく増減額

256
256

256
2025年4月1日残高(調整後)
67,991
530,989
745,300
32,425
777,725
当期利益

11,974
11,974
2,434
14,409
その他の包括利益
50,430

50,430
1,794
52,224
当期包括利益合計
50,430
11,974
62,404
4,229
66,633
自己株式の取得


△2

△2
自己株式の処分





自己株式の消却





配当金

△17,510
△17,510
△2,990
△20,500
株式報酬取引

△0
15

15
その他の資本の構成要素から利益剰余金への振替
△21,133
21,133



支配喪失とならない子会社に対する所有者持分の変動


△1
1,360
1,358
所有者との取引額合計
△21,133
3,623
△17,498
△1,629
△19,128
2026年3月31日残高
97,287
546,587
790,206
35,024
825,230
(4)連結キャッシュ・フロー計算書
(単位:百万円)
前連結会計年度
(自 2024年4月1日
至 2025年3月31日)
当連結会計年度
(自 2025年4月1日
至 2026年3月31日)
営業活動によるキャッシュ・フロー
税引前利益
30,876
27,377
減価償却費及び償却費
71,794
71,186
減損損失
14,327
7,142
金融収益及び金融費用
440
1,167
持分法による投資損益(△は益)
△1,016
△519
引当金の増減額(△は減少)
6,815
△3,120
退職給付に係る負債の増減額(△は減少)
△6,840
△4,593
退職給付に係る資産の増減額(△は増加)
22,719
△6,477
棚卸資産の増減額(△は増加)
△1,375
12,613
営業債権及びその他の債権の増減額(△は増加)
△10,230
14,649
営業債務及びその他の債務の増減額(△は減少)
△11,257
△2,679
その他
△16,886
20,273
小計
99,366
137,021
利息の受取額
2,524
2,179
配当金の受取額
2,473
2,274
利息の支払額
△5,095
△5,297
法人所得税の支払額
△19,029
△27,683
営業活動によるキャッシュ・フロー
80,238
108,495
投資活動によるキャッシュ・フロー
有形固定資産の取得による支出
△88,298
△89,491
有形固定資産の売却による収入
5,239
4,278
投資有価証券の取得による支出
△303
△7
投資有価証券の売却による収入
11,196
44,026
その他
△3,770
△11,510
投資活動によるキャッシュ・フロー
△75,936
△52,704
財務活動によるキャッシュ・フロー
短期借入金の純増減額(△は減少)
△1,249
2,763
長期借入れによる収入
35,274
13,268
長期借入金の返済による支出
△44,925
△39,564
社債の発行による収入
20,000

社債の償還による支出
△10,000

親会社の所有者への配当金の支払額
△15,436
△17,510
非支配持分への配当金の支払額
△3,822
△2,990
自己株式の取得による支出
△28,839
△2
連結範囲の変更を伴わない子会社株式の取得による支出

△2
その他
△3,077
△2,938
財務活動によるキャッシュ・フロー
△52,076
△46,977
現金及び現金同等物に係る換算差額
△183
9,676
現金及び現金同等物の増減額(△は減少)
△47,958
18,489
現金及び現金同等物の期首残高
167,019
119,060
現金及び現金同等物の期末残高
119,060
137,550
(5)連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(会計方針の変更)
該当事項はありません。
(当連結会計年度における重要な子会社の異動)
前連結会計年度において特定子会社であった会社のうち、JTEKT BEARINGS CZECH REPUBLIC S.R.O.は、2025年8月1日付で保有する全持分を売却したため、連結の範囲から除外しております。
(表示方法の変更)
連結キャッシュ・フロー計算書
前連結会計年度において独立掲記していた「投資活動によるキャッシュ・フロー」の「無形資産の取得による支出」は、金額的重要性が乏しくなったため、当連結会計年度より「投資活動によるキャッシュ・フロー」の「その他」に含めております。この表示方法の変更を反映させるため、前連結会計年度の連結キャッシュ・フロー計算書の組替えを行っております。
この結果、前連結会計年度の連結キャッシュ・フロー計算書において「投資活動によるキャッシュ・フロー」に表示していた「無形資産の取得による支出」△3,221百万円及び「その他」△549百万円は、「その他」△3,770百万円として組み替えております。
(セグメント情報)
1. 報告セグメントの概要
当社グループの報告セグメントは、当社グループの構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取締役等が経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものであります。
当社グループは、市場別の事業本部を置き、各事業本部は取り扱う製品・サービスについて国内及び海外の包括的な戦略を立案し、事業活動を展開しております。
したがって、当社グループは事業本部を基礎とした市場別セグメントから構成されており「自動車」、「産機・軸受」及び「工作機械」の3つを報告セグメントとしております。
なお、「自動車」は、売上収益の推移等の経済的特徴が概ね類似している事業セグメント「ステアリング」及び「駆動」の2つのセグメントを集約しております。
「自動車」はステアリング、駆動系部品等の自動車業界向け製品の製造販売をしております。
「産機・軸受」は産業機械用ベアリング等の製造販売をしております。
「工作機械」は工作機械、制御機器、工業用熱処理炉等の製造販売をしております。
2. 報告セグメントに関する情報
セグメント間の内部売上収益又は振替高は、市場価格、総原価を勘案して、毎期価格交渉の上、決定しております。報告セグメントの利益は、売上収益から売上原価、販売費及び一般管理費を控除して算出した事業利益ベースの金額であります。なお、事業利益は事業セグメントごとの営業活動から生じる損益であり、管理会計の区分に従って営業上の取引を集計し、本社部門費については経理部門において適切な方法で事業セグメントに配賦しております。
前連結会計年度(自  2024年4月1日  至  2025年3月31日)
(単位:百万円)
報告セグメント
調整額
連結
自動車
産機・軸受
工作機械

売上収益
外部顧客への売上収益
1,333,150
352,268
198,978
1,884,397

1,884,397
セグメント間の
内部売上収益又は振替高
2,883
20,426
25,589
48,899
△48,899


1,336,034
372,694
224,567
1,933,297
△48,899
1,884,397
セグメント利益(△損失)
38,344
8,649
17,410
64,404
534
64,938
その他の収益
7,996
その他の費用
△34,482
営業利益
38,452
金融収益
8,547
金融費用
△17,139
持分法による投資利益
1,016
税引前利益
30,876
その他の項目
減価償却費及び償却費
43,347
18,276
10,170
71,794

71,794
減損損失
4,502
7,883
1,941
14,327

14,327
資本的支出
68,774
18,403
13,056
100,234

100,234
(注) セグメント利益(△損失)の調整額534百万円は、セグメント間取引消去であります。
当連結会計年度(自  2025年4月1日  至  2026年3月31日)
(単位:百万円)
報告セグメント
調整額
連結
自動車
産機・軸受
工作機械

売上収益
外部顧客への売上収益
1,367,005
347,067
210,877
1,924,950

1,924,950
セグメント間の
内部売上収益又は振替高
2,678
20,794
25,259
48,731
△48,731


1,369,683
367,861
236,136
1,973,682
△48,731
1,924,950
セグメント利益(△損失)
46,717
11,210
17,440
75,369
310
75,679
その他の収益
5,949
その他の費用
△56,782
営業利益
24,847
金融収益
16,563
金融費用
△14,553
持分法による投資利益
519
税引前利益
27,377
その他の項目
減価償却費及び償却費
45,593
15,527
10,065
71,186

71,186
減損損失
3,006
1,692
2,444
7,142

7,142
資本的支出
54,237
15,072
15,665
84,975

84,975
(注) セグメント利益(△損失)の調整額310百万円は、セグメント間取引消去であります。
3. 製品及びサービスに関する情報
「1. 報告セグメントの概要」に同様の情報を開示しているため、記載を省略しております。
4. 地域に関する情報
① 外部顧客に対する売上収益
(単位:百万円)
前連結会計年度
(自 2024年4月1日
至 2025年3月31日)
当連結会計年度
(自 2025年4月1日
至 2026年3月31日)
日本
706,585
732,640
北米
アメリカ
395,047
428,912
その他
92,986
97,009
欧州
212,054
199,850
アジア・オセアニア
中国
175,008
150,435
その他
259,419
270,741
その他
43,295
45,361
合計
1,884,397
1,924,950
(注) 1 売上収益は顧客の所在地を基礎とし、国又は地域に分類しております。
2 欧州につきましては、売上収益の一国に係る金額が連結売上収益の10%を超える国はありません。
② 非流動資産
(単位:百万円)
前連結会計年度
(2025年3月31日)
当連結会計年度
(2026年3月31日)
日本
280,410
288,974
北米
アメリカ
76,868
83,720
その他
23,371
28,152
欧州
19,671
5,027
アジア・オセアニア
中国
47,968
45,995
その他
74,711
81,351
その他
11,729
10,422
合計
534,731
543,644
(注) 1 持分法で会計処理されている投資、その他の金融資産、繰延税金資産を含んでおりません。
2 非流動資産は無形資産と有形固定資産の合計であります。
5. 主要な顧客に関する情報
当社グループの主要な顧客はトヨタ自動車㈱及びそのグループ会社であり、全ての報告セグメントにおいて売上収益を計上しております。
(単位:百万円)
前連結会計年度
(自 2024年4月1日
至 2025年3月31日)
当連結会計年度
(自 2025年4月1日
至 2026年3月31日)
735,181
821,441
(1株当たり情報)
親会社の所有者に帰属する基本的1株当たり当期利益及び希薄化後1株当たり当期利益の算定上の基礎は以下のとおりであります。
前連結会計年度
(自 2024年4月1日
至 2025年3月31日)
当連結会計年度
(自 2025年4月1日
至 2026年3月31日)
基本的1株当たり当期利益算定上の基礎
親会社の所有者に帰属する当期利益(百万円)
13,713
11,974
親会社の普通株主に帰属しない当期利益(百万円)


