中外製薬株式会社 4519

医薬品 IFRS 健全性: S (100点)

データ取得日: 2026-05-24 | 過去15年分の財務データを掲載

業績推移

業績予想 当期通期予想(2026-04-24 発表)

項目 予想値 直近通期実績(2025年度) 増減
売上高 12,579億円
営業利益 5,988億円
純利益 4,340億円
EPS 263.73円
1株配当 (DPS) 66.00円 272.00円 -75.7%
予想PER* 31.3倍 (実績)
予想配当利回り* 0.80% 3.30% (実績)

※ 業績予想は企業発表値です。四半期決算時点の通期見通しのため、期中で修正される可能性があります。 * 印は当サイトが PBR×BPS から推定した株価をもとに独自計算した参考指標です。

財務指標(2025年度)

主要指標

ROE 24.4%
PER 31.3倍
PBR 6.70倍
配当利回り 3.30%
配当性向 103.1%

収益性

ROA 17.6%
売上総利益率 71.1%
営業利益率 47.6%
純利益率 34.5%

成長性

前年比 3Y CAGR 5Y CAGR
売上高 +7.5% -0.1% +9.8%
営業利益 +10.5%
純利益 +12.1% +5.0%
EPS +12.0% +5.0%

安全性

自己資本比率 73.7%
流動比率 423.5%
D/Eレシオ

派生指標 参考

時価総額* 121,846億円
ネットキャッシュ*
Net Debt/EBITDA*
EV/EBITDA*
FCFマージン* 14.7%
DOE* 22.10%

* 印は当サイトが EDINET から取得した財務データをもとに独自に計算した参考指標です。 EDINETから直接取得した数値ではないため、実際の市場値や各種データソースの公表値と乖離する場合があります。 投資判断は必ず一次情報をご確認ください。

業種比較 業種: 医薬品 日経225内同業 9社

指標 自社 日経225 同業平均
(9社)
EDINET 全体平均
(82社)
同業平均との偏差
ROE 24.4% 11.3% 5.3% +13.08pt
PER 31.3倍 27.9倍 +3.39
PBR 6.70倍 2.33倍 +4.37
配当利回り 3.30% 3.03% +0.27pt
配当性向 103.1% 61.2% +41.96pt
ROA 17.6% 6.8% +10.83pt
売上総利益率 71.1% 75.3% -4.20pt
営業利益率 47.6% 18.0% -77.1% +29.59pt
純利益率 34.5% 14.9% +19.60pt

※「日経225 同業平均」は当サイトで日経225採用銘柄から自前集計した値。 「EDINET 全体平均」は EDINET DB API が返す上場企業全体(中小・赤字含む)の平均で、ROE と営業利益率のみ提供されます。 偏差はパーセンテージポイント(pt)または倍率差。

キャッシュフロー(2025年度)

営業CF 3,863億円
投資CF ▲2,013億円
財務CF ▲3,079億円
設備投資 634億円
現金等残高 4,266億円
年度 営業CF 投資CF 財務CF フリーCF 設備投資 現金等残高
2025 3,863億円 ▲2,013億円 ▲3,079億円 1,850億円 634億円 4,266億円
2024 4,476億円 ▲2,274億円 ▲1,410億円 2,202億円 527億円 5,402億円
2023 4,099億円 ▲373億円 ▲1,393億円 3,726億円 683億円 4,587億円
2022 2,436億円 ▲1,455億円 ▲1,456億円 981億円 618億円 2,222億円
2021 2,796億円 ▲1,189億円 ▲1,074億円 1,607億円 720億円 2,678億円
2020 2,050億円 ▲983億円 ▲995億円 1,067億円 752億円 2,123億円
2019 2,066億円 ▲817億円 ▲669億円 1,249億円 540億円 2,039億円
2018 1,191億円 ▲741億円 ▲350億円 450億円 1,469億円
2017 1,076億円 ▲367億円 ▲296億円 709億円 1,391億円
2016 388億円 ▲101億円 ▲334億円 287億円 954億円
2015 629億円 ▲453億円 ▲285億円 176億円 1,017億円
2014 370億円 ▲144億円 ▲244億円 227億円 1,140億円
2013 535億円 ▲132億円 ▲232億円 403億円 1,151億円
2012 775億円 ▲549億円 ▲228億円 226億円 954億円
2011 696億円 ▲151億円 ▲246億円 545億円 945億円

