キオクシアホールディングス株式会社 285A
データ取得日: 2026-05-24 | 過去5年分の財務データを掲載
AI 業績サマリー
直近売上高は1兆7,064億円、純利益は2,723億円と大幅な増収増益を達成。営業利益率は26.5%と高い水準を維持しているが、悪化傾向にある点は懸念される。PERは4.6倍と割安圏にあるものの、自己資本比率は25.3%と低く、財務健全性に課題を残す。ROEは45.9%と資本効率は非常に高いが、純利益が経常利益を大幅に上回っており、特別利益による一時的な押し上げの可能性に留意が必要である。
メモリ及び関連製品の製造・販売を主力事業とし、特にデータセンター向けSSDとスマートデバイス向けメモリに注力している。事業環境としては、フラッシュメモリ市場の循環的な変動リスクや、競合他社との価格競争激化が挙げられる。経営方針としては、「『記憶』で世界をおもしろくする」というミッションのもと、AI需要の拡大を捉え、データセンター向けSSD市場での成長を目指している。
高い収益性と資本効率を誇る一方で、自己資本比率の低さと営業利益率の悪化傾向は看過できない。AI需要拡大を背景としたデータセンター向けSSD市場の成長を活かし、収益性を維持・向上させつつ、財務体質の改善を図れるかが今後の成長を左右する重要なポイントとなる。
English version
※ EDINET DB API が生成・提供する AI要約です。投資判断は必ず一次情報(有価証券報告書・決算短信)をご確認ください。
業績推移
業績予想
| 項目 | 予想値 | 直近通期実績(2025年度) | 増減 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | — | 17,065億円 | — |
| 営業利益 | — | 4,517億円 | — |
| 純利益 | — | 2,723億円 | — |
| EPS | — | 519.96円 | — |
| 1株配当 (DPS) | 0.00円 | — | — |
| 予想PER* | — | 4.6倍 (実績) | — |
| 予想配当利回り* | 0.00% | — | — |
※ 業績予想は企業発表値です。四半期決算時点の通期見通しのため、期中で修正される可能性があります。 * 印は当サイトが PBR×BPS から推定した株価をもとに独自計算した参考指標です。
財務指標(2025年度)
主要指標
収益性
成長性
| 前年比 | 3Y CAGR | 5Y CAGR | |
|---|---|---|---|
| 売上高 | +58.5% | +3.8% | — |
| 営業利益 | — | — | — |
| 純利益 | — | +37.0% | — |
| EPS | — | +36.5% | — |
安全性
派生指標 参考
* 印は当サイトが EDINET から取得した財務データをもとに独自に計算した参考指標です。 EDINETから直接取得した数値ではないため、実際の市場値や各種データソースの公表値と乖離する場合があります。 投資判断は必ず一次情報をご確認ください。
業種比較 業種: 電気機器 日経225内同業 32社
| 指標 | 自社 | 日経225 同業平均 (32社) |
EDINET 全体平均 (234社) |
同業平均との偏差 |
|---|---|---|---|---|
| ROE | 45.9% | 12.3% | 7.1% | +33.60pt |
| PER | 4.6倍 | 25.7倍 | — | -21.10 |
| PBR | 1.75倍 | 2.43倍 | — | -0.68 |
| 配当利回り | — | 2.39% | — | — |
| 配当性向 | — | 43.4% | — | — |
| ROA | 9.3% | 6.3% | — | +3.04pt |
| 売上総利益率 | 33.4% | 38.3% | — | -4.91pt |
| 営業利益率 | 26.5% | 13.0% | 5.7% | +13.51pt |
| 純利益率 | 16.0% | 8.7% | — | +7.30pt |
※「日経225 同業平均」は当サイトで日経225採用銘柄から自前集計した値。 「EDINET 全体平均」は EDINET DB API が返す上場企業全体(中小・赤字含む)の平均で、ROE と営業利益率のみ提供されます。 偏差はパーセンテージポイント(pt)または倍率差。
キャッシュフロー(2025年度)
| 年度 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | フリーCF | 設備投資 | 現金等残高 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2025 | 4,764億円 | ▲1,730億円 | ▲3,227億円 | 3,034億円 | 2,256億円 | 1,679億円 |
| 2024 | 1,951億円 | ▲2,749億円 | 32億円 | ▲797億円 | — | 1,876億円 |
| 2023 | 3,391億円 | ▲4,986億円 | ▲508億円 | ▲1,595億円 | — | 2,614億円 |
| 2022 | 5,491億円 | ▲4,003億円 | ▲933億円 | 1,488億円 | — | 4,698億円 |