基本的1株当たり当期利益の計算に使用する
当期利益(百万円)
13,713
11,974
期中平均普通株式数(千株)
339,751
318,329
基本的1株当たり当期利益(円)
40.36
37.62
希薄化後1株当たり当期利益算定上の基礎
基本的1株当たり当期利益の計算に使用する
当期利益(百万円)
13,713
11,974
当期利益調整額(百万円)


希薄化後1株当たり当期利益の計算に使用する
当期利益(百万円)
13,713
11,974
期中平均普通株式数(千株)
339,751
318,329
譲渡制限付き株式報酬制度による普通株式増加数(千株)
150
150
希薄化後期中平均普通株式数(千株)
339,901
318,479
希薄化後1株当たり利益(円)
40.34
37.60
(重要な後発事象)
該当事項はありません。

出典: 決算短信PDF(外部リンク)

大量保有報告書(5%超の株主)

報告日 提出者(グループ) 個別保有者 保有割合
個別 / 合計
株数 保有目的 種別
2026-05-13 トヨタ自動車株式会社 (同左) 24.24%
計 24.39%
7,724万株 政策投資 変更
2026-05-13 トヨタ自動車株式会社 トヨタ不動産株式会社 0.15%
計 24.39%
47万株 政策投資 変更
2025-11-07 三井住友信託銀行株式会社 (同左) 1.20%
計 5.23%
382万株 政策投資として保有するもの。 新規
2025-11-07 三井住友信託銀行株式会社 三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社 1.45%
計 5.23%
463万株 投資信託契約、投資一任契約に基づく運用を目的として保有するもの。 新規
2025-11-07 三井住友信託銀行株式会社 アモーヴァ・アセットマネジメント株式会社 2.58%
計 5.23%
824万株 証券投資信託及び投資一任契約において、株券等の取得・処分の権限を有するもの。 新規
2025-11-07 三井住友信託銀行株式会社 (同左) 1.20%
計 5.23%
382万株 政策投資として保有するもの。 新規
2025-11-07 三井住友信託銀行株式会社 三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社 1.45%
計 5.23%
463万株 投資信託契約、投資一任契約に基づく運用を目的として保有するもの。 新規
2025-11-07 三井住友信託銀行株式会社 アモーヴァ・アセットマネジメント株式会社 2.58%
計 5.23%
824万株 証券投資信託及び投資一任契約において、株券等の取得・処分の権限を有するもの。 新規
2025-11-07 三井住友信託銀行株式会社 (同左) 1.20%
計 5.23%
382万株 政策投資として保有するもの。 新規
2025-11-07 三井住友信託銀行株式会社 三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社 1.45%
計 5.23%
463万株 投資信託契約、投資一任契約に基づく運用を目的として保有するもの。 新規

※「個別保有者」が「(同左)」の行は提出者本人による保有。複数行が同じ提出者なら共同保有グループの内訳を表します。 保有目的が長い場合は冒頭40字のみ表示し、ホバーで全文表示します。

財務データ推移

年度売上高営業利益純利益 総資産純資産EPS配当
2025 18,844億円 649億円 137億円 15,654億円 7,450億円 40.4 50.0
2024 18,915億円 729億円 403億円 16,285億円 7,890億円 117.4 36.0
2023 16,781億円 627億円 343億円 14,414億円 6,672億円 99.9 30.0
2022 14,284億円 423億円 207億円 13,865億円 6,240億円 60.3 18.0
2021 12,463億円 159億円 8億円 12,913億円 5,509億円 2.3 16.0
2020 14,189億円 376億円 ▲38億円 12,442億円 4,993億円 -11.1 38.0
2019 15,209億円 718億円 272億円 12,981億円 5,508億円 79.5 44.0
2018 14,412億円 814億円 497億円 12,950億円 5,471億円 144.9 43.0
2017 13,183億円 774億円 475億円 11,179億円 5,129億円 138.6 42.0
2016 14,000億円 819億円 487億円 10,758億円 4,801億円 141.9 42.0
2015 13,560億円 742億円 425億円 11,262億円 4,998億円 124.2 34.0
2014 12,602億円 234億円 10,665億円 4,189億円 68.4 18.0
2013 10,675億円 139億円 10,269億円 3,842億円 40.6 16.0
2012 10,527億円 133億円 9,597億円 3,423億円 38.9 16.0

事業の状況(有価証券報告書より)