※ フリーCF = 営業CF + 投資CF(投資CFは通常マイナス)。設備投資額は絶対値で表示。

損益計算書(2025年度)

項目 金額 売上比
売上高 12,579億円 100.0%
売上原価 3,637億円 28.9%
売上総利益 8,943億円 71.1%
販管費 1,165億円 9.3%
営業利益 5,988億円 47.6%
経常利益 5,477億円 43.5%
純利益 4,340億円 34.5%

※ 会計基準: IFRS / 有報提出日: 2026-03-25 15:42。 売上原価・売上総利益・販管費が「—」の項目は EDINET に該当データが無いことを示します(金融・通信・IFRS企業など)。

貸借対照表(2025年度)

項目 金額 総資産比
資産
総資産 24,686億円 100.0%
現金等 4,266億円 17.3%
その他資産 20,420億円 82.7%
負債・純資産
総負債 6,500億円 26.3%
純資産 18,186億円 73.7%
自己資本 18,186億円 73.7%
うち利益剰余金 17,067億円 69.1%

※「その他資産」「その他負債」は EDINET 取得値から計算で算出(その他資産 = 総資産 − 現金等、その他負債 = 総負債 − 有利子負債)。 利益剰余金は自己資本に含まれる内訳項目です。 総資産 = 総負債 + 純資産 が成立しない場合はデータの整合性をご確認ください。

事業規模・コスト構造(2025年度)

従業員数 7,872人 1人当たり売上 1.60億円
研究開発費 1,801億円 売上比 14.32%
減価償却費

※「1人当たり売上」「売上比%」はサイト内で計算した派生指標です。 研究開発費は製造業以外では非開示の場合があります(サービス業・金融業など)。

直近の決算短信

開示日時タイトル区分売上高前年比 営業利益前年比 純利益前年比EPS PDF
2026-04-24 17:00 2026年12月期第1四半期決算短信〔IFRS〕(連結) Q1 3,217億円 +11.5% 1,588億円 +16.2% 1,154億円 +18.7% 70.1 PDF
業績概況・今後の見通し(2026-04-24 発表分) 約11,460字

qualitative.htm
○添付資料の目次
1.当四半期決算に関する定性的情報 ………………………………………………………………   2
(1)連結経営成績に関する説明 …………………………………………………………………   2
(2)連結財政状態に関する説明 …………………………………………………………………   5
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明 …………………………………………   6
(4)重要な契約等 …………………………………………………………………………………   7
2.要約四半期連結財務諸表及び主な注記 …………………………………………………………   8
(1)要約四半期連結損益計算書及び要約四半期連結包括利益計算書 ………………………   8
(2)要約四半期連結財政状態計算書 ……………………………………………………………  10
(3)要約四半期連結キャッシュ・フロー計算書 ………………………………………………  11
(4)要約四半期連結持分変動計算書 ……………………………………………………………  12
(5)継続企業の前提に関する注記 ………………………………………………………………  13
(6)要約四半期連結財務諸表注記 ………………………………………………………………  13
1.当四半期決算に関する定性的情報
(1)連結経営成績に関する説明
(単位:億円)
2026年
第1四半期実績
2025年
第1四半期実績
前年同期比
連結損益(Core実績)
売上収益
3,217
2,885
+11.5