| 2021 | — | — | — | — | — | — |
※ フリーCF = 営業CF + 投資CF(投資CFは通常マイナス)。設備投資額は絶対値で表示。
損益計算書(2025年度)
| 項目 | 金額 | 売上比 |
|---|---|---|
| 売上高 | 17,065億円 | 100.0% |
| 売上原価 | 11,370億円 | 66.6% |
| 売上総利益 | 5,694億円 | 33.4% |
| 販管費 | 1,279億円 | 7.5% |
| 営業利益 | 4,517億円 | 26.5% |
| 経常利益 | 8億円 | 0.0% |
| 純利益 | 2,723億円 | 16.0% |
※ 会計基準: IFRS / 有報提出日: 2025-06-26 11:04。 売上原価・売上総利益・販管費が「—」の項目は EDINET に該当データが無いことを示します(金融・通信・IFRS企業など)。
貸借対照表(2025年度)
| 項目 | 金額 | 総資産比 |
|---|---|---|
| 資産 | ||
| 総資産 | 29,197億円 | 100.0% |
| 現金等 | 1,679億円 | 5.8% |
| その他資産 | 27,517億円 | 94.2% |
| 負債・純資産 | ||
| 総負債 | 21,821億円 | 74.7% |
| 有利子負債 | 9,995億円 | 34.2% |
| その他負債 | 11,826億円 | 40.5% |
| 純資産 | 7,376億円 | 25.3% |
| 自己資本 | 7,376億円 | 25.3% |
| うち利益剰余金 | ▲1,895億円 | -6.5% |
※「その他資産」「その他負債」は EDINET 取得値から計算で算出(その他資産 = 総資産 − 現金等、その他負債 = 総負債 − 有利子負債)。 利益剰余金は自己資本に含まれる内訳項目です。 総資産 = 総負債 + 純資産 が成立しない場合はデータの整合性をご確認ください。
事業規模・コスト構造(2025年度)
※「1人当たり売上」「売上比%」はサイト内で計算した派生指標です。 研究開発費は製造業以外では非開示の場合があります(サービス業・金融業など)。
信用評価履歴 EDINET DB スコア(過去5年分)
※ EDINET DB API が独自の指標と業種ベンチマークから算出するスコア・ランク・コメントです。 S = 90点以上 / A = 75-89点 / B = 60-74点 / C/D = それ未満。
直近の決算短信
| 開示日時 | タイトル | 区分 | 売上高 | 前年比 | 営業利益 | 前年比 | 純利益 | 前年比 | EPS | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-05-15 15:30 | 2026年3月期 決算短信〔IFRS〕(連結) | Q4 | 23,376億円 | +37.0% | 8,704億円 | +92.7% | 5,545億円 | +103.6% | 1,024.1 | |
| 2026-02-12 15:30 | 2026年3月期 第3四半期決算短信〔IFRS〕(連結) | Q3 | 13,348億円 | -1.8% | 2,736億円 | -34.0% | 1,468億円 | -41.8% | 271.7 |
業績概況・今後の見通し(2026-05-15 発表分) 約12,901字
qualitative
○添付資料の目次
1.経営成績等の概況 ………………………………………………………………………………………………………
2
(1)当期の経営成績の概況 ……………………………………………………………………………………………
2
(2)当期の財政状態の概況 ……………………………………………………………………………………………
5
(3)当期のキャッシュ・フローの概況 ………………………………………………………………………………
5
(4)今後の見通し ………………………………………………………………………………………………………
6
2.会計基準の選択に関する基本的な考え方 ……………………………………………………………………………
6
3.連結財務諸表及び主な注記 ……………………………………………………………………………………………
7
(1)連結財政状態計算書 ………………………………………………………………………………………………
7
(2)連結損益計算書及び連結包括利益計算書 ………………………………………………………………………
9
(3)連結持分変動計算書 ………………………………………………………………………………………………
11
(4)連結キャッシュ・フロー計算書 …………………………………………………………………………………
12
(5)連結財務諸表に関する注記事項 …………………………………………………………………………………
13
1.経営成績等の概況
(1)当期の経営成績の概況
当社及びその子会社(以下「当社グループ」)並びに関連会社及び共同支配の取決めに対する持分を含む経営成績等の状況の概要は次のとおりです。
