NTN株式会社 6472
データ取得日: 2026-05-28 | 過去14年分の財務データを掲載
AI 業績サマリー
売上8,256億円(前年比-1.3%)と微減収を記録。営業利益230億円(営業利益率2.8%)と利益率は低い水準にとどまり、純利益マイナス238億円は海外子会社の大規模な減損損失が影響した深刻な最終赤字を計上。ROEマイナス9.6%と厳しい数値。
自己資本比率27.2%と低い水準にあり、財務健全性スコア65点とやや厳しい財務評価。営業CF456億円、FCF197億円と安定したキャッシュ創出力は確保している。EPSマイナス45円の赤字下で配当11円を維持する姿勢。減損損失の一巡と自己資本の回復強化が最優先の経営課題であり、EV向け駆動系部品の拡販が中長期の成長テーマとなる。
English version
※ EDINET DB API が生成・提供する AI要約です。投資判断は必ず一次情報(有価証券報告書・決算短信)をご確認ください。
業績推移
業績予想
| 項目 | 予想値 | 直近通期実績(2025年度) | 増減 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 8,100億円 | 8,256億円 | -1.9% |
| 営業利益 | 330億円 | 230億円 | +43.7% |
| 純利益 | 150億円 | ▲238億円 | -163.0% |
| EPS | 25.23円 | -44.90円 | -156.2% |
| 1株配当 (DPS) | 13.00円 | 11.00円 | +18.2% |
※ 業績予想は企業発表値です。期末決算と同時に発表された次期予想です。 * 印は当サイトが PBR×BPS から推定した株価をもとに独自計算した参考指標です。
財務指標(2025年度)
主要指標
収益性
成長性
| 前年比 | 3Y CAGR | 5Y CAGR | |
|---|---|---|---|
| 売上高 | -1.3% | +8.7% | +4.8% |
| 営業利益 | -18.4% | — | — |
| 純利益 | — | — | — |
| EPS | — | — | — |
安全性
派生指標 参考
* 印は当サイトが EDINET から取得した財務データをもとに独自に計算した参考指標です。 EDINETから直接取得した数値ではないため、実際の市場値や各種データソースの公表値と乖離する場合があります。 投資判断は必ず一次情報をご確認ください。
業種比較 業種: 機械 日経225内同業 17社
| 指標 | 自社 | 日経225 同業平均 (17社) |
EDINET 全体平均 (216社) |
同業平均との偏差 |
|---|---|---|---|---|
| ROE | -9.0% | 9.5% | 6.9% | -18.44pt |
| PER | — | 19.2倍 | — | — |
| PBR | — | 1.86倍 | — | — |
| 配当利回り | — | 2.87% | — | — |
| 配当性向 | — | 53.3% | — | — |
| ROA | -2.8% | 4.7% | — | -7.50pt |
| 売上総利益率 | 17.1% | 30.2% | — | -13.12pt |
| 営業利益率 | 2.8% | 10.7% | 8.6% | -7.90pt |
| 純利益率 | -2.9% | 7.4% | — | -10.24pt |
※「日経225 同業平均」は当サイトで日経225採用銘柄から自前集計した値。 「EDINET 全体平均」は EDINET DB API が返す上場企業全体(中小・赤字含む)の平均で、ROE と営業利益率のみ提供されます。 偏差はパーセンテージポイント(pt)または倍率差。
キャッシュフロー(2025年度)
| 年度 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | フリーCF | 設備投資 | 現金等残高 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2025 | 456億円 | ▲260億円 | ▲187億円 | 197億円 | 322億円 | 1,277億円 |
| 2024 | 651億円 | ▲250億円 | ▲302億円 | 401億円 | 266億円 | 1,273億円 |
| 2023 | 342億円 | ▲139億円 | ▲333億円 | 204億円 | 223億円 | 1,107億円 |
| 2022 | 90億円 | 25億円 | ▲413億円 | 115億円 | 198億円 | 1,215億円 |
| 2021 | 365億円 | ▲179億円 | 547億円 | 185億円 | 238億円 | 1,472億円 |
| 2020 | 437億円 | ▲618億円 | 74億円 | ▲181億円 | 577億円 | 712億円 |
| 2019 | 432億円 | ▲656億円 | 207億円 | ▲224億円 | 452億円 | 835億円 |
| 2018 | 618億円 | ▲484億円 | ▲75億円 | 134億円 | — | 861億円 |
| 2017 | 624億円 | ▲412億円 | ▲82億円 | 212億円 | — | 793億円 |
| 2016 | 462億円 | ▲338億円 | ▲280億円 | 125億円 | — | 673億円 |
| 2015 | 251億円 | ▲313億円 | ▲375億円 | ▲62億円 | — | 878億円 |
| 2014 | 691億円 | ▲341億円 | 66億円 | 349億円 | — | 1,297億円 |
| 2013 | 205億円 | ▲566億円 | 696億円 | ▲361億円 | — | 861億円 |
| 2012 | 171億円 | ▲528億円 | 472億円 | ▲358億円 | — | 526億円 |
※ フリーCF = 営業CF + 投資CF(投資CFは通常マイナス)。設備投資額は絶対値で表示。
損益計算書(2025年度)
| 項目 | 金額 | 売上比 |
|---|---|---|
| 売上高 | 8,256億円 | 100.0% |
| 売上原価 | 6,842億円 | 82.9% |
| 売上総利益 | 1,414億円 | 17.1% |
| 販管費 | 1,184億円 | 14.3% |
| 営業利益 | 230億円 | 2.8% |
| 経常利益 | 105億円 | 1.3% |
| 純利益 | ▲238億円 | -2.9% |
※ 会計基準: 日本基準 (JP GAAP) / 有報提出日: 2025-06-26 15:00。 売上原価・売上総利益・販管費が「—」の項目は EDINET に該当データが無いことを示します(金融・通信・IFRS企業など)。
貸借対照表(2025年度)
| 項目 | 金額 | 総資産比 |
|---|---|---|
| 資産 | ||
| 総資産 | 8,564億円 | 100.0% |
| 現金等 | 1,277億円 | 14.9% |
| その他資産 | 7,287億円 | 85.1% |
| 負債・純資産 | ||
| 総負債 | 6,077億円 | 71.0% |
| 有利子負債 | 2,820億円 | 32.9% |
| その他負債 | 3,258億円 | 38.0% |
| 純資産 | 2,487億円 | 29.0% |
| 自己資本 | 1,675億円 | 19.6% |
| うち利益剰余金 | 464億円 | 5.4% |
| 非支配株主持分等 | 812億円 | 9.5% |
※「その他資産」「その他負債」は EDINET 取得値から計算で算出(その他資産 = 総資産 − 現金等、その他負債 = 総負債 − 有利子負債)。 利益剰余金は自己資本に含まれる内訳項目です。 総資産 = 総負債 + 純資産 が成立しない場合はデータの整合性をご確認ください。
事業規模・コスト構造(2025年度)
※「1人当たり売上」「売上比%」はサイト内で計算した派生指標です。 研究開発費は製造業以外では非開示の場合があります(サービス業・金融業など)。
信用評価履歴 EDINET DB スコア(過去14年分)
※ EDINET DB API が独自の指標と業種ベンチマークから算出するスコア・ランク・コメントです。 S = 90点以上 / A = 75-89点 / B = 60-74点 / C/D = それ未満。
直近の決算短信
| 開示日時 | タイトル | 区分 | 売上高 | 前年比 | 営業利益 | 前年比 | 純利益 | 前年比 | EPS | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-05-14 16:00 | 2026年3月期決算短信〔日本基準〕(連結) | Q4 | 8,263億円 | +0.1% | 310億円 | +35.2% | 129億円 | — | 23.4 |
業績概況・今後の見通し(2026-05-14 発表分) 約28,688字
qualitative.htm
○添付資料の目次
1.経営成績等の概況 ………………………………………………………………………………………………2
(1)当期の経営成績の概況 ……………………………………………………………………………………2
(2)当期の財政状態の概況 ……………………………………………………………………………………3
(3)利益配分に関する基本方針及び当期・次期の配当 ……………………………………………………4
2.企業集団の状況 …………………………………………………………………………………………………5
3.会計基準の選択に関する基本的な考え方 ……………………………………………………………………7
4.連結財務諸表及び主な注記 ……………………………………………………………………………………8
(1)連結貸借対照表 ……………………………………………………………………………………………8
(2)連結損益計算書及び連結包括利益計算書 ………………………………………………………………10
(連結損益計算書) ……………………………………………………………………………………………10
(連結包括利益計算書) ………………………………………………………………………………………11
(3)連結株主資本等変動計算書 ………………………………………………………………………………12
(4)連結キャッシュ・フロー計算書 …………………………………………………………………………14