製商品売上高
2,916
2,597
+12.3

その他の売上収益
302
287
+5.2

売上原価
△923
△875
+5.5

売上総利益
2,295
2,010
+14.2

研究開発費
△419
△407
+2.9

販売費及び一般管理費
△249
△210
+18.6

その他の営業収益(費用)
6
3
+100.0

営業利益
1,633
1,395
+17.1

四半期利益
1,186
992
+19.6

連結損益(IFRS実績)
売上収益
3,217
2,885
+11.5

営業利益
1,588
1,367
+16.2

四半期利益
1,154
972
+18.7

<連結損益の概要(IFRSベース)>
当第1四半期連結累計期間の売上収益は3,217億円(前年同期比11.5%増)、営業利益は1,588億円(同16.2%増)、四半期利益は1,154億円(同18.7%増)となりました。これらには当社が管理する経常的業績(Coreベース)では除外している
無形資産の償却費5億円、事業再構築費用40億円が含まれています。
<連結損益の概要(Coreベース)>
当第1四半期連結累計期間の売上収益は、製商品売上高及びその他の売上収益が伸長し、
3,217億円(前年同期比11.5%増)となりました。
売上収益のうち、製商品売上高は
2,916億円(同12.3%増)となりました。
国内製商品売上高は、薬価改定や後発品浸透等の影響を受けたものの、主力品のバビースモ、ヘムライブラ、ポライビー、フェスゴ、新製品のルンスミオが伸長し、前年同期を上回りました。海外製商品売上高は、ロシュ向けのヘムライブラ輸出、及びガルデルマへ導出したNEMLUVIOの同社向け輸出が大幅に増加し、前年同期を上回りました。その他の売上収益は、
302億円(同5.2%増)となりました。
一時金収入が減少したものの、主にNEMLUVIOに関するロイヤルティ収入の増加により、前年同期を上回りました。製商品原価率は、製品別売上構成比の変化及び為替影響等により31.7%と前年同期比で2.0ポイント改善しました。結果、
売上総利益は2,295億円(同14.2%増)となりました。
研究開発費は
419億円(同2.9%増)
となり、創薬・早期開発への投資や開発プロジェクトの進展に伴う費用の増加等により前年同期を上回りました。
販売費及び一般管理費

249億円(同18.6%増)
となり、主に諸経費の一過性の増加及び法人事業税(外形標準課税)の増加により前年同期を上回りました。
その他の営業収益(費用)は6億円の収益(
前年同期は
3億円の収益)となりました。以上から、Core営業利益は1,633億円(同17.1%増)、Core四半期利益は1,186億円(同19.6%増)となりました。
※Core実績について
当社はIFRS移行を機に2013年よりCore実績を開示しております。Core実績とは、IFRS実績に当社が非経常事項と捉える事項の調整を行ったものであります。なお、当社が非経常事項と捉える事項は、事業規模や範囲などの違いによりロシュと判断が異なる場合があります。当社ではCore実績を、社内の業績管理、社内外への経常的な収益性の推移の説明、並びに株主還元をはじめとする成果配分を行う際の指標として使用しております。
詳細は2026年4月24日付2026年12月期第1四半期連結決算
〔IFRS〕補足資料(以下、「補足資料」という)P.1「IFRS実績からCore実績への調整表」をご覧ください。
<製商品売上高の内訳>
(単位:億円)
2026年
第1四半期実績
2025年
第1四半期実績
前年同期比
製商品売上高
2,916
2,597
+12.3