最新の有価証券報告書から、事業内容・リスク・経営方針・経営成績の概況を掲載します。各セクションをクリックして展開してください。

事業の内容 FY2025 / 約474字
3 【事業の内容】当社グループは、当社、連結子会社114社及び関連会社14社で構成され、自動車、産機・軸受及び工作機械の各事業に係る製品の製造販売を主な事業としており、当社グループの主な事業内容は以下のとおりであります。(2025年3月31日現在) なお、以下の区分は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 連結財務諸表注記」の「5.事業セグメント」における事業区分と同一であります。 区分主要製品等自動車電動パワーステアリング、油圧パワーステアリング、電子制御4WD用カップリング(ITCC)、トルセン、FCEV向け減圧弁等産機・軸受ローラーベアリング、ボールベアリング、ベアリングユニット、その他各種ベアリング、オイルシール等工作機械研削盤、マシニングセンタ、切削機、制御機器(IoE関連製品を含む)、工業用熱処理炉等 事業の系統図は以下のとおりであります。 (注) * JTEKT EUROPE BEARINGS B.V.は、2025年4月22日付でJTEKT SALES EUROPE B.V.へ商号変更しております。
事業等のリスク FY2025 / 約7,600字
3 【事業等のリスク】有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が中・長期的観点も含め連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を与える可能性があると認識している重要なリスクは、次のとおりであります。なお、将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 当社グループは、長期・中期計画の達成を妨げるリスクをグループ全体で統合的に管理することを目的に、リスク管理の最高責任者であるCRO(チーフリスクオフィサー)を議長とするリスク管理委員会を設置しております。具体的には、国内外のグループ会社までを対象とした「リスク管理規則」に基づき、事業軸・機能軸・地域軸の観点から、外部及び内部の環境変化を踏まえたリスクアセスメントを年1回以上実施しております。その中で、以下の5つのカテゴリーに関連するリスクを洗い出しております。 1.法規制・関連違反2.信用・信頼棄損3.オペレーション4.戦略5.ガバナンス これらのリスクについては、リスク対策を講じていない場合の影響度に、これまでの対策によるリスクの抑制・軽減効果を加味した「重要度」と、リスクの「発生可能性」の2軸で評価を行い、総合的な優先度に基づいて、管理レベルを複数段階に分けて対応しております。評価結果はリスク管理委員会で審議され、特に対応が必要とされるリスクは以下の「(1)最重点リスク」として特定しております。特定した最重点リスクには、それぞれ統括責任者を任命し、組織横断的なリスク対応を推進するとともに、定期的に進捗状況を確認しております。 加えて、「(1)最重点リスク」以外の事業上のリスクについても把握に努め、リスクの低減を図っております。これらのリスクのうち主要なものについては「(2)その他の主要なリスク」として後述しております。 なお、前述の「(1)最重点リスク」と「(2)その他の主要なリスク」に対して、以下に記載する種々の対策を講じておりますが、それらが有効に機能しない場合等には、リスクが解消できず、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 リスクヒートマップ (1) 最重点リスク リスクタイトル代表的リスク内容当社グループの対応①デジタル化加速・既存部品需要低下のリスク・躍進する新興メーカーの技術・スピード・コスト要求に応えられず業界での競争力低下のリスク・経営層がデジタル化を理解する(役員勉強会の実施)・経営層主導でDXの目標を設定し、適切な人財を配置する・全社でDXを推進し、事業運営の俊敏性を向上させる②人的資本マネジメント・成長戦略実行に必要な特定人財の不足により注力分野に十分な人財を投入できず、目標を達成する力が弱まるリスク・人事情報の一元化と人財ポートフォリオの構築・管理・採用ブランディング・DE&Iを推進し、エンゲージメントの向上・ソフトウエア人財の育成強化③サイバー攻撃・事業の中断・事業の中断によるお客様の生産ラインの停止・GDPR違反による制裁金・お客様の機密情報の盗難・漏洩による信頼喪失・グループ全体の安心・安全なIT基盤構築・地域単位でのガバナンス体制強化・経営層を巻き込んだ有事の際の訓練実施④サステナビリティ経営開示法制化・近年国内外で整備が進むサステナビリティ開示基準への対応が遅れ、開示の不備や誤りによりレピュテーションの毀損がもたらされるリスク・サステナビリティデータ収集・管理プロセス及びシステムの整備・高度化・第三者保証への準備⑤大規模地震・従業員の安全確保と安否確認の困難性・生産拠点、物流拠点の損壊・バリューチェーンの寸断・複数パターンの災害シナリオに対応できる初動本部体制の構築⑥品質不正・データ改ざん・リコール等に伴う巨額の費用の発生・お客様からの信頼喪失に伴う業績の悪化・企業レピュテーションやブランド価値の毀損・組織風土改革(心理的安全性の尊重)・無記名アンケートと高リスク職場への働きかけ・中間管理職への企業理念実践に関する継続的教育・品質システム点検(部門間クロスチェック) (2) その他の主要なリスク ① 市場及び事業に関するリスク (自動車業界及び自動車市場への依存)当社グループは、ステアリングシステム、駆動部品、ベアリング及び工作機械等の製造販売を主な事業としております。このうち、ステアリングシステム及び駆動部品は、ともに大半を自動車業界向けに製造販売しております。ベアリングは各産業において広く使用される部品でありますが、当社グループでは、その売上収益の過半が自動車業界向けであります。また、工作機械につきましても、その受注は自動車業界からのものが中心であります。なお、当社の筆頭株主であるトヨタ自動車株式会社との取引金額は、連結売上収益の20.3%を占めております。このような当社グループの事業構造から、当社の売上収益及び事業利益は自動車市場の需要動向によって影響を受ける関係にあります。当社グループは、日本をはじめグローバルな自動車の需要見通し及び顧客より提示される自動車の販売見通し等を総合的に検討・判断した上で経営資源の効率的な投入を行っております。また、ベアリング及び工作機械における自動車業界以外の幅広い顧客層の維持に努めているほか、現代において解決が求められる社会課題に対し、当社グループがこれまで培ってきた技術の活用を提案するために、様々な新規事業を企画し、自動車以外の業界に対しても展開しております。しかし、これらの取組みが必ず功を奏する保証はなく、当社グループの売上収益減少や投下資本の回収の遅れにつながることがあります。これらのことから自動車業界及び自動車市場の動向は、当社グループの財政状態及び経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 (価格競争)当社グループ製品の市場における価格競争は大変厳しいものとなっております。特に中国自動車メーカーの車両の過剰生産や低価格攻勢は、世界市場における価格競争を一段と激化させております。このような状況下でも、当社グループは、「JTEKT Group 2030 Vision」のもと、既存製品の高付加価値化や、新領域への挑戦を推進し、技術開発力とコスト競争力の両立に努めております。また、当社グループが大切にする価値観である「本気」と「対話」を通じて顧客の「潜在ニーズ」を発掘し、絶え間ない技術革新と製造原価低減を図っております。しかし、自動車業界における車両の電動化の進展や環境規制の強化、関税政策の変動等、外部環境の変化は当社グループの競争力にさらなる影響を及ぼす可能性があり、当社グループが競争力を維持できない場合、市場シェアの喪失や収益性の低下に直結する可能性があります。 (新製品開発)当社グループは、斬新で魅力ある新製品・新技術の開発に邁進し、顧客からの支持をいただいてまいりました。今後も製品開発力の強化はもちろんのこと、生産準備期間の短縮、コストの低減、品質の向上等、様々な面から施策を講じて顧客の要求を満たすために努力してまいります。しかし、これら開発には多くの資金と資源を投入する必要がある一方で、顧客からの支持を得て売上につながる確実な保証はありません。また、顧客からは一層の技術の高度化、開発期間の短縮等を求められ、当社グループは同種製品を扱う競合先との激しい開発競争に晒されております。そのため、当社の施策が将来にわたって常に競合先を上回る競争力を保持し続けることができるという保証はありません。当社グループが業界と市場の変化に対応しきれず、あるいは必要十分な資源を投入することができないことにより、競合先よりも魅力ある新製品を開発できない場合には、中長期的な市場シェアの縮減や製品の売上減少につながり、当社グループの財政状態及び経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 (原材料や部品の調達)当社グループは、製品の製造に使用する原材料や部品その他の多くを外部の事業者からの供給に頼っております。そのため、これら供給元の生産能力不足や廃業、市況の変化等による価格の高騰や品不足、工場火災のような事故や地震のような自然災害の発生等の様々な要因により、半導体その他の主要な原材料や部品の調達に支障をきたすことがあります。このようなリスクを回避するため、当社グループでは、各種の原材料や部品等を複数の事業者から調達し、安定的な供給の維持を図っております。しかし、供給元の選択肢は限定的である場合もあり、供給が不安定となるリスクを完全に払拭できるものではありません。