(5)連結財務諸表に関する注記事項 …………………………………………………………………………16
(継続企業の前提に関する注記) ………………………………………………………………………………16
(連結貸借対照表関係) …………………………………………………………………………………………16
(連結損益計算書関係) …………………………………………………………………………………………17
(連結包括利益計算書関係) ……………………………………………………………………………………19
(連結株主資本等変動計算書関係) ……………………………………………………………………………20
(連結キャッシュ・フロー計算書関係) ………………………………………………………………………21
(セグメント情報等) ……………………………………………………………………………………………23
(1株当たり情報) ………………………………………………………………………………………………27
(重要な後発事象) ………………………………………………………………………………………………27
(追加情報) ………………………………………………………………………………………………………31
1.経営成績等の概況
(1)当期の経営成績の概況
(当期の経営成績)
当期における世界経済は、一部の地域において弱さがみられるものの、緩やかな持ち直しが継続しました。日本経済については、中東情勢の影響を注視する必要があるものの、個人消費や設備投資などに改善の動きが見られ、緩やかに回復しました。海外においては、米国経済は、一部に弱さがみられるものの、景気は緩やかな拡大が継続しました。中国経済は景気が緩やかに減速しているものの、アジアのその他新興国経済は、景気の回復や景気の拡大がみられました。欧州経済は、ユーロ圏で景気の持ち直しの動きが見られました。
かかる状況下、2024年4月から開始した中期経営計画「DRIVE NTN100」Finalで掲げた「事業構造の変革(Transformation)の加速」の継続とNTN再生の完了を目指し、生産再編を中心とする事業構造改革の実行と、「SQCCD」
※
の強化を通じた「稼ぐ力」の向上に注力してまいります。
※
Safety(安全)、Quality(品質)、Compliance(法令遵守)、Cost(コスト)&Cash(キャッシュ)、Delivery(納期)&Development(開発)
当期の売上高は826,344百万円(前連結会計年度比0.1%増)となりました。損益につきましては、
規模減の影響などはありましたが、営業利益は売価転嫁や変動費の削減などにより
31,034百万円(前連結会計年度比35.2%増)となりました。経常利益は、円安の影響で
為替差損益が改善したことなどにより
23,484百万円(前連結会計年度比124.2%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は、日本セグメントの
税効果の影響などにより
12,871百万円(前連結会計年度は23,801百万円の親会社株主に帰属する当期純損失)となりました。
セグメントの業績につきましては、以下のとおりであります。
① 日本
販売につきましては、軸受他事業においては、アフターマーケット向けで増加しました。OEM市場向けでは産業機械向けで増加し、自動車向けで減少しました。CVJアクスル事業においては、OEM市場向けでは自動車向けで客先需要の低減により減少しました。
全体としては、売上高は352,161百万円(前連結会計年度比0.7%減)となりました。セグメント損益は
売価転嫁の影響などはありましたが、販売規模減の影響などがあり
、9,192百万円のセグメント利益(前連結会計年度比18.0%減)となりました。
② 米州
販売につきましては、軸受他事業は産業機械向け、CVJアクスル事業は自動車アフターマーケット向けで現地通貨ベースでは増加しましたが、為替の影響や自動車OEM向けで客先需要低減の影響を受けました。その結果、両事業とも減収となり、
全体としては、売上高は263,591百万円(前連結会計年度比3.1%減)となりました。セグメント損益は米国の通商政策による影響はありましたが、変動費や固定費の削減などにより、5,469百万円のセグメント利益(前連結会計年度は395百万円のセグメント損失)となりました。
③ 欧州
販売につきましては、軸受他事業は自動車向けで減少しました。CVJアクスル事業においては、自動車OEM向けで客先需要の低減により減少しました。
全体としては、売上高は197,462百万円(前連結会計年度比3.6%増)となりました。セグメント損益は販売規模減の影響はありましたが、変動費や固定費の削減などにより、1,061百万円のセグメント損失(前連結会計年度は4,163百万円のセグメント損失)となりました。
④ アジア他
販売につきましては、軸受他事業においては、アフターマーケット向けおよび産業機械向けで増加しましたが、自動車向けで減少しました。CVJアクスル事業においては、自動車アフターマーケット向けで増加しましたが、自動車OEM向けで客先需要の低減により減少しました。
全体としては、売上高は167,732百万円(前連結会計年度比0.5%減)となりました。セグメント損益は販売規模減の影響はありましたが、変動費や固定費の削減などにより、17,573百万円のセグメント利益(前連結会計年度比19.1%増)となりました。
事業形態別の業績につきましては、以下のとおりであります。
前連結会計年度(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)
(単位:百万円)
事業形態
外部顧客への売上高
営業利益
軸受他事業
340,703
13,680
CVJアクスル事業
484,883
9,279
連結合計
825,587
22,959
当連結会計年度(自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)
(単位:百万円)
事業形態
外部顧客への売上高
営業利益
軸受他事業
348,890
12,256
CVJアクスル事業
477,453
18,778
連結合計
826,344
31,034
① 軸受他事業
客先需要の回復および為替の影響により
売上高は348,890百万円(前連結会計年度比2.4%増)となりました。
営業損益は売価転嫁や変動費の削減などはありました
が、販売
規模減の影響などに
より12,256百万円の営業利益(前連結会計年度比10.4%減)となりました。
② CVJアクスル事業
客先需要の低減などにより
売上高は477,453百万円(前連結会計年度比1.5%減)となりました。営業損益は
販売規模減の影響などはありましたが、売価転嫁や変動費の削減などにより
18,778百万円の営業利益(前連結会計年度比102.4%増)となりました。
(次期の見通し)
世界経済は、引き続き持ち直しが継続することが期待されますが、中東地域の情勢、米国における通商政策の影響、物価上昇や世界的な金融引き締めなど、先行き不透明な状況もあり、これらの不確実性の高い事象が重要なリスクとなる可能性があります。
このような状況のもと、通期の業績予想といたしましては、売上高8,100億円、営業利益330億円、経常利益210億円、親会社株主に帰属する当期純利益は150億円を見込んでおります。為替レートは1US$=150円、1EURO=175円を想定しております。
(2)当期の財政状態の概況
(資産、負債及び純資産の状況)
流動資産は前連結会計年度末に比べ11,139百万円(2.1%)増加し、545,000百万円となりました。これは主に、受取手形及び売掛金の増加8,210百万円、商品及び製品の増加6,323百万円によります。固定資産は前連結会計年度末に比べ11,112百万円(3.4%)増加し、333,675百万円となりました。これは主に建設仮勘定の増加7,218百万円、退職給付に係る資産の増加4,625百万円によります。この結果、総資産は前連結会計年度末に比べ22,251百万円(2.6%)増加し、878,676百万円となりました。
流動負債は前連結会計年度末に比べ60,581百万円(14.3%)減少し、361,932百万円となりました。これは主に1年内償還予定の社債の減少40,000百万円、1年内償還予定の転換社債型新株予約権付社債の減少22,035百万円によります。固定負債は前連結会計年度末に比べ20,140百万円(10.9%)増加し、205,353百万円となりました。これは主に長期借入金の増加32,482百万円、退職給付に係る負債の減少8,611百万円によります。この結果、負債合計は前連結会計年度末に比べ40,440百万円(6.7%)減少し、567,286百万円となりました。
純資産合計は前連結会計年度末に比べ62,690百万円(25.2%)増加し、311,389百万円となりました。これは主に為替換算調整勘定の増加26,508百万円、資本金の増加11,000百万円、資本剰余金の増加11,000百万円、利益剰余金の増加8,256百万円によります。
(キャッシュ・フローの状況)
営業活動の結果得られた資金は57,179百万円(前連結会計年度比11,556百万円、25.3%の増加)となりました。主な内訳は減価償却費40,493百万円、税金等調整前当期純利益15,202百万円、棚卸資産の増減額14,640百万円の収入に対して、法人税等の支払額9,385百万円の支出であります。
投資活動の結果使用した資金は26,276百万円(前連結会計年度比316百万円、1.2%の増加)となりました。主な内訳は有形固定資産の取得による支出29,118百万円であります。
財務活動の結果使用した資金は35,322百万円(前連結会計年度比16,614百万円、88.8%の増加)となりました。主な内訳は長期借入金の返済による支出52,886百万円、社債償還による支出50,000百万円に対して、長期借入れによる収入68,500百万円であります。
これらの増減に換算差額8,062百万円および連結除外に伴う現金及び現金同等物の減少額99百万円を算入しました結果、当連結会計年度末における現金及び現金同等物は131,255百万円となり、前連結会計年度末に比べ3,543百万円(2.8%)の増加となりました。
(参考)キャッシュ・フロー関連指標の推移
2023年3月期
2024年3月期
2025年3月期
2026年3月期
自己資本比率(%)
25.4
29.0
27.2
33.8
時価ベースの自己資本比率(%)
20.6
18.3
15.0
21.6
キャッシュ・フロー対有利子負債比率(年)
10.9
5.6