国内製商品売上高
1,114
1,030
+8.2

オンコロジー領域
557
531
+4.9

スペシャリティ領域
557
499
+11.6

海外製商品売上高
1,801
1,567
+14.9

[国内製商品売上高]
国内製商品売上高は、薬価改定及び後発品浸透等の影響を受けたものの、主力品及び新製品が伸長し、
1,114億円(前年同期比8.2%増)となりました。
オンコロジー領域の売上高は、
557億円
(同
4.9%増
)となりました。
薬価改定及び後発品浸透の影響により、主力品の抗悪性腫瘍剤/抗VEGFヒト化モノクローナル抗体「アバスチン」の売上が減少しました。一方、主力品の抗悪性腫瘍剤/微小管阻害薬結合抗CD79bモノクローナル抗体「ポライビー」、抗悪性腫瘍剤/抗HER2ヒト化モノクローナル抗体・ヒアルロン酸分解酵素配合剤「フェスゴ」の好調な推移に加えて、新製品の抗悪性腫瘍剤/抗CD20/CD3ヒト化二重特異性モノクローナル抗体「ルンスミオ」が市場浸透しました。
スペシャリティ領域の売上高は、557億円(同11.6%増)となりました。
薬価改定の影響を受けたものの、主力品の眼科用VEGF/Ang-2阻害剤抗VEGF/抗Ang-2ヒト化二重特異性モノクローナル抗体「バビースモ」の売上が大幅に増加したことに加え、血液凝固第Ⅷ因子機能代替製剤/抗血液凝固第Ⅸa/Ⅹ因子ヒト化二重特異性モノクローナル抗体「ヘムライブラ」が堅調に推移しました。
[海外製商品売上高]
海外製商品売上高は
1,801億円(
前年同期比
14.9%増)となりました。
「ヘムライブラ」のロシュ向け輸出、及びヒト化抗ヒトIL-31受容体Aモノクローナル抗体「NEMLUVIO」のガルデルマ向け輸出が大幅に増加しました。
研究開発活動の状況
当第1四半期連結累計期間におけるCoreベースの研究開発費は419億円(前年同期比2.9%増)、売上収益研究開発費比率は13.0%となりました。
当第1四半期連結累計期間における研究開発活動の進捗状況は以下のとおりです。
「がん領域」
・抗悪性腫瘍剤/抗CD20/CD3ヒト化二重特異性モノクローナル抗体「RG7828」(製品名:「ルンスミオ」)は、2026年3月に、再発または難治性の大細胞型B細胞リンパ腫(「ポライビー」との併用)を対象として適応拡大の承認を取得しました。
・抗悪性腫瘍剤/抗PD-L1ヒト化モノクローナル抗体「RG7446」(製品名:「テセントリク」)は、2026年1月に、分子的残存病変(MRD)陽性の膀胱がんにおける術後補助療法に対する適応拡大の承認申請を行いました。また、第Ⅲ相国際共同治験「IMbrave251試験」の結果に鑑み、肝細胞がん[二次治療](レンバチニブまたはソラフェニブ併用)を対象とする開発を中止しました。
・KRAS G12C阻害剤「RG6330」は、2026年1月に、非小細胞肺がん[一次治療]を対象として第Ⅲ相国際共同治験を開始しました。
・PI3Kα阻害剤「RG6114」は、2026年2月に、
PIK3CA
遺伝子変異陽性乳がん(内分泌療法感受性)[一次治療](CDK4/6阻害剤、レトロゾール併用)を対象として、同年3月に、
PIK3CA
遺伝子変異陽性・HER2陽性乳がん[一次治療](フェスゴ併用)を対象としてそれぞれ第Ⅲ相国際共同治験を開始しました。
「神経疾患領域」
・ウイルスベクター製品「RG6356/SRP-9001」(製品名:「エレビジス」)は、2026年2月に、デュシェンヌ型筋ジストロフィー(エクソン8及び/またはエクソン9の一部または全体の欠失変異を有さず、抗AAVrh74抗体が陰性である3歳以上8歳未満の歩行可能な患者)の治療を目的とした再生医療等製品として発売しました。
・抗潜在型ミオスタチンスイーピング抗体「GYM329/RG6237」は、第Ⅱ/Ⅲ相国際共同治験「MANATEE試験」の結果に鑑み、脊髄性筋萎縮症を対象とする開発を、第Ⅱ相臨床試験「MANOEUVRE試験」の結果に鑑み、顔面肩甲上腕型筋ジストロフィーを対象とする開発をそれぞれ中止しました。
・pH依存的結合性ヒト化抗IL-6レセプターモノクローナル抗体「SA237/RG6168」(製品名:「エンスプリング」)は、ロシュが戦略上の理由でデュシェンヌ型筋ジストロフィーを対象とする第Ⅱ相臨床試験を中止したことを受け、パイプラインから除外しました。
(2)連結財政状態に関する説明
<資産、負債及び純資産の状況>
(単位:億円)
2026年
第1四半期末実績
2025年
期末実績
前期末比
純営業資産(NOA)及び純資産
純運転資本
4,726
5,270
△544
長期純営業資産
5,931
5,833
98
純営業資産(NOA)
10,657
11,103
△446
ネット現金
8,501
9,797
△1,296
その他の営業外純資産
△80
△643
563
純資産合計
19,077
20,257
△1,180
連結財政状態計算書(IFRS実績)
資産合計
22,651
24,686
△2,035
負債合計
△3,574
△4,429
855
純資産合計
19,077
20,257
△1,180
当第1四半期連結会計期間末における純営業資産(NOA)は前連結会計年度末に比べ446億円減少し、1兆657億円となりました。
うち、純運転資本は棚卸資産が増加した一方で、ロイヤルティの精算による未収入金の減少等により
前連結会計年度末に比べ
544億円減少し、4,726億円となりました。
また、長期純営業資産は無形資産の増加等により
前連結会計年度末から98億円増加し、5,931億円となりました。
次項「キャッシュ・フローの状況」で示すとおり、
有価証券や有利子負債を含むネット現金は前連結会計年度末に比べ
1,296億円減少し、8,501億円となりました。その他の営業外純資産は、
主に未払法人所得税の減少により前連結会計年度末から
563億円増加し、△80億円となりました。
これらの結果、純資産合計は前連結会計年度末に比べ1,180億円減少し、1兆9,077億円となりました。
※純営業資産(NOA)及び純資産について
連結財政状態計算書は国際会計基準第1号「財務諸表の表示」に基づいて作成しております。一方で、純営業資産(NOA)及び純資産は、連結財政状態計算書を内部管理の指標として再構成したものであり、ロシュも同様の指標を開示しております。なお、純営業資産(NOA)及び純資産にはCore実績のような除外事項はありません。
詳細は補足資料P.8「財政状態」をご覧ください。
※純営業資産(NOA)について
純営業資産(NOA:Net Operating Assets)は金融取引や税務上の取引とは独立に当社グループの業績を評価することを可能としております。純営業資産は純運転資本及び有形固定資産、使用権資産、無形資産等を含む長期純営業資産から引当金を控除することで計算しております。
<キャッシュ・フローの状況>
(単位:億円)
2026年
第1四半期実績
2025年
第1四半期実績
前年同期比
フリー・キャッシュ・フロー
営業利益
1,588
1,367
+16.2