このようなリスクが顕在化した場合、製品の生産不能による売上収益の減少や顧客に対する供給責任の履行困難、製造原価の上昇による収益性の低下等により、当社グループの財政状態及び経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 (品質問題)当社グループは、「品質」を経営の最重要事項の一つとして掲げ、顧客から認められた世界水準を満足する品質管理基準に則って製品を製造しております。また、品質問題の発生に備え、製品保証引当金による会計上の手当、保険加入による製造物責任等のリスクヘッジも行っております。しかしながら、製品の開発・製造等における品質上のリスクの全てを将来にわたって完全に排除することは困難であり、また、リスクヘッジのための諸施策をもってしても、大規模なリコール等への対応や製造物責任等に基づく高額の賠償請求に対して、その全てをカバーできないことも想定されます。さらには、製品の品質不良が原因となって災害や人身事故等が発生した場合には製品、ひいては当社グループ自体の社会的信頼の低下を招き、顧客との取引停止等につながることがあります。これらに伴う支出及び品質問題に起因する社会的信頼の低下や顧客との取引停止等は、当社グループの財政状態及び経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 (知的財産権)当社グループは、これまでの製品開発において蓄積してきた技術・ノウハウを当社の知的財産権として適切に保全、活用しております。しかしながら、これらの技術・ノウハウは、特定の国・地域においてはその法制度上の制限等により、知的財産権としての完全な保護を受けることが困難な場合があります。このような場合には、第三者が当社グループの知的財産権を使って類似した製品を製造する等の行為を十分に阻止できない可能性があります。また、当社グループは第三者の知的財産権を尊重し、紛争等に巻き込まれることを防止するため、第三者知的財産権の事前調査等の対策を行っております。しかしながら、全世界の全ての権利を完璧に把握することは困難であり、将来的に当社グループの製品において第三者の知的財産権が発見され、製品の製造販売に支障をきたす可能性は排除できません。これら知的財産権に内在する問題に起因する、製品販売の機会喪失や、第三者からの損害賠償請求等に基づく支出によって、当社グループの財政状態及び経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 (戦略的提携及び企業買収)当社グループは、事業拡大や競争力の強化等を目的として、M&Aや資本参加、資本提携等を行うことがあります。これらの企画においては事業戦略上の意義を確認し、リスクを踏まえた慎重な検討により最善と考える方法を選択し、また、実現した後は当初の目的を達成できるよう努めておりますが、その全てが計画通りに成功を収める保証はありません。これら企画の目標達成が遅延、不可能となった場合には、当社グループの財政状態及び経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 ② 経済のリスク(海外事業展開)当社グループは、多様な顧客のニーズに対応し、また、事業活動上のリスクを分散するため、グローバルな事業展開を行っており、連結売上収益に占める海外売上収益の割合は60.8%を占めております。米州、欧州、アジア等多くの国・地域で製品の生産と販売活動を行っており、また、取引先も多岐の産業分野に属しているため、グローバルベースの経済状況変化は勿論のこと、当社グループが生産、販売を行っている特定の国・地域の経済状況の変動や、取引先の属する産業の景気変動が、当社グループの財政状態及び経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 (為替レートの変動)連結財務諸表作成にあたり、現地通貨で作成される海外関係会社の財務諸表を円換算しているため、現地通貨における価値が変わらなくとも、当社グループの連結財務諸表は為替レートの変動による影響を受けます。また、当社グループが日本で生産し、輸出する事業においては、円高の進行により価格競争力の低下を招く可能性があります。一方、急激な円安進行は、原材料や物流、エネルギー等の調達コスト高騰を招く可能性があります。海外で使用する原材料等の現地調達比率の向上や為替予約等により当該リスクの軽減を図っておりますが、全てのリスクを排除することは困難であります。従いまして、当社グループの財政状態及び経営成績等は、為替レートの変動による影響を受ける可能性があります。 ③ 政治・規制・法的手続・災害等に関するイベント性のリスク(災害・地域紛争等)当社グループは、東海・東南海・南海地震や暴風、豪雨等の大規模自然災害、世界規模の感染症拡大(パンデミック)の発生等の可能性に備え、これらの災害による被害を最小限に抑えるため、事業活動への影響を考慮し、異常事態への対応体制や緊急時の事業継続計画(BCP)策定・見直し、サプライチェーンの強化、ITインフラの強化等の施策を継続的に講じております。しかしながら、これら施策によっても災害発生によるリスクを完全に排除することは困難であります。また、顧客又は供給元の罹災等、当社グループによる施策のみでは回避しきれない事象も存在します。これら災害が当社グループに与える影響は多岐にわたり、顧客の生産停止等による需要の停滞、労働力及び原材料等の不足による供給停止又は世界景気の後退等により、当社グループの財政状態及び経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 加えて、2024年以降も世界各地で自然災害が多発し、気候変動の影響による異常気象や、サイバー攻撃等の新たなリスクも顕在化しつつあります。地政学的には、ロシアによるウクライナ侵攻の長期化や中東情勢の不安定化、台湾海峡を巡る緊張の高まり等、国際的な紛争リスクが引き続き高い水準にあります。さらに米中間の貿易摩擦や各国の保護主義的な政策の強化、世界的なインフレ・金利上昇の影響も、当社グループの事業環境に不確実性をもたらしております。当社グループでは、様々な施策を講じて従業員の安全確保、生産体制の維持に努めておりますが、今後も自動車業界をはじめとする産業全体の需要の停滞やサプライチェーン寸断等が発生した場合、当社グループの財政状態及び経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。なお、これらのリスクによる具体的な影響額の算定は、現時点では困難であります。 (環境規制)当社グループは、大気汚染、水質汚濁、廃棄物処理、有害物質の排除、土壌・地下水汚染等に関する日本及び諸外国の環境に関する規制を受けており、それらを遵守するために必要な経営資源を投入しております。また気候変動をはじめとした地球環境問題は、その課題の解決に貢献できれば好影響を及ぼす可能性がある一方、対応を誤れば将来にわたり当社グループの業績に悪影響を及ぼす可能性もあります。当社グループは、製品の生産工程において、温室効果ガス、産業廃棄物、環境負荷物質等の発生を極力抑えるよう設計・製造の各段階で対策を講じておりますが、これらの対策により、現在及び過去の生産活動に関わる環境への影響を完全に排除することは困難であり、規制や市場の要求が厳格化した場合や、当社グループの活動に起因して環境への悪影響が発生したと判明した場合には、必要な対策を講じるために費用負担が増加することが見込まれます。特にカーボンニュートラルへの対応が不十分と評価された場合には取引の継続にも関わる可能性があり、これらの事態が、当社グループの財政状態及び経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 (法的手続・訴訟紛争)当社グループは、事業運営に関連して各国の法令の適用を受けており、これらを遵守しつつ企業価値の向上に努めることを責務と考えております。また、事業遂行の過程で関わる顧客をはじめとする第三者との間では、公正で相互利益を基礎とした関係の構築を重視しております。当社グループでは、このような企業としてのあり方の実践のため、法令違反を未然に防止するための仕組みづくり、定期的な社内点検や役職員に対する教育等を継続して実施しております。しかしながら、これらの取組みをもってしても、当社グループの事業活動に伴い、各国各種の法令等への違反や利害の対立に起因する訴訟紛争が発生する可能性を、完全に排除することはできません。既存又は将来の法令違反に対する処分及び訴訟紛争により、制裁金等又は損害賠償責任等を負担するに至った場合の支出、さらには法令等に違反したことによる社会的信用の低下に起因する様々な結果は、当社グループの財政状態及び経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 (安全保障・貿易管理)当社グループの工作機械をはじめとする製品は、多くの国と地域での輸出関連法規により規制される貨物に該当しており、これらの法規制への適切な対応が不可欠となっております。近年、米中対立の激化や経済安全保障政策の強化、半導体・先端技術の輸出管理強化等、各国で規制動向が一層複雑化・厳格化しております。当社グループは、法令遵守の徹底を最優先とし、社内外の専門リソースを活用して最新の規制動向を継続的にモニタリングし、グループ内での情報共有・教育を強化しております。また、輸出管理体制の見直しや、リスクアセスメントの実施、取引先への適切な指導・協力体制の構築等、コンプライアンス強化に努めております。しかしながら、国際情勢の急激な変化や、各国政府による予期し得ない規制強化・新規制の導入、または特定国・地域への輸出制限措置等が発生した場合、当社グループの事業活動やサプライチェーンに影響が及ぶ可能性があります。これにより一部製品の輸出停止や納期遅延、受注減少等が発生し、当社グループの財政状態及び経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。
事業方針・経営環境 FY2025 / 約2,997字