当社グループはメモリ事業の単一セグメントであるため、セグメントごとの記載は省略していますが、売上収益を製品の用途に応じたアプリケーション別に区分しています。「SSD & ストレージ」には主にPC、データセンター、エンタープライズ向けSSD製品及びメモリ製品が含まれています。「スマートデバイス」にはスマートフォン、タブレット、テレビ等の民生機器、車載、産業機器等の用途で使用される制御機能付きの組み込み式メモリ製品が含まれています。「その他」にはSDメモリカード、USBメモリ等のリテール向け製品及び製造合弁会社3社経由で計上されるSandiskグループ向けの売上等が含まれています。
なお、当社グループが属する半導体メモリ業界では事業環境が短期間に大きく変化する特徴等があることから、年度計画値及び当該達成状況に係る記載は省略しています。
また、当社グループは、経営者が意思決定する際に使用する社内指標(以下「Non-GAAP指標」)及びIFRSに基づく指標の双方によって、連結経営成績を開示しています。
Non-GAAP指標は、当社グループの本来の収益力を評価しやすくするためにIFRSに基づく数値から、非経常的な項目やその他特定の調整項目を控除もしくは調整したものです。
経営者は、Non-GAAP指標を開示することで、ステークホルダーにとって同業他社比較や過年度比較が容易になり、当社グループの恒常的な経営成績や将来見通しを理解する上で有益な情報を提供できると判断しています。Non-GAAP指標は、当社グループの経営上の社内指標であり、IFRSに基づく会計項目ではなく、また、監査法人の監査又は期中レビューを受けた数値ではありません。そのため、当社グループの実際の財政状態や経営成績を正確に示していない可能性があります。なお、非経常的な項目とは、買収等に伴い発生したPPA(Purchase Price Allocation)による影響額や重要な税制の変更影響額など、控除もしくは調整すべきと当社グループが判断する一過性の利益や損失のことです。また、その他特定の調整項目とは、勤務継続型株式報酬制度及び業績連動型株式報酬制度における報酬の当年度費用計上額など、適用する会計基準等により差異が生じ易く企業間の比較可能性が低いと当社グループが判断する利益や損失のことです。
当連結会計年度(2025年4月1日~2026年3月31日)における世界経済は、先進国において、足元では労働市場に減速が見られ、物価上昇が個人消費に影響を与えているものの、旺盛なAI需要を中心とした設備投資が堅調さを維持し、景気は底堅く推移しました。新興国においては、輸出は総じて増加しているものの、住宅市場の低迷が長引く中で投資が縮小しており個人消費が伸び悩み、全体としては弱い動きが続いています。また、中東地域やウクライナをはじめとした地政学リスクは引き続き高く、世界経済における不透明な見通しが続いています。当連結会計年度において米ドルの平均為替レートは前期比で円高に推移しました。
フラッシュメモリ市場において、前年度末に発生した顧客の在庫調整が正常化し、スマートフォン、PC向け需要の回復に加え、データセンター及びエンタープライズ向けではAI用途によるサーバーの需要が増加しており、市場の拡大が継続しております。
■前四半期比較表
当第3四半期
連結会計期間
(自2025年10月1日
至2025年12月31日)
当第4四半期
連結会計期間
(自2026年1月1日
至2026年3月31日)
前四半期比
(+:増加、
-:減少)
売上収益
5,436
億円
1兆29
億円
+4,592
億円
SSD & ストレージ
3,004
億円
6,003
億円
+2,999
億円
スマートデバイス
1,863
億円
3,373
億円
+1,511
億円
その他
570
億円
652
億円
+82
億円
Non-GAAP営業利益
1,447
億円
5,991
億円
+4,545
億円
PPA影響額等(△損失)
△3
億円
△3
億円
-0
億円
株式報酬費用(△損失)
△16
億円
△21
億円
-4
億円
営業利益
1,428
億円
5,968
億円
+4,540
億円
税引前四半期利益
1,217
億円
5,783
億円
+4,566
億円
四半期利益
878
億円
4,077
億円
+3,199
億円
Non-GAAP親会社の所有者に帰属する四半期利益
895
億円
4,099
億円
+3,204
億円
親会社の所有者に帰属する
四半期利益
878
億円
4,077
億円
+3,199
億円
Non-GAAP基本的1株当たり四半期利益
165.28
円
751.78
円
+586.50
円
基本的1株当たり四半期利益
162.13
円
747.72
円
+585.59
円
米ドル平均為替レート
153
円
155
円
+2
円
(注)本表における億円単位表記箇所については、億円未満を四捨五入した数値を記載しています。
当第4四半期連結会計期間(2026年1月1日~3月31日、以下「当四半期」)の売上収益は1兆29億円(前四半期比4,592億円増加)となりました。これは出荷量(記憶容量ベース)が減少したものの、平均販売単価の大幅な上昇などによるものです。アプリケーション別では、SSD & ストレージの売上収益は6,003億円(前四半期比2,999億円増加)、スマートデバイスの売上収益は3,373億円(前四半期比1,511億円増加)となりました。
営業利益は5,968億円(前四半期比4,540億円改善)となりました。これは主に前述の増収の影響によるものです。
税引前四半期利益は5,783億円(前四半期比4,566億円改善)となりました。