調整後営業利益
1,696
1,462
+16.0

営業フリー・キャッシュ・フロー
2,033
1,624
+25.2

フリー・キャッシュ・フロー
1,122
427
+162.8

ネット現金の純増減
△1,296
△517
+150.7

連結キャッシュ・フロー計算書(IFRS実績)
営業活動によるキャッシュ・フロー
1,220
667
+82.9

投資活動によるキャッシュ・フロー
1,138
△869


財務活動によるキャッシュ・フロー
△2,446
△954
+156.4

現金及び現金同等物の増減額
△86
△1,168
△92.6

現金及び現金同等物の四半期末残高
4,180
4,234
△1.3

営業利益から、営業利益に含まれる減価償却費などのすべての非現金損益項目及び純営業資産に係るすべての非損益現金流出入を調整した調整後営業利益は、1,696億円(前年同期比16.0%増)となりました。
調整後営業利益から有形固定資産の取得による支出127億円等があった一方で、純運転資本等の減少567億円により、
営業フリー・キャッシュ・フローは2,033億円(同25.2%増)の収入となりました。純運転資本等の
減少
要因は前項「資産、負債及び純資産の状況」に記載したとおりです。
営業フリー・キャッシュ・フローから法人所得税893億円を支払ったこと等により、フリー・キャッシュ・フローは
1,122億円
(同
162.8%増
)の収入となりました。
フリー・キャッシュ・フローから配当金の支払2,420億円等を調整したネット現金の純増減は
1,296億円の減少
となりました。
また、有価証券及び有利子負債の増減を除いた現金及び現金同等物は86億円減少し、当四半期末残高は4,180億円となりました。
※フリー・キャッシュ・フロー(FCF)について
連結キャッシュ・フロー計算書は国際会計基準第7号「キャッシュ・フロー計算書」に基づいて作成しております。一方で、FCFは、連結キャッシュ・フロー計算書を内部管理の指標として再構成したものであり、ロシュも同様の指標を開示しております。なお、FCFにはCore実績のような除外事項はありません。
詳細は補足資料P.9「キャッシュ・フロー」をご覧ください。
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明
2026年1月29日に公表いたしました連結業績予想から修正しておりません。
(4)重要な契約等
当第1四半期連結会計期間において、重要な契約等の決定または締結等はありません。
※本項1.「当四半期決算に関する定性的情報」において、金額は億円未満を四捨五入しております。また、増減及び%は億円単位で表示された数字で計算しております。
2.要約四半期連結財務諸表及び主な注記
(1)要約四半期連結損益計算書及び要約四半期連結包括利益計算書
【要約四半期連結損益計算書】
(単位:百万円)
当第1四半期連結累計期間
(自 2026年1月1日
至 2026年3月31日)
前第1四半期連結累計期間
(自 2025年1月1日
至 2025年3月31日)
売上収益
321,747
288,459
製商品売上高
291,577
259,722
その他の売上収益
30,170
28,737
売上原価
△92,790
△87,823
売上総利益
228,957
200,636
研究開発費
△41,887
△40,927
販売費及び一般管理費
△28,901
△23,237
その他の営業収益(費用)
596
178
営業利益
158,765
136,651
金融費用
42
3
その他の金融収入(支出)
1,390
△825
税引前四半期利益
160,197
135,829
法人所得税
△44,779
△38,595
四半期利益
115,418
97,234
四半期利益の帰属:
当社の株主持分
115,418
97,234
1株当たり四半期利益
基本的1株当たり
四半期利益(円)
70.13
59.09
希薄化後1株当たり
四半期利益(円)
70.13
59.08
【要約四半期連結包括利益計算書】
(単位:百万円)
当第1四半期連結累計期間
(自 2026年1月1日
至 2026年3月31日)
前第1四半期連結累計期間
(自 2025年1月1日
至 2025年3月31日)
四半期利益
115,418
97,234
その他の包括利益
確定給付制度の再測定