7.8
5.6
インタレスト・カバレッジ・レシオ(倍)
6.6
7.7
4.7
7.6
(注) 自己資本比率:自己資本/総資産
時価ベースの自己資本比率:株式時価総額/総資産
キャッシュ・フロー対有利子負債比率:有利子負債/営業キャッシュ・フロー
インタレスト・カバレッジ・レシオ:営業キャッシュ・フロー/利払い
・各指標は、いずれも連結ベースの財務数値により計算しております。
・株式時価総額は、期末株価終値×期末発行済株式総数(自己株式控除後)により算出しております。
・営業キャッシュ・フローは、連結キャッシュ・フロー計算書の営業活動によるキャッシュ・フローを使用しております。有利子負債は連結貸借対照表に計上されている負債のうち利子を支払っている全ての負債を対象としております。また、利払いにつきましては、連結キャッシュ・フロー計算書の利息の支払額を使用しております。
(3)利益配分に関する基本方針及び当期・次期の配当
当社は、株主の皆様に対する利益還元を最重要方針の一つと考えております。配当につきましては、将来の成長のために必要な研究開発や設備投資などの資金を確保し、中長期的な視点から安定的に継続しつつ、経営成績に応じて実施することを基本方針といたします。具体的にはキャッシュ・フローの状況を勘案のうえ、連結配当性向を重視し決定することにしております。
なお、当期の配当金につきましては、期末配当金を1株につき5.5円とし、年間では中間配当金(1株につき5.5円)とあわせて、1株につき11円を予定しております。また、次期の配当金につきましては、年間で1株につき13円(中間配当金6.5円、期末配当金6.5円)を予定しております。
2.企業集団の状況
当社グループはNTN株式会社(当社)、子会社73社及び関連会社12社(2026年3月31日現在)で構成され、軸受商品及びCVJアクスル商品等の、アフターマーケット向け、産業機械市場向け及び自動車市場向けへの製造販売を主な事業内容としており、国内においては当社(本社)が、また海外においては地区別に置かれた総支配人室が担当する地域の事業活動を統括しております。各地域に属する現地法人は、独自に事業戦略立案や事業計画策定を行い、その収益性や投資効率を分析しながら事業活動を展開しております。
したがって、当社グループは本社及び総支配人室を基礎とした地域別の事業セグメントから構成されており、「日本」、「米州」、「欧州」及び「アジア他」の4つを報告セグメントとしております。
当社グループにおける各社の位置づけは各セグメントとも概ね次のとおりであります。
・国内の製造については主に当社が行っておりますが、製造の一部を国内製造関係会社に委託し当社が購入しております。また、部品加工の一部を国内部品加工関係会社に委託しております。
・国内の販売については主として当社が直接行っており、一部については国内販売関係会社を通じて行っております。
・海外の製造については海外製造関係会社が当社より一部の半製品の供給を受けて行っております。
・海外の販売については当社と当社及び海外製造関係会社より製品を購入した海外販売関係会社並びに海外製造関係会社が行っております。
なお、2025年5月に、La Tuni
sie Mecanique S.A.へ出資し、持分法適用関連会社としております。
2025年6月に、重要性の低下によりNTN‑SNR MAROCを非連結子会社に変更し、その後、2026年1月に同社は清算しております。
2025年12月に、重要性の低下に伴いNTN do Brasil Produção de Semi-Eixos Ltda.を非連結子会社に変更し、連結範囲から除外しております。
2025年12月に、保有株式の売却に伴い恩梯恩東派(上海)軸承販売有限公司を持分法の適用範囲から除外しております。
画像
3.会計基準の選択に関する基本的な考え方
当社グループは、連結財務諸表の期間比較可能性及び企業間の比較可能性を考慮し、日本基準で連結財務諸表を作成しております。
なお、今後につきましては、国際財務報告基準(IFRS)の適用について検討を進めていく方針であります。
4.連結財務諸表及び主な注記
(1)連結貸借対照表
(単位:百万円)
前連結会計年度
(2025年3月31日)
当連結会計年度
(2026年3月31日)
資産の部
流動資産
現金及び預金
131,517
132,630
受取手形及び売掛金
111,962
120,172
電子記録債権
7,583
10,487
商品及び製品
127,160
133,483
仕掛品
58,713
56,121
原材料及び貯蔵品
58,493
56,244
短期貸付金
70
61
その他
39,283
36,468
貸倒引当金
△923
△670
流動資産合計
533,861
545,000
固定資産
有形固定資産
建物及び構築物
264,538
279,678
減価償却累計額
△178,508
△191,306
建物及び構築物(純額)
86,030
88,371
機械装置及び運搬具
827,210
840,777
減価償却累計額
△714,601
△733,785
機械装置及び運搬具(純額)
112,609
106,991
土地
31,330
31,959
建設仮勘定
17,193
24,411
その他
73,144
76,409
減価償却累計額
△66,233
△68,822
その他(純額)
6,910
7,586
有形固定資産合計
254,074
259,320
無形固定資産
29,759
26,463
投資その他の資産
投資有価証券
23,235
24,351
繰延税金資産
3,375
6,950
退職給付に係る資産
7,211
11,836
その他
5,688
5,350
貸倒引当金
△781
△597
投資その他の資産合計
38,729
47,891
固定資産合計
322,563
333,675
資産合計
856,425
878,676
(単位:百万円)
前連結会計年度
(2025年3月31日)
当連結会計年度
(2026年3月31日)
負債の部
流動負債
支払手形及び買掛金
59,104
63,051
電子記録債務
69,239
66,260
短期借入金
141,292
136,025
1年内償還予定の社債
50,000
10,000
1年内償還予定の転換社債型新株予約権付社債
22,035
-
未払法人税等
5,178
5,202
役員賞与引当金
109
131
その他
75,554
81,260
流動負債合計
422,513
361,932
固定負債
社債
20,000
20,000
長期借入金
120,665
153,147
製品補償引当金
445
682
退職給付に係る負債
19,748
11,137
その他
24,353
20,385
固定負債合計
185,213
205,353
負債合計
607,726
567,286
純資産の部
株主資本
資本金
54,346
65,346
資本剰余金
67,970
78,970
利益剰余金
46,387
54,643
自己株式
△1,202
△1,199
株主資本合計
167,501
197,760
その他の包括利益累計額
その他有価証券評価差額金
97
111
為替換算調整勘定
55,544
82,052
退職給付に係る調整累計額
9,742
16,971
その他の包括利益累計額合計
65,384
99,135
非支配株主持分
15,812
14,493
純資産合計
248,699
311,389
負債純資産合計
856,425
878,676
(2)連結損益計算書及び連結包括利益計算書
(連結損益計算書)
(単位:百万円)
前連結会計年度
(自 2024年4月1日
至 2025年3月31日)
当連結会計年度
(自 2025年4月1日
至 2026年3月31日)
売上高
825,587
826,344
売上原価
684,221
674,569
売上総利益
141,366
151,774
販売費及び一般管理費
118,406
120,739
営業利益
22,959
31,034
営業外収益
受取利息
1,898
1,686
受取配当金
101
72
持分法による投資利益
856
131
デリバティブ評価益
1,219
-
為替差益
-
488
その他
1,821
2,301
営業外収益合計
5,896
4,680
営業外費用
支払利息
8,968
7,823
為替差損
4,397
-
デリバティブ評価損
-
46
その他
5,016
4,360
営業外費用合計
18,381
12,230
経常利益
10,475
23,484
特別利益
有形固定資産売却益
747
3,074
特別利益合計
747
3,074
特別損失
減損損失
11,735
8,090
関係会社株式売却損
-
107
事業再編損
7,171
3,159
独占禁止法関連損失
909
-
特別損失合計
19,815
11,357
税金等調整前当期純利益又は税金等調整前当期純損失(△)
△8,593
15,202
法人税、住民税及び事業税
8,717
8,934
法人税等調整額
5,470
△7,717
法人税等合計
14,188
1,217
当期純利益又は当期純損失(△)
△22,781
13,984
非支配株主に帰属する当期純利益
1,019
1,113
親会社株主に帰属する当期純利益又は親会社株主に帰属する当期純損失(△)
△23,801
12,871
(連結包括利益計算書)
(単位:百万円)
前連結会計年度
(自 2024年4月1日
至 2025年3月31日)
当連結会計年度
(自 2025年4月1日
至 2026年3月31日)
当期純利益又は当期純損失(△)
△22,781
13,984
その他の包括利益
その他有価証券評価差額金
△113
13
為替換算調整勘定
△3,094
28,674
退職給付に係る調整額
448
7,143
持分法適用会社に対する持分相当額
946
607
その他の包括利益合計
△1,811
36,439
包括利益
△24,593
50,424
(内訳)
親会社株主に係る包括利益
△25,493
47,976
非支配株主に係る包括利益
899
2,447
(3)連結株主資本等変動計算書
前連結会計年度(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)
(単位:百万円)
株主資本
資本金
資本剰余金
利益剰余金
自己株式
株主資本合計
当期首残高
54,346
67,970
75,770
△834
197,253
当期変動額
剰余金の配当
△5,581
△5,581
親会社株主に帰属する当期純損失(△)
△23,801
△23,801
自己株式の取得
△540
△540
自己株式の処分
171