親会社の所有者に帰属する四半期利益は4,077億円(前四半期比3,199億円改善)となりました。
また、PPA影響額等(△3億円)及び株式報酬費用(△21億円)を除くNon-GAAP営業利益は5,991億円(前四半期比4,545億円改善)、さらにNon-GAAP親会社の所有者に帰属する四半期利益は4,099億円(前四半期比3,204億円改善)となりました。
■前期比較表
前連結会計年度
(自2024年4月1日
至2025年3月31日)
当連結会計年度
(自2025年4月1日
至2026年3月31日)
前期比
(+:増加、
-:減少)
売上収益
1兆7,065
億円
2兆3,376
億円
+6,312
億円
SSD & ストレージ
9,911
億円
1兆3,626
億円
+3,715
億円
スマートデバイス
5,011
億円
7,600
億円
+2,588
億円
その他
2,142
億円
2,150
億円
+8
億円
Non-GAAP営業利益
4,530
億円
8,762
億円
+4,232
億円
PPA影響額等(△損失)
△13
億円
△11
億円
+2
億円
株式報酬費用(△損失)
-
億円
△47
億円
-47
億円
営業利益
4,517
億円
8,704
億円
+4,186
億円
税引前利益
3,707
億円
7,841
億円
+4,134
億円
当期利益
2,723
億円
5,545
億円
+2,822
億円
Non-GAAP親会社の所有者に帰属する当期利益
2,660
億円
5,596
億円
+2,936
億円
親会社の所有者に帰属する
当期利益
2,723
億円
5,545
億円
+2,822
億円
Non-GAAP基本的1株当たり当期利益
507.89
円
1,033.58
円
+525.69
円
基本的1株当たり当期利益
519.96
円
1,024.07
円
+504.11
円
米ドル平均為替レート
153
円
150
円
-3
円
(注)本表における億円単位表記箇所については、Non-GAAP数値並びにPPA影響額等及び株式報酬費用を除き
「3.連結財務諸表及び主な注記」に記載の数値から億円未満を四捨五入した数値を記載しています。
当連結会計年度(2025年4月1日~2026年3月31日)の売上収益は2兆3,376億円(前期比6,312億円増加)となりました。この大幅な増収は主に、生成AI用途を中心としたデータセンター向け顧客の力強い需要による平均販売単価の大幅な上昇や出荷量(記憶容量ベース)が増加したことによるものです。
営業利益は8,704億円(前期比4,186億円改善)となりました。この大幅な改善は、前述の増収の影響などによるものです。
税引前利益は7,841億円(前期比4,134億円改善)となりました。
親会社の所有者に帰属する当期利益は5,545億円(前期比2,822億円改善)となりました。
また、PPA影響額等(△11億円)、株式報酬費用(△47億円)を除くNon-GAAP営業利益は8,762億円(前期比4,232億円改善)、さらにNon-GAAP親会社の所有者に帰属する当期利益は5,596億円(前期比2,936億円改善)となりました。
(2)当期の財政状態の概況
前連結会計年度
(2025年3月31日)
当連結会計年度
(2026年3月31日)
前期末比増減
(+:増加、-:減少)
資産合計
2兆9,197億円
3兆6,901億円
+7,704億円
負債合計
2兆1,820億円
2兆2,910億円
+1,090億円
資本合計
7,377億円
1兆3,991億円
+6,614億円
親会社の所有者に帰属する持分
7,376億円
1兆3,989億円
+6,614億円
親会社所有者帰属持分比率
25.3%
37.9%
+12.6ポイント
(注)本表における億円単位表記箇所については、「3.連結財務諸表及び主な注記」に記載の数値から億円未満を四捨五入した数値を記載しています。
(資産)
当連結会計年度末の資産は3兆6,901億円となり、前期末に比べて7,704億円増加しました。
これは、主に増収により営業債権及びその他の債権が4,220億円、現金及び現金同等物が3,028億円増加したことによるものです。
(負債)
当連結会計年度末の負債は2兆2,910億円となり、前期末に比べて1,090億円増加しました。
これは、非転換型優先株式の償還等によりその他の金融負債が3,210億円減少した一方で、米ドル建て無担保普通社債の発行等により社債及び借入金が2,699億円増加したことや、営業債務及びその他の債務が909億円増加したことなどによるものです。
(資本)
当連結会計年度末の資本は1兆3,991億円となり、前期末に比べて6,614億円増加しました。
これは、主に当期利益5,545億円を計上したことによるものです。この結果、親会社所有者帰属持分比率は37.9%となり、前期末に比べて12.6ポイント増加しました。
(3)当期のキャッシュ・フローの概況
前連結会計年度
(自2024年4月1日
至2025年3月31日)
当連結会計年度
(自2025年4月1日
至2026年3月31日)
前期比増減
(+:増加、
-:減少)
営業活動によるキャッシュ・フロー
4,764億円
6,165億円
+1,401億円
投資活動によるキャッシュ・フロー
△1,730億円
△2,215億円
-485億円
財務活動によるキャッシュ・フロー
△3,227億円
△961億円
+2,266億円