△12
その他の包括利益を通じて
公正価値で測定する金融資産
△126
20
純損益に振り替えられない項目
合計
△126
9
その他の包括利益を通じて
公正価値で測定する金融資産
4
△2
キャッシュ・フロー・ヘッジ
8,171
3,660
在外子会社等の為替換算差額
254
△1,629
のちに純損益に振り替えられる
可能性のある項目合計
8,430
2,028
その他の包括利益合計
8,305
2,037
四半期包括利益
123,723
99,271
四半期包括利益の帰属:
当社の株主持分
123,723
99,271
(2)要約四半期連結財政状態計算書
(単位:百万円)
当第1四半期
連結会計期間末
(2026年3月31日)
前連結会計年度末
(2025年12月31日)
資産
非流動資産:
有形固定資産
459,516
456,578
使用権資産
22,163
22,903
無形資産
58,495
54,539
繰延税金資産
89,422
88,304
退職後給付資産
26,472
26,249
その他の非流動資産
69,592
79,263
非流動資産合計
725,660
727,837
流動資産:
棚卸資産
288,289
276,848
営業債権及びその他の債権
352,747
442,876
未収法人所得税
194
236
有価証券
432,111
553,094
現金及び現金同等物
417,984
426,602
その他の流動資産
48,117
41,104
流動資産合計
1,539,441
1,740,758
資産合計
2,265,101
2,468,595
負債
非流動負債:
繰延税金負債
△3,434
△4,015
退職後給付負債
△4,724
△4,245
長期引当金
△4,020
△4,610
その他の非流動負債
△17,506
△18,914
非流動負債合計
△29,684
△31,785
流動負債:
未払法人所得税
△51,675
△91,004
短期引当金
△3,371
△3,356
営業債務及びその他の債務
△107,524
△127,247
その他の流動負債
△165,132
△189,469
流動負債合計
△327,702
△411,077
負債合計
△357,386
△442,862
純資産合計
1,907,715
2,025,732
資本の帰属:
当社の株主持分
1,907,715
2,025,732
資本合計
1,907,715
2,025,732
負債及び資本合計
2,265,101
2,468,595
(3)要約四半期連結キャッシュ・フロー計算書
(単位:百万円)
当第1四半期連結累計期間
(自 2026年1月1日
至 2026年3月31日)
前第1四半期連結累計期間
(自 2025年1月1日
至 2025年3月31日)
営業活動によるキャッシュ・フロー
営業活動による現金創出
170,935
147,337
運転資本の減少(△は増加)
56,658
40,756
確定給付制度に係る拠出
△525
△607
引当金の支払
△599
△310
その他の営業活動
△15,125
△13,583
小計
211,343
173,593
法人所得税の支払
△89,303
△106,915
営業活動によるキャッシュ・
フロー
122,040
66,677
投資活動によるキャッシュ・フロー
有形固定資産の取得
△12,661
△22,035
無形資産の取得
△7,864
△469
有形固定資産の処分
△36
△66
無形資産の処分

28
利息及び配当金の受取
1,507
715
有価証券の取得
△260,468
△320,000
有価証券の売却
381,447
255,000
投資有価証券の取得
△5
△60
投資有価証券の売却
11,852