171
株主資本以外の項目
の当期変動額(純額)
当期変動額合計
-
-
△29,383
△368
△29,751
当期末残高
54,346
67,970
46,387
△1,202
167,501
その他の包括利益累計額
非支配株主持分
純資産合計
その他有価証券
評価差額金
為替換算調整
勘定
退職給付に係る
調整累計額
その他の包括利益
累計額合計
当期首残高
211
57,533
9,332
67,076
16,491
280,822
当期変動額
剰余金の配当
△5,581
親会社株主に帰属する当期純損失(△)
△23,801
自己株式の取得
△540
自己株式の処分
171
株主資本以外の項目
の当期変動額(純額)
△113
△1,988
409
△1,691
△679
△2,371
当期変動額合計
△113
△1,988
409
△1,691
△679
△32,122
当期末残高
97
55,544
9,742
65,384
15,812
248,699
当連結会計年度(自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)
(単位:百万円)
株主資本
資本金
資本剰余金
利益剰余金
自己株式
株主資本合計
当期首残高
54,346
67,970
46,387
△1,202
167,501
当期変動額
転換社債型新株予約権付社債の転換
11,000
11,000
22,000
剰余金の配当
△5,847
△5,847
親会社株主に帰属する当期純利益
12,871
12,871
連結範囲の変動
1,232
1,232
自己株式の取得
△0
△0
自己株式の処分
3
3
株主資本以外の項目
の当期変動額(純額)
当期変動額合計
11,000
11,000
8,256
2
30,259
当期末残高
65,346
78,970
54,643
△1,199
197,760
その他の包括利益累計額
非支配株主持分
純資産合計
その他有価証券
評価差額金
為替換算調整
勘定
退職給付に係る
調整累計額
その他の包括利益
累計額合計
当期首残高
97
55,544
9,742
65,384
15,812
248,699
当期変動額
転換社債型新株予約権付社債の転換
22,000
剰余金の配当
△5,847
親会社株主に帰属する当期純利益
12,871
連結範囲の変動
1,232
自己株式の取得
△0
自己株式の処分
3
株主資本以外の項目
の当期変動額(純額)
13
26,508
7,228
33,750
△1,318
32,431
当期変動額合計
13
26,508
7,228
33,750
△1,318
62,690
当期末残高
111
82,052
16,971
99,135
14,493
311,389
(4)連結キャッシュ・フロー計算書
(単位:百万円)
前連結会計年度
(自 2024年4月1日
至 2025年3月31日)
当連結会計年度
(自 2025年4月1日
至 2026年3月31日)
営業活動によるキャッシュ・フロー
税金等調整前当期純利益又は税金等調整前当期純損失(△)
△8,593
15,202
減価償却費
42,379
40,493
減損損失
11,735
8,090
のれん償却額
214
-
独占禁止法関連損失
909
-
関係会社株式売却損益(△は益)
-
107
事業再編損
7,171
3,159
貸倒引当金の増減額(△は減少)
△391
△508
役員賞与引当金の増減額(△は減少)
△7
21
製品補償引当金の増減額(△は減少)
△298
236
退職給付に係る負債の増減額(△は減少)
△1,317
△2,162
退職給付に係る資産の増減額(△は増加)
△922
△4,534
受取利息及び受取配当金
△1,999
△1,759
支払利息
8,968
7,823
為替換算調整差額/為替差損益(△は益)
2,588
△345
デリバティブ評価損益(△は益)
△1,219
46
持分法による投資損益(△は益)
△856
△131
有形固定資産売却損益(△は益)
△747
△3,074
売上債権の増減額(△は増加)
7,218
△2,931
棚卸資産の増減額(△は増加)
15,992
14,640
仕入債務の増減額(△は減少)
△9,896
△2,819
その他
△5,838
3,505
小計
65,089
75,062
利息及び配当金の受取額
2,402
2,577
利息の支払額
△9,807
△7,542
独占禁止法関連支払額
△909
-
事業再編による支出
△358
△3,532
法人税等の支払額
△10,793
△9,385
営業活動によるキャッシュ・フロー
45,623
57,179
投資活動によるキャッシュ・フロー
定期預金の預入による支出
△4,285
△694
定期預金の払戻による収入
3,212
3,257
有形固定資産の取得による支出
△23,535
△29,118
有形固定資産の売却による収入
1,282
3,212
無形固定資産の取得による支出
△2,910
△3,065
関係会社株式の売却による収入
299
54
短期貸付金の純増減額(△は増加)
△12
12
その他
△10
65
投資活動によるキャッシュ・フロー
△25,960
△26,276
(単位:百万円)
前連結会計年度
(自 2024年4月1日
至 2025年3月31日)
当連結会計年度
(自 2025年4月1日
至 2026年3月31日)
財務活動によるキャッシュ・フロー
短期借入金の純増減額(△は減少)
15,589
3,527
長期借入れによる収入
34,000
68,500
長期借入金の返済による支出
△46,723
△52,886
社債の発行による収入
-
10,000
社債の償還による支出
△10,000
△50,000
配当金の支払額
△5,581
△5,847
リース債務の返済による支出
△4,045
△4,816
その他
△1,947
△3,798
財務活動によるキャッシュ・フロー
△18,708
△35,322
現金及び現金同等物に係る換算差額
△508
8,062
現金及び現金同等物の増減額(△は減少)
445
3,642
現金及び現金同等物の期首残高
127,266
127,712
連結除外に伴う現金及び現金同等物の減少額
-
△99
現金及び現金同等物の期末残高
127,712
131,255
(5)連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(連結貸借対照表関係)
1 非連結子会社及び関連会社に対するものは、次のとおりです。
前連結会計年度
(2025年3月31日)
当連結会計年度
(2026年3月31日)
投資有価証券(株式)
22,029
百万円
23,132
百万円
2 国庫補助金等の受入による圧縮記帳額は次のとおりです。連結貸借対照表計上額はこの圧縮記帳額を控除しております。
前連結会計年度
(2025年3月31日)
当連結会計年度
(2026年3月31日)
建物及び構築物
389
百万円
413
百万円
機械装置及び運搬具
125
141
土地
773
773
その他
6
4
計
1,294
1,332
3 偶発債務
(訴訟)
当社及び欧州の連結子会社2社は、仏国リヨン商業裁判所(Tribunal de Commerce de Lyon)においてRenault S.A. 及び同社のグループ会社計15社(以下、「ルノー」)より、2014年3月19日付の欧州委員会決定の対象となった欧州競争法違反行為に関連してルノーが損害を被ったとして、損害賠償(2022年4月時点の請求額5,830万ユーロ)を求める訴訟の提起を受けておりましたが、2023年11月10日、同裁判所は、ルノーの請求を棄却する判決を言い渡しました。同年12月8日、ルノーは当該判決を不服としてパリ控訴裁判所(Cour d'appel de Paris)に控訴しました。
2024年9月5日、ルノーは請求額を6,249万ユーロ(暫定額)に変更しました。
(連結損益計算書関係)
1 販売費及び一般管理費のうち主要な費目及び金額は次のとおりです。
前連結会計年度
(自 2024年4月1日
至 2025年3月31日)
当連結会計年度
(自 2025年4月1日
至 2026年3月31日)
給料及び手当
44,532
百万円
46,545
百万円
運搬費
14,883
15,058
業務委託費
14,031
14,022
研究開発費
12,780
13,050
退職給付費用
1,106
1,264
2 一般管理費及び当期製造費用に含まれる研究開発費の総額
前連結会計年度
(自 2024年4月1日
至 2025年3月31日)
当連結会計年度
(自 2025年4月1日
至 2026年3月31日)
19,656
百万円
19,950
百万円
3 前連結会計年度において、有形固定資産売却益747百万円を特別利益に計上しております。その内訳は、当社の米州連結子会社土地・建物の売却益464百万円、その他283百万円です。
当連結会計年度において、有形固定資産売却益3,074百万円を特別利益に計上しております。その内訳は、当社の欧州連結子会社土地の売却益2,560百万円、米州連結子会社土地・建物の売却益343百万円、その他170百万円です。
4 当社グループは、製造用資産については管理会計上の事業区分に基づく工場等をキャッシュ・フローを生み出す最小の単位とし、本社及び営業用資産については共用資産としてグルーピングし、今後使用見込の無い資産については個別資産ごとにグルーピングしております。
下表の資産は、収益性の悪化等により、当連結会計年度及び前連結会計年度において、将来キャッシュ・フローの見積期間にわたって回収可能性が認められないことから、また生産再編や開発中止等に伴い今後の使用見込が無くなったことから、帳簿価額を回収可能価額まで減額し、当連結会計年度において、その減少額8,090百万円を、前連結会計年度においては、11,735百万円を減損損失として特別損失に計上しております。
回収可能価額は、正味売却価額、使用価値又は公正価値により測定しており、売却や他の転用が困難な資産については0としております。正味売却価額は、不動産鑑定評価基準等に基づき算定しており、使用価値は各事業区分単位で将来キャッシュ・フローに対して主に7.1%の割引率を使用して算出しております。また公正価値については、コスト・アプローチ又はインカム・アプローチにより測定し、インカム・アプローチでは将来キャッシュ・フローを7.0%の割引率で割り引いて算出しております。
場所
用途
種類
減損損失(百万円)
前連結会計年度
(自 2024年4月1日
至 2025年3月31日)
当連結会計年度
(自 2025年4月1日