1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。(1) 経営方針当社グループは、培った技術で社会課題の解決に貢献することを企業としての存在意義と考え、「技術をつなぎ地球と働くすべての人を笑顔にする」ことを企業経営と事業運営の軸としております。これに基づき、持てるモノづくり技術によって人とモノの自由な移動を可能にするソリューションプロバイダーとなることを2030年までの目指す姿として掲げ、一人ひとりが目標実現のために協力し合い、新たな価値を共創することを目指しております。 これからもMVV(Mission, Vision, Value)を企業経営の軸とし、モノづくりとモノづくり設備で培ってきた強みを結集して、グループの総力を最大限発揮する「全員参加」により、社会に最適なソリューションを提供し続けてまいります。 (2) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標当社グループは、効率性と収益性を重視した経営を実現するため、ROE、PBR、事業利益率を経営上の目標の達成状況を判断するための重要指標と位置づけております。また、経営状況を把握する指標として、売上収益、事業利益、損益分岐点売上比率、棚卸資産回転数、NET DEレシオ、ROA、ROIC等の実績を用いております。 (3) 長期的な会社の経営戦略社会を取り巻く環境は、温暖化等に代表される環境問題やエネルギー資源の枯渇、新興国の経済発展・人口増加に伴う水・食料の不足、先進国での高齢化等、様々な課題が顕在化しております。各産業分野で社会の持続的な成長に向けてテクノロジーにより社会的課題の解決が図られている中で、当社グループの売上収益の約8割を占める自動車産業においても、100年に一度の大変革期と言われているとおり、自動運転や電動化等CASEに代表される技術革新が急速に進んでおります。環境規制は更に強化され、カーボンニュートラルに向けた再生エネルギーの活用や水素社会の実現に向けた取組みも着実に進んでおります。これらの取り巻く環境の変化に対応し、社会課題の解決を通して企業を成長させるため、2024年に第二期中期経営計画をスタートさせるとともに、2030年の目指す姿として「JTEKT Group 2030 Vision」を策定いたしました。 <中期経営計画>2021年から2030年までの10か年を、3年、3年、4年の三期に分け、第二期中期経営計画期間に当たる2024~2026年度は、「既存事業の成長と新規事業の育成」をテーマに各施策を進めております。既存製品の高付加価値化により成長への原資を生み出し、その原資をもとに新領域へチャレンジするという両輪で、企業価値向上を実現いたします。そのための重点施策と位置付けた「ソリューションの創出力強化」、「競争力の強化」、「グローバル体制の再構築」により、成長への足場固めを図ります。加えて、経営基盤を強化するために、「人と現場中心の経営」、「カーボンニュートラルの推進」、「キャッシュアロケーション・株主還元」にも注力してまいります。当社は、2030年に目指す姿を実現するためのメインドライバーは「ソリューションプロバイダーへの変革」であると捉えております。ソリューションを創出できる仕組みづくりを着実に進め、グループ全体が持つ技術や社員一人ひとりの強みを掛け合わせたジェイテクトならではのソリューションで社会に貢献してまいります。 (4) 経営環境当連結会計年度の世界経済には底堅い成長が認められましたが、当社の事業領域においては、自動車生産台数の伸び悩みや農建機を中心とした産機市場の冷え込み等、次第に不透明感が強まってまいりました。地域別には、特に欧州や中国で想定以上に景気停滞が深刻化し、成長を下押しする要因となりました。 (5) 優先的に対処すべき課題当社は、中長期的な目標であるJTEKT Group 2030 Visionで「モノづくりとモノづくり設備でモビリティ社会の未来を創るソリューションプロバイダー」を目指すことを掲げました。自動車部品や軸受のモノづくり技術と、工作機械というモノづくり設備に強みをもつ当社だからこそ実現できる、画期的なソリューションで社会に貢献していきたいと考えております。そのためには、コア技術やコンピタンスを掛け合わせることで、既存製品の付加価値を高めていくとともに、新たな領域へチャレンジし成長事業へと育てていくことが不可欠となります。その先進的な事例として、主力製品の電動パワーステアリングの補助電源装置として開発された高耐熱リチウムイオンキャパシタ「Libuddy®」が、当社の持つ様々なコンピタンスと掛け合わさり、多方面へ新たなソリューションを提供しつつあります。例えば、電動パワーステアリングで培ったモーター制御技術や安全設計技術等のコンピタンスとLibuddy®を融合させ、ドローンの姿勢制御システムの開発に着手しております。更なる開発・検証を重ね、次世代のモビリティであるドローンの性能向上への貢献を目指します。このように当社がこれまで積み重ねてきた多岐にわたる技術や強みを活用し、積極的に新領域開拓に挑んでまいります。人やモノが自由に移動できるモビリティ社会のなかで、当社が存在価値を発揮していくためには、これまでの受動型のビジネスからソリューション型ビジネスに大きく転換しなければなりません。その第一歩として、コアコンピタンスプラットフォーム(以下「ココプラ」)と呼ばれる、グループのコア技術やスキルを持つ人財を集約したプラットフォームの構築に注力しております。また、新たに設置したソリューション共創センター(以下「ソリセン」)では、お客様や社内が抱える課題を受け付け、ココプラをつなぎ合わせた最適なソリューションの創出を目指します。まずはココプラやソリセンの活用事例を社内で蓄積し、ソリューション型ビジネスの土台を築いてまいります。この仕組みをブラッシュアップしていくことで、全てのビジネスをソリューション型へと転換させ、ソリューションプロバイダーへと変革してまいります。加えて、ソリューションプロバイダーへの飛躍を支える経営基盤の強化のため、不要なコストや固定費の徹底的な削減、構造改革や業務の見直し・効率化にも覚悟を持って取り組んでまいります。特に足元では北米において、Covid19蔓延以降の熟練技能者の離職増加や人員不足の顕在化による生産性悪化や不要なコスト増加が課題となっております。生産体制の正常化、コストの最小化のため、タスクフォースチームを現地に派遣して収益性改善に努めております。北米地域に限らず会社全体で不要なコストを極小化させ、健全に収益を生み出すことができる体制を固めてまいります。また、「安全第一・品質第二」を旨とする当社は、「Yes for All, by All! ~みんなのためにみんなでやろう~」という価値観のもと、安全の確保や不正を起こさない職場風土の醸成といったガバナンスの強化を一層推し進め、社会から信頼される会社であり続けるよう、絶え間ない改善を続けてまいります。
経営者による分析 FY2025 / 約7,576字
4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (経営成績等の状況の概要)(1) 財政状態及び経営成績の状況当連結会計年度の世界経済には底堅い成長が認められましたが、当社の事業領域においては、日本での自動車生産台数の伸び悩みや、欧州や中国の景気停滞継続等、次第に不透明感が強まってまいりました。外部環境の厳しさが増すなかではありましたが、2030年までに目指す姿として掲げた「JTEKT Group 2030 Vision」を指針として、「ソリューションプロバイダーへの変革」を実現するための体制づくりに注力いたしました。2030年に向け、既存製品の高付加価値化により成長への原資を生み出し、その原資をもとに新領域へチャレンジするという両輪で、ソリューションプロバイダーへの飛躍を目指します。 当社は、第二期中期経営計画(2024〜2026年度)に基づき、当連結会計年度はその初年度として、本計画に沿った戦略を着実に実行してまいりました。特に、重点施策として位置づけた「ソリューションの創出力強化」、「競争力の強化」、「グローバル体制の再構築」により、成長への足場固めを図りました。加えて、経営基盤を強化するために、「人と現場中心の経営」、「カーボンニュートラルの推進」、戦略的な「キャッシュアロケーション・株主還元」にも注力いたしました。 「ソリューションの創出力強化」につきましては、2025年1月にソリューション共創センター(ソリセン)を開設いたしました。全社を挙げてジェイテクトグループの持つ技術や知見(コアコンピタンス)をプラットフォーム化し、ソリセンは、それらをつなぎながら、社内外から寄せられた課題をともに解決へと導く役割を担います。ソリセンには、すでに100件を超える相談が集まり、中にはお客様満足度向上につながったソリューション創出事例も出始め、着実に成果が現れております。ソリセンの仕組みを活用し、社会や社内の課題解決策の創出を積み重ねることにより、会社全体でソリューションプロバイダーへの変革を実現してまいります。「競争力の強化」の取組みとして、「自動車事業」においては、お客様のニーズに応えるために「軽量・コンパクト」をコンセプトにしたC-EPSの開発、「良質廉価」なモノづくりをコンセプトにした第2世代のRP-EPSの開発を実施してまいりました。また、将来のビジネスを見据えて、我々のコア技術をベースとしたステアバイワイヤ(自動運転に親和性の高い新ステアリングシステム)の開発に注力しているほか、Pairdriver®(人とシステムがシームレスに調和した自動運転を実現するシステム)をさらに進化させるため、高付加価値化に努めております。「産機・軸受事業」では、デジタルを活用した開発リードタイムの短縮等、競争優位性の確立に努めてまいりました。軸受設計プロセスにおいては、設計データの管理一元化や、設計者による計算等の作業を自動化するシステムの開発・導入により、設計検討時間を従来比1/4に短縮することを実現いたしました。「工作機械・システム事業」では、幅広い顧客ニーズにお応えするための研削盤大型モデル、BEV用電池の進化を支える設備の開発を進めました。また、労働力不足や環境対応等の課題解決に貢献するために、自動化・工程集約のご提案や保全業務を効率化するデジタルサービスも強化しております。「アフターマーケット事業」では、海外新興市場の開拓やお客様の新たなニーズにお応えする商品の開発に注力いたしました。