(注)本表における億円単位表記箇所については、「3.連結財務諸表及び主な注記」に記載の数値から億円未満を四捨五入した数値を記載しています。
当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は4,707億円となり、前期末に比べて3,028億円増加しました。各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、次のとおりです。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果、獲得した資金は6,165億円(前期は4,764億円の獲得)となりました。
その内容は、税引前利益7,841億円(前期は税引前利益3,707億円)、減価償却費及び償却費3,128億円(前期は3,123億円)があった一方で、営業債権及びその他の債権の増加による3,977億円の資金支出(前期は894億円の支出)があったためです。また、獲得した資金が前期比1,401億円増加した主な要因は、当期は営業債権及びその他の債権の増加額が増加したものの、税引前利益の増加額がこれを上回ったことによるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果、使用した資金は2,215億円(前期は1,730億円の使用)となりました。
その内容は、有形固定資産の取得による支出2,811億円(前期は2,238億円の使用)などです。また、使用した資金が前期比で485億円増加した主な要因は、設備投資の増加に伴い、有形固定資産の取得による支出が増加したことによるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果、使用した資金は961億円(前期は3,227億円の使用)となりました。
その内容は、2025年7月に実施した資本負債構成の再構築などに伴う長期借入金の返済による支出6,164億円及び非転換型優先株式の償還による支出3,230億円などです。一方、新たな長期借入による収入5,356億円や米ドル建て無担保普通社債を発行したことによる収入3,267億円がありました。また、使用した資金が前期比2,266億円減少した主な要因は、新たな長期借入や社債の発行による収入の増加分が借入金の返済や非転換型優先株式の償還による支出の増加分を上回ったことによるものです。
(4)今後の見通し
2027年3月期第1四半期連結会計期間(2026年4月1日~2026年6月30日)の業績予想は以下のとおりであります。
第1四半期においては、データセンター向けの需要が引き続き旺盛に推移することが予想されることから、2026年3月期第4四半期連結会計期間に対して増収増益を見込んでいます。
連結業績予想 2027年3月期第1四半期連結会計期間(2026年4月1日~2026年6月30日)
(%表示は、対前四半期増減率)
2026年3月期
第4四半期
(実績)
2027年3月期
第1四半期
(見通し)
売上収益
1兆29億円
1兆7,500億円
+74.5%
Non-GAAP営業利益
5,991億円
1兆3,000億円
+117.0%
営業利益
5,968億円
1兆2,980億円
+117.5%
Non-GAAP親会社の所有者に帰属する四半期利益
4,099億円
8,700億円
+112.2%
親会社の所有者に帰属する
四半期利益
4,077億円
8,690億円
+113.1%
Non-GAAP基本的1株当たり四半期利益
751.78円
1,593.15円
+841.37円
基本的1株当たり四半期利益
747.72円
1,591.32円
+843.60円
米ドル平均為替レート
155円
159円
+4円
将来見通し等に関するご注意
将来に関する記述は、当社が現時点で把握可能な情報から判断した想定及び所信に基づくものであり、多様なリスクや不確実性(経済動向、市場需要、半導体業界における激しい競争等がありますが、これらに限られません。)により、実際の結果とは異なる可能性があるのでご承知おきください。また、当社は本資料上の将来予想に関する記述について更新する義務を負うものではありません。
本資料に記載されるメモリ市場の見通し等に関する情報は、現時点で入手可能な情報に基づいて作成しているものであり、当社がその真実性、正確性、合理性及び網羅性について保証するものではありません。
本資料には、経営者が意思決定する際に使用する社内指標(Non-GAAP指標)が含まれています。Non-GAAP指標は、IFRS上の数値から非経常的な項目やその他特定の調整項目を控除もしくは調整したものです。Non-GAAP指標は、当社グループの経営上の社内指標であり、IFRSに基づく会計項目ではなく、また、監査法人の監査又は期中レビューを受けた数値ではありません。そのため、当社グループの実際の財政状態や経営成績を正確に示していない可能性があります。
2.会計基準の選択に関する基本的な考え方
当社グループは、資本市場における財務情報の国際的な比較可能性及び利便性の向上を図るため、設立初年度の連結財務諸表より国際会計基準を適用しております。
3.連結財務諸表及び主な注記
(1)連結財政状態計算書
(単位:百万円)
前連結会計年度
(2025年3月31日)
当連結会計年度
(2026年3月31日)
資産
流動資産
現金及び現金同等物
167,932
470,707
営業債権及びその他の債権
238,594
660,559