至 2026年3月31日)
日本
製造設備他
建物及び構築物
701
343
機械装置及び運搬具
2,373
4,278
土地
627
-
建設仮勘定
643
-
有形固定資産(その他)
47
308
無形固定資産
-
59
のれん
1,339
-
米州
製造設備他
機械装置及び運搬具
1,891
1,555
有形固定資産(その他)
67
1
欧州
製造設備他
建物及び構築物
11
45
機械装置及び運搬具
2,166
-
有形固定資産(その他)
48
-
無形固定資産
-
54
アジア他
製造設備他
建物及び構築物
1,323
-
機械装置及び運搬具
452
1,272
有形固定資産(その他)
-
17
建設仮勘定
39
151
合計
11,735
8,090
5 前連結会計年度に解雇費用、撤退に伴う商品の廃棄損等7,171百万円を、事業再編損として特別損失に計上しております。その内訳は当社グループの欧州地区3,688百万円、米州地区3,082百万円、アジア地区400百万円です。
当連結会計年度に解雇費用、撤退に伴う商品の廃棄損等3,159百万円を、事業再編損として特別損失に計上しております。その内訳は当社グループの欧州地区1,144百万円、米州地区924百万円、アジア地区751百万円、日本地区339百万円です。
6
前連結会計年度において、当社は、各国当局による独占禁止法違反に関する調査等に関連して、一部顧客と損害賠償に関する協議を行ってまいりましたが、交渉の長期化が当社の事業に与える影響等を総合的に勘案した結果、早期に友好的に解決することが両当事者の総合的利益に適うと判断し、和解金を支払うことを決定いたしました。
この和解に伴い、前連結会計年度において909百万円を独占禁止法関連損失として特別損失に計上しております。
(連結包括利益計算書関係)
その他の包括利益に係る組替調整額及び税効果額
前連結会計年度
(自 2024年4月1日
至 2025年3月31日)
当連結会計年度
(自 2025年4月1日
至 2026年3月31日)
その他有価証券評価差額金:
当期発生額
△93
百万円
14
百万円
組替調整額
△27
-
税効果調整前
△120
14
税効果額
7
△1
その他有価証券評価差額金
△113
13
為替換算調整勘定:
当期発生額
△3,094
28,674
組替調整額
-
-
税効果調整前
△3,094
28,674
税効果額
-
-
為替換算調整勘定
△3,094
28,674
退職給付に係る調整額:
当期発生額
1,735
11,316
組替調整額
△1,413
△1,259
税効果調整前
321
10,057
税効果額
126
△2,914
退職給付に係る調整額
448
7,143
持分法適用会社に対する持分相当額:
当期発生額
948
603
組替調整額
△1
4
持分法適用会社に対する持分相当額
946
607
その他の包括利益合計
△1,811
36,439
(連結株主資本等変動計算書関係)
前連結会計年度(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)
1.発行済株式の種類及び総数並びに自己株式の種類及び株式数に関する事項
当連結会計年度
期首株式数(千株)
当連結会計年度
増加株式数(千株)
当連結会計年度
減少株式数(千株)
当連結会計年度末
株式数(千株)
発行済株式
普通株式
532,463
-
-
532,463
合計
532,463
-
-
532,463
自己株式
普通株式(注)
1,494
2,112
568
3,038
合計
1,494
2,112
568
3,038
(注) 普通株式の自己株式の増加2,112千株は、「役員報酬BIP信託」による当社株式の取得及び単元未満株式の買取りであり、減少568千株は、「役員報酬BIP信託」による当社株式の処分です。また、普通株式の自己株式の株式数には、「役員報酬BIP信託」が保有する当社株式(当連結会計年度期首644千株、当連結会計年度末2,186千株)が含まれております。
2.新株予約権及び自己新株予約権に関する事項
該当事項はありません。
3.配当に関する事項
(1) 配当金支払額
(決議)
株式の種類
配当金の総額
(百万円)
1株当たり
配当額(円)
基準日
効力発生日
2024年6月25日
定時株主総会
普通株式
2,658
5.0
2024年3月31日
2024年6月26日
2024年10月31日
取締役会
普通株式
2,923
5.5
2024年9月30日
2024年12月2日
(注) 1.基準日が2024年3月31日の配当金の総額には、「役員報酬BIP信託」が保有する当社株式に対する配当3百万円が含まれております。
2.基準日が2024年9月30日の配当金の総額には、「役員報酬BIP信託」が保有する当社株式に対する配当12百万円が含まれております。
(2) 基準日が当連結会計年度に属する配当のうち、配当の効力発生日が翌連結会計年度となるもの
(決議)
株式の種類
配当金の総額
(百万円)
配当の原資
1株当たり
配当額(円)
基準日
効力発生日
2025年6月25日
定時株主総会
普通株式
2,923
利益剰余金
5.5
2025年3月31日
2025年6月26日
(注) 基準日が2025年3月31日の配当金の総額には、「役員報酬BIP信託」が保有する当社株式に対する配当12百万円が含まれております。
当連結会計年度(自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)
1.発行済株式の種類及び総数並びに自己株式の種類及び株式数に関する事項
当連結会計年度
期首株式数(千株)
当連結会計年度
増加株式数(千株)
当連結会計年度
減少株式数(千株)
当連結会計年度末
株式数(千株)
発行済株式
普通株式(注)1
532,463
65,069
-
597,533
合計
532,463
65,069
-
597,533
自己株式
普通株式(注)2
3,038
1
12
3,026
合計
3,038
1
12
3,026
(注) 1.
普通株式の発行済株式の
増加65,069千株は
、ユーロ円建取得条項付転換社債型新株予約権付社債の行使による増加です。
2.普通株式の自己株式の増加1千株は、「役員報酬BIP信託」による当社株式の取得及び単元未満株式の買取りであり、減少12千株は、「役員報酬BIP信託」による当社株式の処分です。また、普通株式の自己株式の株式数には、「役員報酬BIP信託」が保有する当社株式(当連結会計年度期首2,186千株、当連結会計年度末2,173千株)が含まれております。
2.新株予約権及び自己新株予約権に関する事項
該当事項はありません。
3.配当に関する事項
(1) 配当金支払額
(決議)
株式の種類
配当金の総額
(百万円)
1株当たり
配当額(円)
基準日
効力発生日
2025年6月25日
定時株主総会
普通株式
2,923
5.5
2025年3月31日
2025年6月26日
2025年10月31日
取締役会
普通株式
2,923
5.5
2025年9月30日
2025年12月1日
(注) 1.基準日が2025年3月31日の配当金の総額には、「役員報酬BIP信託」が保有する当社株式に対する配当12百万円が含まれております。
2.基準日が2025年9月30日の配当金の総額には、「役員報酬BIP信託」が保有する当社株式に対する配当11百万円が含まれております。
(2) 基準日が当連結会計年度に属する配当のうち、配当の効力発生日が翌連結会計年度となるもの
(決議予定)
株式の種類
配当金の総額
(百万円)
配当の原資
1株当たり
配当額(円)
基準日
効力発生日
2026年6月24日
定時株主総会
普通株式
3,281
利益剰余金
5.5
2026年3月31日
2026年6月25日
(注) 基準日が2026年3月31日の配当金の総額には、「役員報酬BIP信託」が保有する当社株式に対する配当11百万円が含まれております。
(連結キャッシュ・フロー計算書関係)
1 現金及び現金同等物の期末残高と連結貸借対照表に掲記されている科目の金額との関係
前連結会計年度
(自 2024年4月1日
至 2025年3月31日)
当連結会計年度
(自 2025年4月1日
至 2026年3月31日)
現金及び預金勘定
131,517
百万円
132,630
百万円
預入期間が3か月を超える
定期預金
△3,804
△1,374
現金及び現金同等物
127,712
131,255
2 重要な非資金取引の内容
前連結会計年度
(自 2024年4月1日
至 2025年3月31日)
当連結会計年度
(自 2025年4月1日
至 2026年3月31日)
新株予約権の行使による資本金増加額
-
百万円
11,000
百万円
新株予約権の行使による資本剰余金増加額
-
11,000
新株予約権の行使による新株予約権付社債減少額
-
22,000
(セグメント情報等)
【セグメント情報】
1.報告セグメントの概要
当社の報告セグメントは、当社の構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、当社の最高経営意思決定機関(取締役会)が、経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものであります。
当社グループは、軸受商品及びCVJアクスル商品等の、アフターマーケット向け、産業機械市場向け及び自動車市場向けの製造販売を主な事業内容としており、国内においては当社(本社)が、また海外においては地区別に置かれた総支配人室が担当する地域の事業活動を統括しております。各地域に属する現地法人は、独自に事業戦略立案や事業計画策定を行い、その収益性や投資効率を分析しながら事業活動を展開しております。
したがって、当社グループは本社及び総支配人室を基礎とした地域別の事業セグメントから構成されており、「日本」、「米州」、「欧州」及び「アジア他」の4つを報告セグメントとしております。各報告セグメントでは、軸受商品及びCVJアクスル商品等の製造販売を行っております。
2.報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額の算定方法
報告されている事業セグメントの会計処理の方法は、連結財務諸表と同一であります。また、セグメント間の内部収益及び振替高は市場実勢価格に基づいております。
3.報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額に関する情報
前連結会計年度(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)