気候変動等により多発する水害の未然防止に貢献するために、耐環境性に優れ、海水域や寒冷地等の悪環境下でも長寿命を実現した水位計「STD series」を発表しております。また、当社はこれら事業を支えるデジタル基盤強化のため、全社を挙げてITリテラシーの向上や、生産現場でのAI導入・自動化による生産性改善等、デジタルモノづくり改革を推進しております。「デジタル祭り」と銘打った全社活動では、ITデジタルツールを整備するとともに、デジタル活用事例を共有できるサイトの公開やイベントを実施いたしました。これらの活動を通じ、各人が業務内で自発的にデジタル化を進める機運が高まりました。また、生産現場においても、検査工程等においてプログラミング不要で容易に使用できるAI活用プラットフォームを内製する等、着実にデジタルモノづくり改革を進めております。「グローバル体制の再構築」としては主要地域ごとに戦略を明確化し、グローバルでの企業価値最大化に向けた取組みを実行してまいりました。成長市場と位置付けているインドにつきましては、2024年10月に新工場の設立を決定いたしました。一方、市場低迷が続き収益体質改善が急務である欧州では、構造改革を加速させました。拠点ごとに生産体制の在り方を精査し、油圧ポンプ製造拠点及びニードルローラーベアリング事業の売却を実行しております。欧州では、今後もう一段の構造改革を実行し、早期黒字化を目指してまいります。 人的資本戦略としては「人と現場中心の経営」を掲げ、「チャレンジが人を育て、人が新たなソリューションを生み出す」という考えのもとチャレンジできる風土の醸成を進めてまいりました。また、従業員エンゲージメントの向上がソリューションプロバイダーへの変革の重要ファクターと位置付け、「おもいやりコミュニケーション研修」や「おたがいを尊重しよう月間」等の新たな試みを実施いたしました。環境に配慮した取組みとしては、「カーボンニュートラルの推進」の一環として刈谷工場内にCNラボを開設いたしました。CNラボは、太陽光発電により水素を生成し、貯めることができるモデルプラントであります。当社では、2035年にグローバルでカーボンニュートラル達成を目指しており、その実現に向けた当社グループの2030年度の温室効果ガス排出削減目標(2021年度比)は、SBT※認定を取得しております。このような気候変動への取組みは、国際環境非営利団体CDPによる最新の気候変動分野の評価で最上位のAを獲得する等、外部からも高く評価されております。また、サーキュラーエコノミーの実現にも一層注力し、資源の再利用や廃棄物の削減等の取組みを進めてまいります。「キャッシュアロケーション・株主還元」につきましては、第二期中期経営計画期間中に1,000億円の株主還元を計画し、着実に施策を実行してまいりました。配当につきましては、安定的な配当を継続する姿勢を明確にするべく還元方針をDOE(親会社所有者帰属持分配当率)2-3%目安に改定し、増配いたしました。加えて、当社としては初の自己株式取得として280億円超の買付けを実施いたしました。今後も企業価値を高めるとともに株主のみなさまへの還元の充実を図ってまいります。また、政策保有株式につきましてもゼロ化に向けて縮減を着実に進めております。それにより創出された資金は、持続的な成長実現のため人財や研究開発等に積極投資する等、資本効率の最適化に努めてまいります。 ※SBT:パリ協定が求める水準と整合した、企業が設定する温室効果ガス排出削減目標 当連結会計年度の連結業績につきましては、次のとおりであります。前連結会計年度に比べ、売上収益は71億7百万円(0.4%)減収の1兆8,843億97百万円、事業利益は79億60百万円(10.9%)減益の649億38百万円、親会社の所有者に帰属する当期利益は265億44百万円(65.9%)減益の137億13百万円となりました。なお、売上収益事業利益率は3.4%と前連結会計年度より0.4ポイント低下しております。 セグメントの業績につきましては、次のとおりであります。「自動車」におきましては、為替影響はあるものの、欧州や中国での減収が大きく、売上収益は前連結会計年度に比べ112億87百万円(0.8%)減収の1兆3,331億50百万円となりました。事業利益は、為替影響や原価改善の効果はあるものの、減収や北米における生産性悪化の影響等により、66億95百万円(14.9%)減益の383億44百万円となりました。「産機・軸受」におきましては、為替影響はあるものの、日本や欧州での減収が大きく、売上収益は前連結会計年度に比べ58億8百万円(1.6%)減収の3,522億68百万円となりました。事業利益は、為替影響や原価改善の効果はあるものの、減収の影響が大きく、40億36百万円(31.8%)減益の86億49百万円となりました。「工作機械」におきましては、為替影響もあり北米や中国を中心に増収となり、前連結会計年度に比べ売上収益は99億89百万円(5.3%)増収の1,989億78百万円となり、事業利益は、為替影響や原価改善の効果等により、26億74百万円(18.1%)増益の174億10百万円となりました。 財政状態につきましては、次のとおりであります。当連結会計年度末における資産は、現金及び現金同等物や棚卸資産の減少等により、1兆5,653億91百万円と前連結会計年度末に比べ631億22百万円の減少となりました。負債につきましては、繰延税金負債や退職給付に係る負債の減少等により、7,879億22百万円と前連結会計年度末に比べ178億21百万円の減少となりました。また、資本につきましては、配当や自己株式の消却による利益剰余金の減少等により、7,774億69百万円と前連結会計年度末に比べ453億1百万円の減少となりました。なお、1株当たり親会社所有者帰属持分は前連結会計年度の2,300円32銭から2,340円55銭に増加いたしました。また、社債及び借入金につきましては、2,404億75百万円と前連結会計年度末に比べて14億72百万円減少しました。当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、「3 事業等のリスク」に記載のとおりであります。「1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」の「(3) 長期的な会社の経営戦略」や「(5) 優先的に対処すべき課題」に記載しております様々な取組みにより、第二期中期経営計画の目標達成につなげてまいります。 (2) キャッシュ・フローの状況連結キャッシュ・フローにつきましては、次のとおりであります。営業活動によるキャッシュ・フローは、税引前利益の計上等により、当連結会計年度は802億38百万円の資金の増加となりました。(前連結会計年度は1,544億61百万円の資金の増加)投資活動によるキャッシュ・フローは、投資有価証券の売却による収入があったものの、有形固定資産の取得による支出等により、当連結会計年度は759億36百万円の資金の減少となりました。(前連結会計年度は713億52百万円の資金の減少)財務活動によるキャッシュ・フローは、借入金の返済や自己株式の取得、配当金の支払等により、当連結会計年度は520億76百万円の資金の減少となりました。(前連結会計年度は472億24百万円の資金の減少)これらに換算差額を減算した結果、当連結会計年度末における現金及び現金同等物は1,190億60百万円となりました。  (生産、受注及び販売の実績) (1) 生産実績 セグメントの名称当連結会計年度(自 2024年4月1日至 2025年3月31日)生産高(百万円)前年同期比(%)自動車1,091,40995.0産機・軸受346,216103.6工作機械97,506110.5合計1,535,13297.7 (注) 1 金額は平均販売価格によっております。2 上記の金額には、外注加工費及び購入部品費が含まれております。 (2) 受注実績当社グループの販売高の大部分を占める、自動車業界向け部品については、納入先から提示される生産計画を基に、当社グループの生産能力等を勘案して生産を行っております。なお、工作機械の受注実績は以下のとおりであります。 セグメントの名称当連結会計年度(自 2024年4月1日至 2025年3月31日)受注高(百万円)前年同期比(%)受注残高(百万円)前年同期比(%)工作機械117,025119.460,144104.2 (3) 販売実績 セグメントの名称当連結会計年度(自 2024年4月1日至 2025年3月31日)販売高(百万円)前年同期比(%)自動車1,333,15099.2産機・軸受352,26898.4工作機械198,978105.3合計1,884,39799.6 (注) 主要な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は以下のとおりであります。 相手先前連結会計年度(自 2023年4月1日至 2024年3月31日)当連結会計年度(自 2024年4月1日至 2025年3月31日)販売高(百万円)割合(%)販売高(百万円)割合(%)トヨタ自動車㈱369,22419.5382,12420.3 (経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容)文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。(1) 重要性がある会計方針及び見積り当社グループの連結財務諸表は、「連結財務諸表の用語、様式及び作成方法に関する規則」第312条の規定によりIFRSに準拠して作成しております。この連結財務諸表の作成にあたって、必要と思われる見積りは、合理的な基準に基づいて実施しております。なお、当社グループの連結財務諸表で採用する重要性がある会計方針及び、将来に関する仮定及び報告期間末における見積りの不確実性の要因となる事項は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等(1)連結財務諸表 連結財務諸表注記」の「2.作成の基礎 (4)重要な会計上の判断、見積り及び仮定」及び「3.重要性がある会計方針」に記載しております。 (2) 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容① 売上収益当連結会計年度の売上収益は、前連結会計年度に比べ71億7百万円(0.4%)減収の1兆8,843億97百万円となりました。セグメント別に見ると次のとおりであります。「自動車」は前連結会計年度に比べ112億87百万円(0.8%)減収の1兆3,331億50百万円となりました。地域別の主な内訳は、日本5,121億33百万円(62億50百万円、1.2%の増収)、アジア・オセアニア3,296億38百万円(136億28百万円、4.0%の減収)、北米2,945億13百万円(153億67百万円、5.5%の増収)であります。「産機・軸受」は前連結会計年度に比べ58億8百万円(1.6%)減収の3,522億68百万円となりました。地域別の主な内訳は、日本1,495億78百万円(31億94百万円、2.1%の減収)、北米913億1百万円(11億81百万円、1.3%の減収)、アジア・オセアニア568億58百万円(25億28百万円、4.7%の増収)であります。「工作機械」は前連結会計年度に比べ99億89百万円(5.3%)増収の1,989億78百万円となりました。地域別の主な内訳は、北米995億64百万円(46億77百万円、4.9%の増収)、日本773億40百万円(2億76百万円、0.4%の増収)、アジア・オセアニア206億80百万円(51億8百万円、32.8%の増収)であります。 ② 事業利益当連結会計年度の事業利益は、前連結会計年度に比べ79億60百万円(10.9%)減益の649億38百万円となりました。セグメント別に見ると次のとおりであります。「自動車」は、為替影響や原価改善の効果はあるものの、減収や北米における生産性悪化の影響等により、前連結会計年度に比べ66億95百万円(14.9%)減益の383億44百万円となりました。「産機・軸受」は、為替影響や原価改善の効果はあるものの、減収の影響が大きく、前連結会計年度に比べ40億36百万円(31.8%)減益の86億49百万円となりました。「工作機械」は、為替影響や原価改善の効果等により、前連結会計年度に比べ26億74百万円(18.1%)増益の174億10百万円となりました。 ③ その他の収益・その他の費用その他の収益は、受取保険料等が増加しましたが、前連結会計年度に製品保証引当金戻入を計上していたこと等により、前連結会計年度に比べ34億41百万円(30.1%)減少の79億96百万円となりました。その他の費用は、事業構造改善費用の増加等により、前連結会計年度に比べ123億42百万円(55.7%)増加の344億82百万円となりました。 ④ 金融収益・金融費用主に為替影響により、金融収益は、前連結会計年度に比べ106億91百万円(55.6%)減少の85億47百万円となり、金融費用は、前連結会計年度に比べ73億84百万円(75.7%)増加の171億39百万円となりました。 ⑤ 親会社の所有者に帰属する当期利益上記の要因等により、親会社の所有者に帰属する当期利益は、前連結会計年度に比べ265億44百万円(65.9%)減益の137億13百万円となりました。 当社グループは、2030年の目指す姿を達成するための第二期中期経営計画期間の目標を以下のとおりとしております。 第二期中期経営計画(期間:2024~2026年度)の目標及び実績 実績(2024年度)目標(2026年度)ROE1.8%7-8%PBR0.48倍1倍事業利益率3.4%5-6% なお、これらの目標につきましては、達成を保証するものではありません。 (3) 資本の財源及び資金の流動性に係る情報当社グループの資本の財源及び資金の流動性につきましては、次のとおりであります。当社グループの資金需要の主なものは、設備投資、投融資、研究開発費等の長期資金需要と、当社製品製造のための材料及び部品購入等の運転資金需要であります。当社グループは、事業活動のための適切な資金確保、適切な流動性の維持及び健全な財政状態の維持を財務方針としております。 現金及び現金同等物等の流動性資産に加え、営業活動によるキャッシュ・フロー、市場あるいは金融機関からの資金調達を通じ、現行事業の推進と事業拡大に必要となる資金を確保できる状況と考えております。 また、グループ各社に偏在する余剰資金の相互融通を図る等、資金効率の向上に努めております。
役員の状況 FY2025 / 約6,889字
(2) 【役員の状況】① 役員一覧(a) 2025年6月23日(有価証券報告書提出日)現在の当社の役員の状況は、以下のとおりであります。男性8名 女性2名 (役員のうち女性の比率20.0%)役職名氏名生年月日略歴任期所有株式数(千株)(代表取締役)取締役社長近 藤 禎 人1963年 1月23日2016年 1月トヨタ自動車株式会社常務理事2024年 1月当社顧問2024年 6月当社取締役社長(現任)注411(代表取締役)取締役経営役員研究開発本部長松 本   巧1961年 4月 9日2010年 8月トヨタ自動車株式会社BR-EVシステム開発室長(部長級)2015年 4月当社執行役員2015年10月当社常務執行役員2016年 6月当社常務取締役2021年 1月当社取締役経営役員(現任)注438(代表取締役)取締役経営役員営業本部長調達本部長山 中 浩 一1964年 3月13日1986年 4月光洋自動機株式会社(現 当社)入社2010年 1月当社ステアリング事業本部調達部長2014年 4月当社執行役員2017年 4月当社常務執行役員2020年 4月当社常務役員2021年 4月当社経営役員2022年 6月当社取締役経営役員(現任)注424取締役熊 倉 和 生1962年 1月21日1985年 4月トヨタ自動車株式会社入社2016年 6月株式会社豊田自動織機常務役員2019年 6月同社執行職2020年 4月トヨタ自動車株式会社調達本部副本部長2020年 7月同社調達本部本部長(現任)2023年 6月株式会社豊田自動織機取締役(現任)2023年 6月当社取締役(現任)注4-取締役池 田 育 嗣1956年11月 7日2003年 3月住友ゴム工業株式会社執行役員2011年 3月同社代表取締役社長2019年 3月同社代表取締役会長2024年 3月同社特別顧問(現任)2024年 6月当社取締役(現任)注42取締役櫻 井 由 美 子1969年 3月 1日2000年 1月櫻井由美子公認会計士事務所代表(現任)2019年 6月当社監査役2024年 6月当社取締役(現任)注45常勤監査役佐 野 眞 琴1957年 8月17日2007年 1月トヨタ自動車株式会社田原工場工務部長2014年 3月当社理事2014年 4月当社執行役員2015年 4月当社常務執行役員2018年 6月当社常務取締役2020年 6月当社専務取締役2021年 6月当社経営役員2022年 4月当社アドバイザー2022年 6月当社常勤監査役(現任)注524常勤監査役辻 田 浩 一1967年10月 9日1990年 4月当社入社2015年 1月当社経営企画部長2022年 7月当社監査部長2023年 6月当社監査役(現任)注64監査役松 井   靖1964年 7月 3日2019年 4月株式会社デンソー経営役員2021年 6月同社取締役・経営役員2022年 6月当社監査役(現任)2023年 6月株式会社デンソー代表取締役副社長(現任)注5-監査役宮 川 明 子1955年10月18日2018年 8月宮川明子公認会計士事務所代表(現任)2019年 6月野村不動産ホールディングス株式会社社外取締役(監査等委員)(現任)2024年 6月当社監査役(現任)注71計111 (注) 1 取締役 熊倉和生、取締役 池田育嗣及び取締役 櫻井由美子は社外取締役であります。2 監査役 松井靖及び監査役 宮川明子は社外監査役であります。3 取締役 池田育嗣、取締役 櫻井由美子及び監査役 宮川明子は、株式会社東京証券取引所等の定めに基づく独立役員であります。4 任期は、2024年3月期に係る定時株主総会終結の時から1年以内に終了する事業年度のうち最終のものに関する定時株主総会終結の時までであります。5 任期は、2022年3月期に係る定時株主総会終結の時から4年以内に終了する事業年度のうち最終のものに関する定時株主総会終結の時までであります。6 任期は、2023年3月期に係る定時株主総会終結の時から4年以内に終了する事業年度のうち最終のものに関する定時株主総会終結の時までであります。7 任期は、2024年3月期に係る定時株主総会終結の時から4年以内に終了する事業年度のうち最終のものに関する定時株主総会終結の時までであります。8 当社は、法令に定める監査役の員数を欠くことになる場合に備え、補欠監査役1名を選任しております。補欠の監査役の略歴は以下のとおりであります。氏名生年月日略歴所有株式数(千株)由布 節子1952年3月28日1981年4月弁護士登録(第二東京弁護士会)(現)足立・ヘンダーソン・宮武・藤田法律事務所入所1986年9月ルフ・クライス・ベルベーケ法律事務所(現 エー・アンド・オー・シャーマン法律事務所ブリュッセル・オフィス)入所2002年1月渥美・臼井法律事務所(現 渥美坂井法律事務所・外国法共同事業)パートナー(現任)2020年6月パナソニック株式会社(現 パナソニックホールディングス株式会社)社外監査役(現任)- (b) 当社は、2025年6月25日開催予定の定時株主総会の議案(決議事項)として、「取締役6名選任の件」及び「補欠監査役1名選任の件」を提案しており、当該議案が承認可決されますと、当社の役員の状況は以下のとおりとなる予定であります。なお役員の役職等につきましては、当該定時株主総会の直後に開催が予定される取締役会の決議事項の内容(役職等)を含めて記載しております。