その他の金融資産
3,971
7,191
棚卸資産
352,863
412,612
その他の流動資産
43,349
66,760
流動資産合計
806,709
1,617,829
非流動資産
有形固定資産
1,100,181
1,055,255
使用権資産
197,063
178,092
のれん
395,256
395,585
無形資産
10,658
11,192
持分法で会計処理されている投資
7,401
8,097
その他の金融資産
63,179
219,230
その他の非流動資産
20,069
27,285
繰延税金資産
319,163
177,506
非流動資産合計
2,112,970
2,072,242
資産合計
2,919,679
3,690,071
(単位:百万円)
前連結会計年度
(2025年3月31日)
当連結会計年度
(2026年3月31日)
負債及び資本
負債
流動負債
社債及び借入金
246,508
175,452
営業債務及びその他の債務
504,011
594,917
リース負債
42,521
43,911
その他の金融負債
28,058
28,338
未払法人所得税
38,183
104,516
引当金
3,328
3,876
その他の流動負債
122,564
146,998
流動負債合計
985,173
1,098,008
非流動負債
社債及び借入金
531,198
872,116
リース負債
179,294
161,710
その他の金融負債
321,261
-
退職給付に係る負債
46,477
42,871
引当金
7,560
12,840
その他の非流動負債
111,017
102,725
繰延税金負債
3
722
非流動負債合計
1,196,810
1,192,984
負債合計
2,181,983
2,290,992
資本
資本金
25,239
31,284
資本剰余金
866,665
875,804
その他の資本の構成要素
35,208
124,888
利益剰余金
△189,547
366,955
自己株式
-
△2
親会社の所有者に帰属する持分合計
737,565
1,398,929
非支配持分
131
150
資本合計
737,696
1,399,079
負債及び資本合計
2,919,679
3,690,071
(2)連結損益計算書及び連結包括利益計算書
(連結損益計算書)
(単位:百万円)
前連結会計年度
(自2024年4月1日
至2025年3月31日)
当連結会計年度
(自2025年4月1日
至2026年3月31日)
売上収益
1,706,460
2,337,628
売上原価
1,137,027
1,324,724
売上総利益
569,433
1,012,904
販売費及び一般管理費
127,851
146,581
その他の収益
14,675
8,902
その他の費用
4,509
4,856
営業利益
451,748
870,369
金融収益
3,707
9,499
金融費用
85,328
96,708
持分法による投資利益
542
935
税引前利益
370,669
784,095
法人所得税費用
98,348
229,599
当期利益
272,321
554,496
当期利益の帰属
親会社の所有者
272,315
554,490
非支配持分
6
6
当期利益
272,321
554,496
1株当たり当期利益
基本的1株当たり当期利益(円)
519.96
1,024.07
希薄化後1株当たり当期利益(円)
515.45
1,009.15
(連結包括利益計算書)
(単位:百万円)
前連結会計年度
(自2024年4月1日
至2025年3月31日)
当連結会計年度
(自2025年4月1日
至2026年3月31日)
当期利益
272,321
554,496
その他の包括利益
純損益に振り替えられることのない項目
その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産の純変動
△16,979
80,309
確定給付制度の再測定
1,652
2,008
純損益に振り替えられることのない項目合計
△15,327
82,317
純損益に振り替えられる可能性のある項目
在外営業活動体の換算差額
△1,526
6,178
キャッシュ・フロー・ヘッジの有効部分
2,123
3,657
持分法適用会社におけるその他の包括利益に対する持分
△10
31
純損益に振り替えられる可能性のある項目合計
587
9,866
税引後その他の包括利益
△14,740
92,183
当期包括利益
257,581
646,679
当期包括利益の帰属
親会社の所有者
257,581
646,660
非支配持分
0
19
当期包括利益
257,581
646,679
(3)連結持分変動計算書
(単位:百万円)
資本金
資本
剰余金
その他の
資本の
構成要素
利益
剰余金
自己株式
親会社の
所有者に
帰属する
持分合計
2024年4月1日時点の残高
10,000
851,517
51,172
△463,054
-
449,635
当期利益
-
-
-
272,315
-
272,315
その他の包括利益
-
-
△14,734
-
-
△14,734
当期包括利益合計
-
-
△14,734
272,315
-
257,581
新株の発行
15,229
15,138
-
-
-
30,367
株式報酬取引
10
10
△40
2
-