(単位:百万円)
報告セグメント
調整額
(注)1
連結財務諸表計上額
日本
米州
欧州
アジア他
計
売上高
外部顧客への売上高
215,245
269,503
186,328
154,510
825,587
-
825,587
セグメント間の
内部売上高又は振替高
139,235
2,386
4,188
14,046
159,857
(159,857)
-
計
354,480
271,889
190,517
168,557
985,444
(159,857)
825,587
セグメント利益
(営業利益又は営業損失(△))
11,207
△395
△4,163
14,757
21,405
1,554
22,959
セグメント資産
714,259
172,498
159,922
224,806
1,271,486
(415,061)
856,425
セグメント負債
458,915
146,522
96,720
36,978
739,137
(131,410)
607,726
その他の項目
減価償却費
16,537
11,213
8,095
6,533
42,379
-
42,379
有形固定資産及び
無形固定資産の増加額
17,725
3,403
9,691
4,351
35,171
(58)
35,113
(注) 1.調整額は、セグメント資産に関するものをのぞき、セグメント間取引消去等によるものであります。
また、セグメント資産の調整額は、セグメント間取引消去等△417,261百万円及びセグメントに配分していない全社資産2,200百万円(主として長期投資資金(投資有価証券)など)であります。
2.報告セグメントに属する主な国又は地域…………米州 :アメリカ、カナダ、中南米
欧州 :ドイツ、フランス、イギリス等
アジア他:中国、タイ、インド等
当連結会計年度(自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)
(単位:百万円)
報告セグメント
調整額
(注)1
連結財務諸表計上額
日本
米州
欧州
アジア他
計
売上高
外部顧客への売上高
216,392
262,523
193,562
153,866
826,344
-
826,344
セグメント間の
内部売上高又は振替高
135,769
1,068
3,899
13,866
154,604
(154,604)
-
計
352,161
263,591
197,462
167,732
980,948
(154,604)
826,344
セグメント利益
(営業利益又は営業損失(△))
9,192
5,469
△1,061
17,573
31,175
(140)
31,034
セグメント資産
705,865
177,257
173,068
232,354
1,288,546
(409,870)
878,676
セグメント負債
419,590
126,099
104,923
39,864
690,478
(123,192)
567,286
その他の項目
減価償却費
16,327
9,787
8,216
6,163
40,493
-
40,493
有形固定資産及び
無形固定資産の増加額
15,922
3,992
11,257
4,535
35,708
(165)
35,543
(注) 1.調整額は、セグメント資産に関するものをのぞき、セグメント間取引消去等によるものであります。
また、セグメント資産の調整額は、セグメント間取引消去等△411,085百万円及びセグメントに配分していない全社資産1,215百万円(主として長期投資資金(投資有価証券)など)であります。
2.報告セグメントに属する主な国又は地域…………米州 :アメリカ、カナダ、中南米
欧州 :ドイツ、フランス、イギリス等
アジア他:中国、タイ、インド等
【関連情報】
前連結会計年度(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)
1.製品及びサービスに関する情報
(単位:百万円)
軸受他
CVJアクスル
合計
外部顧客への売上高
340,703
484,883
825,587
(注) 外部顧客への売上高は、販売市場の類似性に基づく製品区分ごとの売上高であります。
2.地域に関する情報
(1) 売上高
(単位:百万円)
日本
米州
欧州
アジア他
合計
210,675
273,407
167,265
174,239
825,587
(注) 1.売上高は顧客の所在地を基礎とし、国又は地域に分類しております。
2.報告セグメントに属する主な国又は地域…………米州 :アメリカ、カナダ、中南米
欧州 :ドイツ、フランス、イギリス等
アジア他:中国、タイ、インド等
3.米州への売上高に分類した額のうち、アメリカへの売上高は224,081百万円であります。
(2) 有形固定資産
(単位:百万円)
日本
米州
欧州
アジア他
合計
104,079
73,161
45,767
31,067
254,074
(注) 1.米州における有形固定資産の額のうち、アメリカに所在している有形固定資産は65,496百万円であります。
2.欧州における有形固定資産の額のうち、フランスに所在している有形固定資産は33,693百万円であります。
3.アジア他における有形固定資産の額のうち、中国に所在している有形固定資産は20,013百万円であります。
当連結会計年度(自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)
1.製品及びサービスに関する情報
(単位:百万円)
軸受他
CVJアクスル
合計
外部顧客への売上高
348,890
477,453
826,344
(注) 外部顧客への売上高は、販売市場の類似性に基づく製品区分ごとの売上高であります。
2.地域に関する情報
(1) 売上高
(単位:百万円)
日本
米州
欧州
アジア他
合計
211,591
267,200
173,583
173,969
826,344
(注) 1.売上高は顧客の所在地を基礎とし、国又は地域に分類しております。
2.報告セグメントに属する主な国又は地域…………米州 :アメリカ、カナダ、中南米
欧州 :ドイツ、フランス、イギリス等
アジア他:中国、タイ、インド等
3.米州への売上高に分類した額のうち、アメリカへの売上高は219,535百万円であります。
(2) 有形固定資産
(単位:百万円)
日本
米州
欧州
アジア他
合計
102,827
70,992
54,460
31,039
259,320
(注) 1.米州における有形固定資産の額のうち、アメリカに所在している有形固定資産は63,315百万円であります。
2.欧州における有形固定資産の額のうち、フランスに所在している有形固定資産は42,446百万円であります。
3.アジア他における有形固定資産の額のうち、中国に所在している有形固定資産は17,633百万円であります。
【報告セグメントごとの固定資産の減損損失に関する情報】
前連結会計年度(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)
(単位:百万円)
日本
米州
欧州
アジア他
調整額
合計
減損損失
5,733
1,959
2,226
1,815
-
11,735
当連結会計年度(自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)
(単位:百万円)
日本
米州
欧州
アジア他
調整額
合計
減損損失
4,990
1,556
100
1,442
-
8,090
【報告セグメントごとののれんの償却額及び未償却残高に関する情報】
前連結会計年度(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)
(単位:百万円)
日本
米州
欧州
アジア他
調整額
合計
当期償却額
214
-
-
-
-
214
当期末残高
-
-
-
-
-
-
当連結会計年度(自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)
(単位:百万円)
日本
米州
欧州
アジア他
調整額
合計
当期償却額
-
-
-
-
-
-
当期末残高
-
-
-
-
-
-
(1株当たり情報)
前連結会計年度
(自 2024年4月1日
至 2025年3月31日)
当連結会計年度
(自 2025年4月1日
至 2026年3月31日)
1株当たり純資産額
439.89
円
499.40
円
1株当たり当期純利益又は1株当たり当期純損失(△)
△44.90
円
23.40
円
潜在株式調整後
1株当たり当期純利益
-
円
-
円
(注) 1.当社は「役員報酬BIP信託」が保有する当社株式を連結財務諸表において自己株式として計上しております。これに伴い、「1株当たり純資産額」の算定上、当該信託が保有する当社株式を期末発行済株式総数から控除する自己株式に含めております(前連結会計年度2,186千株、当連結会計年度2,173千株)。また、「1株当たり当期純利益又は1株当たり当期純損失(△)」の算定上、当該信託が保有する当社株式を期中平均株式数の計算において控除する自己株式に含めております(前連結会計年度1,527千株、当連結会計年度2,177千株)。
2.前連結会計年度の潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、潜在株式は存在するものの、1株当たり当期純損失であるため、記載しておりません。当連結会計年度の潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、潜在株式が存在しないため記載しておりません。
3.1株当たり当期純利益又は1株当たり当期純損失の算定上の基礎は、以下のとおりであります。
前連結会計年度
(自 2024年4月1日
至 2025年3月31日)
当連結会計年度
(自 2025年4月1日
至 2026年3月31日)
1株当たり当期純利益又は1株当たり当期純損失(△)
親会社株主に帰属する当期純利益又は親会社株主に帰属する当期純損失(△)(百万円)
△23,801
12,871
普通株主に帰属しない金額(百万円)
-
-
普通株式に係る親会社株主に帰属する当期純利益又は親会社株主に帰属する当期純損失(△)(百万円)
△23,801
12,871
普通株式の期中平均株式数(千株)
530,085
550,115
(重要な後発事象)
日本精工株式会社との共同持株会社設立(株式移転)による経営統合に関する基本合意書の締結について