その他の投資活動
24

投資活動によるキャッシュ・
フロー
113,796
△86,886
財務活動によるキャッシュ・フロー
利息の支払
△144
△52
リース負債の支払
△2,512
△2,033
配当の支払―当社株主持分
△241,990
△93,408
ストック・オプションの行使
62
115
自己株式の減少(△は増加)
△2
△1
財務活動によるキャッシュ・
フロー
△244,584
△95,378
現金及び現金同等物に係る換算差額
130
△1,196
現金及び現金同等物の増減額
△8,618
△116,783
現金及び現金同等物の期首残高
426,602
540,202
現金及び現金同等物の四半期末残高
417,984
423,419
(4)要約四半期連結持分変動計算書
前第1四半期連結累計期間(自 2025年1月1日 至 2025年3月31日)
(単位:百万円)
当社の株主持分
資本金
資本剰余金
利益剰余金
その他の
資本構成
要素
合計
資本合計
2025年1月1日現在
73,202
69,896
1,746,934
11,468
1,901,499
1,901,499
四半期利益


97,234

97,234
97,234
その他の包括利益
を通じて公正価値
で測定する金融資産



18
18
18
キャッシュ・
フロー・ヘッジ



3,660
3,660
3,660
在外子会社等の
為替換算差額



△1,629
△1,629
△1,629
確定給付制度の
再測定


△12

△12
△12
四半期包括利益合計


97,222
2,048
99,271
99,271
剰余金の配当


△93,795

△93,795
△93,795
株式報酬取引

13


13
13
自己株式

233


233
233
2025年3月31日現在
73,202
70,142
1,750,362
13,516
1,907,222
1,907,222
当第1四半期連結累計期間(自 2026年1月1日 至 2026年3月31日)
(単位:百万円)
当社の株主持分
資本金
資本剰余金
利益剰余金
その他の
資本構成
要素
合計
資本合計
2026年1月1日現在
73,202
70,515
1,890,042
△8,026
2,025,732
2,025,732
四半期利益