男性8名 女性2名 (役員のうち女性の比率20.0%)役職名氏名生年月日略歴任期所有株式数(千株)(代表取締役)取締役社長近 藤 禎 人1963年 1月23日2016年 1月トヨタ自動車株式会社常務理事2024年 1月当社顧問2024年 6月当社取締役社長(現任)注411(代表取締役)取締役 山 中 浩 一1964年 3月13日1986年 4月光洋自動機株式会社(現 当社)入社2010年 1月当社ステアリング事業本部調達部長2014年 4月当社執行役員2017年 4月当社常務執行役員2020年 4月当社常務役員2021年 4月当社経営役員2022年 6月当社取締役経営役員2025年 6月当社取締役(現任)注424(代表取締役)取締役経営役員生産本部長新 家 俊 明1964年12月13日1985年 4月光洋自動機株式会社(現 当社)入社2008年 1月当社自動車部品事業本部奈良工場品質管理部長2017年 4月当社執行役員(北米事業統括)2020年 6月豊精密工業株式会社(現 株式会社ジェイテクトギヤシステム)取締役社長2022年 4月当社経営役員2025年 6月当社取締役経営役員(現任)注46取締役池 田 育 嗣1956年11月 7日2003年 3月住友ゴム工業株式会社執行役員2011年 3月同社代表取締役社長2019年 3月同社代表取締役会長2024年 3月同社特別顧問(現任)2024年 6月当社取締役(現任)注42取締役櫻 井 由 美 子1969年 3月 1日2000年 1月櫻井由美子公認会計士事務所代表(現任)2019年 6月当社監査役2024年 6月当社取締役(現任)注45取締役中 西 勇 太1970年 3月 9日2022年 4月トヨタ自動車株式会社事業開発本部長兼新事業企画部長(現任)2024年 6月東邦瓦斯株式会社社外取締役(現任)2025年 6月当社取締役(現任)注4-常勤監査役佐 野 眞 琴1957年 8月17日2007年 1月トヨタ自動車株式会社田原工場工務部長2014年 3月当社理事2014年 4月当社執行役員2015年 4月当社常務執行役員2018年 6月当社常務取締役2020年 6月当社専務取締役2021年 6月当社経営役員2022年 4月当社アドバイザー2022年 6月当社常勤監査役(現任)注524常勤監査役辻 田 浩 一1967年10月 9日1990年 4月当社入社2015年 4月当社経営企画部長2022年 7月当社監査部長2023年 6月当社監査役(現任)注64監査役松 井   靖1964年 7月 3日2019年 4月株式会社デンソー経営役員2021年 6月同社取締役・経営役員2022年 6月当社監査役(現任)2023年 6月株式会社デンソー代表取締役副社長(現任)注5-監査役宮 川 明 子1955年10月18日2018年 8月宮川明子公認会計士事務所代表(現任)2019年 6月野村不動産ホールディングス株式会社社外取締役(監査等委員)(現任)2024年 6月当社監査役(現任)注71計79 (注) 1 取締役 池田育嗣及び取締役 櫻井由美子は社外取締役であります。2 監査役 松井靖及び監査役 宮川明子は社外監査役であります。3 取締役 池田育嗣、取締役 櫻井由美子及び監査役 宮川明子は、株式会社東京証券取引所等の定めに基づく独立役員であります。4 任期は、2025年3月期に係る定時株主総会終結の時から1年以内に終了する事業年度のうち最終のものに関する定時株主総会終結の時までであります。5 任期は、2022年3月期に係る定時株主総会終結の時から4年以内に終了する事業年度のうち最終のものに関する定時株主総会終結の時までであります。6 任期は、2023年3月期に係る定時株主総会終結の時から4年以内に終了する事業年度のうち最終のものに関する定時株主総会終結の時までであります。7 任期は、2024年3月期に係る定時株主総会終結の時から4年以内に終了する事業年度のうち最終のものに関する定時株主総会終結の時までであります。8 当社は、法令に定める監査役の員数を欠くことになる場合に備え、補欠監査役1名を選任しております。補欠の監査役の略歴は以下のとおりであります。氏名生年月日略歴所有株式数(千株)由布 節子1952年3月28日1981年4月弁護士登録(第二東京弁護士会)(現)足立・ヘンダーソン・宮武・藤田法律事務所入所1986年9月ルフ・クライス・ベルベーケ法律事務所(現 エー・アンド・オー・シャーマン法律事務所ブリュッセル・オフィス)入所2002年1月渥美・臼井法律事務所(現 渥美坂井法律事務所・外国法共同事業)パートナー(現任)2020年6月パナソニック株式会社(現 パナソニックホールディングス株式会社)社外監査役(現任)- ② 社外役員の状況当社の社外取締役は3名、社外監査役は2名であります。社外取締役 熊倉和生は、当社の主要株主及び主要取引先であるトヨタ自動車株式会社の調達本部 本部長であります。同社は当社の発行済株式総数の24.3%(当事業年度末日現在)を所有しており、当社との間で製品・部品の売買取引を行っておりますが、当社と本人との間に人的関係、資本的関係又は取引関係その他の利害関係はありません。また、株式会社豊田自動織機の取締役を兼務しており、同社は当社の発行済株式総数1.2%(当事業年度末日現在)を所有しており、当社との間で製品・部品の売買取引を行っておりますが、当社と本人との間に人的関係、資本的関係又は取引関係その他の利害関係はありません。当社は同氏が経営者として、モノづくりに携わってきた豊富な経験と高い見識を活かし、当社の持続的な企業価値向上に向けた経営の監督を行って頂くため、社外取締役に選任いたしました。社外取締役 池田育嗣は、住友ゴム工業株式会社の特別顧問であります。同社は当社との間で製品・部品の売買取引を行っておりますが、当社と本人との間に人的関係、資本的関係又は取引関係その他の利害関係はありません。また、グローリー株式会社の社外取締役を兼務しておりますが、同社と当社との間には特別な関係はありません。同氏は当社に対し独立性を有しており、経営者として、モノづくりに携わってきた豊富な経験と高い見識を活かし、当社の持続的な企業価値向上に向けた経営の監督を行って頂くため、社外取締役に選任いたしました。社外取締役 櫻井由美子は、監査法人伊東会計事務所において、1996年4月に公認会計士登録、1999年12月に退職した後は2000年1月より櫻井由美子公認会計士事務所代表を務めております。また、2019年6月より当社社外監査役でありました。当社株式を保有しておりますが、その他当社と本人との間に人的関係、資本的関係又は取引関係その他の利害関係はありません。また、ダイコク電機株式会社の社外取締役及びフタバ産業株式会社の社外監査役を兼務しておりますが、同社と当社との間には特別な関係はありません。同氏は当社に対し独立性を有しており、公認会計士として培われた財務及び会計に関する幅広い知見と社外役員としての会社経営に携わってきた豊富な経験と高い見識を活かし、当社の持続的な企業価値向上に向けた経営の監督を行って頂くため、社外取締役に選任いたしました。 社外監査役 松井靖は、株式会社デンソーの代表取締役副社長であります。同社は当社との間で製品・部品の売買取引を行っておりますが、当社と本人との間に人的関係、資本的関係又は取引関係その他の利害関係はありません。当社は同氏の機能部門・事業部門での幅広い経験及び経営者としての豊富な経験と高い見識を当社の監査に反映して頂くため、社外監査役に選任いたしました。社外監査役 宮川明子は、丸の内会計事務所(現 有限責任監査法人トーマツ)に入社し、1998年5月に公認会計士登録、2018年5月に退職した後は2018年8月より宮川明子公認会計士事務所代表を務めております。当社株式を保有しておりますが、その他当社と本人との間に人的関係、資本的関係又は取引関係その他の利害関係はありません。また、野村不動産ホールディングス株式会社の社外取締役(監査等委員)及びアサヒグループホールディングス株式会社の社外取締役を兼務しておりますが、同社と当社との間には特別な関係はありません。同氏は当社に対し独立性を有しており、公認会計士として培われた財務及び会計に関する幅広い知見を当社の監査に反映して頂くため、社外監査役に選任いたしました。社外取締役の選任にあたっては、当社独自の判断基準を定め、適用するとともに、社外監査役についても、代表取締役及び取締役会に対し中立の立場から客観的で忌憚のない監査意見を表明することができる人物を選任しております。池田育嗣、櫻井由美子及び宮川明子は、一般株主との利益相反が生じるおそれがないと判断し、株式会社東京証券取引所等の定めに基づき、当社の独立役員に指定しております。なお、当社が社外取締役及び社外監査役との間で締結した責任限定契約の概要は次のとおりであります。社外取締役及び社外監査役は、本契約締結後、会社法第423条第1項の責任について、その職務を行うにつき善意でありかつ重大な過失がなかったときは、会社法第425条第1項に定める額を限度として損害賠償責任を負担するものとする。また、当社は、2025年6月25日開催予定の定時株主総会の議案(決議事項)として、「取締役6名選任の件」を提案しており、当該議案が承認可決されますと、池田育嗣及び櫻井由美子は再任され、熊倉和生は任期満了により退任し、当社の社外取締役は2名となる予定であります。 ③ 社外取締役又は社外監査役による監督又は監査と内部監査、監査役監査及び会計監査との相互連携並びに内部統制部門との関係財務報告に係る内部統制についての内部監査、監査役監査及び会計監査を効率的・効果的に行うため、常勤監査役、会計監査人、監査部は、定期的に協議の場を設けて監査計画や監査実施状況等についてコミュニケーションを実施し、相互連携を図っております。またその内容は適宜、常勤監査役を通じ社外監査役に説明され、情報の共有と意見交換がなされております。これらに加え、社外監査役は監査計画、監査及びレビューの結果、金融商品取引法上の内部統制について会計監査人及び監査部から監査役会等において報告及び説明を受けるほか、監査法人の品質管理体制の監査、棚卸監査への立会等を行っております。さらに、会計監査人と経営管理・営業・事業本部の各担当役員等は、事業戦略及びリスク要因等についてのコミュニケーションを実施しております。金融商品取引法上の内部統制については、経理部を始めとする内部統制部門が、自律的に整備・運用する体制をとっております。各内部統制部門が自己点検を実施し、それを踏まえて監査部が全社レベルでの内部統制の有効性について内部監査を行い、その結果を適宜、代表取締役及び監査役、会計監査人に報告するとともに、毎年5月の取締役会へ内部統制報告書の提出について付議しております。

※ 出典: EDINET DB API より取得した有価証券報告書(2025年度)。 全文は 金融庁 EDINET でご確認ください。