当社と日本精工株式会社(以下「NSK」といい、総称して「両社」といいます。)は、共同株式移転(以下「本株式移転」といいます。)の方法により共同持株会社(以下「本持株会社」といいます。)を設立し、経営統合(以下「本経営統合」といいます。)を行うことについて基本的な合意に達し、2026年5月12日付で、それぞれの取締役会において本経営統合に関する基本合意書(以下「本基本合意書」といいます。)を締結することを決議し、締結いたしました。
1.本経営統合の目的
当社は、1918年の創業以来、軸受やドライブシャフト、精密機器を主力製品として、品質第一主義と高い技術力を基盤に社会の信頼を築きながら、発展を遂げてきました。「新しい技術の創造と新商品の開発を通じて国際社会に貢献する」という企業理念の実践を通じて、人と自然が調和し、人々が安心して豊かに暮らせる「なめらかな社会」の実現を目指しています。
一方、NSKは、1916年の創業以来、軸受や自動車部品、精機製品等のさまざまな革新的な製品・技術を生み出し、世界の産業の発展を支えてきました。企業理念として、MOTION & CONTROL™を通じ、円滑で安全な社会に貢献し、地球環境の保全をめざすとともに、グローバルな活動によって、国を越えた人と人の結びつきを強めることを掲げています。
このように両社は、100年以上の歴史を持つ軸受を中心とした日本発の企業として、切磋琢磨しながら成長をしてきました。しかし近年では、中国経済の成長鈍化、欧州製造業の不振、米国関税政策の影響等による市場回復の遅れや不確実性の増大といった状況が発生しており、両社を取り巻く事業環境は急速に変化しています。両社は、その変化に対応し、持続的成長を実現するため、生産再編をはじめとした構造改革に取り組んでいます。
かかる状況のもと、両社は、今後の長期的かつ利益ある成長の実現、世界における日本の産業基盤の地位確保のためには、本経営統合を目指すことが必要であるとの認識で一致し、このたびの基本合意に至りました。
両社は、軸受や精密機器等の分野において世界的に事業を展開する日本発の企業として、統合により両社の力を結集して強靭で持続可能な事業基盤を構築し、事業の成長と価値創造を通じて産業及び環境・社会に貢献すると同時に、将来にわたり国際競争力を維持・強化することを目的として、対等の精神に基づいた本経営統合の実現に向け、協議・検討を進めてまいります。両社は、本経営統合により、①単なる規模の拡大ではなく、危機感に裏打ちされた長期的かつ利益ある成長を実現すること、②日本発の技術・品質・経営を確実に継承し、世界における日本の産業基盤の地位を確保すること、及び③「持続可能な社会」の実現に寄与することを目指してまいります。
2.本経営統合の要旨
(1)本経営統合の方式
両社は、各社の株主総会の承認及び本経営統合を行うにあたり必要な関係当局の許認可等を得ることを前提として、共同株式移転により、両社の完全親会社となる共同持株会社を設立し、両社を共同持株会社の完全子会社とする方法により本経営統合を行う予定です。
(2)本経営統合の日程
取締役会決議日
2026年5月12日
本基本合意書締結日
2026年5月12日
本経営統合に関する最終契約書締結日(株式移転計画書作成を含む)
本基本合意書締結後6か月以内を目途
両社定時株主総会開催日(本株式移転の承認決議)
2027年
6月(予定)
本持株会社設立(効力発生日)及び上場日
2027年10月(予定)
(注)上記は現時点での予定であり、両社の今後の協議により変更する場合があります。また、本経営統合の実施に必要な米国証券法や国内外の競争法に係る対応その他の事情により、本経営統合の日程が変動する事由が生じた場合、または本経営統合の検討を中止する場合には、速やかに公表します。
(3)本持株会社の上場申請に関する事項
新たに設立を検討する本持株会社の普通株式については、株式会社東京証券取引所(以下「東京証券取引所」といいます。)プライム市場に新規上場(テクニカル上場)申請を行う予定です。上場日は、2027年10月を予定しています。
また、両社は本株式移転により本持株会社の完全子会社となるため、本持株会社の上場に伴い、上場廃止となる予定ですが、本持株会社の株式が上場されることにより、両社の株主の皆様は引き続き東京証券取引所において、本株式移転に際して交付された本持株会社の株式を取引することができる予定です。
なお、本持株会社の株式上場日及び両社の上場廃止日については、東京証券取引所の規則に従って決定される予定です。
(4)株式移転比率
今後実施するデュー・ディリジェンスの結果、両社がそれぞれ起用する第三者算定機関による株式移転比率算定の結果や市場株価等を踏まえ、両社で誠実に協議・検討の上、本経営統合に関する最終契約書(以下「本最終契約書」といいます。)において定めることといたします。
(5)本株式移転に伴う新株予約権及び新株予約権付社債に関する取扱い
両社は、新株予約権及び新株予約権付社債を発行しておりません。
(6)統合準備委員会
今後、両社は、本経営統合の円滑な実現に向け統合準備委員会を設置し、本経営統合に関する協議を集中的に行ってまいります。
3.本持株会社の概要
(1)商号等
本持株会社の商号、本店所在地、代表者、事業内容、資本金等については、今後、両社において協議の上、本最終契約書締結までに決定いたします。
(2)機関等
① 機関
指名委員会等設置会社といたします。
② 権限・機能、役員等
本持株会社は、設立時には上場企業としてのガバナンスと本経営統合の推進のための必要最小限の機能を持ち、当面は両社が本持株会社の完全子会社である事業会社として経営の自律性及び機動性と、グループ経営戦略の円滑な推進との調和を図りながら、事業運営を担う形になります。将来の組織体制の在り方については本経営統合によるシナジー効果の早期実現を最優先課題として検討してまいります。
なお、設立時における本持株会社の取締役会の構成等は以下のとおりとなる予定です。
取締役会長(取締役会議長・非業務執行) 当社が指名
取締役代表執行役社長CEO NSKが指名
取締役代表執行役副社長 当社が指名
取締役代表執行役専務CFO NSKが指名
取締役(監査委員)(1名) NSKが指名
社外取締役(独立役員)(5名) 両社で協議の上決定する。
但し、NSKが提案した候補者に係る社外取締役3名 及び
当社が提案した候補者に係る社外取締役2名から構成される
また、設立時における本持株会社の指名委員会の構成は以下のとおりとなる予定です。
取締役代表執行役社長CEO
取締役代表執行役副社長
社外取締役(委員長)(1名) 両社で協議の上決定する。
但し、NSKが提案した候補者に係る社外取締役とする
上記の社外取締役のほか、社外取締役(3名) 両社で協議の上決定する。
但し、NSKが提案した候補者に係る社外取締役1名及び当社が提案した候補者に係る社外取締役2名から構成される
4.本株式移転の当事会社の概要
商号
NTN株式会社
日本精工株式会社
設立年月
1918年3月
1916年11月
本店所在地
大阪市北区中之島3-6-32
東京都品川区大崎1-6-3
代表者
取締役 代表執行役 執行役社長 CEO
(最高経営責任者)
鵜飼 英一
取締役 代表執行役社長・CEO
市井 明俊
資本金
65,346百万円(2026年3月末)
67,176百万円(2026年3月末)
事業内容
軸受、ドライブシャフト、精密機器商品等の製造及び販売 等
産業機械事業(一般産業向けの軸受、精密機器関連製品、状態監視システム等を製造・販売)、自動車事業(自動車及び自動車部品メーカー向けの軸受、自動変速機用部品等を製造・販売)、ステアリング事業(自動車メーカー向けのステアリング等を製造・販売)
発行済株式総数
597,533,017株(2026年3月末)
500,000,000株(2026年3月末)
決算期
3月31日
3月31日
5.その他
本経営統合が実施される場合、両社の株主に対し、本持株会社の株式が交付されることとなります。1933年米国証券法に基づき、本経営統合について、両社がForm F-4登録届出書を米国証券取引委員会(SEC)に提出する可能性があります。
(追加情報)
1.説明資料
1-1.連結業績
(単位:百万円)
2022年3月期
2023年3月期
2024年3月期
2025年3月期
2026年3月期
連結経営成績
下段
:売上高比率
売上高
642,023
773,960
836,285
825,587
826,344
100.0%
100.0%
100.0%
100.0%
100.0%
営業利益
6,880
17,145
28,149
22,959
31,034
1.1%
2.2%
3.4%
2.8%
3.8%
経常利益
6,815
12,047
20,001
10,475
23,484
1.1%
1.6%
2.4%
1.3%
2.8%
特別損益
10,804
△1,240
△3,449
△19,068
△8,282
1.7%
△0.2%
△0.4%
△2.3%
△1.0%
親会社株主に帰属する
当期純利益
7,341
10,367
10,568
△23,801
12,871
1.1%
1.3%
1.3%
△2.9%
1.6%
地域別売上高
下段
:売上高構成比率
日本
180,756
201,602
210,025
210,675
211,591
28.2%
26.0%
25.1%
25.5%
25.6%
米州
181,214
246,246
274,726
273,407
267,200
28.2%
31.8%
32.9%
33.1%
32.3%
欧州
127,056
155,174
171,460
167,265
173,583
19.8%
20.0%
20.5%
20.3%
21.0%
アジア他
152,996
170,937
180,074
174,239
173,969
23.8%
22.1%
21.5%
21.1%
21.1%
合計
642,023
773,960
836,285
825,587
826,344
100.0%
100.0%
100.0%
100.0%
100.0%
所
在
地
別
売
上
高
・
営
業
利
益
日本
売上高
321,115
364,064
364,457
354,480
352,161
営業利益
7,621
17,382
15,222
11,207
9,192
営業利益率
2.4%
4.8%
4.2%
3.2%
2.6%
米州
売上高
178,643
243,569
276,411
271,889
263,591
営業利益
△7,427
△6,854
△198
△395
5,469
営業利益率
△4.2%
△2.8%
△0.1%
△0.1%
2.1%
欧州
売上高
143,447
172,441
193,504
190,517
197,462