△18
その他の資本の構成要素
から利益剰余金への振替
-
-
△1,190
1,190
-
-
所有者との取引額合計
15,239
15,148
△1,230
1,192
-
30,349
2025年3月31日時点の残高
25,239
866,665
35,208
△189,547
-
737,565
当期利益
-
-
-
554,490
-
554,490
その他の包括利益
-
-
92,170
-
-
92,170
当期包括利益合計
-
-
92,170
554,490
-
646,660
新株の発行
5,795
5,795
-
-
-
11,590
自己株式の取得
-
-
-
-
△2
△2
株式報酬取引
250
3,344
△482
4
-
3,116
その他の資本の構成要素
から利益剰余金への振替
-
-
△2,008
2,008
-
-
所有者との取引額合計
6,045
9,139
△2,490
2,012
△2
14,704
2026年3月31日時点の残高
31,284
875,804
124,888
366,955
△2
1,398,929
非支配
持分
資本
合計
2024年4月1日時点の残高
131
449,766
当期利益
6
272,321
その他の包括利益
△6
△14,740
当期包括利益合計
0
257,581
新株の発行
-
30,367
株式報酬取引
-
△18
その他の資本の構成要素
から利益剰余金への振替
-
-
所有者との取引額合計
-
30,349
2025年3月31日時点の残高
131
737,696
当期利益
6
554,496
その他の包括利益
13
92,183
当期包括利益合計
19
646,679
新株の発行
-
11,590
自己株式の取得
-
△2
株式報酬取引
-
3,116
その他の資本の構成要素
から利益剰余金への振替
-
-
所有者との取引額合計
-
14,704
2026年3月31日時点の残高
150
1,399,079
(4)連結キャッシュ・フロー計算書
(単位:百万円)
前連結会計年度
(自2024年4月1日
至2025年3月31日)
当連結会計年度
(自2025年4月1日
至2026年3月31日)
営業活動によるキャッシュ・フロー
税引前利益
370,669
784,095
減価償却費及び償却費
312,307
312,826
減損損失
30
366
金融収益
△3,707
△9,499
金融費用
85,328
96,708
持分法による投資損益(△は益)
△542
△935
固定資産除売却損益(△は益)
△6,883
△1,168
棚卸資産の増減額(△は増加)
△82,092
△55,765
営業債権及びその他の債権の増減額(△は増加)
△89,361
△397,696
営業債務及びその他の債務の増減額(△は減少)
△12,373
53,165
退職給付に係る負債の増減額(△は減少)
376
△744
その他
△8,700
△20,703
小計
565,052
760,650
利息及び配当金の受取額
3,366
4,019
利息の支払額
△82,409
△88,709
法人所得税の支払額又は還付額(△は支払)
△9,593
△59,420
営業活動によるキャッシュ・フロー
476,416
616,540
投資活動によるキャッシュ・フロー
有形固定資産の取得による支出
△223,847
△281,062
有形固定資産の売却による収入
8,820
6,254
無形資産の取得による支出
△1,756
△2,612
政府補助金による収入
43,748
56,396
その他
24
△488
投資活動によるキャッシュ・フロー
△173,011
△221,512
財務活動によるキャッシュ・フロー
短期借入金及びリボルビング・クレジット・ファシリティ実行残高の純増減額(△は減少)
△126,400
-
長期借入による収入
68,020
535,637
長期借入金の返済による支出
△265,879
△616,429
社債の発行による収入
-
326,656
リース負債の返済による支出
△28,787
△30,528
優先株式の償還による支出
-
△322,996
株式の発行による収入
30,367
11,588
自己株式の取得による支出
-
△2
財務活動によるキャッシュ・フロー
△322,679
△96,074
現金及び現金同等物に係る換算差額
△387
3,821
現金及び現金同等物の増減額(△は減少)
△19,661
302,775
現金及び現金同等物の期首残高
187,593
167,932
現金及び現金同等物の期末残高
167,932
470,707
(5)連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(セグメント情報等)
(1)報告セグメントに関する情報
当社グループは、メモリ事業の単一セグメントであるため、記載を省略しています。
(2)製品及びサービスに関する情報
当社グループのアプリケーション別の売上収益に関する情報は以下のとおりです。
(単位:百万円)
前連結会計年度
(自 2024年4月1日
至 2025年3月31日)
当連結会計年度
(自 2025年4月1日
至 2026年3月31日)
SSD & ストレージ
991,147
1,362,638
スマートデバイス
501,142
759,978
その他
214,171
215,012
合計
1,706,460