115,418

115,418
115,418
その他の包括利益
を通じて公正価値
で測定する金融資産



△121
△121
△121
キャッシュ・
フロー・ヘッジ



8,171
8,171
8,171
在外子会社等の
為替換算差額



254
254
254
四半期包括利益合計


115,418
8,305
123,723
123,723
剰余金の配当


△241,920

△241,920
△241,920
株式報酬取引

95


95
95
自己株式

85


85
85
その他の資本構成
要素から利益剰余
金への振替


14
△14


2026年3月31日現在
73,202
70,694
1,763,554
265
1,907,715
1,907,715
(5)継続企業の前提に関する注記
該当事項はありません。
(6)要約四半期連結財務諸表注記
①重要な会計方針等
(a)作成の基礎
この要約四半期連結財務諸表は、日本(東京)に所在し、東京証券取引所に上場(証券コード:4519)している中外製薬株式会社及びその子会社の要約四半期連結財務諸表です。この要約四半期連結財務諸表は2026年4月24日に取締役会によって承認されております。
ロシュ・ホールディング・リミテッドはスイス証券取引所に上場し、IFRSに準拠し業績を開示しているロシュグループの親会社です。当社グループはロシュとの戦略的アライアンスの締結により2002年10月よりロシュグループの主要なメンバーになっております。ロシュ・ホールディング・リミテッドは、当社株式の発行済株式総数のうち、59.89%(発行済株式総数から自己株式を控除したベースでは61.10%)を所有しております。
当社グループは、株式会社東京証券取引所の四半期財務諸表等の作成基準第5条第2項(ただし、四半期財務諸表等の作成基準第5条第5項に基づき、国際会計基準第34号「期中財務報告」の開示を一部省略しております。)に準拠して要約四半期連結財務諸表を作成しております。
この要約四半期連結財務諸表には、年次の連結財務諸表で要求される全ての情報が含まれていないため、2025年12月31日に終了した前連結会計年度の連結財務諸表と併せて利用されるべきものであります。
要約四半期連結財務諸表は当社の機能通貨である日本円で表示し、百万円未満を四捨五入しております。公正価値による測定が要求されている一部の項目を除き、測定は取得原価に基づいております。
(b)重要な会計上の判断、見積り及び前提
要約四半期連結財務諸表の作成にあたっては、収益、費用、資産、負債及び偶発事象に係る報告金額に影響を与える判断、見積り及び前提の設定を行うことを経営者に求めております。これらの見積りは実際の結果と異なる可能性があります。見積りやその基礎をなす前提は、過去の経験や多くの要因に基づいて設定しており、継続的に見直しを行っております。見積りの変更による影響は、見積りの変更が行われた会計期間に認識しております。
当社グループの要約四半期連結財務諸表で認識する金額に重要な影響を与える判断、見積り及び前提に関する情報は、原則として前連結会計年度と同様であります。
(c)会計方針の変更
当社グループの要約四半期連結財務諸表において適用する重要な会計方針は、前連結会計年度に係る連結財務諸表において適用した会計方針と同一であります。
なお、一部の基準書において軽微な変更がありましたが、当社グループの業績及び財政状態に重要な影響はありません。
②セグメント情報
当社グループは、単一の医薬品事業に従事し、複数の事業セグメントを有しておりません。当社グループの医薬品事業は、新規の医療用医薬品の研究、開発、製造、販売活動から成り立っております。これらの機能的な活動は事業として統合した運営管理を行っております。
売上収益
(単位:百万円)
当第1四半期連結累計期間
(自 2026年1月1日
至 2026年3月31日)
前第1四半期連結累計期間
(自 2025年1月1日
至 2025年3月31日)
製商品売上高
その他の
売上収益
製商品売上高
その他の
売上収益
日本
111,429
166
102,990
360
海外
180,148
30,005
156,732
28,377
うちスイス
171,783
27,639
148,541
28,255
合計
291,577
30,170
259,722
28,737
主要顧客に関する情報
(単位:百万円)
当第1四半期連結累計期間
(自 2026年1月1日
至 2026年3月31日)
前第1四半期連結累計期間
(自 2025年1月1日
至 2025年3月31日)
エフ・ホフマン・ラ・ロシュ・
リミテッド
185,712
170,405
アルフレッサ ホールディングス
株式会社及びそのグループ会社
37,250
30,114
③関連当事者
配当
当社のロシュに対する配当は、2025年通年で183,032百万円、2026年は当第1四半期連結会計期間末までに147,834百万円であります。
関連当事者との重要な取引及び債権債務
エフ・ホフマン・ラ・ロシュ・リミテッド
に対する取引高
(単位:百万円)
当第1四半期連結累計期間
(自 2026年1月1日
至 2026年3月31日)
前第1四半期連結累計期間
(自 2025年1月1日
至 2025年3月31日)
売上収益
185,712
170,405
仕入高
66,401
36,073
エフ・ホフマン・ラ・ロシュ・リミテッド
に対する債権・債務
(単位:百万円)
当第1四半期
連結会計期間末
(2026年3月31日)
前連結会計年度末
(2025年12月31日)
営業債権及びその他の債権
205,648
247,468
営業債務
64,659
35,177

出典: 決算短信PDF(外部リンク)

財務データ推移

年度売上高営業利益純利益 総資産純資産EPS配当
2025 12,579億円 5,988億円 4,340億円 24,686億円 18,186億円 263.7 272.0
2024 11,706億円 5,420億円 3,873億円 22,084億円 17,455億円 235.4 98.0
2023 11,114億円 4,392億円 3,255億円 19,325億円 14,784億円 197.8 80.0
2022 12,597億円 5,333億円 3,744億円 18,698億円 12,865億円 227.6 78.0
2021 9,998億円 4,219億円 3,030億円 15,387億円 10,666億円 184.3 76.0
2020 7,869億円 3,012億円 2,147億円 12,355億円 8,701億円 130.7 55.0
2019 6,862億円 2,106億円 1,576億円 10,589億円 7,562億円 287.8 140.0
2018 5,798億円 1,243億円 925億円 9,195億円 6,615億円 169.1 86.0
2017 5,342億円 727億円 8,525億円 6,099億円 133.0 62.0
2016 4,918億円 536億円 8,063億円 5,708億円 98.1 52.0
2015 4,988億円 611億円 7,874億円 5,471億円 112.0 58.0
2014 4,611億円 510億円 7,395億円 5,147億円 93.5 48.0
2013 4,237億円 509億円 6,972億円 5,329億円 93.5 45.0
2012 3,866億円 461億円 6,453億円 4,901億円 84.6 40.0
2011 3,735億円 352億円 5,873億円 4,591億円 64.8 40.0