営業利益
△4,265
△3,411
△2,227
△4,163
△1,061
営業利益率
△3.0%
△2.0%
△1.2%
△2.2%
△0.5%
アジア他
売上高
147,310
165,506
174,061
168,557
167,732
営業利益
14,090
12,538
15,796
14,757
17,573
営業利益率
9.6%
7.6%
9.1%
8.8%
10.5%
消去
売上高
△148,493
△171,621
△172,150
△159,857
△154,604
営業利益
△3,139
△2,509
△444
1,554
△140
合計
売上高
642,023
773,960
836,285
825,587
826,344
営業利益
6,880
17,145
28,149
22,959
31,034
営業利益率
1.1%
2.2%
3.4%
2.8%
3.8%
(単位:百万円)
2022年3月期
2023年3月期
2024年3月期
2025年3月期
2026年3月期
事
業
形
態
別
売
上
高
・
営
業
利
益
軸受他
売上高
―
―
346,777
340,703
348,890
営業利益
―
―
17,699
13,680
12,256
営業利益率
―
―
5.1%
4.0%
3.5%
CVJ
アクスル
売上高
―
―
489,508
484,883
477,453
営業利益
―
―
10,449
9,279
18,778
営業利益率
―
―
2.1%
1.9%
3.9%
合計
売上高
―
―
836,285
825,587
826,344
営業利益
―
―
28,149
22,959
31,034
営業利益率
―
―
3.4%
2.8%
3.8%
設
備
投
資
・
償
却
費
設備投資
19,809
22,253
26,589
32,162
32,464
減価償却費
国内
14,698
16,507
16,090
16,537
16,327
海外
23,200
25,540
25,711
25,842
24,166
合計
37,898
42,048
41,802
42,379
40,493
研究開発費
17,444
18,678
18,234
19,656
19,950
研究開発費/売上高比率
2.7%
2.4%
2.2%
2.4%
2.4%
棚卸資産
214,843
239,385
264,794
244,367
245,850
棚卸資産回転率
3.0回
3.2回
3.2回
3.4回
3.4回
有
利
子
負
債
借入金
314,031
291,292
259,979
261,958
289,173
社債
80,000
80,000
80,000
70,000
30,000
転換社債型新株予約権付社債
―
―
22,084
22,035
―
合計
394,031
371,292
362,064
353,993
319,173
主
要
経
営
指
標
総資産経常利益率
0.8%
1.4%
2.2%
1.2%
2.7%
総資産当期純利益率
0.9%
1.2%
1.2%
△2.8%
1.5%
自己資本当期純利益率
4.0%
5.0%
4.4%
△9.6%
4.9%
自己資本比率
23.1%
25.4%
29.0%
27.2%
33.8%
一株当たり純資産
372.70円
415.64円
497.83円
439.89円
499.40円
一株当たり当期純利益
13.83円
19.53円
19.91円
△44.90円
23.40円
人
員
国内
(人)
8,579
8,419
8,285
8,279
8,134
海外
(人)
14,804
14,608
14,332
13,717
13,171
合計
(人)
23,383
23,027
22,617
21,996
21,305
為替レ
|
ト
平均
ドル
(円)
112.34
135.45
144.47
152.44
150.73
ユーロ
(円)
130.53
140.91
156.69
163.61
174.75
期末
ドル
(円)
121.89
132.68
151.39
149.65
159.76
ユーロ
(円)
136.01
144.70
163.33
161.88
183.11
1-2.個別業績
(単位:百万円)
2022年3月期
2023年3月期
2024年3月期
2025年3月期
2026年3月期
単独経営成績
下段
:売上高比率
売上高
314,917
356,612
355,525
346,244
342,936
100.0%
100.0%
100.0%
100.0%
100.0%
営業利益
6,589
13,447
11,343
7,622
6,349
2.1%
3.8%
3.2%
2.2%
1.9%
経常利益
10,834
24,865
20,686
10,488
22,073
3.4%
7.0%
5.8%
3.0%
6.4%
特別損益
11,682
△5,653
△25,531
△20,841
△4,833
3.7%
△1.6%
△7.2%
△6.0%
△1.4%
当期純利益
21,629
24,463
△4,200
△14,262
20,586
6.9%
6.9%
△1.2%
△4.1%
6.0%
地域別売上高
下段
:売上高構成比率
日本
172,494
191,341
199,244
200,363
200,839
54.8%
53.7%
56.0%
57.9%
58.6%
米州
54,092
66,628
62,894
58,811
54,540
17.2%
18.7%
17.7%
17.0%
15.9%
欧州
25,744
26,669
26,448
22,323
23,051
8.2%
7.5%
7.4%
6.4%
6.7%
アジア他
62,586
71,973
66,939
64,745
64,505
19.9%
20.2%
18.8%
18.7%
18.8%
合計
314,917
356,612
355,525
346,244
342,936
100.0%
100.0%
100.0%
100.0%
100.0%
設備投資
6,317
7,581
10,555
11,200
11,210
減価償却費
12,917
14,422
13,312
13,723
13,559
研究開発費
12,287
12,981
11,747
12,078
12,225
研究開発費/売上高比率
3.9%
3.6%
3.3%
3.5%
3.6%
棚卸資産
54,878
56,051
62,091
61,796
58,382
棚卸資産回転率
5.7回
6.4回
5.7回
5.6回
5.9回
有
利
子
負
債
借入金
223,847
226,366
212,241
223,736
257,796
社債
80,000
80,000
80,000
70,000
30,000
転換社債型新株予約権付社債
―
―
22,084
22,035
―
合計
303,847
306,366
314,325
315,771
287,796
主
要
経
営
指
標
総資産経常利益率
1.7%
3.9%
3.2%
1.7%
3.6%
総資産当期純利益率
3.5%
3.9%
△0.6%
△2.3%
3.3%
自己資本当期純利益率
15.4%
15.4%
△2.5%
△9.4%
12.9%
自己資本比率
24.0%
26.3%
24.9%
22.9%
28.3%
一株当たり純資産
277.43円
321.41円
304.03円
266.52円
299.17円
一株当たり当期純利益
40.74円
46.08円
△7.91円
△26.91円
37.42円
人員
(人)
5,756
5,647
5,572
5,581
5,478
出典: 決算短信PDF(外部リンク)
財務データ推移
| 年度 | 売上高 | 営業利益 | 純利益 | 総資産 | 純資産 | EPS | 配当 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2025 | 8,256億円 | 230億円 | ▲238億円 | 8,564億円 | 2,487億円 | -44.9 | 11.0 |
| 2024 | 8,363億円 | 281億円 | 106億円 | 9,103億円 | 2,808億円 | 19.9 | 10.0 |
| 2023 | 7,740億円 | 171億円 | 104億円 | 8,698億円 | 2,374億円 | 19.5 | 5.0 |
| 2022 | 6,420億円 | 69億円 | 73億円 | 8,555億円 | 2,164億円 | 13.8 | — |
| 2021 | 5,628億円 | ▲31億円 | ▲116億円 | 8,366億円 | 1,838億円 | -21.9 | — |
| 2020 | 6,520億円 | 75億円 | ▲440億円 | 7,578億円 | 1,684億円 | -82.8 | 5.0 |
| 2019 | 7,338億円 | 269億円 | ▲70億円 | 8,408億円 | 2,464億円 | -13.1 | 15.0 |
| 2018 | 7,447億円 | 396億円 | 204億円 | 8,394億円 | 2,698億円 | 38.4 | 15.0 |
| 2017 | 6,836億円 | 356億円 | 28億円 | 7,970億円 | 2,451億円 | 5.3 | 10.0 |
| 2016 | 7,170億円 | 478億円 | 150億円 | 7,940億円 | 2,485億円 | 28.3 | 10.0 |
| 2015 | 7,019億円 | 439億円 | 234億円 | 8,561億円 | 2,626億円 | 43.9 | 6.0 |
| 2014 | 6,390億円 | — | ▲146億円 | 8,480億円 | 2,134億円 | -27.5 | 2.0 |
| 2013 | 5,396億円 | — | ▲142億円 | 7,685億円 | 2,117億円 | -26.7 | — |
| 2012 | 5,435億円 | — | 60億円 | 6,933億円 | 2,121億円 | 11.3 | 10.0 |
事業の状況(有価証券報告書より)
最新の有価証券報告書から、事業内容・リスク・経営方針・経営成績の概況を掲載します。各セクションをクリックして展開してください。
事業の内容
事業等のリスク
事業方針・経営環境
経営者による分析
役員の状況
※ 出典: EDINET DB API より取得した有価証券報告書(2025年度)。 全文は 金融庁 EDINET でご確認ください。
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