2,337,628
(1株当たり情報)
基本的1株当たり当期利益及び希薄化後1株当たり当期利益の計算基礎は以下のとおりです。
前連結会計年度
(自 2024年4月1日
至 2025年3月31日)
当連結会計年度
(自 2025年4月1日
至 2026年3月31日)
親会社の所有者に帰属する当期利益(百万円)
272,315
554,490
普通株式の加重平均株式数(株)
523,718,990
541,455,417
普通株式増加数
新株発行による増資(株)
21,562,500
-
新株予約権の行使(株)
292,680
6,728,880
勤務継続型株式報酬に基づく株式支給(株)
-
2,230
希薄化効果の影響(株)
新株予約権(株)
4,582,960
7,009,057
勤務継続型株式報酬(株)
-
336,037
業績連動型株式報酬(株)
-
660,395
希薄化効果の影響調整後(株)
528,301,950
549,460,906
1株当たり当期利益
基本的1株当たり当期利益(円)
519.96
1,024.07
希薄化後1株当たり当期利益(円)
515.45
1,009.15
(注)希薄化効果を有しないため希薄化後1株当たり当期利益の計算に含めなかった潜在株式は、前連結会計年度末及び当連結会計年度末においてありません。
(重要な後発事象)
(1)Nanya Technology Corporationの株式の取得
キオクシア株式会社は、2026年4月8日にNanya Technology Corporationの株式を取得しました。取得の対価は
15,673百万台湾ドル(78,208百万円)です。
(2)借入金の繰上返済及び契約解除
当社は、2026年4月27日に、以下の金銭消費貸借契約に基づく借入金のうち127,500百万円を返済期限に先立ち
繰上返済しました。
また、当社は2026年5月15日に、当該契約に基づく借入残額の全額を返済するとともに、当該契約を解除する旨
を債権者に通知しました。本全額返済及び契約解除は2026年5月25日に実行される予定です。
これらの繰上返済及び契約解除が連結損益計算書に与える影響は軽微です。
契約日
2025年7月17日
主要な借入先
の名称
株式会社三井住友銀行、株式会社三菱UFJ銀行、株式会社みずほ銀行、株式会社日本政策投資銀行
借入金総額
447,500百万円
リボルビング・クレジット・ファシリティ枠210,000百万円
適用利率
TIBOR+スプレッド
返済期限
2029年7月31日
財務制限条項
① 当社グループの連結当期純損益が2連結会計年度連続で損失とならないこと。
② 連結財政状態計算書における資本の合計の額が5,000億円又は前年同期における資本の合計の75%に相当する額のいずれか高い方を上回ること。
③ 連結レバレッジ・レシオが、以下の表に記載の数値を2基準期間連続で超えないこと。
2025年9月30日
3.25 : 1
2026年3月31日
3.25 : 1
2026年9月30日
3.00 : 1
2027年3月31日
3.00 : 1
2027年9月30日
3.00 : 1
2028年3月31日
3.00 : 1
2028年9月30日
2.75 : 1
2029年3月31日
2.75 : 1
[定義及び算式]
① 連結:IFRSに準拠して作成された連結財務諸表数値
② 連結レバレッジ・レシオ:連結Debt/連結EBITDA
・連結Debt:基準期間の末日の連結有利子負債(但し、リース負債を除く)
・連結EBITDA:基準期間における連結営業利益に連結営業利益の計算において控除される有形固定資産及び無形資産の償却費を加算した額。
担保等
本金銭消費貸借契約に関連して、借入先に対する担保提供は行っておりません。
出典: 決算短信PDF(外部リンク)
財務データ推移
| 年度 | 売上高 | 営業利益 | 純利益 | 総資産 | 純資産 | EPS | 配当 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2025 | 17,065億円 | 4,517億円 | 2,723億円 | 29,197億円 | 7,376億円 | 520.0 | — |
| 2024 | 10,766億円 | ▲2,527億円 | ▲2,437億円 | 28,649億円 | 4,496億円 | -471.0 | — |
| 2023 | 12,821億円 | ▲990億円 | ▲1,381億円 | 29,745億円 | 6,581億円 | -266.9 | — |
| 2022 | 15,265億円 | 2,162億円 | 1,059億円 | 30,683億円 | 7,939億円 | 204.7 | — |
| 2021 | 54億円 | — | 10億円 | 20,950億円 | 11,764億円 | — | — |
事業の状況(有価証券報告書より)
最新の有価証券報告書から、事業内容・リスク・経営方針・経営成績の概況を掲載します。各セクションをクリックして展開してください。
事業の内容
事業等のリスク
事業方針・経営環境
経営者による分析
役員の状況
※ 出典: EDINET DB API より取得した有価証券報告書(2025年度)。 全文は 金融庁 EDINET でご確認ください。
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